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九州サッカーリーグ

日本の男子サッカーリーグ ウィキペディアから

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九州サッカーリーグ(きゅうしゅうサッカーリーグ、通称Kyuリーグ)は、日本九州地方の8県(福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県)に所在する第1種登録のクラブチームが参加するサッカーリーグである。日本全国に9つある地域リーグのひとつであり、日本サッカーのリーグ構成において、日本フットボールリーグ(JFL)を4部とみなした場合は実質5部に相当する。

概要 九州サッカーリーグ, 加盟国 ...
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概要

要約
視点

歴史

1973年三菱化成黒崎、全西鉄(ともに福岡県)、楠葉クラブ(佐賀県)、熊本教員鶴屋(ともに熊本県)、鹿児島教員、鹿児島クラブ(ともに鹿児島県)の7クラブによる地域リーグとして発足した。

翌年、鶴屋の脱退および中津クラブ、大分スポーツ(ともに大分県)の加盟により8クラブ体制となり、さらに1982年三菱重工長崎長崎県)、京セラ川内(鹿児島県)の加盟によって10クラブ体制に拡大、その後は上位リーグとの間に昇・降格クラブなどがない限り原則10クラブによるリーグ戦を行っている(昇・降格や脱退があった場合でも10クラブ体制で行われたケースもある)。

試合数は、第18回(1990年)までは1回戦総当たりだったが、第19回(1991年)から2回戦総当たり方式とし、同時に勝利の際の勝ち点を2から3に変更した。ただし、第44回(2016年)熊本地震の影響により、第3節-11節が中止となり1回戦総当たり制に変更となった。

また、第23回(1995年)から第49回(2021年)までは、45分ハーフ(90分間)で決着しなかった場合、試合終了後にPK戦を行い、勝ったクラブに勝点2、負けても勝点1を与える「完全決着方式」(下記「レギュレーション」の項参照)を導入していた。

レギュレーション

試合方式については、前後半45分ずつ・延長なし引き分けありの勝点制度を採用する。

1995年シーズンから2021年シーズンは、引き分け制を導入しない「完全決着」方式を採用。45分ハーフ(90分間)で決着しなかった場合、試合終了後にPK戦を行い、そこで勝ったクラブに勝点2、負けても勝点1を確保できるというものであった。なお90分間で決着した場合は、勝利で3、負けは0の勝点が加算されていた。

九州サッカーリーグと同じく完全決着方式を取っていた中国サッカーリーグが2007年から引き分け制に変更したため、2007年シーズンからは、地域リーグで完全決着方式を採用しているのは九州サッカーリーグだけとなっていたが、2022年シーズンより引き分け制を再導入した為、完全決着方式を導入している地域リーグは消滅した。

2004年までは各県を巡業する「セントラル方式」(2日間1セット)でリーグ戦を行ってきた。しかし、2005年からこれまでの各県巡業に加えて、ホームタウンマッチを一部試合で採用することになった。ホームタウンマッチでは1000円を上限とした有料試合の開催もできる。

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参加クラブ(2025年)

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歴代成績

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昇 格
降格・リーグ離脱
  1. リーグ離脱。
  2. 1995年度にリーグ優勝した大分トリニティが全国地域リーグ決勝大会で2位となり旧JFLへ昇格し、最下位(10位)だった新日鉄大分が県リーグへ自動降格したため、9クラブで実施。
    また、1996年シーズン終了後に九州サッカーリーグからの撤退クラブが出たため入替戦は実施されず、九州各県リーグ決勝大会上位2クラブが自動昇格することになった。
  3. リーグ離脱。
  4. 廃部によりリーグ離脱。
  5. ホンダロックSCが日本フットボールリーグ(JFL)に昇格。
  6. 優勝したロッソ熊本および2位のFC琉球が全国地域リーグ決勝大会に進出。琉球は優勝してJFL昇格が決定。JFL優勝の愛媛FCJリーグ ディビジョン2(J2)に昇格するため、3位だった熊本もJFLに昇格した。そのため、9位の三菱重工長崎は入替戦を免れて残留。九州各県リーグ決勝大会の上位2クラブが九州サッカーリーグに自動昇格。
  7. 優勝したV・ファーレン長崎および2位の新日鐵大分が、第30回(2006年)全国地域リーグ決勝大会に出場。新日鐵大分はDグループ最下位で敗退、長崎はBグループ首位で決勝ラウンドに進出も1PK負2敗で最下位に終わり、ともにJFL昇格を逃した。
    しかし、長崎が決勝ラウンドまで進出した事により、九州リーグからは2007年度の第31回全国地域リーグ決勝大会も2クラブが進出することとなった。なおJFL入れ替え戦で敗退したホンダロックSCが3年ぶりに九州リーグに降格した。
    また、9クラブでリーグ戦を行ったため、最下位(9位)だった海邦銀行SCが入替戦に出場し、九州各県リーグ決勝大会準優勝の延岡市サッカークラブを4-3で下し九州サッカーリーグに残留。
  8. 優勝したニューウェーブ北九州および2位のホンダロックSCが、第31回(2007年)全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場。北九州が決勝ラウンド2位でJFLに昇格した。
    また、リーグ戦が11クラブで行われたため、11位・10位を自動降格、9位を入替戦出場とする予定だったが、北九州のJFL昇格を受け、七隈トンビーズ(11位)と、熊本県教員蹴友団(10位)が県リーグに自動降格、入れ替え戦は行われないこととなった。
  9. クラブ解散によりリーグ離脱。
  10. クラブ解散によりリーグ離脱。
  11. FC KAGOSHIMAとの合併クラブ鹿児島ユナイテッドFC発足に伴い、翌年から鹿児島ユナイテッドFCセカンドとして九州リーグに参加。
  12. ヴォルカ鹿児島との合併クラブ鹿児島ユナイテッドFC発足に伴い、翌年から鹿児島ユナイテッドFCとしてJFLに参加。
  13. 入れ替え戦参加を辞退し、この年限りでクラブ解散。
  14. 日本製鉄大分が参加辞退したことに伴い、この年の県リーグ降格は実施されなかったが、シーズン終了後にFC中津がリーグ脱会、翌年から大分県4部に所属
  15. 新型コロナウイルスの影響により、この年のみ参加辞退

過去の参加クラブ

福岡県
佐賀県
  • 楠葉クラブ(1973-91年)
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県


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九州サッカーリーグ昇格・県リーグ降格条件

昇格
  • 九州各県リーグ決勝大会で優勝する。
  • 同大会で準優勝し、九州サッカーリーグで順位が下から2番目のクラブと行われる入替戦に勝利する。
降格
  • 原則として、最下位となったクラブは、上位のJFLへの昇降格にかかわりなく翌年から所属の県リーグに自動降格。
  • 下から2番目の順位となり、さらに入れ替え戦に敗退すると降格となる。10クラブでのリーグ開催を基本編成としているため、上位クラブがJFLへ昇格した場合、九州リーグからの撤退や活動を休止・解散するクラブが出た場合などには、入替戦を免れることがある。
  • JFLから降格したクラブが九州リーグに加わるなどして、11クラブ以上でリーグ開催することになった場合は、降格枠が拡大され、最下位以外のクラブも自動降格となることがある。

外部リンク

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