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金盃
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金盃(きんぱい)は、特別区競馬組合が大井競馬場で施行する地方競馬の重賞競走である。2025年までの正式名称は「東京中日スポーツ賞 金盃」、東京中日スポーツを発行する中日新聞東京本社が優勝杯を提供していた。1956年に創設。大井競馬では、羽田盃、東京ダービー、大井記念と共に半世紀以上の歴史を有する競走である。格付けはSII。
副賞は、特別区競馬組合管理者賞[2](2025年)。
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概要
創設当時は秋季開催であり、秋の鞍へと向かう最有力の前哨戦として機能していた。1964年に東京オリンピック記念が創設されるとこの役割はそちらに委ね、開催を春期に移動した上でアングロアラブの銀盃とともに上半期の古馬重賞シーズン到来を告げる名物ハンデキャップ競走となった。2007年からは別定戦となっている。
2015年時点では南関東競馬では統一JpnIである川崎記念の次に開催される中長距離重賞であり、ここを回避した、ないしは好走できなかった馬が多く出走する競走となっている。船橋競馬場で行われるダイオライト記念のトライアル競走としても位置付けられており、上位2着までにダイオライト記念への優先出走権が与えられる[1]。
なお、1974年から2000メートルの中距離戦として約40年にわたって開催されてきたが、2015年からは2600メートルで行われている。
2019年より本競走で上位に入線した大井所属馬にはサンタアニタパーク競馬場で行われる東京シティカップへの出走が可能になった[3]。
条件・賞金等(2025年)
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上の南関東所属馬。
- 金盃トライアルで上位2着までに入った馬に優先出走権がある[1]。
- 負担重量
- 別定。56kg、牝馬2kg減を基本に、一昨年2月20日から本年1月24日の間のGI・JpnI勝ち馬は3kg、GII・JpnII・SI勝ち馬は2kg、GIII・JpnIII・SII勝ち馬は1kgの負担増となる(2歳・3歳限定競走は対象外。クラス分けに関しては日本の競馬の競走体系を参照)[1]。
- 賞金額
- 1着2,500万円、2着875万円、3着500万円、4着250万円、5着125万円[1]、着外手当20万円[4]。
- 優先出走権付与
- 本競走で上位2着までに入った馬には、ダイオライト記念の優先出走権が付与される。
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歴史
- 1956年 - サラブレッド系4歳(旧5歳)以上のハンデキャップ競走・ダート2400mの重賞として創設。
- 1959年 - この年の9月1日から日本競馬の時計表示が変更になったのに伴い、時計が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
- 1964年 - 開催時期が春季になる。
- 1968年
- 1974年 - 施行距離がダート2000mに短縮。
- 1978年 - 開催されず。
- 1979年 - 開催時期が冬季になる。
- 1994年 - 佐々木竹見が騎手として史上2人目の連覇。
- 1996年 - 石崎隆之が騎手として史上3人目の連覇。
- 1997年 - 南関東G2に格付けされる。
- 1999年 - 石崎隆之が騎手として自身2度目、史上4人目の連覇。
- 2001年 - 馬齢表記の変更に伴い、出走条件を旧5歳以上から4歳以上に変更。
- 2002年 - インテリパワーが史上初の連覇。
- 2004年
- コアレスハンターが史上2頭目の連覇。
- 内田博幸が騎手として史上5人目の連覇。
- 高橋三郎が調教師として史上2人目の連覇。
- 2006年
- 2007年 - 負担重量が別定となる。
- 2008年
- 南関東重賞格付け表記を南関東SIIに変更。
- 内田博幸が騎手として自身2度目、史上7人目の連覇。
- 2013年
- トーセンルーチェが史上3頭目の連覇。
- 張田京が騎手として自身2度目、史上8人目の連覇。
- 川島正一が調教師として史上3人目の連覇。
- 2014年 - 戸崎圭太がJRA所属騎手として勝利。当競走2勝目。
- 2015年 - 大井記念と施行距離を交換し、施行距離を2600mに変更。
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歴代優勝馬
要約
視点
- 2000年以前は旧馬齢表記。
※Rはコースレコードを示す。
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脚注
関連項目
外部リンク
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