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JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25 DIVISION 2
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ジャパンラグビーリーグワン2024-25 DIVISION 2(ディビジョン2)は、日本のラグビーユニオンによる社会人リーグ戦「ジャパンラグビーリーグワン」2部リーグの4年度目として、2024年12月21日から2025年5月まで開催[1][2]。
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概要
要約
視点
編成・運営
- 前季2023-24シーズンの6チームから、8チームに増加した。下位リーグDIVISION3では、3つの新規参入チームを含む6チームで行われる[2][3]。
- 前2023-24シーズンでも導入した20分レッドカードとDIVISION3以外でのオフ・フィールド・レビュー(TMOバンカー)のほかに、60秒ショットクロック、30秒以内ラインアウト形成、スクラムハーフへの保護、相手が争わないラインアウトではノットストレートを許容するなどの国際的試験的ルールを、2025年1月1日からの世界的公式実施に先立って、2024-25シーズンからすべて導入した[4]。
- 脳しんとう評価をセンサー付きマウスガード(スマートマウスガード)により感知するシステムも、2024年1月からのエリート大会世界適用に伴い、DIVISION1とDIVISION2で導入する[5]。
- ハーフタイムは前シーズンまでの12分から、15分に変更[6]。
- リーグ戦後の順位入替戦は行わない。入替戦は2チームずつ。上位2チームはDIVISION1との入替戦、下位2チームはDIVISION3との入替戦を行う[6]。
用語の変更
- 2025年1月6日、日本ラグビーフットボール協会は「新たにラグビー競技を観戦する人たちにわかりやすく伝えるため」として、用語の変更を発表した。主なものは、ノックオン→ノックフォワード、ジャッカル→スティール、 ゴールライン→トライライン、インゴールエリア→トライゾーン/トライエリアなど[7]。第3節となる1月11日(土)の試合から、順次反映させていく[8]。
選手区分の条件変更
レンタル移籍を解禁
- 今シーズンから期限付き移籍(レンタル移籍)を認め、1シーズンで最大3名まで(4月1日以降は1名のみ)が移籍できる。移籍選手が移籍先でプレーオフや入替戦に出場するには、少なくとも1試合はレギュラーシーズンでプレーしていることが条件となる[13][14]。
- 2025年2月14日、DIVISIN1の2選手 吉岡義喜(静岡BR)と岡新之助タフォキタウ(東京SG)が、NECグリーンロケッツ東葛へ今季限りの移籍をした[15]。
アーリーエントリー
マスコット総選挙を主催
前シーズンまで「ラグビーマガジン」が主催していた「ジャパンラグビーリーグワン マスコット総選挙」を、このシーズンからジャパンラグビーリーグワンが主催することになった[16]。
その他
2025年9月-10月に若手育成大会を開催
リーグワン所属チームが、各拠点をもとに東・中・西に分かれて対戦する、選手育成を目的とする新大会を2025年9月から10月にかけて開催。20チームにより20試合を実施予定[20]。6チームは不参加となる[21]。
2026-27シーズンから登録区分を変更
2025年5月13日、2026-27シーズンから選手の登録区分に追加カテゴリを導入することを発表した[22]。
カテゴリAを、カテゴリA-1およびA-2に区分する。A-1は「小中学校の義務教育9年間のうち、6年以上を日本で過ごした選手」で、A-2は「A-1以外で、他協会の代表歴がなく、日本協会における48カ月以上の継続登録がある選手」。A-2の要件を満たす選手のうち、日本代表キャップを30以上持つ選手は、優遇措置としてA-1に分類する[22]。
2024-25シーズンでは、試合出場中15人のうち日本国籍取得選手を含めた海外出身者が10人を超えるチームも現れている。2026-27シーズンからは、日本生まれなどの条件を満たした選手で8人以上がプレーすることになる。リーグワンの東海林一専務理事は「小中学生などの若年層に、リーグワンでプレーしたいという意欲を高めてもらい、国内の競技人口増加を目指す」としている[23]。
リーグワンの発表直後、2024-25シーズンでカテゴリAのレメキロマノラヴァ(三重H)は「日本のためにオリンピック出てワールドカップ2回出て日本国籍をとったけどカテゴリA-2になった!」と、X(旧Twitter)で不満を表明した[24][25]。
2025年5月15日、スポーツライターの大友信彦は中日スポーツで、「苦労して日本国籍を取得した選手に対する差別であり、国籍差別が大きかったトップリーグ時代よりも差別的である」としている[26]。
同じく5月15日、スポーツジャーナリストの二宮清純は、「日本出身選手の出場機会が増えるのはいいことだ。日本のリーグだから、日本国籍を持つ選手が優遇されるのは理解できる。それならば、海外出身でも日本国籍を取得した選手も、同様に扱う(A-1とする)のが筋だ」と述べた[27]。
5月29日、ラグビーライターの吉田宏は、日本代表30キャップ未満となる多くの海外出身選手へのリスペクトがないことを指摘。さらに、日本国籍を取得したカテゴリA-2の選手に対し、日本国憲法で保障された職業選択の自由を侵害しているのではないか、と問題視している[28]。
詳細は「ジャパンラグビーリーグワン#選手の登録区分」を参照。
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チーム
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順位
リーグ戦の順位
14節(各チーム14試合)により、「勝ち点」を競う。
受賞者
出典:[31]
年間表彰式「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 アワード」の各賞受賞者のうち、主にDIVISION2に関連するもの。別ページの「DIVISION1 受賞者」「DIVISION3 受賞者」も参照のこと。
2025年5月11日にリーグ戦全試合が終了し個人成績が確定したことに伴い、得点王、最多トライゲッターを発表。5月20日にベストキッカー、ベストラインブレイカー、ベストタックラーを発表。5月21日にフェアプレーチーム賞を発表。6月2日に「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 アワード」を開催し表彰[32]。
チーム表彰
- DIVISION2 優勝:豊田自動織機シャトルズ愛知【初】[33]
- DIVISION2 フェアプレーチーム賞:花園近鉄ライナーズ [34]【初】- 反則数をポイント化し集計、DIVISION2で最少となる。
個人表彰
- DIVISION2 MVP:フレディー・バーンズ【初】(S愛知)
- DIVISION2 得点王:フレディー・バーンズ【2回目・2季連続】(S愛知)- 172得点(11T、51G、5PG)[35]
- DIVISION2 最多トライゲッター:フレディー・バーンズ【初】(S愛知)- 11トライ [35]
- DIVISION2 ベストキッカー:コンラッド・バンワイク【初】(江東BS)- 成功率85.0%(G: 24回中20回成功 83.3%、PG: 16回中14回成功 87.5%)[36]
- DIVISION2 ベストタックラー:ジョシュア・バシャム【初】(江東BS)- タックル数160回、成功数139回、成功率86.9%[36]
- DIVISION2 ベストラインブレイカー:キーガン・ファリア【初】(GR東葛)- 19回[36]
- DIVISION2 優秀ヘッドコーチ賞:徳野洋一【初】(S愛知)
- ベストホイッスル賞:古瀬健樹【3回目・3季連続】(全DIVISIONで1人のみが対象)
プレイヤーズ・チョイス・プライズ
選手によって自ら受賞対象選手を選ぶ。
- DIVISION2 プレーヤー・オブ・ザ・シーズン:フレディー・バーンズ【初】(S愛知)- 対戦相手として、最も苦しめられた選手に贈られる賞。
- DIVISION2 ゴールデンショルダー:中鹿駿【初】(日野RD)- 数字には表れない、実際に受けたタックルから選ぶベストタックラーに贈られる賞。
100試合出場達成選手
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リーグ戦
要約
視点
左側がホストチームで、右側がビジターチーム。
第1節
【プレイヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(10)フレディー・バーンズ
【プレイヤー・オブ・ザ・マッチ】九州KV(12)古城隼人
【追加的処分】川上剛右 (釜石SW) → 2週間の(第2節~第3節の)出場停止[39]
【プレイヤー・オブ・ザ・マッチ】江東BS(11)森谷直貴
【プレイヤー・オブ・ザ・マッチ】RH大阪(15)山口泰輝
第2節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(15)キーガン・ファリア
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】江東BS(10)リマ・ソポアンガ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】RH大阪(4)マイケル・アラダイス
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】日野RD(12)東郷太朗丸
第3節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(5)ジェームズ・ガスケル
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】釜石SW(11)ヘンリージェイミー
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】RH大阪(5)エリオット・ストーク
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(13)マリティノ・ネマニ
- DIVISION2の最多入場者数記録を更新した[40]。
第4節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(11)中野豪
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】九州KV(11)萩原蓮
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】RH大阪(13)鶴田馨
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(7)宮下大輝
第5節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】日野RD(12)オーガスティン・ブル
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(10)ウィル・ハリソン
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(19)イシレリ・マヌ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】九州KV(16)村川浩喜
第6節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(12)ジェームズ・モレンツェ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(9)ウィル・ゲニア
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】RH大阪(12)射場大輔
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(13)マリティノ・ネマニ
第7節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(8)タレニ・セウ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(14)後藤輝也
【追加的処分】パリパリ・パーキンソン (GR東葛) → 4試合(第8節~第11節)の出場停止[41]
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】江東BS(16)田森海音
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】釜石SW(11)阿部竜二
第8節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】日野RD(2)谷口永遠
【追加的処分】ヘンリージェイミー (釜石SW) → 1試合(第9節)の出場停止
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(4)パトリック・タファ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(9)湯本睦
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(8)アセリ・マシヴォウ
第9節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(10)フレディー・バーンズ
【追加的処分】白子雄太郎 (江東BS) → 2試合(第10節・第11節)の出場停止[42]
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(9)ウィル・ゲニア
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(2)大澤蓮
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】九州KV(6)コルビー・ファインガア
第10節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(20)ミティエリ・ツイナカウヴァドラ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】江東BS(13)藤岡竜也
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(2)松田一真
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(16)藤浪輝人
第11節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】日野RD(22)大内空
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(14)チャンス・ペニ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(4)サム・ジェフリーズ
- DIVISION2の最多入場者数記録を更新した[40]。
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(14)後藤輝也
第12節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(14)江川剛人
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(15)キーガン・ファリア
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】江東BS(15)コンラッド・バンワイク
- 釜石SWは、2勝10敗のとなり勝ち点11で7位以下が確定し、DIVISION3との入替戦出場が確定した[43]。
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】日野RD(2)谷口永遠
第13節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】RH大阪(3)指田宗孝
- 釜石SWは、DIVISION2最下位(8位)が決定した。
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(11)片岡涼亮
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(10)フレディー・バーンズ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】九州KV(19)レイ・タタフ
【追加的処分】江里口真弘 (九州KV) → 1試合(第14節)の出場停止[46]
第14節
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】花園L(11)片岡涼亮
【追加的処分】ケレビジョシュア (S愛知) → 1試合(入替戦第1試合)の出場停止[47]
- 花園Lは、自力で「レギュラーシーズン2位」を獲得し、DIVISION1の7位との入替戦を確定。
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】日野RD(12)オーガスティン・プル
【追加的処分】セコペ・ケプ (江東BS・コーチ) → 6試合(プレシーズンマッチを含む)の 試合会場での観戦およびオンフィールド活動を含む停止(理由:試合後におけるレフリーの権限を尊重しない言動)[48]
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】九州KV(6)コルビー・ファインガア
- 九州KVは自力で入替戦を回避し6位で残留。これにより江東BSが7位となり、DIVISION3との入替戦へ進む。
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】GR東葛(8)アセリ・マシヴォウ
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入替戦
要約
視点
昇格・降格は、(1)勝ち点、(2)勝利数、(3)得失点差、(4)トライ数、(5)トライ後のゴール数、によって決定する。それでも順位が決まらない場合、DIVISION1所属チームが残留する。勝ち点は、レギュラーシーズンと同じく、勝ち4点、引き分け2点、負け0点。7点差以内の負けは1点を付与し、3トライ差以上での勝ちは追加で1点を付与する[49]。
入替戦(DIVISION1/DIVISION2)
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】三重H(10)呉洸太
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】三重H(8)パブロ・マテーラ
- 三重Hが2勝し、三重HはDIVISION1残留、花園LはDIVISION2残留が決まった。
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】S愛知(10)フレディ・バーンズ
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】浦安DR(8)ネイサン・ヒューズ
- 浦安DRはDIVISION1残留、豊田SはDIVISION2残留が決まった。
入替戦(DIVISION2/DIVISION3)
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】釜石SW(7)河野良太
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】釜石SW(10)ミッチェル・ハント
- 釜石SWが2勝し、釜石SWはDIVISION2残留、SA広島はDIVISION3残留が決まった。
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】江東BS(23)エッセンドン・トゥイトゥポウ
【追加的処分】ティジェイ・ファイアネ (狭山RG) → 4試合(2025-26シーズン第2節まで)の出場停止[50]
【追加的処分】クリップスヘイデン (江東BS) → 3試合(2025-26シーズン第3節まで)の出場停止[50]
【プレーヤー・オブ・ザ・マッチ】江東BS(15)コンラッド・バンワイク
- 江東BSが2勝し、江東BSはDIVISION2残留、狭山RGはDIVISION3残留が決まった。
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レフリー
パネルレフリー
2024-25シーズンでレフリーを担当する。例年、日本ラグビーフットボール協会A級レフリーから選出される[51]。「パネル(panel)」とは「選抜された」「招待された」などの意味。
「レフリー担当試合数」は、昨シーズンまでの合計(ジャパンラグビートップリーグおよびジャパンラグビーリーグワンでの累計)[52]。
バックアップレフリー
2024-25シーズンにおけるバックアップレフリー。パネルレフリーが負傷などで欠員が生じた際に、試合を担当する[52]。
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試合中継メディア
事業共創パートナーのJ SPORTSは、DIVISION1・DIVISION2の全試合を放送し(一部録画放送)、J SPORTSオンデマンドでは、DIVISION3を含めた全試合を配信する[53]。全DIVISIONダイジェストは「ラグビーわんだほー! ~ラグビー情報番組~」で扱う[54]。
J SPORTS以外 の メディア
下の表は、2024-25シーズンDIVISION2の全対戦。録画放送、配信を含む[55][56]。
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関連項目
- JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25 DIVISION 1
- JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25 DIVISION 3
- 2024年の地域リーグ (ラグビー) - トップイースト、トップウェスト、トップキュウシュウ、関東社会人リーグなど
脚注
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