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長谷川唯 (サッカー選手)
日本のサッカー選手 ウィキペディアから
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長谷川 唯(はせがわ ゆい、1997年1月29日 - )は、埼玉県戸田市出身の女子サッカー選手。マンチェスター・シティWFC所属。サッカー日本女子代表。ポジションはミッドフィールダー。
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来歴
要約
視点
1997年1月29日、宮城県生まれ。幼少時に埼玉県戸田市に転居。戸田市立戸田南小学校、戸田市立戸田中学校、日出高等学校[1][2](現・目黒日本大学中学校・高等学校)、日本大学文理学部体育学科卒業[3]。
ユース
兄がサッカーをやっていたことで小学校入学と同時に戸田南FCスポーツ少年団に入団してサッカーを始める[4]。その後、小2の時に入った戸木南ボンバーズを経て[4]、2009年に日テレ・ベレーザの下部組織であるメニーナに入団[5]。メニーナのメンバーとして2011年から2014年の4年間、全日本女子ユース (U-18)サッカー選手権大会優勝の中心となった。
シニア
- 日テレ・ベレーザ / 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
2013年から飛び級でなでしこリーグの公式戦に出場するようになり、2015年度レギュラーシリーズ第17節の対伊賀フットボールクラブくノ一戦にてリーグ戦初得点を挙げている[6]。
2017シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ3連覇に貢献し、リーグのベストイレブンに初選出されると[7]、その後日本でプレーしている間は毎年選出された[8]。
- ACミラン
24回目の誕生日を迎えた2021年1月29日、イタリアのACミラン・ウィメンに完全移籍することが発表された[9]。加入から約1ヶ月後の同年2月27日にピンク・バーリ戦でリーグ戦初出場し、初ゴールを含む2ゴールを決め[10]、この試合のMVPを受賞した[11]。
- ウェストハム・ユナイテッド

2021年8月18日、イングランドのウェストハム・ユナイテッドFCウィメンへ2年契約での移籍が発表された[12][13]。同年10月3日にはマンチェスター・シティ戦に出場し、1ゴール1アシストの活躍で2-0の勝利に貢献した[14]。
2022年4月22日のレディング戦では、ペナルティエリア内でボールを受け取ると、細かいボールタッチで立て続けに2人のディフェンダーを躱してゴールを決めた[15]。長谷川のこのゴールはWSLのゴール・オブ・ザ・シーズン賞にノミネートされた[16]。これらの活躍もあり、ウェストハムは過去最高の6位でリーグを終えた。
- マンチェスター・シティ
2022年9月8日、ウェストハムを退団すると[17]、マンチェスター・シティWFCへ3年契約で移籍することが発表された[18][19]。
移籍後は足首の怪我で出遅れていたが、同年10月16日のレスター・シティ戦で移籍後初出場にして初先発すると、88分にペナルティエリア手前から右足を振り抜いてデビュー戦で初ゴールを決める活躍を魅せた[20]。
2023年8月、プロフェッショナル・フットボーラーズ・アソシエーション(PFA)が選出する2022-23シーズンのPFA年間ベストイレブンに選ばれた[21]。また、同年9月7日には女子バロンドール候補者30名に宮澤ひなたと共にノミネートされ、「日本の輝くゲームの調整役であり、扇動者だった。彼女の深いパスは、オセアニアでの日本の4勝に輝きを与えた」と紹介された[22][23]。同年11月20日、オールド・トラッフォードで女子チームのホーム入場者数としては過去最高となる43,615人の観衆の前で宮澤ひなたとのマンチェスター・ダービーが実現。この試合で長谷川は、ローレン・ヘンプの勝ち越しゴールの起点となるなど83分までプレーし、チームの勝利に貢献した[24][25]。
2024年1月23日、シティとの間で2027年まで2年間の契約延長を結んだことが発表された[26]。2023-24シーズンは、チームのフィールドプレイヤーとしては唯一リーグ戦全22試合に先発出場し、チームは得失点差で優勝を逃したものの2位となり、2年ぶりとなるUWCL出場権獲得に貢献した[27][28]。同年8月、日本人で初めてPFA女子年間最優秀選手にノミネートされ、2年連続でPFA年間ベストイレブンに選出された[29][30]。
代表
- U-16/U-17日本代表
年代別代表では2011年にU-16日本女子代表候補に選出されて以後、2012年の2012 FIFA U-17女子ワールドカップ(アゼルバイジャン)にもU-17日本女子代表に15歳で選出されて出場、グループリーグ初戦のブラジル戦と、準々決勝のガーナの2試合に先発出場し、グループリーグ第2戦のニュージーランド戦では後半開始と同時に交代出場し、先制と中押しの2得点を挙げた[31]。
- U-19日本代表
2013年は飛び級の形でU-19日本女子代表に抜擢され、AFC U-19女子選手権2013(中華人民共和国・南京市)に出場、2戦目のオーストラリア戦で先発出場して得点を挙げる[32]などの活躍を見せたが、日本が4位に終わったため、2014 FIFA U-20女子ワールドカップへの出場を果たすことが出来なかった。
- U-17日本代表
2014年、U-20日本女子代表がFIFA U-20女子ワールドカップ出場を逸した状況を受け、長谷川自身の本来のカテゴリーであるU-17日本女子代表に復帰招集され、2014 FIFA U-17女子ワールドカップ(コスタリカ)に出場することになった。3月~4月の本大会では1次リーグ3試合、決勝トーナメント3試合の合計6試合全てに先発出場、1次リーグのパラグアイ、ニュージーランド戦、準々決勝のメキシコ戦の3試合で得点を挙げるなど日本チームの攻撃の中心を担う活躍を見せてFIFA U-17女子ワールドカップ初優勝の立役者のひとりとなった。この大会で長谷川は準MVPとも云うべきシルバーボール賞を受賞した[33][34]。
- 日本代表(なでしこジャパン)
2017年3月に開催されたアルガルヴェ・カップ2017でなでしこジャパンに初招集され、3月1日のグループリーグ第1戦スペイン戦の後半最初から途中出場したのが代表初出場となり[35]、同月3日のグループリーグ第2戦アイスランド戦で初先発し、2得点を挙げる活躍で日本の2-0の勝利に貢献した[36]。
2019年、フランスで行われたFIFA女子ワールドカップのメンバーに初めて選出され、チームはラウンド16でオランダに敗れたが、その試合での彼女の同点ゴールが大会の最優秀ゴールにノミネートされた[37]。
2021年、日本で開催された2020年東京オリンピックに出場した。全4試合に先発出場し[38]、準々決勝で最終的に準優勝したスウェーデンに1対3で敗れ敗退したが、大会では2アシストを記録した[39]。
2023年6月13日、2023 FIFA女子ワールドカップに出場するメンバーに選出された[40]。
2024年6月14日、2024年パリオリンピックに出場するなでしこジャパンメンバーに選出された[41]。
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評価
- 卓越したテクニックとインテリジェンス、豊富な運動量で相手の裏をかくプレーやインターセプトが得意[42][43]。マンチェスター・シティの監督であるギャレス・テイラーは「長谷川は私たちに多くのことをもたらしてくれます。彼女は非常にインテリジェントなサッカー選手であり、技術的な能力も非常に高いです。しかし、彼女がゲームを読む方法は他に類を見ないものであり、ボールを持たない状態でも非常に優れています」と評価している[44]。
- バロンドールの最終候補30人に2022-23、2023-24シーズンの2年連続で選出されている[45]。
個人成績
クラブ
日本女子サッカーリーグ
- 初出場 - 2013年3月23日 なでしこリーグ 第1節 FC吉備国際大学Charme戦 (味の素スタジアム西競技場)[46]
- 初得点 - 2015年9月23日 なでしこリーグ1部レギュラーシリーズ 第17節 伊賀FCくノ一戦 (大和市営大和スポーツセンター競技場)[46]
- 通算100試合出場 - 2018年5月3日 なでしこリーグ1部 第4節 ノジマステラ神奈川相模原戦 (相模原ギオンスタジアム)
ウィメンズ・スーパーリーグ
- 初出場 - 2021年9月6日 第1節 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン戦 (アメリカン・エキスプレス・コミュニティスタジアム)[47]
- 初得点 - 2021年10月3日 第4節 マンチェスター・シティ戦 (ジョア・スタジアム)[47]
UEFA女子チャンピオンズリーグ
- 初出場 - 2024年9月19日 UWCL2024-25予選ラウンド2 第1戦
パリFC戦 (スタッド・セバスティアン・シャルレティ)[47]
- 初出場 - 2024年9月19日 UWCL2024-25予選ラウンド2 第1戦
代表
出場大会
- U-17日本代表
- 2012年 - 2012 FIFA U-17女子ワールドカップ(アゼルバイジャン大会)
- 2014年 - 2014 FIFA U-17女子ワールドカップ(コスタリカ大会)
- U-20日本代表
- 2016年 - 2016 FIFA U-20女子ワールドカップ(パプアニューギニア大会)
- なでしこジャパン
- 2017年 - アルガルヴェ・カップ2017
- 2018年 - アルガルヴェ・カップ2018
- 2018年 - 2018 AFC女子アジアカップ
- 2018年 - 2018年アジア競技大会
- 2019年 - 2019 シービリーブスカップ
- 2019年 - 2019 FIFA女子ワールドカップ
- 2019年 - EAFF E-1サッカー選手権2019
- 2020年 - 2020 シービリーブスカップ
- 2021年 - 2020年東京オリンピック
- 2022年 - 2022 AFC女子アジアカップ
- 2023年 - 2023 FIFA女子ワールドカップ
- 2024年 - 2024年パリオリンピック
- 2025年 - 2025 シービリーブスカップ
試合数
- 2025年4月6日現在
出場試合
ゴール
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タイトル
クラブ
代表
- U-17日本代表
- FIFA U-17女子ワールドカップ: 1回 (2014)
- 日本代表(なでしこジャパン)
- AFC女子アジアカップ: 1回 (2018)
- アジア競技大会: 1回 (2018)
- シービリーブスカップ: 1回 (2025)
個人
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脚注
外部リンク
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