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クイーンズのニューヨーク市地下鉄駅の一覧

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クイーンズのニューヨーク市地下鉄駅の一覧
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クイーンズのニューヨーク市地下鉄駅の一覧ではアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ区にあるニューヨーク市地下鉄の鉄道駅について概説する。

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現在のニューヨーク市地下鉄路線網。クイーンズ区は地図の中央から右側にあたる。

沿革

要約
視点

1915年まで、クイーンズにおける大半の高速交通機関は路面電車で、主にブルックリン高速鉄道会社系列の車両が運行していた。しかし、一部にはロングアイランド鉄道インターボロー・ラピッド・トランジットが共同所有する持株会社であるロングアイランド・コンソリデーテッド・エレクトリック・カンパニー所有の路面電車も含まれていた。また、ブルックリンからクイーンズへと蒸気機関車による軽便鉄道が何本か敷設されており、特にアトランティック・アベニュー沿線とロングアイランド鉄道本線の区間を走るアトランティック・アベニュー高速鉄道が有名だった。1885年頃には、マンハッタンのミッドタウンロングアイランドシティを結ぶトンネル計画があり、これはロングアイランド鉄道とニューヨーク・セントラル鉄道、ハドソン川鉄道を路面電車で結ぶことを目的としていた。しかし、建設上の困難、経済情勢の悪化、そしてこのプロジェクトの所有権移転などが原因で、トンネルの完成は延期された。このトンネルは後にスタインウェイトンネルとして知られるようになる。

クイーンズで最も古い地下鉄路線は、ブルックリンからリッジウッドとミドルヴィレッジまで延伸されたBMTマートル・アベニュー線である。これは、かつて蒸気機関車が運行していた軽便鉄道に代わるものだった。次に建設されたのはIRTフラッシング線で、当初はロングアイランドシティに1駅のみ、その後1916年にデュアル・コントラクツによりアストリアまで、1917年にコロナまで、1928年にはフラッシング中心部まで延伸された。BMTフルトン・ストリート線は、ブルックリンのシティラインからオゾンパークとリッチモンドヒルまで延伸された。IRTフラッシング線の延伸にも携わったデュアル・コントラクツは、BMTアストリア線の建設と、クイーンズボロー橋を渡ってIRT2番街線に接続する支線の建設にもつながっている。アストリア線は、BMTが所有する路線の中で最も北に位置する路線だった。BMTブロードウェイ-ブルックリン線は、ブルックリンのサイプレス・ヒルズ地区からクイーンズに入り、1917年にはウッドヘイブンとリッチモンド・ヒルを通り、1918年にはジャマイカ中心部まで延伸された。

市営のインディペンデント・サブウェイ・システムは、1933年8月19日にクイーンズに2つの路線を新設した。INDクロスタウン線は、ロングアイランドシティのコート・スクエア駅からブルックリンのグリーンポイントまで南下しており、1937年にはブルックリン中心部まで延伸された。INDクイーンズ・ブールバード線はマンハッタンを起点とし、ジャクソンハイツまで運行した後、1936年12月31日にキュー・ガーデンまで延伸、さらに1937年4月24日にはジャマイカの169丁目駅まで延伸された。最後の駅である179丁目駅は1950年12月10日に開業した。1939年から1940年にかけて、INDはクイーンズ・ブールバード線に分岐線としてIND万博線を運行、この路線は1939年万博終了後に廃線となり、その痕跡はジャマイカ検車区に残っている。1950年、ジャマイカベイのロングアイランド鉄道ロッカウェイ・ビーチ支線の橋脚で大規模な火災が発生したことをきっかけに、同支線は段階的に廃止され、ファー・ロッカウェイ支線の一部も廃止された。これらの路線は1956年までにINDロッカウェイ線に置き換えられ、かつてのLIRR駅の多くは廃止されたが、すべてが廃止されたわけではなかった。1958年にはファー・ロッカウェイ-モット・アベニュー駅が開業したが、LIRRは1か月後に3ブロック東側に新駅を建設して代替した。1956年4月29日、INDがフルトン・ストリート地下鉄線とBMTフルトン・ストリート高架鉄道を接続したことで、オゾン・パークとリッチモンド・ヒルにあった旧BMTフルトン・ストリート高架鉄道の区間は正式にINDの管轄下となった。

その後1988年にアーチャー・アベニュー線が建設された。これはジャマイカ中心部のBMTジャマイカ線の廃線区間を代替するもので、INDクイーンズ・ブールバード線と接続する分岐線となっている。また、1989年にはアッパー・イースト・サイドルーズベルト島を結ぶ63丁目線が建設された。

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路線および運行系統

要約
視点

MTAの公式の数え方では、クイーンズには81駅のニューヨーク市地下鉄駅が存在する。そのうち、10駅がエクスプレス(急行)かつローカル(各停)の駅である。2駅ある複合駅を1駅と数えると、78駅となる。以下の表では、色付きの路線は基幹路線を表す。その色は運行系統の丸または菱形のラベルの色と一致する。開業年月日はその路線のプラットホームの最初の区間が開業した年月日を記す。ディビジョンは現行のディビジョンの次に括弧でくくって以前のディビジョンを記載する。

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駅一覧

要約
視点

完全に廃止・撤去・解体された駅はリストに含めていない。

さらに見る 凡例 ...
* 複合駅(ステーション・コンプレックス)を形成する駅
** 緩行線と急行線間または同一路線の運行系統間の乗換駅ターミナル;上述の複合駅の一部でもあり得る
*** 複数階または隣接プラットホームで別の路線への乗り換えができる駅。MTAはこれらのプラットホームは同一駅としてカウントしている。
運行系統のターミナル駅
*†, **† または ***† 乗換およびターミナル駅
クイーンズ区内での最終駅。以降はブロンクス、マンハッタン、またはブルックリンに入る。
*‡, **‡, または ***‡ クイーンズ区内での最終駅かつ乗換駅
*†‡, **†‡, または ***†‡ クイーンズ区内での最終駅、乗換駅、かつターミナル駅
バリアフリー・アクセス 障害を持つアメリカ人法準拠の障害者対応駅[1]
(N) または (S) 障害者対応駅であるが、北行または南行のみ対応の駅
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関連項目

  1. J・Z系統の千鳥停車運転時には、「エクスプレスかつローカル駅」にはどちらの系統も停車する。
  2. ジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー/74丁目-ブロードウェイ駅にはホームが2組あるが、国際的に比較する際は1駅と数える。
  3. ホームは北行線にしか設けられていない。
  4. コート・スクエア駅にはホームが3組あるが、国際的に比較する際は1駅と数える。
  5. メッツ-ウィレッツ・ポイント駅は北行ホームのみ障害者対応である。北行の各駅停車はニューヨーク・メッツの試合日または特別なイベントの時にだけ北行ホーム側ドアで客扱いを行う。

脚注

参考文献

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