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日本の放送作家、脚本家 ウィキペディアから
倉本 美津留(くらもと みつる、1959年〈昭和34年〉6月2日 - )は、日本の放送作家・ソングライター・脚本家・演出家。その他に、ラジオパーソナリティ・音楽家としても活動。
大阪府立交野高等学校、京都産業大学卒業。元来は音楽家志望で、フォーライフ・レコードの新人オーディションに応募した[1]。一歳年上の合格者・原田真二にショックを受け、音楽は諦めたという[1]。1982年に大阪の番組制作会社に入社。『夜はクネクネ』で放送作家デビュー。主に関西の番組を中心に活動していたが、いわゆるベタな「大阪の笑い」のあり方に疑問を抱き、『EXテレビ(火曜日)』などで様々な実験的企画を手掛け、頭角を現すと共に、後述のダウンタウンや島田紳助らが東京でのレギュラー番組を増やすに伴い、1990年代中期、活動の場を東京に移す。その後も『BLT』『冒冒グラフ』『三宅裕司のワークパラダイス』等といった実験バラエティ番組や、『ダウンタウンのごっつええ感じ』、『たけしの万物創世紀』、『伊東家の食卓』、『平成日本のよふけ』、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』、『ダウンタウンDX』、『M-1グランプリ』、NHK子供番組『シャキーン!』などの番組を担当している。
ダウンタウンや紳助などの番組ブレーンとして知られる。ダウンタウンとはMBSラジオ『ヤングタウン』の構成で出会い、以後ダウンタウンのブレーンの一人として濃密な関係を保つようになる。ダウンタウン関係の番組には自らもしばしば出演し、『ダウンタウンDX』のトスポの声(※ただし声は加工している)、『一人ごっつ』、『松ごっつ』の師匠の声やエンディングテーマソング(「しやわせ」)などを担当。子供番組『くらもとみつるとぽんごん』にはメインキャストとして登場。映画『自殺サークル』では俳優デビューしている(主題歌も担当)。「リビドー」というバンドとして、またソロでもライブ活動もしており、『イカ天』への出演経験がある。
リビドーとして『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』の「誰やねん」のコーナーに出演した経験もあり。日本クラウンからメジャー・デビューしたミニアルバムの収録曲、「オフィーリア」の作曲は坂本龍一。「神様のご褒美」は『ダウンタウンのごっつええ感じ』のエンディングテーマともなった。
大槻ケンヂの著書『オーケンののほほんと熱い国へ行く』において同行したインド旅行でのエピソードが綴られている。のちに1997年の大槻とのコラボレーション・ライヴ以降、本格的にソロライブを行い始める(リビドーは活動休止中)。
2006年10月には、YOUとチームを結成し、NHKの音楽番組『みんなのうた』に、「月」で、YOUに美津留としてデビュー。
2007年夏より、正式な歌手名としては美津留という名称で放送作家業とは別名称となる事が決定する。
2008年3月、脚本を担当したインターネットテレビ配信のテレビドラマ『ピンボケ』の主題歌「つたわり/つたわれ!」を峯田和伸と担当、峯田に美津留を結成しオリコンチャート入り。同年10月、美津留名義でアルバム『躾』をビクターエンタテインメントよりリリース。同年現在、漫画家タナカカツキが、雑誌「Re:S(りす)」に、『倉本美津留伝』を連載。後に、企画構成も担当していたエンダン(NOTTV)で、峯田に美津留が実現し、楽曲「つたわり」を生ライブで披露した。
また、ビートルズの『LOVE』世界同時発売前夜祭(2006年)、リマスター盤発売記念イベント『カウントダウン ザ・ビートルズ』(2009年)、『ザ・ビートルズ1962年〜1966年・赤盤』『ザ・ビートルズ1967年〜1970年・青盤』世界同時発売記念イベント(2010年)などのプロデュースなども手掛ける。
2011年11月、アミューズ所属のアイドルユニットさくら学院の校長に就任し、2021年8月末にユニットが活動終了するまでその任を務めた[2]。
2013年11月、空気公団とのユニット「くうきにみつる」としてアルバムを発売[3]。
2016年11月28日、ジャルジャル、福山芳樹と結成した音楽ユニット「モジャモジャルジャル」がオリジナルソング集『ジャル歌全集』を配信開始[4]。
2018年、サカイ引越センター「幼なじみ篇」CMソングとして、楽曲「ここち」が採用され、8月にはソロアルバム「ここち」を発売。
2022年、企画を担当したTV番組『浦沢直樹の漫勉neo 〜安彦良和〜』により第25回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞受。
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