トップQs
タイムライン
チャット
視点

武蔵大学

東京都練馬区にある私立大学 ウィキペディアから

武蔵大学
Remove ads

武蔵大学(むさしだいがく、英語: Musashi University)は、東京都練馬区豊玉上一丁目26番1号に本部を置く日本私立大学1922年創立、1949年大学設置。大学の略称武蔵(むさし)。

概要 武蔵大学, 大学設置 ...
Remove ads

概観

要約
視点

大学全体

東武財閥の創設者初代根津嘉一郎は、1909年渋沢栄一が率いる渡米実業団に参加したことで「社会から得た利益は社会に還元する義務がある」という信念が生まれ、その後社会の繁栄のもとになる教育事業に貢献することを決意した[1]

その後、1922年に設立した日本初の私立旧制高等学校である旧制武蔵高等学校が現在の武蔵大学の前身である。新制大学の設立の際、旧制高校教授会ははじめ文理学部開設を希望したが、法人の意向により、1949年に経済学部医学部進学課程1962年廃止)の2つの学部を持つ大学として設立。当初、学長には旧制武蔵高等学校長の宮本和吉、経済学部長には鈴木武雄が就任した。その後、1969年人文学部を増設、1998年に人文学部社会学科が独立して社会学部が設置、2022年国際教養学部が設置され、現在は4学部9学科2研究科を有する。

旧制高等学校を起源とする東京四大学 (武蔵大学、学習院大学成蹊大学成城大学)の一校で、北海道札幌市に所在する北海道武蔵女子大学・短期大学は姉妹校。

大学名の由来

  • 「武蔵」という校名は地名の武蔵国と平和主義を意味する漢語「戢武崇文」(武をおさめ文を崇ぶ)に由来する[2]。旧制高等学校時代、かつては「蔵」は、「藏」を使い、「武藏大學」と表記していた[3]

武蔵創立の関係者たち

1909年8月、米国実業界の招聘による渡米実業団に参加した実業家の根津嘉一郎 (初代)は、ロックフェラーなど合衆国の著名財界人が私財を投じて公共事業に尽力している実態に触れ、育英事業への志を深くするに至った。帰国後、根津は同じく実業家として親交のあった宮島清次郎正田貞一郎らにこの計画を相談し、さらに本間則忠・平田東助[4]一木喜徳郎岡田良平山川健次郎北條時敬らと共に、事業の中核として設立されるべき学校の構想について協議が重ねられ、旧制中学旧制高校を併せ持つ旧制7年制高等学校が適当であるとの結論に至った[5]

建学の理念と目標

武蔵大学は建学の三理想および、3つの目標を定めている。

三理想という、事実上の校訓ないし校是があり、その内容は、

  1. 東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物
  2. 世界に雄飛するにたえる人物
  3. 自ら調べ自ら考える力ある人物

である。これは、開校初年度の入学式で一木喜徳郎が述べたものについて、1929年に表現上の変更をしたものである。実質的には山本良吉の創案と思われ、彼が1920年から1年間行った欧米視察旅行の反省を踏まえたものであった[6]。山本は1937年の創立15周年座談会で三理想の第1項、第2項について次のように述べている。

あれは私の洋行の結果ですが、将来世界の文明が二つ現れるだらうと云ふのが私の考へであつた。一つは東洋文明と西洋文明が東の方を廻つて、日本で東西文明が新しい実を結ぶだらう。今一つは東洋文化が太平洋を渡つて、アメリカで以て違つた実を結ぶだらうと考へて帰つて来たものです。その考へが第一節に入つて居るのです。殊にその頃は日本文化なんて云ふ考へは、不思議な話だけれども社会全体に於て今と較べると余程薄かつたものです。矢張りまだ文明と云へば西洋の文明と云ふやうな考へが、日本には満ちて居たものです。これをどうしても壊さなくちやいかんと云ふ頭があつたものです。それで東西文化と言つたのですけれども実は西は付たりで、東の方を拡げなければならぬと云ふことがあつたのです。それから世界に雄飛する人間を作ると云ふ意味は、日本の文化、東洋の文化を世界にもつと拡げなくてはいかん。さう云ふ人間を作る必要があると云ふ意味です[7]

また、第3項は「従来の暗記中心の『注入主義』的な教育に対し、『自分の頭で考える』ことをすすめるもの」[8]であり、「教授とは人生に必要な一切の知識を与えることではなく、『よく自ら考へ、自ら判断し、最も適当の方法を取って行く』ための力を養うことが肝要」[8][9]との山本の考えを表しているという。

3つの目標

  1. [自立] 自ら調べ自ら考える
  2. [対話] 心を開いて対話する
  3. [実践] 世界に思いをめぐらし、身近な場所で実践する
Thumb
旧本館(1923年)
Thumb
大講堂(1928年)

就職状況

2018年の東洋経済オンラインの記事による「就職力」の強い大学トップ100ランキング(約2000の進学校の進路指導教員が評価)[10]において武蔵大学は2018年現在存在する約770大学中、28位となっている。

大学ランキング

  • 面倒見が良い大学

全国私立大学2位(首都圏1位)※14年連続首都圏1位

  • 小規模だが評価できる大学

全国私立大学1位(首都圏1位)※7年連続首都圏1位

  • 入学後、生徒を伸ばしてくれる大学

全国私立大学3位(首都圏4位)

  • 教育力が高い大学

全国私立大学5位(首都圏8位)

  • 就職に力を入れている大学

全国私立大学20位(首都圏15位)

※『サンデー毎日』2023.9.17号「全国645進学校アンケート『オススメ大学』ランキング」(大学通信調べ

Remove ads

沿革

要約
視点

(沿革節の主要な出典は公式サイト[11]

略歴

さらに見る 年月, 年表 ...
Remove ads

歴代校長・学長・学園長

要約
視点

括弧内は在任した年を示す

前身の旧制武蔵高等学校歴代校長

新制武蔵大学歴代学長

  • 宮本和吉 - (1949 - 1956)
  • 吉野信次 - (1956 - 1965) 商工官僚貴族院議員、参議院議員商工大臣運輸大臣愛知県知事などを歴任
  • 鈴木武雄 - (1975) 京城帝国大学教授、戦後は明治大学、東京帝国大学で講師を経て、新制武蔵高等学校講師。武蔵大学教授・武蔵大学経済学部⻑。東京大学教授。武蔵大学講師を歴任
  • 岡茂男 - (1975 - 1984 ※うち1976までは学長代行) 九州大学助手、武蔵大学専任講師。武蔵大学教授を歴任
  • 浅羽二郎 - (1984 - 1988) 同志社大学講師。同志社大学助教授。武蔵大学助教授。19武蔵大学教授。武蔵大学経済学部⻑を歴任
  • 小原広忠 - (1988 - 1992) 白百合女子大学助教授。武蔵大学助教授。武蔵大学教授。武蔵大学人文学部⻑を歴任
  • 桜井毅 - (1992 - 2000) 武蔵大学助手、武蔵大学専任講師。武蔵大学助教授。武蔵大学教授。武蔵大学経済学部⻑を歴任
  • 横倉尚 - (2000 - 2006) 武蔵大学専任講師。武蔵大学助教授。武蔵大学教授。武蔵大学経済学部⻑を歴任
  • 平林和幸 - (1992 - 2000) 武蔵大学専任講師。武蔵大学助教授。武蔵大学教授。武蔵大学人文学部⻑を歴任
  • 清水敦 - (2010 - 2014) 信州大学講師、武蔵大学助教授。武蔵大学経済学部教授。武蔵大学経済学部⻑を歴任
  • 山㟢哲哉 - (2014 - 2021) 武蔵大学専任講師。武蔵大学助教授。武蔵大学教授。武蔵大学社会学部⻑を歴任
  • 高橋徳行 - (2021 - 現在) 国民生活金融公庫(現 日本政策金融公庫)総合研究所主席研究員。武蔵大学経済学部経営学科教授を歴任

武蔵学園歴代学園長

基礎データ

所在地

象徴

  • スクールカラー校章は白雉(しらきじ)と小枝をモチーフにしてデザインされている。
  • 武蔵のシンボル白雉は続日本紀神護景雲2年「武藏国献白雉」の故事に因む。
  • 3号館中庭に存在する樹齢200年の大欅は幹周り4mに達する巨木で、開校以来学園の象徴になっている。校歌「武蔵賛歌」(1927年製作)では「庭面にそそる大欅 千代の髪振り、かたりけり」と謳われている。1994年には「ねりまの名木」100選に選定された[12]
  • 武蔵の公式キャラクターとして「シラキジくん」がいる。Xや、Instagramや、LINEにて、学内の大学生に向けての情報や学外に向けて日々情報を発信している[13]

校歌・讃歌

  • 「武蔵大学讃歌」
    • 作詞 斉藤忠三
    • 作曲 柴田丈夫・守住佐一郎
    • 武蔵大学には校歌が存在しないが、校歌に相当するのが武蔵大学讃歌である[14]

この讃歌は雑誌「武蔵評論」に寄稿された同級生の作「祥瑞の白雉」に刺激された齋藤忠三が作詞。その後作曲の守住左一郎の眼にとまったのが縁で、美しい五線譜が組みこまれた。大学2回卒業生の謝恩会で発表、愛唱歌となった。

在学者数

4000名強(学部・学科、経済学研究科・人文科学研究科合計)

Remove ads

教育および研究

組織

学部

経済学部
  • 経済学科
  • 経営学科
  • 金融学科
人文学部
  • 英語英米文化学科
  • ヨーロッパ文化学科
  • 日本・東アジア文化学科
社会学部
  • 社会学科
  • メディア社会学科
国際教養学部
  • 国際教養学科
    • 経済経営学専攻
      グローバルスタディーズ専攻

研究科

経済学研究科
人文科学研究科

附置機関

教育

  • 文部科学省質の高い大学教育推進プログラム[16](教育GP)採択事業
    • 平成21年度 - 学部横断「横のつながり」育成プロジェクト
  • 2013年、日本銀行主催の第9回日銀グランプリ(金融分野の大学生論文コンテスト)の決勝大会[17] に進出した5チーム(武蔵大学、東京理科大学東京経済大学立教大学福島大学)の中で武蔵大学経済学部金融学科チームが「被災企業訪問から考える、被災企業救済の新たなスキームの提案~災害に強い国づくりファンド~」で最優秀賞を受賞。当日のプレゼンテーションを再現した動画を本学YouTube公式チャンネルにて公開している[18]
Remove ads

学生生活

要約
視点

部活動・サークル

  • 硬式野球部は、首都大学リーグ(首都大学野球連盟)発足時のメンバーであり、2022年春の首都大学1部リーグにおいては最終節まで優勝争いをしている[19]。2025年春季現在、首都大学1部リーグに所属している[20]
  • 軟式野球部は、首都大学軟式野球連盟に加盟しており、全日本大学軟式野球選手権大会へ4回出場している(直近は2017年出場)[21]。2025年春季には、8年振りの全国大会出場(全日本大学軟式野球選抜大会としては初出場)を決めている[22]
  • 男子ラクロス部は、2014年度関東学生リーグで1部昇格を果たした。2013年度で3部から2部に昇格したため、2年連続の昇格を果たした。ちなみに1部所属は14年ぶりである。
  • ラグビー部は、関東大学ラグビー対抗戦グループBグループに所属している。
  • アメリカンフットボール部は、関東学生リーグ2部Aグループに所属している。
  • 水泳部は、日本水泳連盟関東学生支部が主催する関東学生選手権水泳競技大会に出場している。2010年度辰巳杯では、女子50m背泳ぎにて優勝を果たした。
  • コピーダンスサークルのLolliPopは、女子大生アイドルの甲子園「UNIDOL」において、第1回優勝、第2回3位、第4回サンリオピューロランド賞、第5回出場、2015卒業コンサート出場、第6回決勝進出(2日目4位通過)を果たしている。
  • モダンジャズ研究会は、週に1回のセッションをするほか、例年は年3回の演奏会や学園祭でのジャズ喫茶、夏合宿などを行っている。セッションや演奏会は自由参加で、バンドごとに練習をしている[23]
  • 漫画研究会は、漫画だけでなく、アニメやゲームなどお互いに好きなものを認め合い、理解を深めることをモットーに、定期的な活動以外に部誌の作成や学園祭への参加、夏・冬のコミックマーケットへの出展を行っている[24]
  • 学生が主体となり大学の広報をウェブ記事を通して行うMusashi Web Magazine「きじキジ」が存在する[25]

その他、サッカー部・ホッケー部・女子ラクロス部・バレーボール部・バスケットボール部・ゴルフ部・剣道部・硬式庭球部・弓道部・ハンドボール部・バドミントン部・應援団・チアリーダー部・空手部・放送会・合唱団・室内楽団・管弦楽団・アカペラ・英語会E.S.S.部・軽音楽研究会・旅同好会・鉄道研究会・美術部・フォークソング研究会・舞踏研究部・文芸部・文化研究会[26]など体育会、文化会を問わず、活発な部活動や研究会が行われている。また、部活動や研究会だけでなく、サークル活動(同好会)についても、テニス・ダンス・オールラウンド・軟式野球・サッカー・フットサル・バレーボール・バスケットボール・ウインドサーフィン・[27]軽音楽・音楽・国際問題研究・投資研究・SF研究・昭和レトロ・詩歌・お笑いなど多くの団体がある[28]。なお、文化団体連合会や体育連合会、サークルなどの部屋が江古田キャンパス10号館と朝霞キャンパス部室棟に設置されている[29]

学園祭

学園祭は「白雉祭」(しらきじさい)と呼ばれ、例年11月に江古田キャンパスにて開催される。白雉祭は、学生が自主的に行っている学園祭で、参加する学生それぞれが様々な企画を立て、構内の様々な場所でイベントを行っている。

スポーツ

毎年5月頃に武蔵大学の学生による学内運動競技大会、10月頃に東京四大学の学生による四大学運動競技大会が開催される。

Remove ads

大学関係者と組織

大学関係者組織

武蔵大学同窓会は1966年に会則を制定し、2023年3月時点の卒業生71回生を含めると、53,439名の会員数となった。「武蔵会」、「白雉会」の略称を使用している。

大学関係者一覧

施設

要約
視点

江古田キャンパス

施設

Thumb
3号館(旧本館)

キャンパスには1号館から11号館までがある。

  • 1号館は2012年秋に完成し、英語をはじめとした外国語や異文化を学ぶためのスペースMusashi Communication Village、通称「MCV」があり[30]、地下のシアター教室は最先端の音響・映像機器を完備している。壁面にガラスが多用され、全体的に開放感を感じさせるデザインとなっている。生協購買は11号館に移動した。1号館の2階が2号館のテラスと接続しており、さらにその2号館から3号館、6号館、7号館、8号館、大学図書館本館へと地上に降りずに各施設への連絡が可能。2022年4月1日、1階にアドミッションセンターが設置された[31]
  • 2号館は2024年現在建て替え中で、学生食堂、ラウンジ、教室等を備えた地上5階の建物として2025年夏の完成を予定している。
  • 3号館は古く1923年建築で都内でも珍しい関東大震災空襲東日本大震災を経験した建物で、練馬区内に残る鉄筋コンクリート造の近代建築として最も古い建物である。デザイン的にはアール・デコと呼ばれるもので、外壁の柱の凹凸や上部のジグザグ模様が特徴である。
  • 6号館前には「はなみずき広場」という円形広場がある。
  • 7号館の地下には温水プールが完備されている。
  • 8号館は学園創立80周年、大学創立50周年記念事業で、2002年竣工した。高度情報化時代にふさわしい情報ネットワークを完備しており、地下1階には洋書プラザ(第二図書館)、8階建てであるが、途中の3階には大学の憩いの場でもある「空中庭園」がある。
  • 9号館には情報・メディア教育センターがあり、ICT環境の整備とともに、ICTを道具として使いこなすための情報教育を支援している。
  • 10号館には体育会系、文化系、それぞれの活動を支える部室や、板敷と畳敷の二面を備え、主に剣道、柔道、空手道、合気道、少林寺拳法の各部が利用する武道場や、ダンス練習用バーと大型ミラーを備えたホールなどが設置されている。
  • 11号館には1号館から移転してきた購買、グループスタディーズルームなどがある。東門からは入ってすぐの所にあるが、正門からだと一番奥まった所にある。
  • 他に3号館に隣接している大学図書館本館、5号館の横にそびえる教授研究棟、9号館内に居を構える根津科学研究所、10号館の裏に存在する大学体育館、大隈講堂日比谷公会堂を手掛けた佐藤功一による設計で入学式や卒業式や学生大会や白雉祭など、幅広い用途で使われる大講堂などがある。大講堂と3号館は練馬区登録文化財に登録され、これら2棟の建築物に根津科学研究所加えた3棟はBELCA賞を受賞した[32]
  • 大講堂内に本学のシンボルともいえる武蔵学園記念室が存在しており、武蔵学園に関わる資料を収集整理・保存し、広く学内外に公開展示していくとともに、将来に予定される学園正史刊行への準備・研究等の中心的役割を果している。
  • 武蔵大学総合研究所という研究所の事務室が8号館4階にあり、根津化学研究所の中に第一研究室、第二研究室がある。この研究所では既存の学部・学科組織や学問領域を越え、また地域社会・企業などと連携した研究活動を行っている。現在行っている主な活動は1. 研究および出版支援、2. 学際的、総合的な研究開発、3. 地域・市民との協同研究である。
  • 以前は学生会館があった。10号館が建設されたため2007年に取り壊された。跡地は「しらきじ広場」という小さなグラウンドになっている。
  • 練馬区アメダス観測所がキャンパス敷地内に設置されていたが、2012年石神井松の風文化公園(日本銀行石神井運動場跡地)に移転された。周辺に高層の建物が建った影響で風通しが悪くなり正確な観測が難しくなったことが移転の理由とされる。

ロケーション撮影地として

キャンパスは歴史ある建物をはじめ、緑あふれる外観を中心に構内各所での撮影依頼が寄せられ、近年も映画テレビロケ地としても数多く使われている[33]

  • 2014年 映画『海月姫(くらげひめ)』
  • 2017年 映画『TOKYO DECIBELS

朝霞グラウンド・朝霞プラザ

Thumb
朝霞グラウンド・朝霞プラザ

朝霞グラウンドの面積は約67,000m2東京ドーム約1.4個分に相当する広大な敷地に、野球・サッカー・ラグビーなどの各種グラウンド、またテニスコート、弓道場、アーチェリー場などが整備されている。朝霞プラザには新入生から2年次生までの2年間在寮できる学生寮やゼミ・演習に利用できるセミナー室、食堂を完備している。その他、40名まで宿泊可能な宿泊室のほか、講義などにも対応できる多目的ホールを完備した朝霞合宿所などが所在している[34]

学外施設

クラブ活動の合宿やゼミ・演習の合宿に利用できる学外施設として、以下の施設がある。また、赤城青山寮は在学生と教職員以外にも在学生の家族や卒業生とその家族の利用も可能。

Remove ads

対外関係

要約
視点

地域連携

  • 練馬区武蔵大学特別履修生制度
    練馬区民の要望により、武蔵大学と練馬区が協力し、高度で専門的かつ体系的な学習機会を提供する制度で、履修生は、正規の授業を一般の学生と一緒に受講するほか、大学図書館、情報・メディア教育センター、福利厚生施設等の教育施設を利用することができる[35]
  • 江古田みつばちプロジェクト
    3号館屋上のミツバチ園にて、ミツバチの飼育と採蜜を行い、花いっぱい運動など、ミツバチの活動しやすい地域づくりと、まち環境の向上、ハチミツによるブランド品づくりと、まち・商店街の活性化を図り、ミツバチの活動を含む環境教育の推進し、子どもから大学生、一般市民まで含む交流の促進とコミュニティーの回復を目的とする[36]

大学間交流

  • 関係校
    旧制武蔵高等学校が旧制7年制高等学校相当の教育機関であったことから類似した旧制七年制高等学校の流れを汲む下記大学とは現在でも関係が深く、特に在京の4大学(武蔵、学習院、成蹊、成城)で東京四大学というグループを形成している。
  • リベラルアーツ5学園
    旧制高等学校をルーツに持つ武蔵・学習院・成蹊・成城・甲南の5大学からなる「リベラルアーツ5学園」は、毎年「リベラルアーツ5学園進学相談会in大学フェア」を毎年合同で開催している。当日は、各大学の職員や現役大学生が応じる「大学個別相談ブース」や、受験勉強法や大学での学びなどについて現役大学生に気軽に相談できる「在学生相談コーナー」のほか、「総合学習相談コーナー」「進路カウンセリングコーナー」「資料配布コーナー」などを設置する[37]
  • 単位互換制度
  • 単位互換プログラム
  • 江古田カレッジトライアングル

大学院間交流

姉妹校

系列校

  • 武蔵中学校・高等学校
    1948年に開校した新制武蔵高等学校、1949年に開学した武蔵中学校とはキャンパスを一部共有し、同一学校法人により経営されている。学校側は中学・高校・大学を総称して「武蔵学園」と呼称し、学園長を設けており、高校に同大進学希望者を対象にした推薦枠が存在しているが、大学と高校は附属校の関係にはない。

海外協定校

武蔵大学は2024年現在イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、オランダ、韓国、中国、台湾、香港、シンガポール、ベトナム、フィリピンと協定を結んでいる[39]

教育・学術連携校

高大連携協定

  • 玉川聖学院高等部
    • 本学の授業・講座・行事・企画等への受け入れ
    • 本学教員による高等部での出張講義・行事参加
    • 教育等に関する情報交換及び交流

等、各種の企画を通じて本学人文学部グローバル・スタディーズコース (GSC) が中心となり、交流を進めていくものである。

産官学連携

  • 武蔵コミュニティビジネス研究会[40]
    • コミュニティビジネスの研究だけではなく、練馬区内のコミュニテイビジネスを活性化させるための活動の2本柱で活動している研究会である。平成15年度より武蔵大学総合研究所に標記研究会が発足した。コミュニティビジネスと聞かれて、その活動分野について、従来の商店街をイメージされる方、介護ビジネスを思い浮かべる方、そして学習塾やクリーニング店を考える方など様々と思うが、また事業組織形態についても、法人形態、個人事業形態、そしてNPOなど、これも多様なものが含まれる。研究も、利用者の視点に立ったもの、企業経営からの視点、そして行政サイドからの視点などが考えられる。さらに、当研究会の名前に縛られることなく、広くビジネスとコミュニティとの関係を研究する可能性もある。当研究会は、事前に研究対象や方法を定めるものではない。ただし、地域社会に対してビジネスの果たす役割の重要性を共通認識として、コミュニティビジネスへの理解を深め、武蔵大学が立地する練馬区をはじめとする地域社会の発展に貢献できることを目標に活動を進めていく。
  • 地域創生にかかる産学連携[41]
    • 2018年3月に武蔵大学は、日本政策金融公庫池袋支店と「地域創生にかかる産学連携の協力推進に関する協定」を締結した。この連携協力により、本学学生のキャリアの選択肢を広げるとともに、地域の産学連携を推進し、地域社会の発展に貢献することを目指している。
      • 連携協力の内容
      • 武蔵大学の地域創生にかかる研究成果等を活かした中小企業等に関する情報提供
        • 調査研究活動成果の提供:武蔵大学が地域創生にかかる調査研究を行った成果を、公庫取引先の経営に資する情報として提供する。
        • 全国の地方創生事例にかかる情報提供:日本政策金融公庫の全国152の支店網や総合研究所の調査活動等を通じて収集された全国の地方創生にかかる様々な取り組みや支援事例を提供する。
      • 地域創生に取り組む自治体や経済団体にかかる情報提供と橋渡し支援
        • 地域創生フォーラムなどの講座やシンポジウムの開催:地域の自治体や経済団体と連携した各種セミナーやシンポジウムを合同で開催する。
        • 各種研究会の合同での実施:ビジネス研究会など地域創生等に関する研究会を合同で実施する。
      • 地域ビジネスを担う人材育成支援
        • インターンシップ:学生自らの学習内容や将来の進路などに関連した就業体験のため、日本政策金融公庫が職場見学等を実施する。また、受け入れ可能企業の紹介や情報提供を実施する。
        • 日本政策金融公庫による講座の提供:武蔵大学において、日本政策金融公庫が地域創生にかかる中小企業の役割や創業・起業に関するテーマについて、学部学生向けの講義を実施する。

大分県国東市との交流

  • 1991年、同じ「武蔵」の名を持つ縁で、大分県東国東郡武蔵町と武蔵大学との交流が始まり、その後武蔵町が合併され国東市となって以降も農業研修や民俗調査、マラソン大会への参加、本学学園祭(白雉祭)での武蔵町農産物販売、武蔵サミットなどを通じて交流が続いている[42]
Remove ads

企業からの評価

出世力

  • ダイヤモンド社の2006年年9月23日発行のビジネス誌『週刊ダイヤモンド』94巻36号(通巻4147号)「出世できる大学」と題された特集の出世力ランキング(日本の全上場企業3,800社余の代表取締役を全調査[43][44])で、武蔵大学は、2006年時点で存在する全国の744大学中、第26位にランキングされた[45]

脚注

Wiki関係他プロジェクトリンク

関連項目

公式サイト

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads