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かが屋

日本のお笑いコンビ(2015-) ウィキペディアから

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かが屋(かがや)は、マセキ芸能社に所属する日本のお笑いコンビ。コンビ名は、メンバー2人の名字「加賀」と「賀屋」を合わせたもの[1]

概要 かが屋(や), メンバー ...
概要 かが屋, YouTube ...
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メンバー

加賀 翔(かが しょう、1993年5月16日 - )(32歳)
短髪。今は長め。舞台衣装は主に黒いTシャツ[2]
  • 岡山県備前市出身[3]
  • 最終学歴は備前市立備前中学校卒業。
  • 身長174cm。足のサイズ28cm。血液型O型。
  • 趣味は又吉直樹ピース)の影響で始めた自由律俳句短歌、特技はスナップポートレート撮影。カメラはNikonを愛用。両利きで、お金が無い時代はセルフ散髪をしていた。ピクサー映画のファン[4]ジム通いをしている。
  • 上田航平(ゾフィー)、秋山寛貴(ハナコ)、林田洋平(ザ・マミィ)とコントを愛してやまないユニット『コント村』を結成し活動している。また、岡田康太(元なかよしビクトリーズ)、後藤拓実(四千頭身)、Mamiko(chelmico)とともに岡田軍団の一員。
  • 小学4年生の時に両親が離婚。離婚前の旧姓は久保(くぼ)だった[1]幼稚園の時から祖母の元に預けられて育ち、その後祖母の元から一旦離れて父と暮らしていた頃もあった。加賀曰く実の父はかなり粗暴で荒くれ者であり、幼少期は理不尽な振舞いに翻弄され続け苦労する毎日を送っていたという。2021年11月10日にはその頃の父親との生活をモデルに執筆した小説『おおあんごう』[注 3]を上梓した。本のタイトルは父親の口癖が由来となっている[5]
  • 初めて面白いと思ったテレビ番組は、中学生の時に見ていた『人志松本のすべらない話』(フジテレビ[6]。父は明石家さんまが嫌いだったために、幼少期は彼の番組を見たことがなかった[6]。少年時代はバラエティ番組よりも『ONE PIECE』(集英社)にハマっていた[7]。中学時代は幼馴染の女ヤンキーの取り巻きと仲良くしていたため新しく友人を作る方法が分からず、高校では友人作りに失敗し不登校となる[8]。その後、スクールカウンセラーとの面談の際にダウンタウン島田紳助が好きだと答えると、見てもないのに「人を傷つけるお笑い」とカウンセラーに否定され喧嘩し、その日以降から学校に行かなくなり、そのまま中退[8]。中退後は地元のスーパーマーケットアルバイトをしていた。
  • お笑い好きの幼馴染みに誘われ、NSCの大阪校に35期生として入学。しかしその幼馴染みは入学式約1か月前に入学を辞退[6]。その時加賀も辞めたいと思っていたが母親からは「簡単な道じゃないんだから、どうしようもなくなるまでは帰ってくんな」と言われたため、当時からコントがしたいと思っていたことから1人コントで活動していた。しかしその後よしもと漫才劇場が出来ると知り、コントが出来なくなると考えて大阪NSCを中退し上京した[1]ギタリストになるため上京したという説があるが本人は否定している。なお、ギターは実際に弾ける[6]
  • ポスティング[9]喫茶室ルノアール[10]のアルバイト経験がある。
  • ネタパレ 元旦1 売れっ子だらけのネタSP』(フジテレビ2019年1月1日放送)にて、復活し結成された「はっぱ隊2019 -NEW YEAR-」のメンバーとして出演した[11]
  • 2020年8月11日、体調不良のため療養することを公表[12]。2021年3月5日に生放送された『かが屋の鶴の間』(中国放送)への出演を以て、復帰を発表した[13]
  • 前述にあるようにカメラでの撮影が趣味であり特技である。テレビ番組「ラヴィット!」などで披露する写真は殊の外定評がある。ニコンの役員から「プロカメラマンを名乗って支障がない」とお墨付きを貰ったこともある[14]。愛用の機種は主にニコン製品でありプロ仕様のものも所有している。歌手の中森明菜は加賀の撮る写真を高く評価しており、2024年12月に行われたライブの撮影を直々にオファーした。それらの作品は2025年6月に開催された写真展「43rd ANNIVERSARY AKINA NAKAMORI PHOTO EXHIBITION」で披露された[15][16]
賀屋 壮也(かや そうや、1993年2月19日 - )(32歳)
長髪。舞台衣装は主に白いTシャツ[2]
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来歴

2012年、NSC大阪校(35期)に通っていた加賀は当時よしもと漫才劇場ができることで若手芸人が漫才しか出来なくなると勘違いし養成所を辞め、コントをやるために上京[1]。偶然入った新宿の不動産屋がかもめんたるのファンであり、岩崎う大(かもめんたる)の地元の武蔵小金井を勧められたため住み始める[1]。賀屋はオークラに憧れていて当時は放送作家志望だった。また大学のキャンパスに近い武蔵小金井に住んでいた。

2013年頃、アルバイト先のコンビニエンスストアファミリーマート[1])で店長が2人をめぐりあわせた。店長が無理やりコンビニの事務所で開いてくれた忘年会で同僚として出会い、そこで2人とも大のお笑い好き(特にバナナマンのファン[1])と知って意気投合する[1][26]。加賀が朝の勤務、賀屋が夜の勤務だったため、それまで会ったことは無かった[6]。賀屋から話しかけられたが、最初加賀は「(賀屋の)向かって来る圧力がすごかったんで、あまり関わらない方がいいかなと思っていた」という[18]。賀屋曰く「いつの間にか互いにネタを考え始めた」ということでコンビを組むことになり、2015年結成[26]。お笑い養成所経由ではなく(加賀はNSC中退)、現所属事務所のオーディションに合格し、賀屋の大学卒業後にデビュー[26]。マセキ芸能社を選んだのは「芸人の数が少ないから入れたらカッコいい、先輩もカッコいい」と思ったからという[18]

キングオブコント2018にて準決勝に進出して脚光を浴びる。2019年7月14日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京)の「この若手知ってんのか!?2019」の「こいつは天才だ!」と一目置かれている芸人部門で1位にランクイン、憧れのオークラに面白いと評価された[27]。キングオブコント2019にて業界注目No.1の中、決勝進出。審査員の設楽統バナナマン)からは最高評価の「94点」を付けられたが、他の審査員の点数が伸び悩み、結果は6位。

2020年8月11日、加賀が体調不良のため療養することを公表し[12]、コンビでの活動休止を発表。以後は賀屋がピンで活動していたが、2021年3月5日、加賀が自身のラジオ番組『かが屋の鶴の間』(中国放送)にて復帰を報告した[28][29]

2022年9月6日、キングオブコント2022で3年ぶり2度目の決勝進出。3組目に登場し463点を記録。最終順位は5位[30]

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芸風

要約
視点

舞台袖に最も芸人が集まるコント師と称され[27](2019年時)、日常のワンシーンを切り取ったような、身近な気まずいシチュエーションコント[31]、「あるあるネタ[26] を得意とする。

演劇性が高く[32]、コントに入るにあたっての状況説明を一切せず、説明の台詞も極力省いている。森田哲矢さらば青春の光)はかが屋のコントを「性格の悪いネタ」と称する[31]。賀屋が誰かといちゃついていてそこに第三者の加賀が盗み見るような、賀屋と誰かのやり取りに加賀が巻き込まれる気まずいシチュエーションコントが多い[31]。それは日常生活で2人だけでいるシチュエーションが少ないためである結果、電車喫茶店など複数人が集まる場所が舞台になりやすい。特に電車の車中を舞台にしたネタが非常に多いため「『トレイン』という単独ライブをしたらいい」といじられるほどだという[8]。その影響か、2019年のキングオブコント予選期間中、「今年のキングオブコントは既に裏でかが屋の優勝が決まっている」「決勝で新幹線のネタをやって優勝する」と噂されていたが当然そのような出来レースは存在せず、その上新幹線のネタは2019年8月時点では1つもなかった。

2人とも山陽地方出身のため、山陽方言を話すコントがある。賀屋は長髪のため女性役を演じることがある。腕毛やを剃りファンデーションを塗ることもある[33]

コント衣装は実にシンプルでいずれもジーンズを穿き、加賀が黒いシャツを、賀屋が白いシャツを着用する。小道具もほとんど使わない。理由はコントの小道具を増やす度にお金がかかるためである[4][32]。また所属のマセキ芸能社が吉本のように劇場を持っておらず、セットや小道具が借りられないことも要因としている[32]

2人ともバナナマンのコントに強い影響を受け、加賀は「怖い話」、賀屋は「朝礼」のコントに衝撃を受けたという[7]。プロ芸人となった後に影響を受けたのはテレビ番組で共演した5GAPで、顔芸やコミカルな動きといったコメディ要素を取り入れる転機となったという[34]

ネタの比率は加賀9に対して賀屋1で作っている。まず加賀がアイデアを出して核となる部分を作り、それを2人で話し合って実際に演じながら作っていくという方法をとっている[26]。加賀の作った自由律俳句、賀屋の妄想日記をベースにしてその前後を膨らませることもある。2016年夏頃から起承転結を意識するようにしている[35]

加賀は「毎月100シチュエーション」を掲げており[36]、その月に99個までしか思いつかなかった場合は次の月に101個考えるようにしている。加賀は「元々、身近な小さな笑いが好きで、毎月100個もネタを考えていると、事件ネタばかり書いていられないので自ずと設定が小さくなる」と話している[18]

漫才は一度だけ披露したことがあるものの、全くウケなかった訳ではないがトラウマになってしまったらしく「二度としない」と公言している[要出典]

賞レース成績

キングオブコント
さらに見る 年度, 結果 ...

その他

2018年
2019年
2020年
  • ネタサンド - 準優勝
2021年
2022年
2023年
  • ZAZY・かが屋主催「ガチトーナメント」 - 優勝
2024年
  • 第45回ABCお笑いグランプリ 決勝進出[40]
  • マイナビ Laughter Night - 7月月間チャンピオン[41]
  • マイナビ Laughter Night チャンピオンLIVE - 優勝(第10回グランドチャンピオン)
2025年
  • 第46回ABCお笑いグランプリ - 決勝3位[42]
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出演

テレビ

現在のレギュラー番組
  • 発見!かが屋の職人クエストNHK(中国地方ローカル)(2024年4月 -)
過去のレギュラー番組
不定期出演している番組
スペシャル番組(特別番組)
出演した番組

ドラマ

配信ドラマ

映画

劇場アニメ

CM

ラジオ

現在のレギュラー番組
過去の出演番組

ウェブ番組

ライブ

  • 第1回かが屋単独ライブ『瀬戸内海のカロ貝』(2018年3月27日、新宿シアターブラッツ)
  • 第2回かが屋単独ライブ『瀬戸内海のカロカロ貝』(2019年4月27日、北沢タウンホール
  • 自主ライブ『速いビーム』
  • トークライブ『かが屋×ザ・マミィ two-man talk』(2019年10月24日 - 不定期開催)
  • かが屋の新春ネタ初め一週間興行『寅』(2022年1月17日 - 1月23日、駅前劇場
  • かが屋の新春ネタ初め一週間興行『寅』特別公演 かが屋×ダウ90000『タイガー』(2022年1月20日、駅前劇場
  • 第3回かが屋単独ライブ『瀬戸内海のカロ貝屋』(2022年5月27日 - 5月29日、草月ホール / 6月4日 - 6月5日、ABCホール)
  • トークライブ『やっぱなんでもない』(2022年7月1日 - 月1回開催)※加賀のみ
  • かが屋の新春ネタ初め一週間興行『卯』(2023年1月13日 - 1月15日、駅前劇場[注 4]
  • かが屋の新春ネタ初め一週間興行 『卯』ライブ・ヴューイングイベント(2023年1月22日、草月ホール
  • 第4回かが屋単独ライブ『瀬戸内海のカロカロ貝屋』(2023年4月8日 - 4月9日、ABCホール / 4月15日 - 4月16日、さん太ホール / 4月21日 - 4月22日、南文化小劇場 / 5月4日 - 5月7日、草月ホール
  • ランジャタイ×かが屋ツーマンライブ『葡萄パープル』(2024年3月13日、草月ホール)[93]

ミュージック・ビデオ

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DVD

  • カロ(コンテンツリーグ、2019年12月25日)
    • 収録内容:サプライズ、合唱、目標、自転車、誘われ待ち、こたつ、市役所、花束、イヤホン、田舎の家族
  • 第3回かが屋単独ライブ「瀬戸内海のカロ貝屋」(Mastard Records、2022年9月28日)
    • 収録内容:アナログ派、豆腐と納豆、入院、好きなように生きる、ここ前なんだっけ?、タクシー、霊 / 特典映像、副音声コメンタリー

書籍

  • おおあんごう(講談社、2021年11月10日)ISBN 978-4-06526-040-1 - ※加賀単著

脚注

外部リンク

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