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中野坂上駅

東京都中野区にある東京地下鉄・東京都交通局の駅 ウィキペディアから

中野坂上駅map
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中野坂上駅(なかのさかうええき)は、東京都中野区にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局都営地下鉄)の

概要 中野坂上駅, 所在地 ...

東京メトロの駅は本町二丁目に、東京都交通局の駅は中央二丁目にそれぞれ所在する。

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概要

東京メトロの丸ノ内線と、都営地下鉄の大江戸線が乗り入れ、接続駅となっている。各路線の駅番号は丸ノ内線がM 06、大江戸線がE 30である。

丸ノ内線は当駅で本線と分岐線が分岐しており、かつ当駅が後者の起点駅となっている。分岐線の電車は当駅2番線で折り返す。

年表

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駅構造

要約
視点

東京メトロ

青梅街道の直下に位置する島式ホーム2面3線を有する地下駅である。地上の青梅街道の道路幅が24.0 mで、中線を有する2面ホーム構造の駅には狭く道路幅の制約から、やむを得ず中線(分岐線)は1線のみとなった[13]。道路をはみ出て私有地内に駅構築を設ける場合、用地交渉に大きな時間を要することから、早期完成を優先して現在の構造となった[13]。各ホームの幅員は5.5 m、ホーム延長は120 mを確保した[13][14]。当駅から、荻窪方へ向かう本線と方南町方へ向かう分岐線に分かれるため、当駅から荻窪方に向かう本線は分岐線の下をくぐり新中野駅に向かう[14]

中野坂上交差点方面改札には、ホームと改札コンコースを連絡するエスカレーターが設置されているほか、改札外コンコースと1番出口の間は階段に加えてエスカレーターも併設されている。エレベーターは中野坂上サンブライトビル内にあり、改札外コンコースとを連絡している。また、本町方面改札にはホームと地下3階の改札内コンコースを連絡するエスカレーターとエレベーターが設置されているほか、改札外コンコースと3番出口の間にもエスカレーターとエレベーターが設置されている。

当駅は、「新宿駅務管区中野坂上地域」として近隣の駅を管理している[15]

のりば

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(出典:東京メトロ:構内図

当駅は分岐線の起点および始発・終着駅であるが、2019年7月5日のダイヤ改正より2、3本に1本が池袋方面と直通しているほか、中野車両基地への入庫を兼ねて荻窪発中野富士見町行き列車が深夜に一部存在する[注釈 2]

分岐線内運行の電車は中央の2番線で折り返し、両側のドアが開くので1番線ホームと3番線ホームの双方から乗り降りすることができる。ただし、池袋方面行き列車は池袋方面ホーム(3番線)に、池袋方面からの列車は荻窪方面ホーム(1番線)に発着する。

丸ノ内線は第三軌条方式を採用している。通常は乗客が万一軌道部に転落した場合の感電の危険性を減らす目的で、駅構内の第三軌条はホームの反対側に設置される。しかし、当駅では2番線ホーム(分岐線発着ホーム)は両側から乗り降りが可能なため、3番線ホーム側直下に第三軌条があり、感電の危険性が高い状態であった[注釈 3]。このためレールおよび防護カバーは警戒の意味で赤色に塗られ、さらに第三軌条の側面にも防護カバーを取り付ける措置がとられた。

2001年頃にホーム改装工事を実施した際に、柱の上部の色で方面を分かりやすくするため、荻窪方面は水色に黄緑色、池袋方面は水色に桃色のタイルが貼付された。

2004年に分岐線はワンマン運転を開始し、2番線ホームに可動式ホーム柵が設置された。電車到着時以外は可動式ホーム柵が閉まっているため、安全が確保されるようになった。さらに2006年には、本線でもワンマン運転を開始するため、1・3番線ホームにも可動式ホーム柵が設置された。色および開閉時のチャイムは1・3番線と2番線で異なる。本線でもワンマン運転が開始されたのは2009年3月28日からで、これで丸ノ内線全線がワンマン運転となった[17]。なお、ホーム柵設置から全線でのワンマン運転開始までは1・3番線の発車ブザーを可動式ホーム柵の線路側に移設しており、列車により発車ブザーを鳴らすことがあった。

自動改札機は、1990年代初頭から各駅への本格導入が始まったが、それ以前にも、1974年頃から有楽町線銀座一丁目駅・池袋駅、東京メトロ日比谷線恵比寿駅とともに試験的に設置されていた。

開業以来、改札口と出入口は西新宿側のみに設置されていたが、2012年8月11日始発より、新中野・中野新橋駅側に本町方面改札と3番出口が新たに設置された[11]。本町方面改札はホームの直下に位置し、上りエスカレーター、エレベーターも設置されている。

夜間留置が設定されている。平日は池袋発中野坂上止まりの最終電車が、土休日は池袋発新宿止まりの最終電車が回送されて留置となる。

発車メロディ

ワンマン運転開始に伴い、全ホームでスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[18][19]

当初は1番線と3番線のみ導入されていたが、方南町駅への6両編成の列車の乗り入れを開始した2019年7月5日に、2番線にも導入された。

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都営地下鉄

山手通り首都高速中央環状線山手トンネルの直下に位置する、島式ホーム1面2線を有する地下駅である。首都高速道路と競合することから、高速道路と地下鉄との一体構造で建設された[20]。駅部は開削延長160 m 、地下5層(中間階含む)構造となっている[20]。掘削深さは首都高速道路部が24.5 m、大江戸線部が36.8 mである[20]

丸ノ内線当駅の深さは9.8 mであるが[注釈 4][21]、大江戸線当駅の深さは33.4 mと非常に深くなっている[注釈 5][22]

地下1階を大江戸線の改札口やコンコース、中地下2階は首都高速道路の吸排気設備、地下2階が首都高速中央環状線、地下3階は大江戸線の換気設備、地下4階が大江戸線の軌道・ホームとなる[20]。このため、一般的な地下鉄駅の建設工事よりも3 - 4倍もの大規模とものとなった[20]。また、改札口からホームまでを連絡するエスカレーターの距離が非常に長いのが特徴である。

なお山手トンネルは丸ノ内線のわずか2 m下、都営大江戸線の5 m上の隙間を通している[注釈 6]

駅業務は東京都営交通協力会に委託されており、都庁前駅務管理所管内の受託駅を統括する8区ブロック長が配置されている。

のりば

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(出典:都営地下鉄:駅構内図

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利用状況

要約
視点
  • 東京メトロ - 2024年度の1日平均乗降人員73,237人である[メトロ 1]
    東京メトロ全130駅中56位。
  • 都営地下鉄 - 2023年度の1日平均乗降人員は38,114人乗車人員:18,906人、降車人員:19,208人)である[都交 1]
    大江戸線全38駅中17位。

年度別1日平均乗降人員

近年の1日平均乗降人員は下表の通り。

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年度別1日平均乗車人員(1960年 - 2000年)

近年の1日平均乗車人員は下表の通り。

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年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

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備考
  1. 1961年2月8日開業。開業日から1961年3月31日までの計52日間を集計したデータ。
  2. 1997年12月19日開業。
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駅周辺

バス路線

中野坂上駅
中野坂上
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隣の駅

東京地下鉄(東京メトロ)
M Mb 丸ノ内線
本線
新中野駅 (M 05) - 中野坂上駅 (M 06) - 西新宿駅 (M 07)
分岐線
中野新橋駅 (Mb 05) - 中野坂上駅 (M 06)
東京都交通局(都営地下鉄)
E 都営大江戸線
西新宿五丁目駅 (E 29) - 中野坂上駅 (E 30) - 東中野駅 (E 31)

登場作品

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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