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三遠南信
愛知県の東三河地方、静岡県の遠州地方、長野県の南信州地域の総称 ウィキペディアから
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三遠南信(さんえんなんしん)または三遠信(さんえんしん)とは、東海地方・甲信地方の一角で、豊橋市を中心とする愛知県の東三河地方、政令市の浜松市を中心とする静岡県の遠州地方(西遠、中遠)、飯田市を中心とする長野県の南信州地域(信濃の南部)の県境を跨いだ地域の呼称。文化・方言的には上伊那の南部(太田切川以南)も含まれ、郡境をも跨いでいる。民俗学者の間では三信遠(さんしんえん)という地域名で流通している[1]。
概説
1997年に三遠南信地域交流ネットワーク会議という組織が作られており、観光ガイドなどを含む公式サイトを立ち上げた。また、この会議は浜松市、豊橋市、飯田市の3市で事務局を回り持ちしていた。その後2005年に三遠南信自動車道早期開通期成同盟会(後に三遠南信地域経済開発協議会)が、2008年に三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)が発足。2014年にSENAが新体制に移行するのに伴い三遠南信地域交流ネットワーク会議が統合された。
この組織は、広域連合や一部事務組合のような自治体の例規集に定められたモノではなく、民間も含めた任意の協議会である。議会は存在せず、法人格もない。事務局は浜松市役所内に設置。
なお、有史以来、長野県南部、静岡県西部、愛知県東部を統合した行政体は存在したことがないが、特に三河と遠州は歴史的に結びつきが強い。
特徴
- 天竜川の舟運や水運を利用して、水窪(浜松市天竜区水窪町)や伊那谷の木材を輸送していた。
- 中央構造線や糸魚川静岡構造線が東端を成し、中央構造線は浜名湖から紀伊半島に入る。
- 農業では、渥美半島の菊、三ヶ日のミカン、遠州一帯のメロン、掛川や牧之原の緑茶、飯田のリンゴや柿が、代表的な農産物である。また、浜名湖は全国一の養殖鰻の生産で知られていたが、廃業が進みシェアを落としている。
- Jリーグチームの一つ・ジュビロ磐田の地盤である。この他にも、つま恋を初めとして、ヤマハに関連する施設が多い。
- バスケットボールB.LEAGUEチームの三遠ネオフェニックスの地盤でもある。ホームアリーナは豊橋市総合体育館で、浜松アリーナでも年間数試合が行われている。
「三遠南信地域連携ビジョン推進会議」に加盟している市町村
三遠南信地域連携ビジョン推進会議に加盟していない地域
市町村合併
東三河地方
遠州地方
- 2004年4月1日 - 榛原郡御前崎町と小笠郡浜岡町が合併、御前崎市となる。
- 2005年1月17日 - 小笠郡菊川町と小笠町が合併、菊川市となる。
- 2005年4月1日
- 磐田市と磐田郡福田町、竜洋町、豊田町、豊岡村が合併、磐田市となる。
- 袋井市と磐田郡浅羽町が合併、袋井市となる。
- 掛川市と小笠郡大東町、大須賀町が合併、掛川市となる。
- 2005年7月1日 - 天竜市、浜北市、周智郡春野町、磐田郡龍山村、佐久間町、水窪町、浜名郡舞阪町、雄踏町、引佐郡細江町、引佐町、三ケ日町が浜松市に編入。
- 2005年10月11日 - 榛原郡榛原町と相良町が合併、牧之原市になる。
- 2007年4月1日 - 浜松市が政令指定都市に移行。
- 2010年3月23日 - 浜名郡新居町が湖西市に編入。
南信地方
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交通
鉄道
主な道路
三遠南信のコミュニティ放送局
→詳細は「三遠南信のコミュニティ放送局」を参照
三遠南信地域では各地域の中心都市にコミュニティFMが存在し、番組制作や公開生放送などの協力や交流も盛んである。
- エフエム豊橋(豊橋市 84.3MHz)
- 浜松エフエム放送(浜松市 76.1MHz)
- 可聴エリア:浜松市(旧浜松市のほか、旧浜北市・天竜市・舞阪町・雄踏町・細江町・引佐町・三ケ日町・龍山村・春野町・佐久間町の各一部を含む)・磐田市・掛川市・袋井市・湖西市・御前崎市の一部・菊川市の一部・豊橋市の一部・豊川市の一部・新城市の一部
- 飯田エフエム放送(飯田市 76.3MHz)
- 可聴エリア:飯田市及び周辺地域
脚注
関連項目
外部リンク
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