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東芝ブレイブルーパス東京

日本のラグビーチーム ウィキペディアから

東芝ブレイブルーパス東京
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東芝ブレイブルーパス東京(とうしばブレイブルーパスとうきょう、: TOSHIBA Brave Lupus Tokyo)は、ジャパンラグビーリーグワンに参入しているラグビーユニオンチーム。略称は「BL東京」、練習グラウンドは東芝府中グラウンド。

概要 クラブカラー, 愛称 ...
概要 種類, 市場情報 ...
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練習グラウンドとクラブハウス棟(東芝府中事業所内)
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概要

以前は「東芝府中」の名称で知られていた。現在の運営は、東芝ブレイブルーパス東京株式会社[2]。練習場は東京都府中市東芝府中事業所敷地内グラウンド。

埼玉WK(旧・東京三洋→三洋電機→パナソニック)、BR東京(旧・リコー)などと共に、トップリーグ開幕以前から活躍している関東の名門チーム。チームカラーは赤で、セカンドジャージは青を基調としている[注 1]

トップリーグ優勝回数は5回で、サントリー(現:東京SG)パナソニック(現:埼玉)と並び最多。

アカデミー

「東芝ブレイブルーパス東京ファミリー」として、以下のクラブがある。練習施設を共有するなどしている[3]

  • ルーパス塾 - 小学生、中学生対象[4]。東芝ブレイブルーパス東京の選手などがコーチする。
  • ブレイブルーパス府中ジュニアラグビークラブ - 男子のジュニア。元「府中ラグビースクール」。別団体[5]
  • BRAVE LOUVE(ブレイブルーヴ) - 女子のシニア、ユース、ジュニアの組織。別団体[6]

K9

試合出場登録にならなかった選手たちは、誇りを持って「K9(ケイ・ナイン)」と名乗り、練習時には仮想敵チーム役などを担当する[7][8][9]犬歯(canine tooth=ケイナイン・トゥース)が語源[10]

歴史

要約
視点

チーム名の歴史

1948年、東芝府中工場のラグビー部(呼称は東芝府中)として創部[11]

2003年のトップリーグ開幕と同時に東芝府中ブレイブルーパス、2006年からは東芝ブレイブルーパスとなる[注 2]。「ルーパス (lupus)」とは、ラテン語で狼座。狼のように組織的な群れをなし、相手が戦意喪失するような緻密かつ野性味あふれる追い込みと、勇猛果敢な(brave=ブレイブ)プレーを身上とする意味を込めて付けられた[12]

2022年開幕のジャパンラグビーリーグワンからは東芝ブレイブルーパス東京の名称で活動している。

活動の歴史

1960年に発足した関東社会人リーグの1部リーグに初年度から参加[13]。1962年から1968年までの7シーズンは2部で過ごしたが、その後は1部に定着している。1988年に発足した東日本社会人リーグ、2003年に発足したトップリーグにも、ともに初年度から参加している[11]

全国社会人大会には1976年度に初出場。以降、最後の大会となる2002年度までの間に、歴代10位となる26回出場した。優勝3回(歴代6位タイ)、準優勝5回(歴代4位)、通算85試合(歴代6位)、通算60勝(歴代5位タイ)という記録を残している[14][15]

1983年に関東社会人リーグで初優勝を飾った。同年度の全国社会人大会では初めて決勝進出を果たすが、当時5連覇中の新日鉄釜石に敗れた。1987年度の全国社会人大会で初優勝を果たしたが、日本選手権で学生王者の早稲田大学に敗れた[14][注 3]

1990年代に薫田真広梶原宏之村田亙松田努などの日本代表選手が所属し戦力が充実、当時連覇を続けていた神戸製鋼と接戦を演じ、1992年度と1994年度の全国社会人大会では準優勝の成績を残した[11][14]。1994年に就任した向井昭吾監督のもと「PからGO」を合言葉に[16]1996年度と1997年度の全国社会人大会を連覇、1996年度からは日本選手権3連覇を達成した[11]

2003年度に開幕したジャパンラグビートップリーグでは、薫田真広監督・冨岡鉄平主将のもと、2004年度から2006年度まで3連覇を達成。2005年度はマイクロソフトカップ、日本選手権でも優勝し三冠を達成した。2009年度までに5回のリーグ優勝を数え、カップ戦(2004年度、2005年度)や日本選手権(2005年度、2006年度)でも連覇を達成するなど、トップリーグの草創期に君臨した。2006年度に始まったプレーオフトーナメントには、2015年度まで10シーズン連続で出場した[11]

2019年シーズンから、元オールブラックスでキャプテンを務めたトッド・ブラックアダーがヘッドコーチに就任[17]

2021年8月2日、東芝から経営分離を行い、東芝ブレイブルーパス東京株式会社を創設した[2]。同年、サントリーサンゴリアスと共に府中市調布市三鷹市との連携協定締結[18]

2021年7月16日、新リーグジャパンラグビーリーグワンの1部リーグに振り分けされることになった[19]

2022年、リーグワン初年度はリーグ戦中盤の第8節以後は8勝1敗となり、2015年度以来のリーグ戦上位4強によるプレーオフ進出を決めた[20]

2023-24シーズンではリーグ戦2位となり、2年ぶりのプレーオフ進出。決勝戦で、埼玉パナソニックワイルドナイツを24-20で破り、リーグワン初優勝。トップリーグ時代の最後の優勝(2009-10シーズン)から、14シーズンぶりに日本一になった[21]

2024-25シーズン最終第18節の2025年5月10日、単独トップの15勝となり、自力で「レギュラーシーズン1位」を獲得[22]。レギュラーシーズン1位はトップリーグ2010-2011以来、14年ぶり。連覇の懸かったプレイオフトーナメントでは決勝に進出すると同じく2度目のリーグワン優勝を目指すS東京ベイを接戦の末下しリーグワン史上初の連覇を達成した[23]

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タイトル

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トップリーグ三連覇を達成し胴上げされる薫田監督 2007年2月4日 秩父宮ラグビー場
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第44回日本選手権優勝 表彰式後の記念撮影 2007年2月25日 秩父宮ラグビー場
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トップリーグ5度目の優勝決定後、ピッチ上で喜ぶフィフティーン 2010年1月31日 秩父宮ラグビー場
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リーグワンでの初優勝を達成し表彰式で喜ぶ試合メンバーとブラックアダーHC 2024年5月26日 国立競技場

最上位リーグ

全国大会

カップ戦

7人制大会

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成績

全国社会人大会戦績

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リーグ戦戦績

トップリーグ創設以前

さらに見る 年度, 所属リーグ ...

トップリーグ

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JAPAN RUGBY LEAGUE ONE

さらに見る シーズン, DIVISION ...
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2024-25シーズンの順位

さらに見る リーグ戦 順位, カンファレンス ...
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2025-26シーズンのスコッド

要約
視点

開幕前、2025-26シーズンでの選手登録までは、「チームに所属している選手」の一覧に過ぎないことに留意。

カテゴリA(日本代表の実績または資格あり)は、試合登録枠17名以上、同時出場可能枠11名以上。カテゴリB(日本代表の資格獲得見込み)は、試合登録枠・同時出場可能枠ともに任意。カテゴリC(他国代表歴あり等、カテゴリ A, B以外)は、試合登録枠3名以下。

東芝ブレイブルーパス東京2025-26シーズンのスコッドは下記のとおり[46]。2025年8月5日現在。

ヘッドコーチ: トッド・ブラックアダー

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過去の所属選手

【2024年5月退団】

【2025年6月退団】

ホストゲームでのファンサービスとファンクラブ

ジャパンラグビーリーグワンでは各チームに試合開催権があり、 ジャパンラグビーリーグワンのホストゲーム(主催試合)では下記のような内容とスタッフ中心にチーム独自のファンサービスを行っている

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ホストゲーム会場入口の様子: 秩父宮ラグビー場 2022年3月5日
  • 試合会場内でのフォトスポット(実寸サイズ選手写真パネル等)やチームロゴ・チーム名の掲示
  • 入場時にMDP(マッチデープログラム)やチームグッズ(先着限定数)等の無料配布
  • BRAVEファミリーロード(試合終了後にチームメンバー全員がファンを目の前でお見送りする=ファンクラブ有料会員限定)
  • ホストゲーム試合中にルーパスコール、スクラムコール[注 15][47]。などで応援をリード
  • 試合会場内での公式グッズ販売
  • リアル・グラウンド・サウンドシステム(23-24シーズン以降休止中)[48]。により試合中の選手の声やコンタクト時の衝撃音を会場のファンに届ける

公式マスコット - ルーパス君

  • ラグビーが大好きな狼の子供。どんなことにも”トライ”する明るい性格で、会場でファンのみんなと盛り上がるのが大好き。

ファンクラブ

  • ジャパンラグビーリーグワン開幕前に新設された[注 16] 年会費制のオフィシャルファンクラブ。会費・特典別に各コース(*スーパープレミアム/プレミアム/ゴールド/スタンダード/U18/*チケット/無料)を有し[注 17]、コース別に応援グッズ、ホストゲームチケットの優先・割引販売、ホストゲームでの優先入場権、ファンクラブブース(ホストゲーム会場に設置)での抽選会などのイベント参加権等、ファン感謝祭の開催(シーズン終了後東芝府中グラウンドにて開催。ファンクラブ有料会員限定)等様々な特典が設定されている
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地域活性事業としてラッピングバスの導入

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中央高速バス富士五湖線として運用されるチームラッピングバス
X61751号車(杉並210 あ ・751)

2022年12月1日、新たに京王観光を含めた5社とオフィシャルパートナー契約を結び[50]、12月22日には京王バスの車両2台にチームのロゴマーク等を貼り付けた、ラッピングバスを24日より運行すると発表した[51]。このラッピングバスはチームの試合がある日は、選手の移動用のチームバスとして利用し、試合がない日は高速バスとして運用される他、ホームタウンとなる府中市調布市三鷹市の自治体の行事等での貸切バスとして利用し地域活性化に繋げると発表した。

脚注

外部リンク

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