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ジーベック (アニメ制作会社)
かつて存在した日本のアニメ制作会社 ウィキペディアから
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株式会社ジーベック(英: XEBEC Inc.)は、かつて存在した日本のアニメ制作会社。株式会社IGポートの完全子会社であった。
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歴史
要約
視点
1994年、プロダクション・アイジー(Production I.G)と葦プロダクションが共同制作したテレビアニメ『BLUE SEED』で葦プロダクション側の制作プロデューサーだった取締役の下地志直、文芸担当の佐藤徹(南極二郎)、アニメーターの羽原信義の3名のスタッフらと共に1995年5月1日にProduction I.Gの子会社として東京都国分寺市に設立。
1995年10月3日、第1作目『爆れつハンター』を制作。1996年、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』と『機動戦艦ナデシコ』を制作した。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の制作以降、小学館および小学館集英社プロダクションとの取引関係は続き、小学館『コロコロコミック』とタイアップされたゲームソフト・玩具に関連したアニメーション作品を多数制作している。
1999年9月4日、『ゾイド -ZOIDS-』を制作。手書きによるアニメーションと3DCGの融合を成し遂げた。2002年、関連会社として東京都西東京市田無町に株式会社Triple Aを設立した。
2003年、元スタジオZ5の本橋秀之らを迎え入れ、東京都練馬区関町に制作スタジオ「XEBEC M2」を設立。『ぺとぺとさん』(2005年)はXEBEC M2の名義で元請制作した。
2005年、保有株式の売却によりTriple Aとの資本関係を解消[3]。2006年4月8日、初の全編3DCG作品『サルゲッチュ 〜オンエアー〜』を制作した。
2007年11月1日、Production I.Gの持株会社化に伴い、持株会社IGポートの連結子会社となる。
2009年、本橋が退社したことによりXEBEC M2が解散。一部スタッフは練馬スタジオ「XEBECzwei」(東京都練馬区石神井台)に転属した。
2010年、本社を東京都国分寺市南町3丁目22番31号南ビル5F[4]から親会社であるProduction I.Gが本社を置いていた同市南町3丁目4番5号INGビルへ集約[5][6]。
2015年、連続テレビアニメシリーズ『蒼穹のファフナー EXODUS』の元請制作を「XEBECzwei」名義で行った。これよりOLMと共同で制作元請を担当する作品が増え、解散までの最末期はこれが続いた。
2016年、本社を東京都西東京市西原町1丁目4番1号鵜野ビルへ移転[7]。
2018年11月20日、ポストプロダクション部門を除く映像制作事業をサンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)に譲渡すると発表[8]。その後、一部の部門はIGポートグループに留まる形に変更され、撮影部門および『蒼穹のファフナー THE BEYOND』を制作中の練馬スタジオ「XEBECzwei」(組織改編後は「IGzwei」に変更、その後閉鎖しプロダクション・アイジーへ合流)はプロダクション・アイジーに、仕上部門と2010年8月31日に倒産したグループ・タックから引き継いでOLMと共同で制作を続けていた『はなかっぱ』はシグナル・エムディに移管された[9]が、後にOLMの単独製作に移行された[注 1]。また、ジーベック制作作品の著作権は引き続きIGポートグループが保有[9]した。
2019年6月1日付でProduction I.Gに吸収合併され、法人としてのXEBECは解散し[12]、同年8月8日にXEBECの法人格を消滅した。XEBECの知的財産権・公式サイトをProduction I.Gが継承。そのため、2021年11月5日に劇場先行上映開始した『蒼穹のファフナー THE BEYOND』(第10・11・12話)が、XEBECzwei名義で制作が行われる最後の作品となった。
なお、サンライズ( → バンダイナムコフィルムワークス)に移譲された映像制作事業は2019年4月1日付で同社の設立する新会社「株式会社SUNRISE BEYOND」に事業が継承され[13]、取締役には羽原が就任した[14]。同じく創業者の下地は同年設立されたstudio MOTHER株式会社の代表取締役に就任している[15]。
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作品
テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
ゲーム内アニメパート
制作協力
その他
- おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ! 3rdシングル サヨナラのかわりに2013 鉄拳パラパラコラボMV(2013年)[18]
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関連人物
アニメーター・演出家
制作
- 草壁匠
- 小山剛弘
- 佐藤徹
- 下地志直
- 千野孝敏
- 西沢正智
- 能戸隆
- 三本隆二
- 森見秀史
脚本・文芸
その他
- 伴夏代
- 広瀬勝利
- 廣田剛
- 松岡珠江
同社スタッフ・OBが独立・起業・移籍した会社
現在
- アスリード - 制作を務めた平松巨規が2003年に設立。
- 叶音 - 制作を務めた熊谷拓登がテレビ東京メディアネット→グロービジョンを経て2010年に設立[19]。
- studioMOTHER - ボイジャーホールディングスが中心となり2019年に設立[20]。設立メンバーの一人である下地志直が2022年に亡くなるまで、代表取締役を務めたほか、一部スタッフが移籍している。
過去
- SUNRISE BEYOND - 2019年に映像制作事業を継承[8]。2024年付でバンダイナムコフィルムワークスに吸収合併され解散[21]。(羽原信義を含む)一部スタッフが移籍していた。
関連項目
- プロダクション・アイジー - オー・エル・エム - スタジオジャイアンツ
- 葦プロダクション
- 小学館集英社プロダクション - 小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント
- 機動戦艦ナデシコ
- 宇宙のステルヴィア
- 2005年8月、上記2作品の監督佐藤竜雄が自身のウェブサイトで両作品の続編の制作が「永遠に不可能」になったと発表している。(理由は非公表)
脚注
外部リンク
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