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東洋音響効果グループ(とうようおんきょうこうかグループ)は、かつて存在した映画音響効果技師による技術者集団。クレジット上は「東洋音響」と略されることが多い。日活の音響効果係(日活効果)の所属者によって結成された。
1971年、日活効果係に所属していた杉崎友治郎、帆苅幸雄らにより結成。主にアオイスタジオダビング作品を手掛けていたが、1978年には日活の分社化を機に同社の音響業務を人材ごと継承。以降は小島良雄が活動の中心を担い、国内の音効制作最大手として映画・ドラマからアニメーションに至るまで多数の作品を担当する。
テレビでは特に『赤い疑惑』以降の大映テレビ作品のほとんどを手掛けており、同社の代名詞とも言える独特の演出を音響面から支えた。日活の業務継承後は『大都会 PARTIII』『西部警察』をはじめとする石原プロ作品、『探偵物語』『ザ・ハングマン』『あぶない刑事』など、日活撮影所でダビングされたテレビ映画も専一的に手掛ける。映画『蘇える金狼』『さらば愛しき人よ』などでは、海外で実弾射撃の録音も敢行した[1]。実写作品以外にも東京ムービー新社、マッドハウス、エイケンなどが製作したアニメ作品にも多く関わり、1988年のアニメ映画『AKIRA』のサウンドデザインは国際的にも高い評価を得た。
1988年、法人として東洋音響、東洋音響カモメ(現:カモメファン)、サウンドボックスの3社に分離独立する形で解散した。
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