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関東社会人リーグ (ラグビー)

日本のラグビーリーグ ウィキペディアから

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関東社会人リーグは、関東ラグビーフットボール協会が主催するラグビーユニオン地域リーグの1つである。9月上旬から12月上旬まで開催される。実力順に1部2部A2部B3部と4つのリーグで構成される。トップイーストリーグ(3部制)の下位リーグに位置するため、トップイーストリーグの4部・5部・6部・7部に相当する。ジャパンラグビーリーグワン(3部制)から数えると、7部から10部に相当する。関東社会人1部リーグの上位2チームは、トップイーストリーグCグループの下位2チームと入替戦を行う。

概要 関東社会人リーグ, 競技 ...
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概要

要約
視点

1960年(昭和35年)に創設。当時はまだ全国リーグが存在しておらず、関東社会人リーグは、関西社会人リーグ西日本社会人リーグと並び、国内における社会人ラグビーの最上位リーグ(1部リーグ相当)であった。

1988年度(昭和63年度)から上位リーグとして東日本社会人リーグが創設され、関東社会人リーグは2部リーグとなった。

2002年(平成14年)まで(ジャパンラグビートップリーグ発足以前)、関東ラグビーフットボール協会が主催する社会人リーグは、上位リーグの東日本社会人リーグと、下位リーグの関東社会人リーグが置かれていた。

トップリーグ時代

2003年(平成15年)に、日本ラグビーフットボール協会が主催する全国社会人リーグ ジャパンラグビートップリーグが12チーム構成で開幕した。同年、関東協会ではトップリーグへの登竜門の一つとして10チーム構成の「トップイースト10」(トップリーグの2部相当)を創立。関東社会人リーグは、その下位リーグ(トップリーグの3部相当)となった。

2006年(平成18年)、トップイースト10に秋田ノーザンブレッツが加わり「トップイースト11」に。

2009年(平成21年)、トップイースト11は現在の名称「トップイーストリーグ」となった。

2011年(平成23年)からトップイーストリーグが2部制となり、トップイーストリーグ1部(トップリーグの2部相当)・トップイーストリーグ2部(トップリーグの3部相当)に再編成された 。これにより関東社会人リーグは、トップリーグの4部以下相当となった。

2017年(平成29年)からトップリーグの「全国的な2部」となるジャパンラグビートップチャレンジリーグが創設された。関東協会エリアに限って言えばトップイーストDivision1はトップリーグの3部相当、トップイーストDivision2は4部相当、関東社会人リーグは5部以下相当となった。

2021年(令和3年)からトップイーストリーグは3部制となり、トップイーストリーグAグループ(トップリーグの3部相当)・Bグループ(4部相当)・Cグループ(5部相当)に再編成された[1]。これにより関東社会人リーグは、トップリーグの6部以下相当となった。さらに関東社会人リーグ1部・2部・3部のうち、2部を「2部A」6チームと、「2部B」10チームに分けて4部制にした。

リーグワン時代

2022年(令和4年)、日本ラグビーフットボール協会が主催するトップリーグ(1部)・トップチャレンジリーグ(2部)が終了し、一般社団法人が主催する全国社会人リーグのジャパンラグビーリーグワン(3部制)が開幕した。地域リーグとして関東協会エリアでは、上位トップイーストリーグ(3部制)、下位関東社会人リーグ(4部制)が続く。

関東社会人リーグのクラス変遷

さらに見る 年度, クラス ...
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歴史

要約
視点

関東地域では、戦後まもなくから、関東ラグビーフットボール協会によって関東実業団リーグが開催されていた。1960年、社会人ラグビーを運営する組織として関東社会人ラグビーフットボール連盟が創設され、関東実業団リーグを継承する形で関東社会人リーグが発足した[2]。34チームで結成され、全チーム参加の秋季トーナメントと、3部制の春季リーグが開始された。時期は年度によって多少前後するが、おおよそ秋季大会が9-11月頃、春季大会が翌年の2-6月頃に開催されていた[3]。初年度の1部リーグは10チーム(谷藤機械、横河電機、松戸自衛隊、東芝府中東芝川崎、東横百貨店、日野自動車三井精機日本鉱業日立明治生命)、2部は8チーム(習志野自衛隊三菱日本重工など)、3部は16チーム[注 2](理研光学(現リコー)、日本航空など)であった[2][3]

1967年から1部リーグがAブロックとBブロックに分かれて開催されるようになったが、当初は各ブロックの1位チームによる優勝決定戦は実施されなかった。1969年、秋季トーナメントが廃止になり、リーグ戦が春から秋に移行された[4]。また、前年の春季リーグのAブロック・Bブロックの1位(東京三洋とリコー)による優勝決定戦が行われた。1970年からは、秋季リーグが行われた後に各ブロックの1位チームによる優勝決定戦を行うようになり、この方式が1987年まで続いた。

関東社会人リーグが社会人ラグビーの最上位リーグであった1960年から1987年までの間、横河電機は全28シーズンで1部リーグに在籍した。この期間[注 3] における最多優勝は東京三洋の10回、通算最多勝利はリコーの102勝、最長連続優勝はリコーの4連覇。

関東社会人リーグは、関東地域における社会人ラグビーリーグのトップカテゴリーとして開催されてきたが、東北地方のチームも参加するため、1988年に上位リーグとして東日本社会人リーグが創設された。それに伴い、関東社会人リーグは2部リーグ相当となった。

2003年に、社会人リーグの全国組織であるトップリーグと、その下位リーグとなるトップイースト10(現トップイーストリーグ)が創設されると、関東社会人リーグは3部リーグ以下のクラスへと格下げされた。その後2011年にはトップイーストリーグが2部制となり、2017年にはトップリーグとトップイーストリーグの間にトップチャレンジリーグが創設。2020年にはトップイーストリーグが3部制となった。

2020年2月以降の新型コロナウイルス感染症の流行により、2020年度のリーグ活動はすべて中止された[5][6]

2020年度(コロナ禍による中止のため実質的には2021年度)から、関東社会人リーグの2部が再編され、2部Aと2部Bに改められた。

2022年にはトップリーグ及びトップチャレンジリーグに代わり3部制のジャパンラグビーリーグワンが創設されたため、関東社会人リーグは7部リーグ以下相当のクラスとなった。

2023年度のシーズン終了後、トップイーストAからリーグワンへ2チームが抜けたため、2024年度ではトップイーストA・B・C・関東社会人1部でそれぞれ2チームずつが「昇格」することになった[7][8]。これにより、関東社会人1部の上位2チームJR東日本警視庁は、入替戦敗北で残留となっていたが、2024年度は「トップイーストCへの昇格」に変更された[7][8]

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各リーグと入替戦

1部・2部A・2部B・3部

  • 2023-24シーズンの1部は、8チームが参加[9]。2部Aは7チーム[10]、2部Bは8チーム[11]、3部は6チーム[12] で構成された。9-12月にかけて総当り戦を行う。
  • 1部の上位2チームは、トップイーストリーグのCグループの下位2チームと入替戦を行う[13]
  • 1部の最下位は2部A1位と、2部Aの最下位は2部Bの1位と、2部Bの最下位は3部の1位と入替戦を行う[13]

Fリーグ

  • 2022年度の実施が最後となった。
  • 「フレンドリーリーグ」とも言う。
  • リーグの昇降格や表彰はなし。
  • 試合は30分ハーフで行われ、キックオフ時に15人が揃わない場合はFリーグ内の他のチームから選手レンタル、レフリーの事前承認があれば7または10人制での試合が可能。また、キックオフ時に適切に訓練されたフロントローが3名未満の際はノンコンテストスクラムでも試合成立とする[14]
  • Fリーグのチームが次年度以降通常のリーグ戦に復帰する際は3部よりスタートする。ただしこのリーグ戦での不戦敗がないことを復帰の条件とする。

過去の入替戦(2020年度以前)

トップイーストリーグ2部への昇格

  • トップイーストリーグDiv2/関東1部順位決定戦を行う。
  • 2011-2012シーズン以降、リーグ戦終了後、2部の下位2チームと関東社会人リーグ1部の上位2チームの合計4チームによるトーナメント方式の順位決定戦を行う。1回戦は2部7位×関東1部2位、2部8位×関東1部優勝で戦い、勝利チームが決勝へ、敗退チームは3位決定戦へ進み順位を決める。なおこの順位は来シーズンのリーグ編成にかかわる順位決めも兼ねている[注 4]。ただし、2部への参戦チーム数は2部の昇降格次第で大きく変動する。
  • 通常は、順位決定戦の2位までがトップイーストリーグ2部へ参戦し、3位以下は1部へ参戦。
  • トップイーストリーグ2部のチーム数が1減る場合[注 5] は、順位決定戦の3位までがトップイーストリーグ2部へ参戦し、4位のみが1部へ参戦。
  • トップイーストリーグ2部のチーム数が1増える場合[注 6] は、順位決定戦の1位のみがトップイーストリーグ2部へ参戦、2位以下は1部へ参戦。
  • トップイーストリーグ2部のチーム数が2増える場合[注 7] は、順位決定戦へ進出したチーム全て1部へ参戦。

関東1部への昇格

  • 2部リーグ戦終了後、2部各ブロックの優勝チーム(4チーム)によるトーナメント方式の順位決定戦を行う。1回戦はAブロック×Cブロック、Bブロック×Cブロックで戦い、勝利チームが決勝へ、敗退チームは3位決定戦へ進み順位を決める。1回戦で勝利した2チームが「関東1部/2部順位決定戦」へ進む。
  • 「関東1部/2部順位決定戦」は、1部の下位2チームと2部の上位2チームの合計4チームによるトーナメント方式の順位決定戦を行う。1回戦は1部7位×2部2位、1部8位×1部1位で戦い、勝利チームが決勝へ、敗退チームは3位決定戦へ進み順位を決める。なおこの順位は来シーズンのリーグ編成にかかわる順位決めも兼ねている[注 8]。ただし、1部への参戦チーム数は1部の昇降格次第で大きく変動する。
  • 通常は、順位決定戦の2位までが1部へ参戦し、3位以下は2部へ参戦。
  • 1部のチーム数が1減る場合[注 9] は、順位決定戦の3位までが1部へ参戦し、4位のみが2部へ参戦。
  • 1部のチーム数が1増える場合[注 10] は、順位決定戦の1位のみが1部へ参戦、2位以下は2部へ参戦。
  • 1部のチーム数が2増える場合[注 11] は、順位決定戦へ進出したチーム全て2部へ参戦。

関東2部への昇格

  • 2部下位2チームと3部の上位2チームが一発勝負の入替戦を行う。勝利チームが来季より2部へ、敗戦チームは3部へ参戦する。
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現在の参加チーム

要約
視点

対戦結果・順位は「2024年の地域リーグ (ラグビー)#関東社会人リーグ」を参照。

関東社会人リーグ1部

さらに見る チーム名, 創設年 ...

関東社会人リーグ2部A

さらに見る チーム名, 創設年 ...

関東社会人リーグ2部B

さらに見る チーム名, 創設年 ...

関東社会人リーグ3部

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過去の参加チーム

かつて関東社会人リーグ(1部)に参加していたチーム

東日本社会人リーグに昇格

さらに見る チーム名, 創設年 ...

トップイーストリーグへ昇格

さらに見る チーム名, 創設年 ...

トップイーストリーグ2部へ昇格

さらに見る チーム名, 創設年 ...

トップイーストリーグCグループへ昇格

さらに見る チーム名, 創設年 ...

休部・廃部

さらに見る チーム名, 創設年 ...

その他

さらに見る チーム名, 創設年 ...
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歴代優勝

要約
視点

1部リーグ相当時代

優勝チーム(1960年度-1987年度)[30]

さらに見る 回, 年度 ...

優勝回数(1960年度-1968年度・秋季トーナメント)[注 19]

優勝回数(1960年度-1968年度・春季リーグ)[注 19]

優勝決定戦が行われていない1967年度-1968年度はカウントせず。

優勝回数(1969年度-1987年度)[注 20]

下位リーグ移行後

優勝チーム(1988年度以降)[31]

優勝回数(1988年度以降)

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歴代順位

要約
視点

1部リーグ相当時代

1960年度-1968年度(春季リーグ)

[注 19][30]太字は、全国社会人ラグビーフットボール大会に出場したチーム。

枠内が色は1部リーグ優勝、枠内が色は2部リーグに降格

さらに見る 回, 年度 ...

1969年度-1987年度

[注 20][30]太字は、全国社会人ラグビーフットボール大会に出場したチーム。

枠内が色は1部リーグ優勝、枠内が色は東日本社会人リーグに参加[注 24]、枠内が色は2部リーグに降格

さらに見る 回, 年度 ...

下位リーグ移行後

1988年度-2002年度

[31] 太字は、全国社会人ラグビーフットボール大会に出場したチーム。

枠内が色は上位リーグに昇格[注 30]、枠内が色は下位リーグに降格、枠内が色は休部・廃部

さらに見る 年度, 1位 ...

2003-2004シーズン以降

枠内が色は上位リーグに昇格[注 35]、枠内が色は下位リーグに降格、枠内が色は休部・廃部

さらに見る シーズン, 1位 ...
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チーム別通算成績

要約
視点

1部リーグ相当時代

1960年度-1987年度

  • 1960年度-1968年度の春季リーグおよび1969年度-1987年度のリーグ戦の成績(ともに1部リーグのみ)を集計したもの。
  • 1960年度-1968年度の秋季トーナメントの成績はカウントしていない。
  • 1967年度-1987年度はA・Bブロック両方の成績をカウントしている。
  • 1969年度-1987年度のA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦の成績はカウントしていない。
  • 下位リーグとの入替戦の成績はカウントしていない。
  • 不戦勝/不戦敗は、勝利/敗戦としてカウントしている[30]
  • 「勝ち点」は、勝利=4、引分=2、敗戦=0として算出したもの。
  • 「優勝」は「1960年度-1966年度の春季リーグの1位チーム」および「1969年度-1987年度のA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦の勝者」を指す。
  • 1967年度-1968年度はA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦が実施されなかったため、優勝チームが存在しない。
  • 「2位」は「1960年度-1966年度の春季リーグの2位チーム」および「1969年度-1987年度のA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦の敗者」を指す。

枠内が色は休部・廃部

さらに見る チーム名, 初出場 ...
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脚注

関連項目

外部リンク

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