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トレバー・ストーリー
アメリカの野球選手 (1992 - ) ウィキペディアから
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トレバー・ジョン・ストーリー(Trevor John Story, 1992年11月15日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州アービング出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。MLBのボストン・レッドソックス所属。愛称はジョー(Joe)[2]。
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経歴
要約
視点
プロ入りとロッキーズ時代
2011年のMLBドラフト1巡目追補(全体45位)でコロラド・ロッキーズから指名され、入団した。この年は傘下のパイオニアリーグのルーキー級キャスパー・ゴースツでプロデビューし、47試合に出場して打率.268、6本塁打、28打点、13盗塁を記録した。
2012年はA級アッシュビル・ツーリスツに所属し、122試合に出場して打率.277、18本塁打、63打点、15盗塁を記録した。
2013年はA+級モデスト・ナッツに所属し、130試合に出場して打率.233、12本塁打、65打点、23盗塁を記録した。
2014年はA-級トリシティ・ダストデビルズ、A+級モデスト、AA級タルサ・ドリラーズに所属し、3球団合計で108試合に出場して打率.263、14本塁打、48打点、23盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズに所属した。
2015年はAA級ニューブリテン・ロックキャッツ[3]とAAA級アルバカーキ・アイソトープスに所属し、2球団合計で130試合に出場して打率.279、20本塁打、80打点、22盗塁を記録した。オフの11月20日に40人枠入りした[4]。
2016年の開幕はメジャーで迎え、正遊撃手のホセ・レイエスがDV裁判で戦列を離れているチーム事情[5]もあって4月4日に行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの開幕戦では「2番・遊撃手」で先発起用された。メジャーデビューとなったこの試合で、相手先発のザック・グレインキーから2本塁打を放った[6]。新人がデビュー戦で2本塁打を放ったのは史上初。するとそこから3戦連続で本塁打を放ち、デビューから3戦連発という史上初の快挙を達成。最終的にはこの記録を4試合まで伸ばし、開幕6試合で7本の本塁打を放った。メジャー開幕週(4月4日から10日まで)の6試合の成績は打率.333、7本塁打で12打点。放った9安打中7本が本塁打で、長打率は1.111、OPSは1.468を記録した。4月11日にナショナルリーグの週間MVPを受賞した[7]。この時アメリカンリーグで同賞を受賞したのは、こちらも新人のタイラー・ホワイトであり、週間MVPの表彰が始まった1974年以降、両リーグ揃って新人が獲得するのは開幕週に限らず史上初のことだった[8]。結局4月はナショナルリーグの新人史上最多の10本を放ち、4月のルーキー・オブ・ザ・マンスに輝いた。チームはシーズン途中にレイエスとの契約を解除し、正遊撃手として定着した。本塁打のペースはやや落としたものの、前半戦で打率.258、リーグ5位タイの21本塁打を記録したが、ファン投票でも最終投票でもオールスター選出はならなかった。7月にも1週間で5本塁打を放ち週間MVPに選ばれた。7月30日のニューヨーク・メッツ戦で左親指の尺側側副靭帯を断裂すると、手術を受け、残りのシーズンをリハビリに費やした[9]。最終成績は打率.272、27本塁打、72打点を記録した。新人王の投票ではリーグ4位だった(新人王はコーリー・シーガー)[10]。
2017年は145試合に出場したが、打率.239、24本塁打、82打点に留まり、リーグ最低の191三振を喫した。
2018年は前半戦を打率.292、20本塁打、68打点の好成績で折り返し、オールスターに初選出された。9月6日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では3本塁打を放ち、うち1本は2015年に導入されたスタットキャスト史上最長飛距離となる505フィート(約154m)の本塁打だった[11]。最終成績は打率.291、共に自身最高となる37本塁打、108打点を記録し、37本塁打はチームメイトのノーラン・アレナドに次ぐリーグ2位を記録した。オフには自身初となるシルバースラッガー賞を受賞した。MVPの投票ではリーグ8位だった(クリスチャン・イエリッチが受賞)[12]。
2019年5月24日のボルチモア・オリオールズ戦で通算100号本塁打を放ち、448試合での到達はアレックス・ロドリゲスの470試合を越えて遊撃手として史上最速記録となった[13]。最終成績は打率.294、35本塁打、85打点を記録した。オフには2年連続でシルバースラッガー賞に選出された[14]。
2020年はシーズン開幕前の1月31日に2年総額2750万ドルで契約を延長したことが発表された[15]。シーズンではCOVID-19の影響で60試合の短縮シーズンとなる中、15盗塁で最多盗塁のタイトルを獲得した。
2021年はオールスターゲーム前日の7月12日に開催された本塁打競争に出場し、1回戦でレンジャーズのジョーイ・ギャロを破り、準決勝に進出したが、オリオールズのトレイ・マンシーニに破れて敗退した[16]。この年が契約最終年であり、チームが再建に入ったこともありシーズン途中のトレードが濃厚とされていたが、期限までにトレードは起こらなかった。オフの11月3日にFAとなり、球団から提示された1840万ドルのクオリファイング・オファーを拒否した[17]。
レッドソックス時代
2022年3月23日にボストン・レッドソックスと6年総額1億4000万ドルの契約を結んだ(2028年は2500万ドルの球団側オプション)[18]。レッドソックスには正遊撃手にザンダー・ボガーツがいるため、二塁手へコンバートされた[19]。7月27日に2023年に行われるWBCのアメリカ代表への参加を発表した[20]。この年は7月に右手の打撲で10日の負傷者リストに登録された[21]。9月に左足のかかとの打撲で10日の負傷者リストに登録された[22]。94試合の出場で打率.238、16本塁打、66打点、出塁率.303などと自身最低の成績だった。
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人物
- 地元球団であるテキサス・レンジャーズのファンとして育った[25]。
- 2018年11月16日に高校時代からの恋人であるマリー・クロウ(Mallie Crow)と結婚した[26]。
- 2022年3月に第一子が誕生した[27]。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別打撃成績所属リーグ内順位
- -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
タイトル
- 盗塁王:1回(2020年)
表彰
- シルバースラッガー賞(遊撃手部門):2回(2018年、2019年)
- ルーキー・オブ・ザ・マンス:1回(2016年4月)
- 週間MVP:5回(2016年4月10日・7月24日、2018年7月15日、2019年6月2日、2022年5月22日)
記録
- MLBオールスターゲーム選出:2回(2018年、2019年)
背番号
- 27(2016年 - 2021年)
- 10(2022年 - )
脚注
関連項目
外部リンク
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