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2012年のメジャーリーグベースボール
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メジャーリーグベースボール(MLB)における2012年の出来事を記す。レギュラーシーズン開幕は2012年3月28日に始まり、10月28日に閉幕した。2012年のワールドシリーズはサンフランシスコ・ジャイアンツがデトロイト・タイガースを4対0で破り、制した。
2011年のメジャーリーグベースボール - 2012年のメジャーリーグベースボール - 2013年のメジャーリーグベースボール
→日本プロ野球(NPB)の動向については2012年の日本プロ野球、MLB、NPB以外の野球動向については2012年の野球参照
できごと
1月
- 5日
- ニューヨーク・ヤンキースは、NPBの埼玉西武ライオンズからポスティングシステムでMLB移籍を目指していた中島裕之との入団交渉が合意に至らなかった事を発表[1]
- 9日
- 2012年のアメリカ野球殿堂入り表彰者が発表され、元シンシナティ・レッズのバリー・ラーキンが選出された[2]
- 11日
- シアトル・マリナーズは福岡ソフトバンクホークスからFA宣言した川﨑宗則とマイナー契約した事を発表[3]
- 12日
- 13日
- ロサンゼルス・ドジャースからFAの黒田博樹が、ニューヨーク・ヤンキースと1年契約で合意した[5]
- 元西武の土肥義弘がボルチモア・オリオールズ傘下の3Aノーフォーク・タイズと契約合意[6]
- 17日
- ポスティングシステムでMLB移籍を目指していた前東京ヤクルトスワローズの青木宣親がミルウォーキー・ブルワーズと2年契約で合意し入団。背番号は7。
- 19日
- クリーブランド・インディアンスのファウスト・カーモナが、ビザ偽装により帰国先のドミニカ共和国で逮捕された。インディアンスは1月26日にカーモナを資格停止リストに入れたことを発表した。
- 23日
- 24日
- ニューヨーク・ヤンキースで正捕手として17年間プレーしたホルヘ・ポサダが現役引退。
- 26日
- ニューヨーク・ヤンキースが黒田博樹を1年契約で獲得した事を発表。
2月
- 14日
- シカゴ・ホワイトソックスが、クリーブランド・インディアンスからFAとなっていた福留孝介を獲得した事を発表。1年契約で、推定年俸100万ドルプラス出来高50万ドル
- 17日
- 岡島秀樹が、2011年12月にマイナー契約が合意していたニューヨーク・ヤンキースから契約を解除された事がわかった。岡島は20日からの春季キャンプに招待選手で参加予定だった[7]。
- ニューヨーク・ヤンキースのA.J.バーネットと、ピッツバーグ・パイレーツのマイナー所属選手2名との交換トレードが成立[8]。
- ボストン・レッドソックスのティム・ウェイクフィールドが現役引退を表明。ウェイクフィールドは前年9月に通算200勝を挙げ、生涯成績は200勝180敗、防御率4.41[9]。
- 19日
- 20日
- ニューヨーク・ヤンキースが、フィラデルフィア・フィリーズからFAになっていたラウル・イバニェスと契約合意。ESPN等が報道。
4月
5月
- 3日
- テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が月間最優秀新人に選出された。日本人史上5人目。
- 6日
- ボストン・レッドソックス対ボルチモア・オリオールズ戦で、延長戦に発展した結果、双方がリリーフを使い果たし、野手が投手として緊急登板するという、メジャーリーグ初の珍事が起きる[11]。試合は17回・9-6でオリオールズの勝ち。
- 23日
- メジャーリーグ選手会が東日本大震災復興支援のため310,000ドル(日本円:約2,450万円)を寄付したことを発表[12]。
- 29日
- ニューヨーク・ヤンキースが、トロント・ブルージェイズを戦力外になった五十嵐亮太を獲得したことが明らかになった
- 30日
- コロラド・ロッキーズが、MLB最年長勝利記録(49歳)を持つジェイミー・モイヤーに対し戦力外通告。本人は現役続行希望[13]。
6月
- 18日
- 禁止薬物使用問題で虚偽の証言をしたとして偽証罪などで起訴されていた元ニューヨーク・ヤンキースロジャー・クレメンスに対し、ワシントンのアメリカ連邦地方裁判所が陪審で無罪の評決を下した
- 22日
- シカゴ・ホワイトソックスが福留孝介に対し戦力外通告(28日に自由契約[14])。
7月
8月
9月
10月
- 3日
- デトロイト・タイガースのミゲル・カブレラが打撃部門三冠王に輝いた。カール・ヤストレムスキー以来、45年ぶり[25]。
- 4日
- ボストン・レッドソックスは監督のボビー・バレンタインを解任[26]。
- 18日
- 21日
- 22日
- ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズのサンフランシスコ・ジャイアンツ(西地区優勝)対セントルイス・カージナルス(ワイルドカード)第6戦(ブッシュ・スタジアム)は9対0でジャイアンツが勝利し[30]、4勝3敗で2年ぶり22回目のリーグ優勝(ワールドシリーズ出場は19回目)。
- 24日
- 28日
11月
12月
その他のできごと
- この年からワイルドカードゲーム制度導入[48]。これに伴い、プレーオフ勝利チームはディビジョンシリーズにおいて同一地区か否かに関わらず第一シードのチームと対戦ものとする、若干のルール変更も行われた。
- この年からFLAがマイアミに本拠地を移転し、MIAに改称。新本拠地マーリンズ・パークが完成し、4月4日にはSTLを迎えての初の公式戦が行われた。
- 3月27日、LADオーナーのフランク・マッコートとマジック・ジョンソンらの投資家グループとの間での球団売却交渉が売却額20億ドルで合意されたことが球団から発表された[49]。球団は前年に連邦倒産法第11章の適用を申請していたが、4月13日に破産裁判所によって売却が承認され、5月1日には全ての手続きが終了した[50]。
- 2009年から続いていた、SD前オーナー、ジョン・ムーアズから現CEO、ジェフ・ムーラッドへの球団経営権委譲プロセスが、MLBオーナー会議においてムーラッドのオーナー就任の承認が得られなかったことなどから頓挫し、3月22日にムーラッドがCEOを辞任[51]。ムーアズが暫定的にオーナーに復帰し、改めて球団売却先を求めていたが、8月6日、LADの元オーナー、ピーター・オマリーらの投資家グループへの8億ドルでの売却が合意に至った[52]。8月16日に所有権委譲がMLB機構に承認された。
主な打者の記録
- 4月6日、アダム・ダン(CWS)がTEXとの開幕戦で、自身通算8本目の開幕戦本塁打を放ち、フランク・ロビンソンとケン・グリフィー・ジュニアの持つMLB開幕本塁打記録に並んだ[53]。
- 4月13日、アレックス・ロドリゲス(NYY)がLAA戦で歴代6位のケン・グリフィー・ジュニアに並ぶ通算630本目の本塁打を放った[54]。4月20日のBOS戦には歴代単独6位となる通算631本目の本塁打を放った[55]。
- 4月21日、トッド・ヘルトン(COL)がMIL戦で史上85人目となる通算350本塁打を達成した。
- 4月25日、ポール・コネルコ(CWS)がOAK戦で史上48人目となる通算400本塁打を達成した[56]。
- 5月8日、ジョシュ・ハミルトン(TEX)がBAL戦で史上16人目となる1試合4本塁打を記録した[57][58]。
- 5月14日、プラシド・ポランコ(PHI)がHOU戦で史上269人目となる通算2000本安打を達成[59]。
- 5月16日、ジェイミー・モイヤー(COL)がARI戦で打点を挙げ、MLB史上最高齢での打点記録者となった(49歳180日)[60]。
- 5月24日、アルバート・プホルス(LAA)がSEA戦で史上35人目となる通算450本塁打を達成[61]。
- 6月12日、アレックス・ロドリゲス(NYY)がATL戦でルー・ゲーリッグの持つMLB記録に並ぶ通算23本目の満塁本塁打を放った[62]。
- 6月15日、カルロス・ベルトラン(STL)がKC戦で通算300盗塁を達成したことで、史上8人目、スイッチヒッターとしては史上初の300-300を達成[63]。
- 6月19日、イチロー(SEA)がARI戦で史上95人目の通算2500本安打を達成[64]。
- 6月23日、ジム・トーミ(PHI)がTB戦でMLB新記録となる通算13本目のサヨナラ本塁打を達成[65]。
- 6月29日、アーロン・ヒル(ARI)がMIL戦において、同月18日SEA戦に続いて2度目のサイクル安打達成[66]。シーズン2度の達成は1883年のジョン・ライリー以来史上4人目、同月内に2度の達成は1931年のベーブ・ハーマン以来史上2人目であった。
- 7月4日、デビッド・オルティーズ(BOS)がOAK戦で史上49人目となる通算400本塁打を達成[67]。
- 8月18日、アダム・ダン(CWS)がTOR戦で史上50人目の通算400本塁打を達成[68]。
- 9月26日、ブライス・ハーパー(WSH)がPHI戦でシーズン20本塁打を達成、1964年のトニー・コニグリアロ以来史上2人目の10代での20本塁打達成者となった[69]。
- 9月30日、マイク・トラウト(LAA)がTEX戦でシーズン30本塁打を達成したことで、史上最年少での30-30達成となった[70]。
- ミゲル・カブレラ(DET)が1967年のカール・ヤストレムスキー以来、史上17度目となるシーズン打撃三冠王を達成した[71]。
主な投手の記録
- 4月17日、ジェイミー・モイヤー(COL)がSD戦に先発、7回2失点で勝利投手(49歳151日)となり、ジャック・クインの保持していたMLB最高齢勝利投手記録(49歳70日、1932年)を更新した[72]。モイヤーは5月16日のARI戦でも勝利投手となり、記録を49歳180日に更新した。
- 4月21日、フィリップ・ハンバー(CWS)がSEA戦(セーフコ・フィールド)で史上21度目の完全試合[73][74][75]。
- 5月2日、ジェレッド・ウィーバー(LAA)がMIN戦で史上274度目のノーヒッターを達成[76]。
- 5月3日、ロサンゼルス・エンゼルスのジェレッド・ウィーバーが、ミネソタ・ツインズ戦でノーヒットノーラン。
- 5月27日、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有がトロント・ブルージェイズ戦で日米通算100勝[77]。
- 6月1日、ヨハン・サンタナ(NYM)がSTL戦で史上275度目、球団史上初のノーヒッターを達成[78]。
- 6月8日、LAD-SEA戦において、SEAのケビン・ミルウッド、チャーリー・ファーブッシュ、スティーブン・プライヤー、ルーカス・リットキー、ブランドン・リーグ、トム・ウィルヘルムセンが継投によるノーヒッターを達成[79]。要した投手の数6人は史上最多タイ。
- 6月13日、ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹がアトランタ・ブレーブス戦で日米通算150勝。
- 6月13日、マット・ケイン(SF)がHOU戦で史上22度目、球団史上初の完全試合を達成[80][81]。
- 8月13日、スティーブ・デラバー(TOR)がCWS戦の延長10回において、史上初となる延長回での1イニング4奪三振を記録[82]。
- 8月15日、フェリックス・ヘルナンデス(SEA)がTB戦(セーフコ・フィールド)で史上23人目球団史上初の完全試合を達成[83][84][21]。
- 9月25日、SEA-LAA戦において、LAAから登板したザック・グレインキー、ギャレット・リチャーズ、スコット・ダウンズ、ケビン・ジェプセン、エルネスト・フリエリの5投手が合わせて9イニングで20奪三振を記録した。9回試合終了での20奪三振は、1986年及び1996年のロジャー・クレメンス、1998年のケリー・ウッドに続いて史上4度目であり、複数投手での達成は史上初[85]。
- 9月27日、ダグ・フィスター(DET)がKC戦でア・リーグ新記録となる9者連続奪三振を達成[86]。
- 9月28日、ホーマー・ベイリー(CIN)がPIT戦で史上279度目のノーヒッターを達成[87][88]。
- 9月30日、クリス・メドレン(ATL)がNYM戦に先発、勝利したことで、ATLはメドレンが先発した試合において23連勝を達成し、ホワイティー・フォード及びカール・ハッベルの保持していた同一投手先発試合での連勝記録、22試合を更新した[89]。
- フェルナンド・ロドニー(TB)が防御率0.60でシーズン終了し、デニス・エカーズリーが1990年に記録したリリーフ投手のシーズン防御率記録(50投球回以上)の0.61を更新した[90]。
- シーズン7試合でのノーヒッターの達成は1990年、1991年に並んで史上最多タイ。
その他の記録
- 4月5日、TOR-CLEの開幕戦が延長16回で終了し、開幕戦での史上最長イニング試合となった[91]。
- 4月20日、CINがCHCに勝利し、史上6球団目の球団史上10,000勝を達成[92]。
- 5月6日、BAL-BOS戦において、クリス・デービス(BAL)が延長16回裏に投手として登板、17回裏と合わせて2回無失点に抑え勝利投手となった一方、17回表にもダーネル・マクドナルド(BOS)が投手として登板、1回3失点で敗戦投手となった。両チームの野手登録選手がリリーフとして登板したのは1925年にジョージ・シスラー(SLB)とタイ・カッブ(DET)の登板以来のことであった。また、登板した両野手に勝敗がついたのは1902年のサム・メルテス(CWS)とジェシー・バーケット(SLB)の登板以来であった[93]。
- 9月30日、PITがCINに敗れシーズン負け越しが決定、PITは20シーズン連続負け越しとなり、MLBの連続負け越しシーズン記録を更新した[94]。
- OAKは新人投手により合わせて53勝を挙げ、新人投手による勝利数記録を更新した[95]。
- 1995年にディビジョンシリーズが導入されて以来初めて、4つのディビジョンシリーズ全てが最終第5戦まで行われた[96]。
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監督人事
シーズン開幕までの変更
シーズン中の変更
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試合結果
要約
視点
レギュラーシーズン
- ワイルドカードはボルチモア・オリオールズとテキサス・レンジャーズとアトランタ・ブレーブスとセントルイス・カージナルスが獲得
オールスターゲーム
→詳細は「2012年のMLBオールスターゲーム」を参照
- 右側がホームチーム
- ナショナルリーグ 8 - 0 アメリカンリーグ
- MVP:メルキー・カブレラ
ポストシーズン
3 | タイガース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 3 | 2 | 2 | 3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
7 | 2 | 3 | 1 | 1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | アスレチックス | 3 | タイガース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6 | 3 | 2 | 8 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 0 | 1 | 1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5 | オリオールズ | 5 | 5 | オリオールズ | 1 | ヤンキース | |||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | レンジャーズ | 1 | 2 | 3 | 2 | 2 | 1 | ALCS | |||||||||||||||||||||||||||||||
ALWC | 7 | 2 | 3 | 1 | 3 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | ヤンキース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ALDS | A3 | タイガース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | 0 | 0 | 3 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8 | 2 | 2 | 4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
N3 | ジャイアンツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | ジャイアンツ | ワールドシリーズ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 0 | 2 | 8 | 6 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
5 | 9 | 1 | 3 | 4 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | レッズ | 5 | カージナルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6 | 1 | 3 | 8 | 0 | 1 | 0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 7 | 1 | 3 | 5 | 6 | 9 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
5 | カージナルス | 6 | 5 | カージナルス | 3 | ジャイアンツ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | ブレーブス | 3 | 2 | 12 | 8 | 1 | 9 | NLCS | |||||||||||||||||||||||||||||||
NLWC | 3 | 4 | 0 | 2 | 7 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | ナショナルズ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NLDS | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
ワイルドカードプレーオフ
→詳細はワイルドカードプレーオフ参照
10/5 オリオールズ 5 - 1 レンジャーズ(ホームチーム)
|
10/5 カージナルス 6 - 3 ブレーブス(ホームチーム)
|
ディビジョンシリーズ
リーグチャンピオンシップシリーズ
ワールドシリーズ
→詳細は2012年のワールドシリーズ参照
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シーズン個人最高成績
アメリカンリーグ
ナショナルリーグ
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表彰
全米野球記者協会(BBWAA)表彰
ゴールドグラブ賞
シルバースラッガー賞
その他表彰
アメリカ野球殿堂入り表彰者
BBWAA投票
ベテランズ委員会選出
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参照元
外部リンク
Wikiwand - on
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