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境町
茨城県猿島郡の町 ウィキペディアから
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境町(さかいまち[1])は茨城県西地域の猿島郡にある町。利根川と江戸川の分岐点に位置する[2]。関東大都市圏[3]、古河都市圏に属する。
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概要
郡内の中央部をしめ、諸官庁が多く地方行政産業文化の中心地である[1][注 1]。
江戸時代は関宿藩に属し、利根川対岸の城下町と一体と看做され、河川舟運を活かして発展した。慶長年間に河岸が設置され、安永3年(1774年)には河岸問屋2軒が公認された。その翌年の統計によれば、奥州から江戸に向かう荷物が年間3万駄、その反対の荷物が7千駄であり、高瀬舟や艀舟などが計129隻あったと記録されている。廃藩置県後は猿島郡役所及び西葛飾郡役所が置かれた。
現在の境町は昭和の大合併で、旧境町、長田村、静村、森戸村、猿島村との合併により誕生した。平成になって、現在は坂東市となった岩井市及び猿島郡猿島町との合併が検討されたが、住民投票の反対多数により単独町制継続となった。
地理
利根川が町の南端を東西に流れる。東京都心から比較的近い約50〜60キロメートル(km)にあり、上述の通り関東大都市圏に属する。旧境町を中心に公共施設、商店街、大型店、住宅地が集中する一方、郊外はのどかな田園風景となっている。
また町内には猿島台地があり、台地上では地の利を生かしてさしま茶が生産されている。
河川
池沼
歴史
年表
- 1878年(明治11年) : 境町に猿島郡役所・西葛飾郡役所が置かれる。
- 1889年(明治22年)
- 1899年(明治32年) : 森戸村が千葉県東葛飾郡二川村の利根川北側(新田戸の一部・桐ケ作の一部)を編入し大字新田戸・桐ケ作を設置。
- 1955年(昭和30年)
- 1960年(昭和35年)
- 1962年(昭和37年) : 猿山工業団地が竣工する。
- 1964年(昭和39年)2月11日 : 境大橋が架橋される。
- 1966年(昭和41年)9月26日 : 町章が制定される。
- 1969年(昭和44年)6月1日 : 合併により境町農業協同組合が設立される。
- 1970年(昭和45年)12月31日 : 染谷工業団地が竣工する。
- 1973年(昭和48年)8月31日 : 下小橋工業団地が竣工する。
- 1974年(昭和49年)4月12日 : 境大橋の自転車歩行者専用道路が開通する。
- 1975年(昭和50年)10月1日 : 第12回国勢調査で人口2万4347人を数える。
- 1979年(昭和54年)1月31日 : 境町歴史民俗資料館が開館する。
- 1980年(昭和55年)7月1日 : 町民プールが竣工する。
- 1981年(昭和56年)4月7日 : 新4号国道の「新利根川橋」が開通する。
- 1983年(昭和58年)4月1日 : 茨城県立さしま少年自然の家が竣工する。
- 1984年(昭和59年)
- 1985年(昭和60年)3月16日 : 町の花(カンナ)、町の木(モクセイ)が制定される。
- 1994年(平成6年)
- 1月15日 : 達磨市が復活する。
- 2月1日 : 農業協同組合が合併し、茨城むつみ農業協同組合となる。
- 1995年(平成7年)
- 4月1日 : 防災行政無線整備事業が完了する。
- 10月1日 : 第16回国勢調査で人口2万7237人を数える。
- 1996年(平成8年)10月4日 : 道の駅さかいが竣工する。
- 2004年(平成16年)11月30日 : 利根川河岸付近の堤防が国土交通省の「関東の富士見百景」に選定される。
- 2015年(平成27年)3月29日 : 圏央道 久喜白岡JCT - 境古河IC間が開通する。
- 2017年(平成29年)2月26日:圏央道境古河IC-つくば中央IC間が開通し、東名高速から東関東道の6つの放射道路が接続される
人口
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境町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 境町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 境町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
境町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
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行政
町長
- 橋本正裕(2014年3月3日就任、3期目)
なお、2018年の町長選に、現職の橋本正裕と新人の高嶋勇喜が出馬したが、高嶋の名前「勇喜」の読みが「てつわんあとむ」として話題となった[5]。
歴代町長
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公共施設等
- 境町役場
- 兎谷津へら鮒センター
- 道の駅さかい
- 境町歴史民俗資料館
- 社会福祉会館
- 保健センター
- さしま環境センター
- さしまアクアステーション(利根左岸猿島流域下水道)
- 猿島コミュニティーセンター(温水プール)
- ふれあいの里伝統工芸館
- 中央公民館
- 文化村公民館
- 町民体育館
- 境町サッカー場
- 伏木文化センター
- シンパシーホールNA・KA・MA(境町勤労青少年ホーム)
- あけぼの会館(境町障害者交流センター)
- 境町浄水場
- さしま斎場
- 利根老人ホーム
- 学校給食センター
- 茨城県立さしま少年自然の家
公園
消防
- 茨城西南地方広域市町村圏事務組合 境分署
警察
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経済
農業
農産物
農業系組合
- 茨城むつみ農業協同組合(JA茨城むつみ)
- さしま茶協会
- 境町茶生産組合
商業・観光
建築家・隈研吾設計の施設を、2018年開館の6次産業化施設「さかいサンド」を皮切りに、「さかい河岸レストラン茶蔵」、特産品開発に取り組む「S-Lab」、美術館「S-Gallery」、「モンテネグロ会館」(後述)、2021年開業の干し芋カフェ「S-ブランド」[7](建設前の仮称は「まちかどカフェ」)と全国市町村で最多の6ケ所を立て続けに整備している[8]。隈研吾作品を目当てに町外から訪れる見学者を含めて、中心街や町経済の活性化につなげる狙いがある[9]。
商工系組合
- 境町商工会
工業
工業団地
- 猿山工業団地
- 下小橋工業団地
- 染谷工業団地
郵便
- 茨城境郵便局
- 境上仲郵便局
- 境山崎郵便局
- 森戸郵便局
金融機関
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地域
町内の大字
境地区
- (大字無し)
- 本船町
- 下仲町
- 上仲町
- 上町
- 住吉町
- 宮本町
- 坂花町
- 新吉町
- 山神町
- 旭町
- 松岡町
- 陽光台一丁目・二丁目
静地区
- 塚崎
- 横塚
- 稲尾
- 志鳥
長田地区
- 長井戸
- 猿山
- 蛇池
- 下砂井
- 栗山
- 西泉田
- 上小橋
猿島地区
- 下小橋
- 染谷
- 浦向
- 金岡
- 大歩
- 山崎
- 内門
森戸地区
- 伏木
- 一ノ谷
- 百戸
- 若林
- 新田戸
- 桐ケ作
教育
医療機関
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交通
要約
視点
鉄道
町内を鉄道は通っていない。鉄道を利用する場合、最寄り駅は東武日光線南栗橋駅だが、公共交通機関が利用可能な最寄り駅としては、東武伊勢崎線東武動物公園駅、東武野田線川間駅、JR宇都宮線古河駅がある。
路線バス
自動運転バス
2020年11月26日、日本国内初の自動運転バスの定常運行を開始[10]。誰でも事前予約なしで無料で乗車できる。町がフランス製「ナビヤ・アルマ」3台を導入し、BOLDLYが運行を管理する[11][12]。町内を循環する「道の駅さかい-猿島コミュニティセンター」と、高速バスの停留所につながる「道の駅さかい-高速バスターミナル」の2ルートで運行している。今後は増車し、町中心部に加え、郊外にもルートを拡大する計画がある[13]。
路線バス
市内では朝日自動車と昭和観光自動車の路線バスが運行している。
詳細はそれぞれの事業者の以下を参照。
なお、朝日自動車のバス事業の事実上の前身である東武バスのバス事業の盛時には、境町ターミナルは一大拠点であり、野田市駅、幸手駅、間々田駅、下館駅、結城駅、栗橋駅、新古河駅、下妻駅、岩井、さらには東京駅や浅草などへ向かうバス路線も存在していた。現在でも、東武動物公園駅・古河駅・川間駅方面の路線網が残る。
高速バス・境町高速バスターミナル(東京線)
境町大字西泉田1230番地1(境町サッカー場・境町アーバンスポーツパークに隣接)
圏央道境古河インターチェンジ(境古河IC)近くの境町サッカー場・境町アーバンスポーツパーク隣接地に境町高速バスターミナルが整備され、2021年7月1日開業のJRバス関東、関東鉄道が運行する境町 - 東京線高速バスが発着する。当路線は予約不要の先着定員制である。
町では町民で境町から都内に通学する学生に対し、定期券購入費の半額の助成を行っている[14]。
空港バス・境古河バスターミナル(成田空港線)
境町大字栗山815(ふれあいの里南側)
圏央道境古河インターチェンジ(境古河IC)近くの境町ふれあいの里に境古河バスターミナルが整備され、2017年11月1日より成田空港直行高速バスが停車する。当路線は予約制で事前に乗車券の購入が必要となる。発車オ〜ライネットで取り扱い、コンビニエンスストアなどで購入できる[15]。
道路
ナンバープレート
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名所・旧跡・観光スポット
- 境の渡し
- 境河岸「さかいリバーサイドパーク」
- サーティワンカントリークラブ
- モンテネグロ会館 - アルゼンチン交流施設。名前は1935年に来町した同国臨時代理公使アルトゥーロ・モンテネグロに由来[19]。東郷平八郎のイギリス留学時代の友人であるアルゼンチンのマヌエル・ドメック・ガルシア提督による日本海軍への支援に感激した境町の野本作兵衛が家宝の日本刀をガルシアとモンテネグロに贈った返礼に訪れ、以降交流が続いている[20]。
- 道の駅さかい - 「さかいサンド」「茶蔵」は隈研吾設計。
主な恒例行事
1月(成人の日)には「境だるま市」、7月には「境ふるさと祭り」が行われ、大変賑わう。特に「境ふるさと祭り」では、近郊だけでなく遠くからも多くの人々が訪れ、近郊の夏祭りと比べても非常に規模が大きく有名である。
ふるさと祭りのイベントとして行われていた、利根川自作イカダレースを「利根川いかだレース選手権 inさかい」として実施。その他にも「菜の花フェスティバル」などが行われている。
著名な出身者
政治家・経済人
スポーツ選手
芸能人・文化人
スポーツチーム
- 境トリニタス - 社会人サッカー
事件・事故
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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