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第74回東京優駿

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第74回東京優駿
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第74回東京優駿(だい74かいとうきょうゆうしゅん)は、2007年平成19年)5月27日東京競馬場で施行された競馬競走である[1]ウオッカが史上3頭目の牝馬による日本ダービー優勝を果たした[2][3]

概要 開催国, 主催者 ...
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レース施行時の状況

同年の牡馬クラシック第1弾である皐月賞ヴィクトリーが優勝した。また前年の阪神ジュベナイルフィリーズ優勝、桜花賞2着のウオッカが、牝馬としては1996年ビワハイジ以来のダービー出走を表明していた。また、武豊がレース直前にアドマイヤオーラの騎手を降板させられる(岩田康誠への乗り替わり、武は代わりにタスカータソルテに騎乗する)という事態が発生し、それまで蜜月だった馬主の近藤利一との決別が噂されるなど、波乱ムードが漂っていた。

レース前の人気は、前走の皐月賞で3着に敗退したとはいえ東京コース全勝で皐月賞でも見事な末脚を見せたフサイチホウオーが1番人気であった。

トライアルの結果

第14回青葉賞[4]
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プリンシパルステークス[5]
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トライアル以外の主な前哨戦の結果

第55回京都新聞杯[6]
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出走馬と枠順

出典はnetkeiba[7][8]及びJRA[1]より

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当日の競馬場模様

日本中央競馬会を監督する農林水産省の長である松岡利勝農林水産大臣(肩書きは当時・競走当日は欠席。翌日死去)の招待を受けて、皇太子徳仁親王が日本では初めて競馬を台覧した(ヨーロッパ留学時代に観戦の経験がある)。競走の前には、東京競馬場に併設されているJRA競馬博物館の特別展も観覧している[9]

また、正賞である内閣総理大臣賞を授与するために第69回東京優駿以来5年ぶりに、競走時の内閣総理大臣である安倍晋三も来場していた[10][11]

表彰式のプレゼンターを務めるためこの年JRAのキャンペーンキャラクターだった織田裕二も来場していた[11]

レース結果

要約
視点

レース展開

レースはアサクサキングスがハナを奪い、有力どころではアドマイヤオーラがやや掛かり気味に前に行ってしまい、予想通りフサイチホウオー、ウオッカは控えた。意外であったのは前で競馬をすると思われた皐月賞馬ヴィクトリーが出遅れて後方からスタートしたことである。しかし、第2コーナーあたりから出遅れたヴィクトリーは先団に取りつこうと前の馬をかわしていった。すると、これに触発されて1番人気のフサイチホウオーがかかってしまい、前の方へと行ってしまう。一方のウオッカは、前方に馬を置くことでかからずに後方で待機することに成功した。

レースはアサクサキングスが先頭のまま進み、直線に入るがヴィクトリーは伸びず、フサイチホウオー、アドマイヤオーラも馬群の外を回ってようやく追い込み態勢にはいるのがやっと。後方待機で自分の競馬に徹していたウオッカは直線の真ん中を突き抜けてゆき、一気に先頭のアサクサキングスをかわしてゴールイン。2着はアサクサキングスが粘って残り、3着には左に右へと斜行しながら、ようやく追い込んできたアドマイヤオーラであった。この斜行が原因か結果かどうかは分からないが、アドマイヤオーラはその後、骨折していることが判明した。一方、1番人気のフサイチホウオーも、同様に斜行したこともあってか伸び切れずに後続にもかわされて7着と敗れた。

優勝騎手である四位洋文は2年前の天覧競馬(第132回天皇賞(秋))に習い、入線後、スタンド前まで来て、馬上から[12]脱帽し、最敬礼を行った。

Thumb
1着入線後、レースを台覧した皇太子に最敬礼する勝利騎手・四位洋文

レース着順

出典はnetkeiba[8]及びJRA[1]より

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データ

1000m通過タイム60.5秒(アサクサキングス)
上がり4ハロン46.6秒
上がり3ハロン34.4秒
優勝馬上がり3ハロン33.0秒

払戻

単勝式31,050円
複勝式3420円
162,140円
14350円
枠連2-81,990円
馬連3-1654,470円
ワイド3-1612,900円
3-142,000円
14-1615,140円
馬単3-1697,890円
3連複3-14-16248,790円
3連単3-16-142,155,760円
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達成された記録

テレビ・ラジオ中継

本レースのテレビ・ラジオ放送の実況担当者

脚注

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