トップQs
タイムライン
チャット
視点

鈴木清司

日本の音楽演出家・音楽プロデューサー ウィキペディアから

Remove ads

鈴木 清司(すずき せいじ、1942年5月1日 - )は、日本の映画音楽演出(選曲)家、音楽プロデューサー

映像に沿った音楽を選曲し、コマ単位で演出する音楽監督として知られる[1]。代表作に『大都会シリーズ』『探偵物語』『あぶない刑事』『ルパン三世シリーズ』『それいけ!アンパンマン』など。

来歴

1961年、日活入社[2]。録音助手などを務める傍ら、当時助監督だった村川透らと共にアマチュアグループ「日活ダンスバンド」を結成し、ギタリストとして劇伴のレコーディングなどに関わる。

1967年、日活が新たに選曲パートを新設したことに伴い、テレビドラマ『あいつと私』で選曲師としてデビューし、それまで作曲家や録音技師などがサイドワークとして行っていた音楽演出=選曲作業を、独立した専門作業として新たに定着させた[3]

日活退社後は自身のオフィス「鈴木音楽事務所」を主宰し、日本テレビのディレクターだった田中知己の勧めをきっかけに[4]、“音楽監督”や“音楽コーディネーター”などの肩書で作曲家の選定、楽曲の発注といった作品全体の音楽設計を担う音楽プロデューサーとして活動。

2025年、東京アニメアワード2025にてアニメ功労部門を受賞[1]

特色・人物

シチュエーション毎に楽曲を発注し、さらにその音源を1コマ単位で映像に合わせる手法を得意としており、アニメ、実写問わず多数の作品に参加している。

参加作品や様々なアルバムから入手した音源で独自のライブラリーを構築しており、実写・アニメを問わず、その楽曲を使用することも多い。例として、『あしたのジョー2』では、一部のBGMがイメージアルバム『金田一耕助の冒険』から流用されている。

特に日本テレビ系での活動が多く、『熱中時代』をはじめとする水谷豊主演ドラマや、『ああ!この愛なくば』以降のせんぼんよしこ演出ドラマのほとんどを担当。テレビ映画では『大都会』『探偵物語』などの火曜夜9時ドラマ石原プロモーション作品、『あぶない刑事』をはじめとしたセントラル・アーツ作品や村川透監督による劇場映画などを多数手掛けている。また、アニメーションではトムス・エンタテインメント(旧東京ムービー)との繋がりが深い。

作曲家の大野雄二は、ドラマ『気になる嫁さん』以来長年にわたる共同作業者のひとりであり、『ルパン三世』では1977年スタートの第2シリーズから2013年の『princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』まで作品の選曲・プロデュースに携わっていた。

大野雄二によると、音楽監督という肩書きは鈴木の仕事に敬意を表して『ルパン三世』のスタッフが名付けたものだという[5]

それいけ!アンパンマン』は1988年の放送開始以来、一貫して音楽監督を担当し続けている。

Remove ads

主な作品

テレビドラマ

映画

テレビアニメ

OVA

海外アニメ

ビデオ映画

  • 東映Vシネマ
    • 狙撃 THE SHOOTISTシリーズ(東映ビデオ、東京放送、スポーツニッポン新聞社)
    • 兇悪の紋章(東映ビデオ、テレビ朝日)
    • 裏切りの明日(東映ビデオ、スポーツニッポン新聞社、静岡けんみんテレビ)
    • ベレッタM92F 凶弾(東映ビデオ、テレビ朝日)
    • 悪人専用(東映ビデオ)
    • 夜のストレンジャー 恐怖(東映ビデオ)
    • 傷だらけのライセンス(東映ビデオ)
    • 悪役商会 狼たちの仁義(東映ビデオ)
    • 死神の使者(東映ビデオ)
    • DANGER POINT 地獄への道(東映ビデオ)
    • 名のない男 破壊!(東映ビデオ)
    • 復讐の掟(東映ビデオ)
    • XX 美しき凶器(東映ビデオ)
    • ろくでなし LAST DAWN TEN(東映ビデオ)
    • 今日から俺は!!シリーズ(東映ビデオ)
  • 東映ヤングVシネマ
    • TOUCH ME TENDERLY 優しくこたえて(東映ビデオ)

洋画日本語版制作

バラエティ・教養番組

テレビゲーム

レコード制作協力

作詞

  • 松村とおる「戦国自衛隊のテーマ」(角川レコード) - 松村コージと共同
Remove ads

関連項目

出典

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads