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2008年の読売ジャイアンツ
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2008年の読売ジャイアンツでは、2008年の読売ジャイアンツにおける動向をまとめる。
この年の読売ジャイアンツは、2回目の原辰徳監督体制の3年目(通算5年目)のシーズンである。
概要
前年最多安打、打点王のアレックス・ラミレスと最多勝のセス・グライシンガーをヤクルトから、最多セーブ投手のマーク・クルーンを横浜から獲得し、大型補強を敢行した[1]。開幕5連敗で開幕スタートに失敗しシーズン序盤から阪神が独走し、7月8日時点で阪神と巨人の差は13.0ゲーム差あり、7月22日には阪神に優勝マジックが点灯した。しかし、北京五輪が始まり各チームの主力選手がレギュラーシーズンを欠場すると、阪神の勢いが止まり、その一方で巨人が夏場以降に猛追し、9月11日から12連勝するなどして、大逆転で優勝を飾った。1996年の最大11.5ゲーム差を逆転しての優勝が「メークドラマ」と呼ばれたのに対し、この優勝は最大13ゲーム差の逆転であったため、「メークレジェンド」と呼ばれた[2][3]。クライマックスシリーズで3位の中日を破り日本シリーズに出場したが、日本シリーズで渡辺久信監督率いる西武に3勝4敗で敗れ、日本一を逃し6年前の雪辱を果たされた。投手陣はリーグ1位の1115奪三振を記録したほか、防御率3.37は阪神に次ぐリーグ2位を記録した。打撃陣はラミレス、開幕から1軍定着の坂本勇人などの活躍でリーグ1位の177本塁打を記録し、得点・安打・打点もリーグ1位を記録するなど投打が噛み合った1年となった。ラミレスがMVPと打点王(125打点)、グライシンガーが17勝、クルーンが41セーブで最多セーブ、山口鉄也が新人王を受賞した[4]。
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チーム成績
レギュラーシーズン
1 | 右 | 高橋由伸 |
---|---|---|
2 | 遊 | 二岡智宏 |
3 | 三 | 小笠原道大 |
4 | 一 | 李承燁 |
5 | 左 | ラミレス |
6 | 捕 | 阿部慎之助 |
7 | 中 | 谷佳知 |
8 | 二 | 坂本勇人 |
9 | 投 | 高橋尚成 |
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 読売ジャイアンツ | 84 | 57 | 3 | .596 | 優勝 |
2位 | 阪神タイガース | 82 | 59 | 3 | .582 | 2.0 |
3位 | 中日ドラゴンズ | 71 | 68 | 5 | .511 | 12.0 |
4位 | 広島東洋カープ | 69 | 70 | 5 | .496 | 14.0 |
5位 | 東京ヤクルトスワローズ | 66 | 74 | 4 | .471 | 17.5 |
6位 | 横浜ベイスターズ | 48 | 94 | 2 | .338 | 36.5 |
日本生命 セ・パ交流戦2008
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 福岡ソフトバンクホークス | 15 | 9 | 0 | .625 | 優勝 |
2位 | 阪神タイガース | 15 | 9 | 0 | .625 | 0.0 |
3位 | 北海道日本ハムファイターズ | 14 | 10 | 0 | .583 | 1.0 |
4位 | 読売ジャイアンツ | 14 | 10 | 0 | .583 | 1.0 |
5位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 13 | 11 | 0 | .542 | 2.0 |
6位 | 広島東洋カープ | 13 | 11 | 0 | .542 | 2.0 |
7位 | 中日ドラゴンズ | 12 | 12 | 0 | .500 | 3.0 |
8位 | オリックス・バファローズ | 11 | 13 | 0 | .458 | 4.0 |
9位 | 東京ヤクルトスワローズ | 11 | 13 | 0 | .458 | 4.0 |
10位 | 千葉ロッテマリーンズ | 10 | 14 | 0 | .417 | 5.0 |
11位 | 埼玉西武ライオンズ | 10 | 14 | 0 | .417 | 5.0 |
12位 | 横浜ベイスターズ | 6 | 18 | 0 | .250 | 9.0 |
- 同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる
クライマックスシリーズ
日本シリーズ

主な投手成績
- 色付きは規定投球回数(146イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高
打撃成績
- 色付きは規定打席(452打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高
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できごと
1月
- 1月25日 - 前年6月に育成選手から支配下選手登録したウィルフィン・オビスポと育成選手契約を結んだ事を発表。右肩の痛みを訴えていた為[5]。
3月
4月
5月
6月
- 6月1日 - マーク・クルーンが対ソフトバンク戦(ヤフードーム)の10回裏、ソフトバンクの松田宣浩への空振り3球三振の3球目で、自身の記録を1キロ更新する、球速162キロを記録[16]。
- 6月3日 - 谷佳知が対オリックス戦(京セラドーム大阪)の9回に加藤大輔から本塁打を記録し、全球団から本塁打を達成。プロ野球史上12人目、近鉄を含む13球団から本塁打は4人目[9]。試合は8対3でオリックスが勝利し、オリックスは日本プロ野球史上3球団目の通算4500勝[17]。
- 6月6日 - 加治前竜一が対ロッテ戦で、3対3で迎えた延長10回裏1死無走者の場面でプロ初打席に立ち、川崎雄介から日本プロ野球史上初の初打席でサヨナラ本塁打[18]。
- 6月10日 -横浜の鶴岡一成と真田裕貴の交換トレードが発表[19]。
- 6月14日 -Kスタ宮城で行われる予定だった楽天対巨人戦が、この日の午前に起きた岩手・宮城内陸地震の影響で中止。地震のためにプロ野球公式戦が中止になるのは史上初。当初は、1時間遅れの15時開始予定にしていたが、「客の安全確保を最優先」とのことで中止を決定[20]。
- 6月29日 - アレックス・ラミレスが対広島戦で9回2死満塁から、8年連続20本塁打の満塁本塁打を放ち、通算812打点で外国人選手通算最多打点の新記録[21]。
7月
9月
- 9月3日 - 小笠原道大が対広島戦(京セラドーム大阪)でサイクル安打達成、日本プロ野球史上62人目(66度目)[22]。
- 9月13日 - マーク・クルーンが対ヤクルト戦で球団新記録の32セーブ[23]。
- 9月15日 - アレックス・ラミレスが対横浜戦でセ・リーグ新記録、日本プロ野球タイ記録の7年連続150安打[24]。
- 9月19日 - 小笠原道大が対阪神戦(東京ドーム)でジェフ・ウィリアムスから通算300本塁打、史上35人目[25]。
- 9月21日 - アレックス・ラミレスが対阪神戦(東京ドーム)で外国人選手通算最多安打セ・リーグ新記録の通算1338安打[26]。
- 9月22日 - 対広島戦(広島市民球場)に9対1で勝利し、クライマックスシリーズ進出決定[27]。
- 9月24日 - 木村拓也が対広島戦で日本プロ野球通算1000本安打、史上252人目[28]。
- 9月27日 - マーク・クルーンが対阪神戦で外国人選手最多の通算121セーブ[29]。
10月
- 10月1日 - 姜建銘、野口茂樹、加登脇卓真、梅田浩に戦力外通告[30]。
- 10月3日 - 村田善則が現役引退を表明[31]。
- 10月8日 - 同率首位で迎えた対阪神戦(東京ドーム)の直接対決は巨人が3対1で勝利し、141試合目にして単独首位に立ち優勝へのマジックナンバーを2を点灯させた。
- 10月10日 - セ・リーグは優勝へのマジックナンバーを2としていた、首位の巨人がヤクルトに3対1で勝利し、2位の阪神が横浜に3対4で敗れた為、巨人の2年連続32度目のリーグ優勝が決定。13ゲーム差からの逆転はセ・リーグ最大[32]。
- 10月25日 - セ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージの第4戦、巨人対中日戦(東京ドーム)は6対2で巨人が勝利し、巨人が6年ぶり31度目の日本シリーズ進出。
11月
12月
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入団・退団
シーズン開幕前
本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。
入団
退団
シーズン開幕後
本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。
入団
退団
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選手・スタッフ
首脳陣
一軍
二軍
所属選手
投手
捕手
内野手
外野手
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ドラフト
→詳細は「2008年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
出典
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