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J.D.マルティネス

キューバ系アメリカ人の野球選手 (1987 - ) ウィキペディアから

J.D.マルティネス
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フリオ・ダニエル・マルティネスJulio Daniel Martinez, 1987年8月21日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。愛称はフラッコ[1]

概要 基本情報, 国籍 ...
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経歴

要約
視点

プロ入り前

マイアミで生まれ育ち、フロリダ・マーリンズのファンであった[2]

プロ入りとアストロズ時代

2009年MLBドラフト20巡目(全体611位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。

2011年フィラデルフィア・フィリーズへ放出されたハンター・ペンスの穴埋めとして、7月30日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビューし、ノバ・サウスイースタン大学英語版の出身者として初のメジャーリーガーとなった。53試合に出場し、打率.274、6本塁打、35打点出塁率.319を記録した。守備面では左翼手で51試合に出場し、UZR+7.4、DRS+2を記録し[3]右翼手でも1試合出場した。

2012年4月13日のマーリンズ戦では、マーリンズ・パークの開場第1号本塁打を放った[2]。113試合に出場し、打率.241、11本塁打、55打点、出塁率.311を記録した。守備面では左翼手としてUZR+0.5、DRS-2を記録した[4]

2013年は前年から下回る86試合の出場にとどまるも、打率.250、7本塁打、36打点、出塁率.272を記録した。守備面では左翼手でUZR-2.4、DRS-5[5]、右翼手ではUZR-1.4、DRS-5と攻守で数字を落とした[6]

2014年は開幕前の3月22日にFAとなった。

タイガース時代

2014年3月24日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[7]。開幕をAAA級トレド・マッドヘンズで迎えたが、4月21日にメジャー契約を結んだ[8]。6月23日には自身初のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出された。123試合に出場し、打率.315、23本塁打、76打点、出塁率.358を記録した。また、規定打席には到達しなかったものの、打率・長打率の両部門ではチームメイトのミゲル・カブレラを上回り、チームの地区4連覇の原動力となった。守備面では左翼手でUZR-5.0、DRS±0[9]、右翼手ではUZR+1.9、DRS+1を記録した[10]

2015年は右翼手へコンバートされ、前半戦で打率.289、25本塁打、59打点を記録し、自身初となるオールスターゲームに初選出された[11]。6月21日のニューヨーク・ヤンキース戦で1回表に田中将大から2点本塁打、5回表には再び田中からソロ本塁打を、更に6回表にはダニー・ブラワから3点本塁打を放ち、1試合3本塁打を記録した[12]。自身初となる規定打席に到達、そして自己最多となる158試合に出場し、打率.282、アメリカンリーグ8位となる38本塁打、同7位となる102打点、出塁率.344を記録し、自身初となるシルバースラッガー賞を受賞した。一方で、リーグ2位となる178三振を喫した。しかし、守備面では右翼手として共にリーグトップとなるUZR+9.9、DRS+8を記録し、攻守で好成績を残した[13]

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デトロイト・タイガース時代
(2016年8月24日)

2016年2月8日に2年総額1850万ドルで契約を延長したことが発表された[14]。6月16日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で守備の際にフェンス際でのキャッチで右肘を負傷し、前半戦は治療に専念することとなった[15]。8月3日のシカゴ・ホワイトソックス戦で復帰し、後半戦では打率.332、出塁率.392を記録した[16]。怪我の影響もあり前年からは減少するも、120試合の出場でリーグ8位となる打率.307、22本塁打、68打点、同7位となる出塁率.373を記録した。しかし、前述の故障の影響か、守備面では前年から大きく指標を落とし、右翼手でUZR-13.2、DRS-22は共にリーグワーストであった[17]

2017年スプリングトレーニング中に負傷し、開幕を故障者リスト入りのまま迎えた。5月12日のロサンゼルス・エンゼルス戦でこのシーズン初出場すると、同月21日には打率.389、4本塁打、9打点でプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出され[18]、7月16日には打率.455、2本塁打、7打点でこのシーズン2度目となるプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出された[19]。タイガースでは57試合に出場して打率.305、16本塁打、39打点、出塁率.388を記録した。守備面では右翼手としてUZR-5.6、DRS-7を記録した[20]

ダイヤモンドバックス時代

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アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2017年7月27日)

2017年7月18日にマイナーリーグ所属のセルジオ・アルカンタラダウェル・ルーゴ英語版ホセ・キング[21]の3選手とのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[22]。9月4日のロサンゼルス・ドジャース戦で球団史上初、MLB史上18人目となる1試合4本塁打英語版を放った[23]。6月6日にシンシナティ・レッズスクーター・ジェネットが達成しており、同一シーズンで2度の達成は2002年以来、15年ぶりの記録となった。これらの活躍もあり、同月10日には打率.429、8本塁打、11打点でナショナルリーグのプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを獲得した[24]。次週も打率.435、3本塁打、6打点で選出され、プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク創設以来初の同一シーズン4度選出された選手になった[25]。9月は打率.404、16本塁打、36打点、出塁率.493、長打率では.970を記録し[26]プレイヤー・オブ・ザ・マンスにも選ばれ、本塁打と打点はダイヤモンドバックスの球団月間記録を更新した[27]。移籍後は62試合に出場し、打率.302、29本塁打、65打点、出塁率.366を記録した。シーズンでは両リーグを渡り歩き、119試合の出場で打率.303、自己最多となる45本塁打、104打点、出塁率.376を記録し、自身初となる3割・30本塁打・100打点を達成した。また、長打率では両リーグを通して.690だったものの、アメリカンリーグでは長打率.630を記録し、リーグトップであったロサンゼルス・エンゼルスマイク・トラウトの長打率.629を上回った。また、ナショナルリーグでは長打率.741を記録し、マイアミ・マーリンズジャンカルロ・スタントンの長打率.631を大きく上回る成績を残した。守備面では右翼手でUZR-2.6、DRS-1を記録した[28]。オフの11月2日にFAとなった[29]

レッドソックス時代

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ボストン・レッドソックス時代
(2022年8月13日)

2018年2月19日にボストン・レッドソックスと5年総額1億1000万ドルで契約したことが発表された[30]。オプションとして2019年シーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウトと、バイアウトの際には250万ドルが支払われた[31]。開幕から主に指名打者としてクリーンナップに座り、オールスターゲームにファン投票指名打者部門で選出され、3年ぶり2度目の出場を果たした。8月には月間打率.373、7本塁打、25打点を記録し、自身2度目となるプレイヤー・オブ・ザ・マンスを受賞した[32]。9月13日の時点でリーグ2位の打率.330、41本塁打、115打点は共にリーグトップで三冠王の可能性が大きく残されていたが[33]、チームメイトのムーキー・ベッツが9月の月間打率.377を記録[34]オークランド・アスレチックスクリス・デービスが9月の月間本塁打9本を記録し[35]、カブレラ以来となる三冠王とはならなかった[36]。しかし、最終的には150試合に出場し、共にリーグ2位となる打率.330、43本塁打を記録し、同3位となる出塁率.402、打点ではリーグトップとなる130打点を記録し、自身初のタイトルとなる打点王を獲得した。2年連続で3割・30本塁打・100打点を達成し、チームの地区3連覇に大きく貢献、MVP投票では4位に入り[37]、3年ぶり2度目となるシルバースラッガー賞と自身初となるハンク・アーロン賞を受賞した。また、シルバースラッガー賞では外野手部門指名打者部門の同時受賞となり、MLB史上初の快挙となった[38]ポストシーズンでは打率.300、2本塁打、14打点を記録し[39]、5年ぶり9度目のワールドシリーズ制覇に貢献した。守備面では左翼手として32試合に出場し、UZR-3.0、DRS-2を[40]、右翼手では25試合に出場し、UZR+0.9、DRS-2を記録した[41]

2019年5月7日のボルチモア・オリオールズ戦でデビット・ヘスから2点本塁打を放ち、通算200本塁打を達成した[42]。7月には2年連続3度目となるオールスターゲームに選出された。このシーズンは146試合に出場し、リーグ8位となる打率.304、同7位の36本塁打、同8位の105打点、同8位の出塁率.383を記録し、3年連続で打率3割・30本塁打・100打点を達成した。守備面では左翼手として15試合に出場しUZR-1.4、DRS-1を記録し[43]、右翼手では24試合の出場でUZR-3.4、DRS-6を記録した[44]。オフの11月4日にオプトアウトを行使せず、レッドソックスに残留することが発表された[45]。また、2020年、21年シーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウトはオプションとしてマルティネスが所持していた[46]

2020年COVID-19の影響で60試合の短縮シーズンとなる中、全60試合中54試合に出場し、打率.213、7本塁打、27打点、出塁率.291と自己ワーストの成績でシーズンを終えた。守備面では3試合に左翼手として出場しUZR-1.4、DRS+1を記録し[47]、右翼手では3試合の出場でUZR-1.7、DRS-3を記録した[48]。11月1日には再びオプトアウトを行使せず、残留することが発表された[49]

2021年は前半戦に打率.299、18本塁打、62打点を記録し、7月4日に選手間投票で控え野手として通算4度目となるオールスターゲームに選出された[50]。7月13日のオールスターゲームでは5回表に指名打者として先発出場していた大谷翔平の代打として途中出場したが、トレバー・ロジャースから三振した[51]。シーズンでは148試合に出場し、打率.286、28本塁打、99打点、出塁率.349を記録した。また、42本の二塁打はキャリアハイとなり、リーグトップを記録した。守備面では30試合に左翼手として出場でUZR+1.0、DRS+3を記録し[52]、右翼手では8試合の出場でUZR-0.1、DRS±0を記録した[53]。11月8日にはオプトアウトを行使せずに残留することが発表された[54]

2022年オフの11月6日にFAとなった[55]

ドジャース時代

2022年12月29日にロサンゼルス・ドジャースと1年総額1000万ドルで契約を結んだ[56]

2023年は開幕をメジャーで迎えた[57]。6月29日に指名打者部門のファン投票では2度目となるオールスターゲームに選出された[58]。オフの11月3日にFAとなった[59]

メッツ時代

2024年3月22日にニューヨーク・メッツと1年総額1200万ドルで契約を結ぶことが報じられ、翌23日に正式契約を結んだ[60]

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年度別打撃成績

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ポストシーズン打撃成績

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タイトル

表彰

記録

背番号

  • 14(2011年 - 2013年)
  • 28(2014年 - )
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脚注

関連項目

外部リンク

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