トップQs
タイムライン
チャット
視点

アトレ

JR東日本の商業施設 ウィキペディアから

アトレ
Remove ads

株式会社アトレ (atre co., ltd.) は、東京都渋谷区恵比寿西に本社を置く、首都圏アトレatré)などの駅ビルを開発・運営するJR東日本グループの会社。旧商号は、東京圏駅ビル開発株式会社(とうきょうけんえきビルかいはつ、The EKIBIRU Development Co. TOKYO,)。

概要 種類, 本社所在地 ...

東日本旅客鉄道(JR東日本)の連結子会社

Remove ads

概説

1990年4月、JR東日本グループの駅ビル事業会社である「東京圏駅ビル開発株式会社」として設立される。同年9月に「アトレ」1号店となる四谷店を開業。その後、新浦安店、大井町店を開業。4店舗目となる恵比寿店から、駅ビルの総合演出を行うプロデュース型の開発を開始した。アトレの新規出店を進めるだけではなく、JR東日本の既存駅ビル(目黒、亀戸、大森)を吸収合併してリニューアルし、アトレへと転換を進める。2005年3月には、その開発手法を利用し「Dila西船橋」の開発運営を受託。同年6月に小型商業施設の「アトレヴィ」を秋葉原に開店した。

2005年11月に会社分割を行い、それまで行っていたオフィスビル事業を分離。2007年4月には、吉祥寺駅の駅ビル型商業施設である株式会社吉祥寺ロンロンを吸収合併した。

このように、駅ビル商業施設開発運営会社に特化しながら発展し、JR東日本グループの駅ビル事業を集約させている。2009年4月には中心的な運営店舗であるアトレに合わせ、商号を「株式会社アトレ」に変更した。

2015年4月1日にJR東日本より宇都宮ステーション開発株式会社高崎ターミナルビル株式会社水戸ステーション開発株式会社の株式の譲渡を受け、子会社化した。

2019年1月10日、台湾台北に初の海外店舗を開業した[1]。しかし、入居するショッピングセンターの賃貸借契約が満了するため、2023年12月で閉店することを同年10月に発表した[2]

2020年6月17日にアトレ竹芝が開業。最寄り駅は浜松町駅だが徒歩6分の距離に位置しており、駅ビル・駅ナカではない施設で初めて「アトレ」を名乗る初の事例となる。

「アトレ」とは、「魅力」を意味するフランス語「attrait」に由来する。当社より前に「アトレ」を名乗っていたアトレ川越川越駅に隣接)は丸広百貨店が運営するショッピングセンターであり、資本・業務その他一切の関係はなく、川越駅の駅ビルは、JR東日本グループのもうひとつの主要駅ビルブランドである「ルミネ」を名乗っている。

Remove ads

事業

要約
視点

以下の店舗面積および開業日は株式会社アトレの企業情報・店舗情報のデータをもとに記載している。

首都圏エリア

ショッピングセンター事業

アトレ

総合演出型の駅ビル・駅ナカ商業施設事業。東京都心など首都圏の駅で店舗展開する。2020年9月現在、25店舗を運営する。

さらに見る 店舗名, 店舗面積 ...
アトレヴィ

小規模型の商業施設。2020年4月時点、6店舗。「ヴィ」は、フランス語で生活・人生の意味。一号店となった秋葉原店はアトレ秋葉原2に名称変更している。

さらに見る 店舗名, 店舗面積 ...

北関東エリア

ショッピングセンター管理運営委託

北関東エリアの直営店舗はプレイアトレ土浦を除いて存在しないが、2015年4月1日に宇都宮ステーション開発高崎ターミナルビル水戸ステーション開発を子会社化すると共に、各社店舗の経営権・資産を譲受し、運営を各社に委託する形態を取っている。

  • 宇都宮ステーション開発運営
    • パセオ宇都宮駅ビル ※1974年11月1日に「ラミア」として開業。
    • VAL小山:小山駅ビル ※1978年7月16日に旧小山ステーション開発が開業。
    • Dila小山:小山駅改札内商業施設 ※2019年10年に東日本旅客鉄道より譲受し、宇都宮ステーション開発へ運営委託。
    • VAL古河:古河駅ビル ※1987年3月28日に旧小山ステーション開発により開業。
  • 高崎ターミナルビル運営
    • 高崎モントレー高崎駅ビル ※1982年4月14日に開業。
    • イーサイト高崎:高崎駅舎内商業施設 ※(2006年3月15日に旧ジェイアール高崎商事により仮開業)2010年12月12日に本開業。
    • アズ熊谷熊谷駅ビル本館及び駅舎内商業2施設、駅直結複合ビル内飲食施設 ※1987年4月24日に旧熊谷ステーション開発により開業。
    • イーサイト前橋:前橋駅舎内商業施設 ※2007年12月25日に旧ジェイアール高崎商事により開業。
    • イーサイト籠原:籠原駅ビル ※2011年3月20日により開業。
    • イーサイト上尾:上尾駅舎内商業施設 ※2010年3月14日により開業。
  • 水戸ステーション開発運営
    • 水戸エクセル水戸駅ビル(北口) ※1985年3月24日に水戸ステーション開発により開業。
    • エクセルみなみ:水戸駅ビル(南口) ※2011年5月25日に水戸ステーション開発により開業。

直営店事業

2011年1月14日より、子会社『株式会社アトレスティル』を設立して移管している。

過去に運営していた店舗

Remove ads

かつて行っていた事業

かつてオフィスビルの事業も行っていたが、2005年11月の会社分割によって株式会社JR東日本ビルディングの事業となった。

沿革

Thumb
台北・微風南山アトレ
  • 1990年
    • 4月2日:東京圏駅ビル開発株式会社設立。
    • 9月28日:アトレ四谷店開業[11]
  • 1992年
    • 3月:JR大宮西口ビル(オフィスビル)開業。
    • 4月:JR八丁堀ビル(オフィスビル)開業。
  • 1993年
    • 2月26日:アトレ新浦安店開業、JR信濃町ビル開業[7]
    • 3月11日:アトレ大井町店開業[7]
  • 1994年7月 - JR大宮西口ビル2(オフィスビル)開業。
  • 1997年10月1日:アトレ恵比寿店開業[3]
  • 2002年
  • 2004年
    • 3月3日:アトレ品川店(JR品川イーストビル)開業。
    • 4月:「株式会社目黒ステーションビル」(ヒルトップガーデン目黒運営)と、「亀戸ステーションビル株式会社」(亀戸エルナード運営)を吸収合併。
  • 2005年
    • 4月1日:「株式会社秋葉原」(アキハバラデパート運営)と、「株式会社大森プリモ」を吸収合併[19]
    • 6月2日:アトレヴィ秋葉原店開業。
    • 11月1日:会社分割を実施し、基幹設備保有事業を東日本旅客鉄道に、オフィスビル事業を株式会社JR東日本ビルディングにそれぞれ吸収させる。
    • 11月15日:大森プリモがアトレ大森店に名称変更。
    • 12月2日:ヒルトップガーデン目黒がアトレ目黒店1に、従来のアトレ目黒店はアトレ目黒店2に名称変更。
  • 2006年3月24日:亀戸エルナードがアトレ亀戸店に名称変更。
  • 2007年4月1日:「株式会社吉祥寺ロンロン」(吉祥寺ロンロン、三鷹ロンロン、西八王子ロンロンの3店舗運営)を吸収合併。
  • 2008年
    • 3月14日:アトレヴィ五反田店開業。
    • 7月30日:アトレヴィ田端店開業。
  • 2009年
    • 4月1日:商号を株式会社アトレに変更。株式会社ジェイアール東京企画開発、株式会社ジェイアールかいじ企画開発、株式会社水戸サービス開発、京葉企画開発株式会社の4社の会社分割(吸収分割)により、スキップ北小金、スキップ南柏、牛久アステアの3店の運営事業他を承継。
    • 10月1日:株式会社川崎ステーションビル川崎駅)、株式会社ボックスヒル松戸駅取手駅)の2社を吸収合併。
  • 2010年
    • 3月25日:アトレヴィ巣鴨店開業。
    • 4月1日:吉祥寺ロンロンがアトレ吉祥寺店に、三鷹ロンロンがアトレヴィ三鷹店に名称変更。
    • 9月21日:アトレ吉祥寺店が全館グランドオープン。
    • 11月19日:秋葉原駅電気街口(アキハバラデパート跡地)の新駅ビルが完成し、アトレ秋葉原店1として開業。同時に、アトレヴィ秋葉原店がアトレ秋葉原店2に名称変更。
  • 2011年
    • 1月:直営店事業を子会社「株式会社アトレスティル」として分社。
    • 4月:アトレスティルが「株式会社SC開発」を合併。
    • 10月:西八王子ロンロンJR東京西駅ビル開発株式会社に事業譲渡。
  • 2012年
    • 3月16日:ボックスヒル松戸がアトレ松戸に名称変更[15]
    • 3月29日:川崎BEがアトレ川崎に名称変更[9]
    • 4月:牛久アステアを株式会社ジェイアール東日本都市開発に事業譲渡。
    • 8月31日:アトレヴィ東中野店開業。
  • 2013年9月21日:アトレヴィ大塚店(JR大塚南口ビル)開業。
  • 2015年
  • 2016年
  • 2017年:国外展開のため三井物産との合弁会社アトレインターナショナル(AICO)を設立[25][26]
  • 2018年4月:Dila西船橋を千葉ステーションビル・Dila拝島をJR東京西駅ビル開発に譲渡、Dilaの運営から撤退。
  • 2019年
  • 2020年
    • 3月26日
      • ボックスヒル取手がアトレ取手に名称変更。
      • アトレ五反田2が開業。同時に、アトレヴィ五反田店がアトレ五反田に名称変更。
    • 6月17日:WATERS takeshibaに、アトレ竹芝開業
    • 10月:いわき店を東日本旅客鉄道に移管。
  • 2021年
    • 2月1日:アトレヴィ信濃町をアトレ信濃町に名称変更。
  • 2024年1月10日:簡易株式交換により東日本旅客鉄道の完全子会社に移行。
  • 2025年3月:公正取引委員会より私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)違反の容疑で警告を受ける[27]
Remove ads

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads