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手嶌葵
日本の歌手、声優 (1987-) ウィキペディアから
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手嶌 葵(てしま あおい、1987年6月21日[2] - )は、日本の女性歌手。
福岡県春日市出身、福岡市在住[3]。ランデブー所属。2017年5月21日から「100万本のばらのまち福山応援大使」[4]。
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人物
身長174 cm[5]。
幼い頃から両親の影響で古いミュージカル映画に親しみ、趣味は映画鑑賞である。特に好きな映画として挙げているのは、『オズの魔法使い』『秘密の花園』『小公子』『ティファニーで朝食を』等[6][7][8]。ミュージカル映画では『パリの恋人』(1957年、スタンリー・ドーネン監督)や『メリー・ポピンズ』(1964年、ロバート・スティーブンソン監督)を数えられないほど何度も見たと述べている[9]。またスタジオジブリ作品では、『紅の豚』がお気に入りであると公言している[10]。両親が洋楽好きだったこともあり、ルイ・アームストロングやエラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリディなどのジャズ・シンガーが好きで、特に中学時代に聴いたルイ・アームストロングの「ムーン・リバー」に衝撃を受けてジャズが好きになった[6]。そうやって日頃から慣れ親しんできた映画音楽やジャズが彼女の音楽のルーツとなった[11][12]。
自身の性格として「頑固で気が強い」と自己分析しており、映画『ゲド戦記』にて自身が声を当てたテルーにも、「頑固者なところや負けず嫌いなところなど、似ている部分はある」と答えている[6][10]。また、カメラが苦手である旨を語っている[13]。作品自体の評価は芳しくなかった原作者のアーシュラ・K・ル=グウィンも手嶌の歌唱については「吹き替えになるときにも愛らしい『テルーの唄』はオリジナルのまま収録されることを願います」と絶賛した[14]。
中学生の頃、対人関係の問題から登校拒否に近い状態になった[13]。その時に心の支えとなったのがベット・ミドラーの「The Rose」であり、アマチュア時代からライブでカバーしている。このカバーの音源がデビューのきっかけとなる[10]。
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略歴
要約
視点
中学を卒業後、音楽の技術を身につけながら高校や短大の卒業資格を取得できる福岡のC&S音楽学院に入学して本格的に歌を学び始め[6]、アマチュアで音楽活動を開始する。
2003年、福岡で行われたヤマハ音楽振興会主催の『TEENS' MUSIC FESTIVAL』が協賛するイベント『DIVA』に出場[2][7]。2004年にも前年に引き続き、『DIVA』に出場する[2][7]。
2005年3月に韓国で行われたイベント『日韓スローミュージックの世界』に出演[2][7]。このイベントがきっかけで、後日、ヤマハの関係者からスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーにデモCDが手渡された。これに収録された「The Rose」のカバーに惚れ込んだ鈴木プロデューサーの薦めでデモを聴いた宮崎吾朗監督も彼女の歌を気に入り、当時まだ無名の新人ながらジブリ映画『ゲド戦記』のテーマソングを歌う歌手に抜擢される[2][7][10]。また映画のテーマソングだけでなく、ヒロイン・テルー役の声優も務めることになった[2][10]。
2006年6月7日、映画挿入歌として映画公開に先駆けて発売されたシングル「テルーの唄」でメジャー・デビューを果たす。このCDはオリコンで初登場5位を記録。出荷枚数は約30万枚[15]、音楽配信での楽曲ダウンロード件数は当時のスタジオジブリシリーズの主題歌で最大の約65万件[15] を記録。
2012年9月30日、福岡県春日市より「市民文化賞」を授与された[16]。
年譜
- 2006年
- 6月7日、シングル「テルーの唄」でメジャー・デビュー。
- 7月12日、初のアルバム『ゲド戦記歌集』を発売。
- 7月29日、映画『ゲド戦記』が公開される。
- 2007年
- 2月7日、2枚目のアルバム『春の歌集』を発売。デジタルシングル『岸を離れる日』を配信開始。
- 10月3日、2枚目のシングル『奇跡の星』を発売。
- 2008年
- 3月5日、映画音楽のカバーアルバムとして、3枚目のアルバム『The Rose 〜I Love Cinemas〜』を発売。
- 5月7日、デジタルシングル『家族の風景 (CMバージョン)』を配信開始。
- 5月16日、福岡PayPayドームで開催された「Theory Presents レディースデースペシャル 福岡ソフトバンクホークス VS 北海道日本ハムファイターズ」オープニングセレモニーで、3万人を前に国歌を斉唱する。
- 6月4日、3枚目のシングル『虹』を発売。
- 7月23日、4枚目のアルバム『虹の歌集』を発売。
- 10月15日、デジタルシングル『Can't Help Falling In Love』を配信開始。
- 12月24日、デジタルシングル『光/月のぬくもり』を配信開始。
- 2009年
- 3月11日、デジタルシングル『徒然曜日』を配信開始。
- 3月25日、CHAGEのアルバム『Many happy Returns』収録の「嘘」に参加。
- 10月7日、5枚目のアルバム『La Vie En Rose 〜I Love Cinemas〜』を発売。
- 11月4日、デジタルシングル『この道』を配信開始。
- 2010年
- 2011年
- 6月1日、映画テーマソングとして、映画『コクリコ坂から』の公開に先駆けて4枚目のシングル『さよならの夏 〜コクリコ坂から〜』が発売。
- 7月9日、7枚目のアルバム『スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」』を発売。
- 7月16日、『コクリコ坂から』公開。ヒロインの友人・悠子役として声の出演。
- 11月9日、8枚目のアルバム『Collection Blue』を発売。
- 2012年
- レーベルをビクターエンタテインメントに移籍。
- 12月12日、9枚目のアルバム『Miss AOI - Bonjour,Paris!』をデジタルアルバムとして配信開始。
- 2014年
- 7月23日、10枚目のアルバム『Ren'dez-vous』(ランデブー)を発売。
- 2016年
- 2月10日、5枚目のシングル「明日への手紙」を発売。(フジテレビ系ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』主題歌)
- 4月20日、11枚目のアルバム『Aoi Works 〜best collection 2011-2016〜』を発売。
- 11月7日、ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で、東京ドラマアウォード 2016・主題歌賞を受賞[17]。
- 2020年
- 10月14日、6枚目のシングル 「散りてなお」を発売。(映画『みをつくし料理帖』 主題歌)
- 2021年
- 2月24日、7枚目のシングル 「ただいま」を発売。(TBS系日曜劇場 『天国と地獄〜サイコな2人〜』主題歌)
- 6月2日、初のベスト・アルバム 「Simple is best」 を発売。
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ディスコグラフィ
要約
視点
シングル
EP
配信限定シングル
アルバム
デジタルアルバム
- Miss AOI - Bonjour,Paris!(2012年12月12日)
- Highlights from Aoi Works(2016年4月20日)
- Highlights from Simple is best(2021年6月2日)
- Highlights from Simple is best Vol. 2(2021年10月20日)
アナログ(アルバム)
- Highlights from Simple is best(生産限定盤)(2021年10月20日)
参加作品
- 嘘
- CHAGEの『Many Happy Returns』に収録。(2009年3月25日発売)
- CHAGE & 手嶌葵で参加。
- 雪の降るまちを
- オムニバス作品『にほんのうた 第四集』に収録(2010年1月27日発売)
- 手嶌葵+坂本龍一で参加。
- 瑠璃色の地球
- 『Image12 douze emotional & relaxing』に収録(2012年1月25日発売)
- 卒業写真
- 『東京カフェスタイル ♯1ストーリー』に収録(2012年4月25日発売)
- やさしさに包まれたなら
- 『東京カフェスタイル ♯1ストーリー』に収録(2012年4月25日発売)
- バードランドの子守唄
- 『アニメ 坂道のアポロンオリジナル・サウンドトラック』に収録(2012年4月25日発売)
- バードランドの子守唄 (Sax-intro version)
- 『アニメ 坂道のアポロンオリジナル・サウンドトラック プラス more & rare』に収録(2012年7月25日発売)
- Melodies of Life
- 『FINAL FANTASY TRIBUTE 〜Thanks〜』に収録(2012年12月5日発売)
- 風の谷のナウシカ
- あなたのぬくもりをおぼえてる
- 『涙活コンピ ~世代を超える泣き歌集~』に収録(2015年7月8日発売)
- オンブラ・マイ・フ~Ombra mai fu
- 『永い言い訳 オリジナル・サウンドトラック』に収録(2016年9月21日発売)
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タイアップ一覧
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出演
要約
視点
主にレギュラー出演、特集の組まれた番組および主要な出演のみ記載とする。
劇場版アニメ
ナレーション
- とよた科学体験館プラネタリウム『宇宙の旅人 Voyagers of Space』(2008年)
- テレビ西日本開局50周年記念特別番組『決断の時 〜崖っぷちの日本医療〜』(2008年)
- コーセーコスメポート『ライスフル20』(2008年)
- 東芝『環境』(2009年 - )
- RKB毎日放送製作 JNN系列28局ネット『又吉直樹 神の島を行く〜宗像大社と出光佐三〜』(12月13日)
- 鷹を継ぐもの(2023年6月30日、NHK-BSP)[30]
CM
- アサヒ飲料『三ツ矢サイダー』ゲド戦記キャンペーン(2006年)
- ACジャパン 「難民のふるさと」ナレーション(2010年)
- ACジャパン 「進学できた。前に進めた。」CMソング「I've Been Working on the Railroad」(2013年)
- KDDI『コクリコ坂から × KDDI 〜私を、あなたに伝えたい。〜』キャンペーン(2011年)
- マクドナルド 「僕がここにいる理由」篇 小坂明子の楽曲 「あなた」のカバー(2021年7月20日 - )
- 東芝 企業広告 「未来への航海 エネルギー / インフラ / デバイス」篇 松田聖子の楽曲「瑠璃色の地球」手嶌の3度目となるカバー(2021年11月27日 - )[21][22]
テレビ
- 金曜ロードショー(2006年7月28日、日本テレビ系列)
- 満員御礼「ゲド戦記」! 〜「ゲド戦記」を巡る5つの旅〜(2006年8月12日、日本テレビ)
- 大ヒット!もう一つの「ゲド戦記」〜宮崎吾朗の監督戦記〜(2006年8月24日、日本テレビ)
- 24時間テレビ 愛は地球を救う29(2006年8月27日、日本テレビ系列)
- 塩谷哲プロデュース〜SALTISH NIGHT vol〜(2007年3月10日、NHK BS2)
- 題名のない音楽会21(2007年5月13日、テレビ朝日系)
- みゅーじん(2007年10月14日、テレビ東京系)
- 僕らの音楽(2008年10月3日、フジテレビ系列)
- 2012.04 - NHK BSプレミアム『フローズン プラネット 最後の未踏の大自然』イメージソング「氷の大地」
- silent(2022年10月 - 2022年12月、フジテレビ系列)- タイトルコールを担当
ラジオ
レギュラー番組
特別番組
その他
- YOKOHAMA JAZZY NIGHT(2006年10月14日、FM Yokohama)
- Asian New Standard 2007(2007年1月3日、LOVE FM)
- ライブ ウィズ フレンズ〜塩谷哲と音楽仲間たち〜(2007年3月31日、NHK-FM)
- KIRIN BEER "Good Luck" LIVE(2014年7月26日、TOKYO FM系JFN38局ネット)
ライブ
- 谷山浩子 猫森集会2006(2006年9月15日、9月16日)
- 手嶌葵“ゲド戦記歌集の会” in 三鷹の森ジブリ美術館(2006年12月5日)
- 塩谷哲プロデュース〜SALTISH NIGHT vol.X〜(2006年12月23日)
- カルロス・ヌニェス ゲド戦記を奏でる(2007年5月9日)
- Premium meets Premium 〜手嶌葵歌集の会〜 冬編(2007年12月21日)
- LIVE IN LANDMARK X'mas Night Special 5days"谷山浩子&手嶌葵X'mas LIVE"(2008年12月23日)
- iTunes presents X'mas Rocks LIVE at the Apple Store, Shibuya:手嶌葵(2008年12月25日)
- キャンドルナイト・コンサート CANDLE NIGHT with 手嶌葵 Aoi Teshima(2009年8月16日)
- 寺嶋民哉プロデュース シネマ・トラック Trick Trip Trap(2009年8月26日)
- 手嶌葵コンサート〜Meeting with the fairy's Voice〜(2009年)
- 10月6日:ビルボードライブ大阪
- 10月7日:名古屋ブルーノート
- 10月28日:ビルボードライブ東京
- アップルストアインストアライブ渋谷(2009年10月8日)
- 食・アイランド九州〜フードフェスティバル(2009年11月21日)
- Premium meets Premium2009(2009年12月21日)
- Voices feat.今井美樹 & friends(2010年5月7日、オーチャードホール)
- 手嶌葵コンサート(2012年)
- 12月7日 :日立シビックセンター音楽ホール
- 12月11日:ビルボードライブ大阪
- 12月17日、12月18日:ビルボードライブ東京
- 12月27日:名古屋ブルーノート
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脚注
外部リンク
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