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クリスチャン・イエリッチ
アメリカの野球選手 (1991 - ) ウィキペディアから
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クリスチャン・スティーブン・イエリッチ(Christian Stephen Yelich , 英語発音: [ˈkrɪst͡ʃən ˈstivən ˈjɛlɪt͡ʃ][2]; 1991年12月5日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サウザンドオークス出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。愛称はイェリ(Yeli)[3]。
姓はイェリッチと表記されることもある。
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経歴
要約
視点
プロ入りとマーリンズ時代
2010年のMLBドラフト1巡目(全体23位)でフロリダ・マーリンズから指名され[4]、8月16日に契約した[5]。
2013年7月23日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビューした[6]。「2番・左翼手」で先発起用され、4打数2安打だった。62試合に出場して打率.288、4本塁打、16打点を記録した[5]。

(2014年6月6日)
2014年は、左翼手のレギュラーに定着し、144試合に出場した。6月に腰を痛めて故障者リスト入りしたが[7]、その期間を除いては常時起用された為、規定打席に到達した。打撃面では、1打席当たりで4.26球(ナショナルリーグ2位)を投げさせる粘り強さ[7]を発揮。左打者ながら左投手を.317と打った他、得点圏でも.318を記録[7]するなど、シーズントータルでは打率.284、9本塁打、54打点、21盗塁、出塁率.362という成績を記録した[5]。守備では、138試合の左翼手の守備で1失策、守備率.996で、レギュラー1年目でゴールドグラブ賞を受賞した[8]。
2015年3月にマーリンズと総額4957万ドルの7年契約を結んだ[9]。この年は故障もあり、126試合の出場に留まったが、規定打席には2年連続で到達した。打率.300、7本塁打、44打点、16盗塁という成績を残した。全選手の中でゴロ率(62.5%)が最も高く、フライ率(15.0%)が最も低かった。
2016年は長打力が増し、38二塁打(リーグ9位タイ)と21本塁打を放ち、リーグ9位の98打点を記録した。この打撃面での活躍が評価され、シルバースラッガー賞を受賞した。オフの12月19日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表への参加の意思を表明した[10]。
2017年はシーズン開幕前の2月9日に第4回WBCのアメリカ合衆国代表に選出された[11]。3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[12]。7試合に出場して打率.292の成績で、大会最優秀外野手となった[13]。シーズンでは156試合の出場で打率.292、18本塁打、81打点の成績を残した。
ブルワーズ時代
2018年1月25日にルイス・ブリンソン、イーサン・ディアス、マンテイ・ハリソン、ジョーダン・ヤマモトとのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズに移籍した[14][15]。オールスターに代替選出され、試合ではソロ本塁打を放った。8月29日のシンシナティ・レッズ戦では6安打を記録し、自身初のサイクル安打を達成。9月17日のレッズ戦で再びサイクル安打を記録し、1シーズンで同じ相手に2度サイクル安打を達成したMLB史上初の選手になった[16]。同2日のワシントン・ナショナルズ戦では自身初となる満塁本塁打を打った。自身初のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに3度選ばれ、9月にはプレイヤー・オブ・ザ・マンスにも選出された。147試合に出場し、打率.326、36本塁打、110打点、22盗塁、出塁率.402を記録し、首位打者の打撃タイトルを獲得、またチームを7年ぶりの地区優勝へ導いたこともありナショナルリーグMVPを受賞した[17]。
2019年はMLB史上6人目となる開幕戦から4試合連続で本塁打を放ち[18]、幸先の良いスタートをきった。7月1日には球団史上初の前半戦で30本塁打に到達した。オールスターゲームおよび本塁打競争に選ばれ、本塁打競争は怪我を理由に欠場したが、試合は先発出場した。40本塁打、30盗塁を達成していたが、9月10日のマイアミ・マーリンズ戦で自打球により右膝膝蓋骨を骨折し、シーズン中の復帰は絶望的になった[19]。130試合の出場で打率.329(リーグ1位)、44本塁打(同4位)、97打点、30盗塁、出塁率.429の成績を残し、2年連続で首位打者のタイトルを獲得した。 オフに同年から新設されたオールMLBチームのファーストチーム外野手の1人に選出された。
前球団であるマーリンズと結んだ契約が残り2年総額2650万ドルを残していたが、2020年3月6日に現在の契約に上乗せする形でブリュワーズと9年総額2億1500万ドルで契約を延長したことが発表された[20]。オプションとして全球団トレード拒否権が含まれる一方で、オプトアウト権は含まれておらず、契約満期まで同球団に所属することになる。また、2029年シーズンの選択権は相互が所持し、バイアウトの際には650万ドルが球団から支払われ、行使された際は10年総額2億2850万ドルになる[21]。また、ブルワーズが2011年にライアン・ブラウンと結んだ5年総額1億500万ドルを超えて球団史上最高額となった。イエリッチは「ここは私がプレーしたいと思っている場所だよ。何より、ミルウォーキー・ブルワーズの選手としてのキャリアを終えたいし、ブルワーズの選手として優勝チームの一員になりたい。私にとって非常に重要なことなんだ」とコメントした。
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人物
母方の祖父はミネオ・ダン・オダという日本人であり[22]、その血が1/4流れる[23]日系三世である[24]。母方の祖母はドイツ、イギリス、オランダ、スコットランドの血を引く家系であり[22]、フットボール選手だった曽祖父のフレッド・ジャークはNFLで殿堂入りを果たしている[25]。父方の曽祖父はボスニア・ヘルツェゴビナのトレビニェ出身のセルビア系移民である。弟のコリン・イエリッチ[26]は2015年にドラフト29巡目でアトランタ・ブレーブスに入団した捕手で、2016年12月24日に当時兄が所属していたマーリンズとマイナー契約をした。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別打撃成績所属リーグ内順位
- -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)
ポストシーズン打撃成績
- 2023年度シーズン終了時
- 太字はMVP受賞
WBCでの打撃成績
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
- 各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞
タイトル
- MLB
- 首位打者:2回(2018年、2019年)
表彰
- MLB
- シーズンMVP:1回(2018年)
- シルバースラッガー賞(外野手部門):3回(2016年、2018年、2019年)
- ゴールドグラブ賞(外野手部門):1回(2014年)
- ハンク・アーロン賞:2回(2018年、2019年)
- ファンサイデッド選出 マーリンズ最優秀選手:1回(2016年)[28]
- プレイヤー・オブ・ザ・マンス:1回(2018年9月)
- プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:5回(2018年7月29日、9月2日、23日、2019年3月31日、4月21日)
- オールMLBチーム
- ファーストチーム外野手:1回(2019年)
- 国際大会
記録
背番号
- 21(2013年 - 2017年)
- 22(2018年 - )
代表歴
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脚注
関連項目
外部リンク
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