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名鉄タクシーホールディングス

日本の持株会社 ウィキペディアから

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名鉄タクシーホールディングス株式会社(めいてつタクシーホールディングス、: MEITETSU TAXI HOLDINGS CO., LTD.)は、愛知県名古屋市中川区本社を置く名鉄グループタクシー事業を統括する中間持株会社[1][6]。旧社名は名鉄交通株式会社(めいてつこうつう)[4]

概要 種類, 本社所在地 ...
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概要

グループの公式略称は「名タク[7]。社章は臙脂色で菱形に「名タク」の文字が入り[8]、傘下のタクシー車両は、名鉄グループ共通デザインのアイボリーホワイトエメラルドグリーンのツートンカラーもしくは黒、社名表示灯(行灯)は緑色で菱形に「名鉄」の文字を入れ[7]、車両側面には臙脂色の社章を掲げている[8]

旧名鉄交通、およびグループ傘下の一部事業会社はハイヤー事業[9]や法人向けサービス[10]も行い、名鉄グループのブランド力を活かして法人需要に応えている。名鉄グループタクシーチケットはグループ外事業者も含め日本全国の提携会社で利用でき[11][12]、名古屋地区の小規模タクシー会社の大部分が同社のタクシーチケットを取り扱っている[11]

持株会社制への移行のため、2011年平成23年)4月1日付で名古屋鉄道の100%出資により名鉄タクシーホールディングス株式会社(初代、法人番号:7180001100832)[5]を設立[1]。持株会社傘下の事業会社として存続していたが、2016年(平成28年)4月1日付で各営業所を分離・子会社化した上で、名鉄交通が名鉄タクシーホールディングス(初代)を吸収合併し、名鉄タクシーホールディングス(二代目)へ商号変更[4]するとともに、旧法人は解散した[5]

旧社名「名鉄交通」の名称は、中間持株会社への転換時に分離した一部事業会社で屋号として使用されており、「名鉄交通」ブランドでタクシー・ハイヤー事業を継続している[8]

持株会社転換以前の事業会社時代、および傘下の事業会社を含めると、タクシー車両の保有台数は700台を超え、東海地方の愛知・岐阜三重の3県では初めて、LPG車・ガソリン車・電気自動車の3種類の車両を導入したタクシー事業者グループである[12]

営業区域

営業区域は名古屋交通圏[13]

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歴史

名鉄交通

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名鉄交通時代のタクシー車両。同社のセダンタクシーはトヨタ・クラウンセダンを使用する[7]。側面に菱形の「名タク」表記の社章を掲げている。前方にはつばめグループのタクシーが複数台見える。
(2011年12月)

大正期に、名古屋鉄道の前身の愛知電気鉄道(愛電)が大阪タクシーから買収した名古屋タクシーを起源とする。名古屋タクシーの創業時より「名タク」の愛称で親しまれ、名古屋タクシーでは社名表示灯(行灯)の表示も「名タク」であった。なお、大阪タクシーの愛称も「大タク」で、現社名の「大タク株式会社」の由来となった。大阪タクシーでも「大タク」と記した菱形の社章を使用していた。[要出典]

1944年昭和19年)9月1日名鉄交通株式会社として設立[2]戦時統合により、名古屋鉄道系列の名古屋地区のタクシー事業会社5社が合併して「名鉄交通」として発足した。[要出典]

名鉄タクシーグループの中核企業である[14]。早くから接遇にも力を入れ、他社に先駆けて1976年より「ご乗車ありがとうございます」といった乗降時の挨拶とお礼、行先確認と乗務員の自己紹介などを始めている[7]。また接遇重視の観点から、名鉄交通では1981年より乗務員を「営業係」と呼称している[7]

名鉄タクシーホールディングス

経営効率化を図るべく、同じ名古屋都市圏で営業している名鉄系タクシー会社である、愛電交通および名鉄名古屋タクシーとの間で共同株式移転により、名鉄傘下の中間持株会社名鉄タクシーホールディングス株式会社(初代)を2011年平成23年)4月1日に設立した[6][15][16]。会社公式にはこの日を設立日としている[1]。同時に社名表示灯の表記を「名タク」から「名鉄」に変更し、3社で統一された[17]

2016年(平成28年)4月1日、名鉄交通は各営業所を分社化した上で名鉄タクシーホールディングス(初代)を吸収合併し、「名鉄タクシーホールディングス株式会社」(二代目・現法人、以下「HD」)へ商号変更した[18]

時期は不詳だが、名鉄知多タクシー・名鉄四日市タクシーがHD傘下に加わった後、2021年10月1日に会社分割(簡易吸収分割)により、名鉄西部交通、名鉄東部交通岐阜名鉄タクシー、石川交通の名鉄保有分株式がHDに移管され、名鉄東部交通の完全子会社だった名鉄岡崎タクシーも含めた5社がHD傘下に入った[19]

名鉄交通時代の2002年(平成14年)7月から運転代行業も扱っていたが、多くの専業業者が起業したことから、2019年(令和元年)9月末日限りで事業廃止を行った[20]

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グループ会社

要約
視点
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名鉄名古屋タクシーの車両。グループ共通カラーの車両に、名鉄交通の菱形の社章の代わりに「Nagoya」と記した臙脂色のロゴを掲げている。
トヨタ・ジャパンタクシー、2023年)
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名鉄西部交通のタクシー車両。グループ共通カラーの車両に、名鉄交通の菱形の社章の代わりに「MEITETSU Seibu Kotsu」と記した楕円形で緑色の社章を掲げている。
江南駅西口、2012年)
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名鉄太田川駅前で客待ちをするグループ共通カラーのタクシー車両。
(仮駅舎時代、2010年)

グループ会社各社の愛称も「名タク」で、愛電交通のみ「電タク」である。ただし菱形のマークの文字は、名鉄タクシーホールディングス設立後は下記の会社の多くは「名鉄」に統一されたが、それ以前は名鉄交通と岐阜名鉄タクシーとかつて存在した浜松名鉄交通は「名タク」表記であった。

タクシー車両数は、グループ全体で約2700台。

2016年(平成28年)4月より順次、タクシーの運賃精算でmanacaなどの交通系ICカードによる電子マネー決済に対応した。

タクシー事業

名鉄交通では、タクシー営業所を「営業基地」と呼称する[2]

愛知県
  • 名鉄交通
    • 名鉄交通第一(第一営業基地、名古屋市瑞穂区浮島町、持株比率100%)[2]
    • 名鉄交通第二(第二営業基地、名古屋市瑞穂区浮島町、持株比率100%)[2]
    • 名鉄交通第三(第三営業基地・ハイヤー営業基地、名古屋市中川区東起町、持株比率100%)[2]
    • 名鉄交通第四(第四営業基地、名古屋市西区あし原町、持株比率100%)[2]
  • 愛電交通(名古屋市昭和区鶴舞、持株比率100%)
  • 名鉄名古屋タクシー(名古屋市中川区万場、持株比率100%)
  • 名鉄岡崎タクシー岡崎市戸崎元町、持株比率100%)
  • 名鉄東部交通豊田市広久手町、持株比率100%)
  • 名鉄西部交通一宮市緑、持株比率100%)
  • 名鉄知多タクシー半田市南末広町、持株比率100%)
岐阜県
三重県
  • 名鉄四日市タクシー四日市市新正、持株比率100%)
石川県
  • 石川交通(金沢市長田、持株比率90.6%)

その他

その他の名鉄グループのタクシー会社

過去のグループ会社

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脚注

関連項目

外部リンク

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