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華城市

韓国・京畿道の市 ウィキペディアから

華城市
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華城市(ファソンし)は、大韓民国京畿道の南西部に位置する市である。2025年1月1日より特例市となる[2]

概要 位置, 各種表記 ...
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華城市庁

概要

ソウル特別市から南へ30 - 65kmに位置する。後述する沿革の通り、市域はもともと水原郡であった地域から、水原市をはじめ、都市化の進んだ烏山市などに分離されていき、最後まで残った地域が昇格して成立したものである。このため明確な市の中心地は存在せず、鉄道でのアクセスも悪く、市域の駅は水仁線の休止以降長らく京釜線餅店駅のみ(それも1990年 - 2003年までは休止していた)だったが、2016年に水西平沢高速線の開通により東灘駅が開業し、また2020年に再開業した水仁線野牧駅漁川駅が復活、近年では地下鉄駅設置の計画もなされ、副都心として人気が急上昇している。市庁は市域のほぼ中央にある南陽邑にあるが、人口は京釜線に近い東部に集中している。人口増加が著しく、2007年2月から2012年2月までの間に62%増加しており、特に郷南邑と東灘洞は5年で人口が2倍以上となっている。特に東灘洞は近年、都市計画により高層マンションが整備され、国内屈指の高級住宅地として発展している。また市の外国人人口は5%ほどであるが、八灘面と楊甘面は34%と非常に高い。その反面、農地面積も271平方キロメートルと市域の40%近くを占め、農業地帯も多く残っている。なお、人口が100万を突破する直前の2023年4月26日、市長は一般区を4つ設置する行政区画改編を推進すると発表した[3]

なお、世界遺産である水原華城は華城市ではなく、隣接する水原市に所在する。

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沿革

  • 1914年4月1日 - 郡面統合により、水原郡の一部、南陽郡の大部分(霊興面・大阜面を除く)、広州郡の儀谷面・旺倫面、安山郡の月谷面・北方面・声串面を水原郡として編成。水原郡に以下の面が成立。[4](21面)
    • 水原面・日荊面・台章面・安龍面・梅松面・峰潭面・飛鳳面・八灘面・郷南面・正南面・城湖面・東灘面・陰徳面・麻道面・松山面・西新面・雨汀面・長安面・楊甘面・儀旺面・半月面
朝鮮総督府令第111号
さらに見る 改編前, 改編後 (水原郡) ...
1914年の行政区域[5] と現在の行政区域との比較
さらに見る 1914年, 現在 ...
  • 1931年4月1日 - 水原面が水原邑に昇格。[6](1邑20面)
  • 1936年10月1日 (1邑19面)[7]
    • 日荊面・台章面・安龍面の各一部が水原邑に編入。
    • 儀旺面および日荊面の残部をもって日旺面を設置。
  • 1941年10月1日 - 城湖面が烏山面に改称。(1邑19面)
  • 1949年
  • 1960年1月1日 - 烏山面が烏山邑に昇格。[10](1邑18面)
  • 1963年1月1日(1邑16面)[11]
    • 安龍面・台章面・日旺面のそれぞれ一部が水原市に編入。
    • 日旺面が始興郡に移管。
    • 安龍面・台章面のそれぞれ残り部分をもって台安面を設置。
  • 1970年6月10日 - 郡庁が水原市から烏山邑に移転。
  • 1983年2月15日(1邑16面)[12]
    • 半月面の一部(月岩里・草坪里)が始興郡儀旺邑に編入。
    • 飛鳳面上箕里が峰潭面に編入。
  • 1985年10月1日 - 台安面が台安邑に昇格。[13](2邑15面)
  • 1986年1月1日 - 半月面の一部(一里・二里・四里・本五里・八谷二里)を新設の安山市に編入。[14](2邑15面)
  • 1987年1月1日(2邑15面)[15]
    • 西新面漆谷里が松山面に編入。
    • 八灘面芝月里の一部が郷南面に編入し、その編入した区域をもって長朕里を設置。
    • 東灘面金谷里の一部が烏山邑に編入し、その編入した区域をもって金渓洞を設置。
    • 梅松面の一部(金谷里・好梅実里)が水原市に編入。
    • 楊甘面古念里が平沢郡青北面に編入。
  • 1989年1月1日 - 烏山邑が烏山市に昇格・分離。[16](1邑15面)
  • 1994年12月26日(1邑14面)[17]
  • 1995年4月20日 - 台安邑の一部が水原市八達区に編入。[18](1邑14面)
  • 1998年4月1日 - 峰潭面が峰潭邑に昇格。[19](2邑13面)
  • 2000年11月1日 - 郡庁が烏山市烏山洞から南陽面南陽里(現・南陽邑)に移転。[20]
  • 2001年3月21日 - 華城郡が華城市に昇格による改編。(2邑12面1洞)[21]
    • 南陽面を南陽洞に改編。
    • 台安邑東灘面正南面を管理する東部出張所を設置[22]
  • 2003年6月14日 - 雨汀面が雨汀邑に昇格。[23](3邑11面1洞)
  • 2006年1月2日 - 台安邑を廃止し、6つの行政洞を設置。[24](2邑11面7洞)
  • 2007年1月29日(3邑10面8洞)[25]
    • 郷南面が郷南邑に昇格。
    • 東灘面の一部(盤松洞、石隅洞)および行政洞の陳雁洞の一部(法定洞の陵洞の一部)をもって東灘洞を設置。
  • 2008年3月3日 - 東灘洞が東灘1洞と東灘2洞に分割。(3邑10面9洞)[26]
  • 2009年6月8日 - 東灘1洞の一部をもって東灘3洞を設置。(3邑10面10洞)[27]
  • 2010年9月27日 - 住民登録人口が50万人を突破。
  • 2014年10月20日 - 南陽洞が南陽邑に転換。[28](4邑10面9洞)
  • 2015年1月2日 - 東灘面の一部をもって東灘4洞を設置。(4邑10面10洞)
  • 2016年1月 - 住民登録人口が60万人を突破。
  • 2017年
  • 2018年
    • 1月22日 (4邑9面13洞)
      • 南陽邑北側の埋立地をもってセソル洞を設置。
      • 東灘面・東灘4洞の一部をもって東灘5洞を設置。
      • 東灘面の残部および東灘4洞の一部をもって東灘6洞を設置。
    • 2月 - 住民登録人口が70万人を突破。
  • 2019年
    • 7月1日 - 東灘6洞の一部をもって東灘7洞を設置。(4邑9面14洞)
    • 9月 - 華城市の住民登録人口が80万人を突破した。
    • 10月21日 - 東灘6洞の一部をもって東灘8洞を設置。(4邑9面15洞)
  • 2020年
    • 3月 - 華城市の住民登録人口が富川市を超えた。
    • 7月24日 - 不合理な行政区域の調整の一環として、水原市霊通区の莘洞・網浦洞の各一部と華城市伴亭洞の一部を交換した。[29]
  • 2024年6月24日 - 華城リチウム電池工場火災発生。中国人を中心とした23人の従業員が死亡した[30]
  • 2025年1月1日 - 特例市に指定[2]
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行政

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行政区域図
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中心市街地の行政区域図

行政区域

さらに見る 行政洞・邑・面, 法定洞・法定里 ...

警察

消防

教育

大学

専門大学

交通

鉄道

現在営業中の路線

餅店駅までソウル駅より約70分、東灘駅まで水西駅より15分。上記の他、餅店基地線の西東灘駅も市域に隣接している。

バス

市域が広く、確固とした市外バスターミナルもない。

  • 空港バス
    • 仁川国際空港から、東灘行き(水原大学・餅店経由)がある他、平沢行きが郷南を経由する。
  • 一般バス
    • 東灘方面へは、ソウル駅江南駅からの広域バスが多数運行。
    • 済扶島入口へは、衿井駅半月駅または水原駅から、飛鳳面・南陽洞を経由する便が多く運行。
    • 水原大学(隆陵・健陵)方面へは、水原駅などから運行。
    • 郷南方面へは、水原駅などから運行。

高速道路

国道

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経済

市内にはサムスン電子半導体工場を[31]現代自動車が研究所を[32]それぞれ置くなど先端産業の拠点が多数存在する。しかしながら2024年にはリチウム電池工場で火災が発生し23人が死亡する出来事も起きた[33]

観光

  • 済扶島(西新面):干潮時のみ地続きとなる「海割れ」が起こる。海割れの時間は華城市ホームページで確認可能。
  • 隆陵健陵(松山洞):世界遺産朝鮮王陵に含まれる。

市内北西部の新外洞にユニバーサル・スタジオ・コリアが建設予定であったが、2017年に計画が取り消された。

スポーツ

郷南邑に華城総合運動場および華城室内体育館が所在する。サッカーでは2013年に設立され、2025年にKリーグに入会した華城FCが縁故地(ホームタウン)としている。また、韓国代表の試合で華城総合運動場が使用されることもある。

バレーボールは2011年設立のVリーグ女子IBK企業銀行アルトスが華城室内体育館を本拠地として活動している。

脚注

外部サイト

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