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バーディー大作戦
日本のアクションドラマ(1974−1975) ウィキペディアから
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『バーディー大作戦』(バーディーだいさくせん)は、1974年5月11日から1975年5月17日までTBSで毎週土曜日21:00 - 21:55に放送されていたアクションドラマ。全54回。
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映像上の題名は「BIRDIE」。
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概要
前作『アイフル大作戦』と作品世界を共有する続編。当初は『アイフル大作戦』から引き続き軽快なエピソードが主流であったが、次第にハードボイルド色を強めていった。
小川眞由美が演じた校長岸涼子が去ったアイフル探偵学校の伊吹裕二が、元生徒の井口マリ、原田三平らと共に警視庁の桜田警部を局長に迎えて探偵局をつくり(桜田の意向により探偵学校は廃校)、様々な事件を解決に導くまでを描いた作品。
オープニングは芥川隆行による「バーディ、一歩先んじてナイスショット!」というナレーションにより始まるが、「バーディー」とはゴルフ用語で、規定数で終了することをパー、それより1打少なくあがることをバーディーと呼ぶ。本作では、転じてチャンス到来という意味で捉え、男性的なハードボイルドタッチのアクション・ドラマを狙っていた(日本コロムビア株式会社のCD「懐かしの東映TV映画主題歌テーマ集」解説書より)。
『キイハンター』『アイフル大作戦』に続いて、本作でも次回予告のナレーションの始まりは固有の表現があり、「バーディー大作戦、次のナイスショット」という語りから始まる。
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あらすじ
校長岸涼子がアイフル探偵学校を去ったことで、講師の伊吹裕二が校長に、生徒だった井口、原田らは、岸涼子によって講師に認定され、学校を一新するも、生徒は来ず、探偵の仕事は閑古鳥が鳴く状態。家賃も3日以内に払えなければ立ち退きを迫られる中、都内では拳銃連続強盗が発生。その事件の解決に忙しい桜田門こと桜田警部らの誰か名の知れた人を校長に祭り上げることで、一山儲けようと画策する裕二たちだった。
キャスト
要約
視点
- バーディ探偵局
- 桜田局長:丹波哲郎(第1話〜第33話、第35話、第38話〜第42話、第44話、第46話〜第48話、第50話〜第54話)
- 警視庁の警部だったのが、アイフル探偵学校の伊吹らによって、バーディ探偵局の局長にされてしまった。フルネームは第一話をはじめ“桜田正一”と変化したエピソードも存在した。
- 伊吹裕二:谷隼人(第1話〜第54話)
- 海外へ旅立った岸涼子に代わってアイフル探偵学校の校長に昇格するも経営難から桜田が開設したバーディ探偵局で局長代理を務める。しかし、最終話で事件解決直後、自転車で進む子供たちを救うため、マリと共に爆死。
- 韋駄典介:沖雅也(第1話、第2話、第5話〜第7話、第9話〜第16話、第18話、第19話、第21話、第22話)
- 設定ではアイフル探偵学校の元生徒。卒業と同時に講師に昇格。三平、マリと共に桜田を探偵学校の校長に仕立てようと画策するが、成り行きから新設されたバーディ探偵局の所属に。オープニングでは第26話まで登場しているが、実際の出演は第22話まで。
- 原田三平:川口厚(第1話〜第54話)
- 元アイフル探偵学校生徒。卒業と同時に講師に昇格するも、バーディ探偵局の一員に。
- 井口マリ:松岡きっこ(第1話〜第54話)
- 元アイフル探偵学校生徒。卒業と同時に講師に昇格も、バーディ探偵局の一員に。しかし、最終話で事件解決直後、自転車で進む子供たちを救うため、裕二と共に爆死。
- ドラゴン:倉田保昭(第26話〜第54話)
- 本名及び国籍は不明の怪盗。第26話で泥棒稼業から足を洗い、バーディ探偵局に転職。空手が得意。
- アマチュアレーサーの青年。第27話で訳ありの事情からバーディ探偵局に転職。
- ミッチー:安西マリア(第27話〜第46話、第48話〜第54話)
- 七変化のミッチーを名乗っていた女スリ。改心し第27話からバーディ探偵局に転職。
- 榊冴子:木の実ナナ(第1話、第3話)
- バーディ探偵局経営者。アイフル探偵学校校長・岸涼子の幼友達で探偵局に興味を持ったことから岸涼子から経営権を譲り受けるが第3話で探偵局運営にうまみが感じられなくなったと見切りを付け桜田らと決別。経営権を手放す。
- 探偵局のビルの1階のゲームセンター
- ココ:和田アキ子(第1話〜第6話、第8話、第10話、第12話〜第14話、第17話〜第19話、第21話、第23話)
- ゲームセンターのマネージャー。追出刑事とは相思相愛の仲。スリを得意とし、追出刑事に逮捕されたことがある。20歳を超えてから急激に身長が伸びたため、第1話で追出刑事と身長差がなくなったことなど思い出話に花が咲いた。
- オープニングでは第26話まで登場しているが、実際の出演は第23話まで。ゲームセンターも第20話以降は、バーディ探偵局直営と思しきスナック店へ変更された。
- 警視庁
- 追出(おいで)刑事:藤木悠(第1話〜第54話)
- 通称「ドデカ」。ココとは相思相愛の仲という設定も、第23話を最後に消滅する。フルネームは追出大五郎。
- 行内(ゆかない)刑事:小林稔侍(第1話〜第54話)
- 追出刑事の部下。加納弘子婦警とは警察学校時代の同期。
- 行内刑事の婚約者。妹のめぐみ(演:斎藤里花)と同居している。警視庁中里署中央交番勤務。
追出・行内コンビは、「おいで」「行かない」という駄洒落でもある。
放映リスト
- 1974年
- 1975年
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スタッフ
音楽
- オープニング:「愛と死のパスポート」のインストゥルメンタル
- エンディング:「愛と死のパスポート」作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 歌:嶋崎由理
※最終話のみインストゥルメンタル版を使用。
番組の流れ
- 第1話〜第19話
- 前作「アイフル大作戦」からは丹波、藤木、谷、松岡、川口(丹波は『キイハンター』以来1年ぶりの主役復帰)。
- 新メンバーは、バーディ探偵局に韋駄典介に沖(元々アイフル探偵学校の生徒であったという設定)、バーディ探偵局の1階にあるゲームセンターのマネージャー・ココに和田、追出刑事の部下、行内(ゆかない)に小林。
- 第20話〜
- 第22話で沖、第23話で和田と最後に出演が途絶えてしまい、第27話のオープニングで正式な降板が明らかとなった。題名の変更に伴って、殉職などの具体的描写もないまま、この2人は劇中からフェードアウトしていった。
- 第24話より行内の恋人加納弘子婦警(牧)がセミレギュラーとして加入した。
- 第26・27話より新メンバーのドラゴン(倉田)、ミッチー(安西)、一条吾郎(岡本)が加入。このメンバーチェンジの前後よりコミカルな面が抑えられ、ハードなエピソードが主流となる。
- 出演者補足
- 丹波は『キイハンター』『アイフル大作戦』では出演しない回が多かったが、本作では主演エピソードは少ないものの、ほぼ全話近くに出演した。
- 沖は『キイハンター』への途中加入、フェードアウト以来の本格出演であったが、今回もフェードアウトとなった。
- 小林稔侍は本作が大人向けドラマでは初の本格レギュラー。終了後しばらくは再び脇役・端役の時代が続き、レギュラー出演が増えるのは1980年代に入ってからである。
- 最終話で谷隼人は冒頭から坊主頭で登場している。これは最終話の撮影より前に谷がレギュラー出演するドラマ『寺内貫太郎一家2』の撮影が始まっており、第1話で長男役の谷が坊主頭にして改心するシーンがあった為だと1987年9月13日に放送されたテレビ探偵団でのゲスト出演時に語っている。
- 次回作
- 本作後半のハードボイルド路線は次作『Gメン'75』でさらに本格化する。丹波の他、藤木、倉田、岡本は引き続き『Gメン'75』にもレギュラー(刑事)として出演した。
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近畿地方のネット局について
近畿2府4県(実質的には、徳島県も含む)では、腸捻転時代の第47話までは朝日放送(ABC)で放送されていたが、腸捻転解消後の第48話から毎日放送(MBS)での放送に変わった[2]。
DVD・CS等での再放送
脚注
外部リンク
前後番組
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