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京成電鉄タクシーホールディングス
日本の東京都中央区にある京成グループのタクシー事業を統括する中間持株会社 ウィキペディアから
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京成電鉄タクシーホールディングス株式会社(けいせいでんてつタクシーホールディングス、英: Keisei Electric Railway Taxi Holdings Co.,Ltd.)は、東京都中央区に本社を置き、京成グループのタクシー事業を統括する中間持株会社。京成電鉄の完全子会社。京成カード加盟店。
なお、当社傘下のタクシー事業者と、当社傘下でない京成グループのタクシー事業者で、同じ営業区域内での競合が存在する[注釈 1]。そのため、本項では当社に属さない京成グループのタクシー事業者も参考として一覧に記載する。また、本項において当社の傘下(完全子会社)である京成タクシーウエスト株式会社、京成タクシーセントラル株式会社、京成タクシーイースト株式会社の3社についても記述する。
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概要
要約
視点
元々は千葉県・茨城県内に散在する京成電鉄のタクシーグループ会社を再編・統括する目的で、京成タクシーホールディングス株式会社として2019年3月1日付で設立された[1][2]。京成グループのタクシー事業者のうち、帝都自動車交通グループ・小湊鉄道グループ・関東鉄道グループ・オリエンタルランドグループに属さず、京成電鉄が直轄していた各社を統括することを目的に設立された持株会社(中間持株会社)である[1][2]。ただし、京成タクシーホールディングスとして再編された当時の傘下各社のうち、京成タクシー成田のみ例外的に千葉交通グループの「千葉交タクシー」であった。また翌2020年3月1日付で、同じ京成グループの帝都自動車交通より帝都あたごタクシーが移管され、京成タクシーあたごとして京成タクシーホールディングス傘下となった[注釈 2]。2025年3月1日に当社傘下にあった茨城県内のグループ会社を関東鉄道グループのタクシー事業者とともに京成電鉄茨城ホールディングスに移管、逆に同日時点では京成電鉄の完全子会社であった帝都自動車交通が当社傘下に入り、京成電鉄とオリエンタルランドの合弁であった舞浜リゾートキャブも当社傘下の事業会社の営業所として再編された[注釈 3]。
傘下のタクシー事業者は外装がある程度共通化されており、以下の特徴を持つ。
ただしこれらの特徴は、事業再編前の2014年から備えられている[4]。
ただし、下記の例外が存在する。
- 帝都自動車交通および帝都グループ車両は東京四社準拠の表記そのものを当社傘下入り後も継続。
- 京成タクシーウエストの野田営業所所属車両については、帝都あたごタクシーから京成タクシーあたごとしての再編時点では行灯のみ変更されていたが(四社色車は再編前に全廃。濃紺色(ていかー)車両は帝都あたごタクシー時代の「あたごタクシー」表記、明朝体フォント)、順次上記の共通表記に変更された。また、朝日自動車からの引き継ぎ車両については朝日自動車の車体色に上記の共通表記をした車両が存在した。
- 京成タクシーセントラルの舞浜営業所所属車両は、再編後も引き続き再編前からの「舞浜リゾートキャブ」ブランドを使用している為、社名表記が「京成タクシー」と舞浜リゾートキャブのロゴの併用となってている他、行灯は舞浜リゾートキャブ時代のまま変更されていない。
参考画像
各画像の社名は当時のもの。
表記統一前
行灯の形状は共通だったが、各社の社章が入っていた。
- 車体のロゴは京成グループロゴのみ。
(船橋交通) - 車体には社章と京成グループロゴの両方がある。
(千葉交タクシー) - 多くの事業者の車体色は黒や白であったが、習志野タクシーのみ緑色の車両が在籍していた。
(習志野タクシー)
表記統一後
2014年より行灯と表記が統一された[4]。
- 統一表記の車両
(市川交通自動車)
社名変更後
再編により各社の社名が「京成タクシー」+「○○」(地域名)に商号変更された。
- 京成タクシー習志野
- 京成タクシー東葛
- 京成タクシーかずさ
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沿革
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 3月1日 - 設立。京成電鉄直系15社および千葉交通系1社を12社に再編した上で傘下に置く。
- 12月16日 - 傘下各社、舞浜リゾートキャブ、帝都あたごタクシーで、運賃支払いをキャッシュレス決済に順次対応開始。
- 2020年(令和2年)3月1日 - 帝都あたごタクシーが当社傘下に異動し、京成タクシーあたごに改称。
- 2021年(令和3年)9月10日 - 新京成電鉄新京成線(現・京成松戸線)元山駅改札外に京成グループタクシー(東葛交通圏)呼び出し専用電話が設置される[5]。鉄道駅への呼び出し専用電話の設置は本グループでは初。
- 2022年(令和4年)
- 2025年(令和7年)3月1日 - 当社を京成電鉄タクシーホールディングス株式会社に商号変更し、帝都自動車交通・舞浜リゾートキャブ・京成オートサービスを当社傘下に移管。傘下事業者のうち千葉県内の各社を東葛区域4社を京成タクシーウエスト、京葉区域4社および千葉区域1社を京成タクシーセントラル、北総区域2社および南房区域1社を京成タクシーイーストに再編[8]。茨城県内の1社は関鉄グループの3社とともに京成電鉄茨城ホールディングス傘下の京成タクシー茨城に再編[9]。
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京成グループのタクシー事業者・営業所
当社傘下
当社傘下以外
京成タクシーウエスト
要約
視点
京成タクシーウエスト株式会社は、千葉県松戸市に本社を置く京成グループのタクシー事業者。京成電鉄タクシーホールディングスの完全子会社。
京成タクシー松戸東(旧・合同タクシー)が京成タクシー松戸西(旧・スタータクシーおよび小金交通)、京成タクシー東葛(旧・我孫子交通および合同タクシーの一部)、京成タクシーあたご(旧・あたごタクシー)の3社を合併し発足した。統合した4社とも営業区域は東葛交通圏を基盤としていたため、当社は3社のうち唯一単一の交通圏で営業する事業者となっている。
事業所
すべて千葉県内に所在し、東葛交通圏にて営業する。
沿革
- 京成タクシー松戸東
-
- 1940年(昭和15年)11月 - 戦時統合による合併。
- 1959年(昭和34年)3月 - 京成電鉄株式会社の傘下に入る。
- 1974年(昭和49年)3月 - 松戸市松戸から松戸市上本郷へ本社を移転。
- 1983年(昭和58年)4月 - 松戸市上本郷から松戸市金ケ作へ本社を移転。
- 2005年(平成17年)3月 - 常南交通株式会社から営業譲受、16両増車。
- 2008年(平成20年)12月 - 上本郷整備工場・旧柏営業所・旧柏の葉営業所を柏市十余二に移転統合。
- 2019年(令和元年)6月 - 「合同タクシー株式会社」から「京成タクシー松戸東株式会社」に商号変更[10]。柏営業所を京成タクシー東葛株式会社(旧:我孫子交通株式会社)へ移管。
- 京成タクシー松戸西
-
- 1954年9月7日 - 「スタータクシー株式会社」として設立。
- 2019年3月1日 - 京成グループのタクシー事業再編に伴いスタータクシーが「小金交通株式会社」を吸収合併し、「京成タクシー松戸西株式会社」に商号変更[11]。
- 京成タクシー東葛
- 京成タクシーあたご
- 京成タクシーウエスト
-
- 2025年(令和7年)3月1日 - 京成タクシー松戸東が京成タクシー松戸西、京成タクシー東葛、京成タクシーあたごを合併し「京成タクシーウエスト株式会社」に商号変更[8]。
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京成タクシーセントラル
要約
視点
京成タクシーセントラル株式会社は、千葉県船橋市に本社を置く京成グループのタクシー事業者。京成電鉄タクシーホールディングスの完全子会社。
京成タクシー市川(旧・市川交通自動車)が京成タクシー船橋(旧・船橋交通および三田下総交通)、京成タクシー習志野(旧・習志野タクシー)、京成タクシー千葉(旧・西千葉タクシー)、舞浜リゾートキャブの4社を合併し発足した。なお、存続法人は京成タクシー市川であったが、本社は旧・京成タクシー船橋に置かれている。
またタクシー事業のほか乗合バス事業の営業免許も保有し、習志野営業所では習志野市コミュニティバス「東習志野・実籾地域バス」(愛称「ナラシド♪バス」)を、習志野市東習志野・実籾地域で運行している[16]。市川営業所でも旧社名の市川交通自動車時代に京成電鉄(後の京成バス)市川営業所八幡車庫のバス路線のうち、原木線および大洲線を譲受し、「市川ラインバス」の愛称のもと乗合バス事業を行っていた時代がある(2001年〜2009年)が、こちらは京成トランジットバス(現・京成バス千葉ウエスト塩浜営業所)に譲渡された。
事業所
すべて千葉県内に所在。
沿革
- 京成タクシー市川
- 京成タクシー船橋
-
- 1941年(昭和16年) - 「船橋交通自動車」として設立。
- 1944年(昭和19年) - 岩佐タクシーを統合。
- 時期不明 - 「船橋交通株式会社」へ商号変更。
- 2017年(平成29年)8月1日 - 北総交通を吸収合併[17]
- 2018年(平成30年)3月1日 - 船橋交通習志野営業所を、習志野タクシーへ移管[18]。
- 2019年(平成31年)3月1日
- 三田下総交通株式会社(本社:船橋市栄町1丁目12番2号、法人番号:8040001018831[19])を吸収合併[17]。「京成タクシー船橋株式会社」へ商号変更[17]。
- 舞浜営業所を舞浜リゾートキャブへ移管。
- 花見川営業所、千葉各営業所を京成タクシー千葉へ移管。
- 京成タクシー習志野
- 京成タクシー千葉
-
- 1951年(昭和26年)11月30日 - 西千葉タクシー株式会社として設立。
- 2018年(平成30年)10月16日 - 「西千葉タクシー株式会社」から「京成タクシー千葉株式会社」へ商号変更[25]
- 舞浜リゾートキャブ
-
- 1999年(平成11年)2月9日 - 舞浜リゾートキャブとして設立。
- 2019年(平成31年)3月1日 - 船橋交通、三田下総交通、市川交通自動車の舞浜営業所を譲受。
- 京成タクシーセントラル
-
- 2025年(令和7年)3月1日 - 京成タクシー市川が京成タクシー船橋、京成タクシー習志野、京成タクシー千葉、舞浜リゾートキャブを吸収合併し、京成タクシーセントラルに商号変更[8]。本社機能は旧・京成タクシー船橋である船橋営業所に移転。
乗合バス事業
習志野営業所にて運営している。
→「東習志野・実籾地域バス」を参照
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京成タクシーイースト
要約
視点
京成タクシーイースト株式会社は、千葉県成田市に本社を置く京成グループのタクシー事業者。京成電鉄タクシーホールディングスの完全子会社。
京成タクシー成田(旧・千葉交タクシーおよび成田タクシー)が京成タクシー佐倉(旧・佐倉交通)と京成タクシーかずさ(旧・かずさ交通)の2社を合併し発足した。
またタクシー事業のほか乗合バス事業の営業免許も保有し、銚子・成田の両営業所では千葉交タクシー時代より「ちばこうバス」の名称で運行している。
事業所
すべて千葉県内に所在。
沿革
- 京成タクシー成田
-
この節の加筆が望まれています。
- 京成タクシー佐倉
- 京成タクシーかずさ
-
- 1954年(昭和29年)5月1日 - 「合資会社富士見タクシー」として設立[26]。
- 1968年(昭和43年)
- 2001年(平成13年)2月 - 有限会社大和タクシー、有限会社平川タクシーより営業権を譲り受ける[26]。
- 2007年(平成19年)3月 - 株式会社久留里タクシーを吸収合併する[26]。
- 2011年(平成23年)3月1日 - 君津タクシー株式会社と対等合併し、「かずさ交通株式会社」に社名を変更し発足[26]。
- 2019年(平成31年)3月1日 - 京成グループのタクシー事業再編により「京成タクシーかずさ株式会社」に商号を変更、中間持株会社として設立された京成タクシーホールディングスの子会社となる[26][27]。
- 京成タクシーイースト
乗合バス事業
銚子営業所管轄路線
- 春日台線
- 銚子駅 - 三崎 - 春日台 - 市立高校前 - 銚子駅
- 川口線
- 銚子駅 - 陣屋町 - 銚子観音 - 川口 - ポートセンター
- 海鹿島線
- 銚子駅 - 陣屋町 - 清水坂上 - 黒生 - 海鹿島 - 笠上駅 - 清水坂上 - 陣屋町 - 銚子駅
- 外川線
- 銚子駅 - 陣屋町 - 愛宕町4丁目 - 犬吠 - 外川車庫 川口・イオン線
- ポートタワー - イオンモール銚子 土合ヶ原線
- 土合中央二丁目 - イオンモール銚子
成田営業所管轄路線
- 安食竜角寺線
佐倉営業所管轄路線
- 八幡台循環線
- 京成臼井駅 - 船戸 - 八幡台会館 - 京成臼井駅
- 路線沿革
- 1998年(平成10年)4月1日:運行開始[28]。
- 2018年(平成30年)9月16日:「スーパータイヨー前」停留所を設置して系統を新設。
廃止路線
- 定期観光バス「銚子海岸一周磯めぐり号」
- 一般路線バス:銚子駅 - 松岸 - 垣根仁王尊(2008年3月31日で廃止)(銚子営業所管轄路線)
- 神崎町コミュニティバス(78・79条バス(旧80条バス)として、町での直接運行に変更)(成田営業所管轄路線)
- 岬めぐりシャトルバス:銚子駅 - 川口神社 - ポートタワーウォッセ - 黒生 - 海鹿島 - 君ヶ浜海岸 - 犬吠埼灯台入口 - 銚子電鉄犬吠駅 - 地球展望館
- 銚子市内観光の二次交通として2007年1月より運行。一部(夏休み期間中等)を除き土休日のみ運転していたが、2019年4月1日より運行を休止している[29]。(銚子営業所管轄路線)
バス車両
銚子・成田両営業所のバス車両は当初全て千葉交通からの移籍車両であったが、現在は京成タウンバスを中心とした京成グループ内他社からの移籍車が増えている。当初からオリジナルカラーはなく社名の書き換えのみで対応しているため、元の会社が一目でわかるようになっている。車種は大半が中型車のいすゞ・エルガミオノンステップとなっている。
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関連項目
- 京成電鉄バスホールディングス - 京成グループのバス事業を統括する中間持株会社。
- 北総交通 (千葉県) - 再編前に廃業した京成グループのタクシー会社。
- 新京成タクシー - 再編前に廃業した京成グループのタクシー会社。新京成グループ。本社は現在の京成タクシーセントラル習志野営業所の所在地にあった。
- 日本交通 (東京都) - 再編前に譲渡した館山中央交通の譲渡先(2014年。館山中央交通は2018年に廃業)。帝都グループ・京成タクシーグループの後席広告・決済タブレット「配車アプリGO」の開発元「GO株式会社」の親会社の一つでもある。
脚注
外部リンク
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