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宮城県仙台第一高等学校

宮城県仙台市にある高等学校 ウィキペディアから

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宮城県仙台第一高等学校(みやぎけん せんだいだいいちこうとうがっこう)は宮城県仙台市若林区元茶畑にある県立高等学校。通称は「一高」(いちこう)もしくは「仙台一高」(せんだいいちこう)。

概要 宮城県仙台第一高等学校, 過去の名称 ...
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宮城県仙台第一高等学校
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概要

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校章

1892年に宮城県尋常中学校として開校。校訓標語(モットー)として「自重献身」「自発能動」を掲げており、生徒の自主性を重んじる自由な校風である[要出典]。また、制服がなく私服校であり、一足制を取り入れている。

2012年度より文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール (SSH) の指定(5年間)を受け、2017年度より再び指定(5年間)を受け、2023年度より三度目の指定(5年間)を受けた。

共学化

10年以上、共学化に対する論争が起こっていたが[1]、2009年に県教委の正式な決定がされたことから、2010年度より共学化された。統廃合はなく、校章校歌・校名はそのまま使用されている。

沿革

校歌・応援歌

  • 校歌 - 1909年4月1日制定、作詞:大槻文彦、作曲:岩城寛
  • 応援歌一番
  • 応援歌二番
  • 応援歌三番
  • 応援歌四番
  • 応援歌五番(凱歌一番)
  • 五城の雄
  • 起てよ我が友
  • 一高行進曲
  • 凱歌二番
  • 勝利の歌

対仙台二高定期戦

対仙台二高定期戦とは、ライバル関係にある仙台二高との間で行われる定期戦の総称である。単に「定期戦」と言った場合には硬式野球定期戦を指す。硬式野球定期戦・三部定期戦以外にも、幾つかの部で定期戦が行われている。[要出典]

硬式野球定期戦

硬式野球定期戦は、仙台二高との硬式野球の定期戦で、毎年5月中旬に行われる。「杜の都早慶戦」と呼ばれるが、早慶戦よりも起源は古く、1900年から何度か中断されながらも続いている伝統行事である。両校とも、応援団幹部を中心として全校総出で応援合戦を繰り広げるため、両校の生徒にとって最大のイベントとなっている。2007年に仙台二高の共学化に伴い、その存続が危ぶまれていたが、引き続いて開催された。また、東北楽天ゴールデンイーグルスのプロ野球参入に伴う宮城球場(Koboスタ宮城)の改装により、従来の応援形式がとれないなどの問題も発生している。2012年5月12日に実施された定期戦では仙台一高が勝利。優勝回数は仙台一高29回、仙台二高29回(両校引き分けが9回)となった。2021年には再度優勝した。[要出典]

アピール行進

1971年の仙台一高・二高野球定期戦開催を前に行進したのが始まり。第1回は、仙台一高側が東北大学片平キャンパス北門前を出発し、東一番丁通り(当時の東一番丁通りは歩行者専用道路ではなく、2車線の車道だった)を北上し、勾当台公園の野外音楽堂前で二高側と落ち合って、双方が応援歌を歌い、エールを交換した。仙台二高ではPR行進と呼ぶ。硬式野球定期戦の前々日に行われ、仙台一高・仙台二高の応援団幹部をそれぞれ先頭とし、以下、各校の1年生全員と2・3年生有志が、応援歌や野次を叫びながら一番町を行進し、西公園までを歩く。前述の聖火リレーのように、仮装をして行進する生徒が多い。[要出典]

三部定期戦

三部定期戦は、以下の部活動における仙台二高との定期戦で、硬式野球定期戦と同時期に行われる。柔道定期戦は年2回で、冬期にも行われる。[要出典]

  • 柔道
  • バスケットボール
  • バレーボール

このほかラグビー部の定期戦を正月元旦に開催している。

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壱高祭

仙台一高の文化祭として毎年8月下旬もしくは9月初旬に3日間を使って行われており(1976年度は開催されず)、生徒からの発起人から成り立つ「壱高祭実行委員会」によって運営される。元来、1945年より「文化祭」という名前で毎年10月に行われていたが、1957年に「壱高祭」と改称、2007年の壱高祭で50回目となった。また初夜祭、中夜祭があり、前者が来訪者向け、後者が一高らしい独特の雰囲気のものとなっている。[要出典]

運動祭

仙台一高の体育祭として毎年4月後半に運動祭実行委員会により一日かけて運営される、一高三大行事のひとつである。他校の体育祭とは一風変わり騎馬戦や棒倒しなど伝統的な競技が目立ち、開会式ではお馴染みの一高体操を全校生徒で行う。またこの日は全員が裸足となって競技に参加する決まりとなっている。

校舎・設備

学校の敷地は主に校舎のある元茶畑に位置する。現在の校舎は5代目に当たり、地上5階建てで1992年に完成した。体育館ギャラリーにはウエイトスペース、壱高祭でウォーターボーイズも行われるプール棟、校舎から離れた場所に柔道場、卓球場などを含む武道館など。他にも仙台市若林区荒井に硬式野球部専用の第二運動場がある。

高校関係者一覧

歴代校長

  • 初代:大槻文彦(1892年12月28日 - 1895年9月17日) - 日本初の近代国語辞典『言海』編纂者
  • 2代:湯目補隆(1895年9月17日 - 1896年7月16日)
  • 3代:下條幸次郎(1896年7月25日 - 1902年10月1日)
  • 4代:西谷虎二(1902年10月6日 - 1902年12月19日)
  • 5代:氏家謙曹(1903年4月17日 - 1904年8月10日)
  • 6代:川田正澂(1904年8月10日 - 1909年4月23日) - 元東京府立第一中學校東京府立高等學校校長
  • 7代:櫻田廣利(1909年4月25日 - 1914年2月3日)
  • 8代:宗像逸郎(1914年3月12日 - 1920年3月29日) - 柔道家
  • 9代:小平高明(1920年3月29日 - 1942年4月4日)
  • 10代:小野徳四郎(1942年4月4日 - 1945年12月21日)
  • 11代:宮城音五郎(1946年3月21日 - 1950年9月30日) - 工学者、元東北帝国大学名誉教授、元宮城県知事
  • 12代:高山政雄(1950年12月1日 - 1955年7月4日) - 元駒場東邦中学校・高等学校校長
  • 13代:宇野量介(1955年7月4日 - 1963年7月3日)
  • 14代:大竹金彌(1963年8月16日 - 1974年3月31日)
  • 15代:北村潮(1974年4月1日 - 1978年3月31日)
  • 16代:青木功二(1978年4月1日 - 1981年3月31日)
  • 17代:大場恒一(1981年4月1日 - 1988年3月31日)
  • 18代:高城公彦(1988年4月1日 - 1991年3月31日)
  • 19代:鈴鴨清美(1991年4月1日 - 1993年3月31日) - 宮城教育大学副学長
  • 20代:井崎英男(1993年4月1日 - 1996年3月31日)
  • 21代:宍戸多聞(1996年4月1日 - 2001年3月31日)
  • 22代:菅井茂(2001年4月1日 - 2005年3月31日)
  • 23代:北島博(2005年4月1日 - 2010年3月31日)
  • 24代:氷室眞也(2010年4月1日 - 2012年3月31日)
  • 25代:加藤順一(2012年4月1日 - 2018年3月31日)
  • 26代:小林裕介(2018年4月1日 - 2020年3月31日)
  • 27代:岡達三(2020年4月1日 -2023年3月31日 )
  • 28代: 樽野幸義(2023年4月1日-)

著名な出身者

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その他

  • 赤パン - 男子は水泳の授業の時に「赤パン」と呼ばれる水着を履く。
  • 一高体操 - 一高特有の体操。音楽に合わせて様々な動きを行う。主に、運動祭の準備体操のときに全校生徒によって披露される。
  • OBでもある劇作家の井上ひさしの「青葉繁れる」のモデルとなった。

アクセス

脚注

関連項目

関連文献

外部リンク

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