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金賢洙
韓国のプロ野球選手 ウィキペディアから
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金 賢洙(キム・ヒョンス、韓国語: 김현수、1988年1月12日 - )は、大韓民国のソウル特別市出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。
北京オリンピック 野球 金メダリスト。
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経歴
要約
視点
アマチュア時代
信一高時代は2005年李栄敏打撃賞を受賞するほどの活躍を見せた。
しかし、守備・走塁の実力は周囲に比べて劣っており、精神面も弱いとしてプロ野球チームのスカウトの評価は低く、ドラフトで指名する球団はなかった。そのため、2006年に申告選手(正式契約ではなく1軍の試合に出場できない選手。日本プロ野球の育成選手に近い)として斗山ベアーズに入団した。
斗山時代
2006年中に正式契約へと昇格し1軍出場を果たすと、2007年は開幕から1軍に登録され、99試合に出場して頭角を現した。
2008年シーズン途中の8月に開催された北京オリンピックの韓国代表に選出された。同大会では予選リーグの日本戦で9回表代打として起用され、岩瀬仁紀から決勝タイムリーを打った。この大会で韓国代表が金メダルを獲得したため、兵役を免除された。
シーズンでは持ち前の高い打撃技術に磨きがかかり、球種・コースに関係なく左右に打ち分ける打撃を披露。打率.357、168安打で首位打者、最多安打のタイトルに輝いた。申告選手出身としては初の首位打者だった。一方、韓国シリーズでは対戦したSKワイバーンズに激しく警戒され、5試合でわずか1安打に抑えられた。斗山は2年連続でSK相手に韓国シリーズで敗れてしまい、大きな挫折を味わった。
2009年はシーズン開幕前の3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表に選出された。同大会では外野のレギュラーを占め、大会通算打率.393を記録し、大会ベストナインの指名打者部門を受賞した。
シーズンでは斗山の主力打者として大活躍し、自身初の20本塁打、100打点を記録、チームの打撃3冠王となり、2年連続の最多安打のタイトルを受賞した。驚異的に安打を打つことから、機械熊と呼ばれるようになった。
2010年シーズンも24本塁打、89打点の成績で斗山の打撃2冠王として活躍した。しかしポストシーズンでは準プレーオフ、プレーオフを通して打撃不振で先発から外れることも多く、斗山のプレーオフ敗退の大きな要因となった。
2011年シーズンは打率こそ下がったが4年連続で3割を記録し、チーム最多の91打点を記録するなど主力として活躍した。
2012年シーズンは5年連続で規定打席に達したものの、レギュラー定着後初めて打率3割を切った。
2013年は開幕前の3月に開催された第3回WBCの韓国代表に選出されたが、同大会では1次ラウンドで敗退となった。
シーズンでは2年ぶりに打率3割を超えた。
2015年10月10日に第1回WBSCプレミア12に韓国代表に選出された[1]。同大会では大会MVPを受賞。オフには初のFA(フリーエージェント)権を行使した。
オリオールズ時代
2015年12月23日にMLB・ボルチモア・オリオールズと2年700万ドルで契約した[2]。
2016年はシーズン開幕前にスプリングトレーニングの試合で無安打が続くなど苦戦し、25打席目にようやく内野安打で初安打を記録したが、球団からは調整が出来ていないとしてマイナーリーグ降格を打診されるが、契約を理由にこれを拒否した。だがレギュラーシーズンに入ると復調。「2番・左翼手」に定着し、打率3割2分9厘・3本塁打を記録するなどしていたが、7月11日の試合で右太もも裏のハムストリングを負傷し前半戦を終える[3]。復帰後は比較的コンスタントに出場機会を得て、最終的には95試合に出場。打率.302・6本塁打・22打点・OPS0.801という成績を記録した[4]。他方、守備面では不振に終わり、91試合で左翼手の守りに就いてDRSは - 13に終わった。ただ、失策はなかった。ポストシーズンのワイルドカード、トロント・ブルージェイズ戦にも出場した。オフの11月15日に第4回WBCの韓国代表に選出された[5] が、2017年1月12日にチームから許可が下りず辞退した[6]。
フィリーズ時代
2017年7月29日にジェレミー・ヘリクソンと金銭とのトレードで、ギャレット・クレービンジャー、インターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)と共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[7]。11月2日に自身2回目のFAとなった[8]。
LGツインズ時代
2017年12月19日にLGツインズと4年契約(総額115億ウォン)を結び韓国プロ野球に復帰した[9]。彼の斗山への補償選手には柳在裕が選ばれた。
2018年は打率.362で韓国プロ野球では10年ぶり2度目の首位打者となった。
2019年はオフの11月に開催された第2回WBSCプレミア12の韓国代表に選出された。
2021年は1年延期された東京オリンピック野球の韓国代表に選出され、7試合で打率.400、3本塁打、7打点の成績でWBSC選出の大会オールスターチームにも選出された。
オフに自身3度目のFAとなり、2022年より契約期間4年(2年延長あり)でLGと再契約した。
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詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
オリンピックでの打撃成績
- 太字は大会最高
WBCでの打撃成績
- 太字は大会最高
WBSCプレミア12での打撃成績
- 太字は大会最高
タイトル
- KBO
表彰
- KBO
- ゴールデングラブ賞:5回(2008年 - 2010年、2015年、2020年)
- 国際大会
- WBC・ベストナイン:1回(2009年)
- WBSCプレミア12・MVP:1回(2015年)
- WBSCプレミア12・ベストナイン:1回(2015年)
- オリンピックの野球競技・ベストナイン:1回(左翼手:2021年)
背番号
- 89(2006年)
- 50(2007年 - 2015年)
- 25(2016年 - 2017年)
- 31(2017年)
- 22(2018年 - )
代表歴
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脚注
関連項目
外部リンク
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