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楽天モンキーズ
台湾のプロ野球球団 ウィキペディアから
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楽天モンキーズ(らくてんモンキーズ、中国語:樂天桃猿[注 1])は、台湾の中華職業棒球大聯盟所属のプロ野球チームである。本拠地は桃園市、チームカラーは臙脂色(クリムゾンレッド)。
台湾大聯盟から中華職業棒球聯盟に移った前身の「第一金剛」が身売りとなり、製靴会社のLa Newが運営していたが、2019年に日本のIT企業・楽天グループに譲渡された。
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歴史
要約
視点
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球団発足~Lanew、Lamigo時代
- 1997年:台湾大聯盟(TML)発足に伴い、金剛、雷公、太陽、勇士の4球団が発足。
- 2003年
- 1月:中華職業棒球聯盟(CPBL)と台湾大聯盟の統合に伴い、雷公と太陽が合併。チーム名跡交換で「第一金剛」としてCPBL参加。
- 12月:第一銀行が球団売却、台湾大聯盟の核心企業である聲寶に身売り、シューズメーカー・La Newが冠スポンサーとなり、「La Newベアーズ」(LaNew熊)に球団名変更、La Newが2004年12月に球団を正式に買収。
- 2006年:台湾初のメジャーリーガーである陳金鋒が入団。前後期とも1位。台湾シリーズを制し、TMLからの球団としては初優勝。アジアシリーズでは、リーグ戦で韓国の三星ライオンズに勝つなどして決勝進出。決勝で北海道日本ハムファイターズに敗れ、準優勝となる。決勝、リーグ戦とも優勝した日本ハムとの試合は1点差勝負だった。
- 2008年11月:読売ジャイアンツの二軍と台中、台北で交流戦を4試合実施し、3勝1敗と勝ち越した。同球団の台湾遠征は1993年以来15年ぶり3度目だった。
- 2010年:翌年の本拠地を高雄市から桃園市に移すと決定した。また本拠地の球場も2011年2月よりそれまで使用していた高雄澄清湖棒球場から、2010年より使い始めた桃園国際野球場に移すと発表した。
- 2011年1月6日:本拠地を桃園市に移した後、チーム名を「Lamigoモンキーズ」(Lamigo桃猿)に改名することを正式に発表[3]。
- 2012年:後期1位で、台湾シリーズを制し、Lamigoに改名後初、La New時代から通算6年ぶり2度目の優勝を果たす。アジアシリーズでは2006年に続いて三星ライオンズを下して決勝に進出するが、決勝で読売ジャイアンツに敗れ準優勝に終わった。
- 2014年:前期1位で後期4位だったが、中信兄弟との台湾シリーズを制し、2年ぶり3度目の優勝を果たす。10月31日から11月2日まで、千葉ロッテマリーンズと親善試合を実施[4]。これ以降、オフシーズンとマリーンズの春季キャンプ中に両チームによる親善試合を毎年開催している。
- 2015年:後期1位で前期1位の中信兄弟との台湾シリーズを制し、2年連続4度目の優勝を果たす。
- 2017年:前期、後期ともに1位であるため、台湾シリーズでは1勝のアドバンテージがある。中信兄弟との台湾シリーズを制し、2年ぶり5度目の優勝を果たす。
- 2018年:2月28日と3月1日の2日間、札幌ドームで日本ハムとの親善試合を2試合「アジアフレンドシップシリーズ in 北海道」として行った[5]。レギュラーシーズンは前期後期ともに1位であるため、台湾シリーズでは1勝のアドバンテージがある。統一ライオンズとの台湾シリーズを制し、2年連続6度目の優勝を果たす。
- 2019年 :2月28日と3月1日の2日間、天母球場で後に兄弟チームとなる東北楽天ゴールデンイーグルスと2試合の交流戦を実施し、1敗1引き分け。
- 7月3日:親会社のLa Newはシーズン終了後のチーム売却を表明した[6][7]。
- 9月19日:楽天が球団を買収し、2020年シーズンから台湾リーグに参入することを発表した[8]。楽天は既に日本の宮城県に本拠地を置くプロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」を保有しているが、日本野球機構(NPB)は日本国外での球団を持つことについては日本プロフェッショナル野球協約に抵触しないとの見解を示している[9][10]。
- 12月17日:楽天はチーム名を「楽天モンキーズ」に改名すると発表[11]。
楽天モンキーズ時代
- 2020年:5月2日に前身を含む球団通算1000勝を達成した[12]。最終成績は前期、後期ともに優勝を逃し4連覇を逃す。
- 2021年:この年から投手コーチに東北楽天ゴールデンイーグルスOBの川岸強が就任。
- 2022年:ヘッドコーチに古久保健二、守備走塁コーチに西村弥が就任。前期優勝を果たすも台湾シリーズでは中信兄弟に4連敗。
- 2023年:西村が東北楽天ゴールデンイーグルスの二軍内野守備走塁コーチに転任し、前年までヘッドコーチを務めていた真喜志康永が野手コーチに就任。年間順位3位でプレーオフに進出し、統一ライオンズを破って味全ドラゴンズとの台湾シリーズに進出したが、3勝2敗で王手をかけた後の第6,7戦に連敗し台湾一を逃した。この年のオフに古久保が監督に就任し、領隊(球団社長)に楽天イーグルスの球団職員だった川田喜則が就任。
- 2024年:最終順位は3位でプレーオフ敗退。2024 WBSCプレミア12の野球中華民国代表に曾豪駒監督、選手は陳冠宇など7人が選出され、オールプロでは初となる国際大会での優勝に貢献した。
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帽章、ユニフォーム
帽章
楽天の「R」マーク。
La New時代の帽章は靴を向かい合わせにした形で作った牛の顔である。これはLa New社のマークであり、熊でなく牛がかたどられていることも、革靴の主な原材料が牛革であることによるものである。Lamigo時代は「L」と「M」を組み合わせたもの。
ユニフォーム
親会社・楽天のイメージカラーであり、チームカラーでもあるクリムゾン・レッド(えんじ色)を基調としている。パンツに1本の細ラインが入っている。
ホーム用、ビジター用共に胸ロゴは「Rakuten」。ホーム用は白地に胸ロゴ、選手名表示、背番号はエンジ色の文字で、ビジター用はエンジ地に胸ロゴ、選手名表示、背番号は白色の文字。
日本のプロ野球チームとの関わり
前述の通り、2019年9月に楽天が本球団を買収し東北楽天ゴールデンイーグルスと兄弟チームになっているが、それ以前から日本国内のプロ野球チームとの関わりが深かった。 ここでは東北楽天以外の日本のプロ野球チームとの関わりについて述べる。
千葉ロッテマリーンズ
2010年から3年間にわたって、千葉ロッテマリーンズOBの荘勝雄をコーチとして派遣し本球団にて指導を行った[4]。2014年から秋季または冬季に沖縄県の石垣市などで交流試合を行っている[13]。楽天傘下入り後も2020年と2023年、2024年に行われている[14][15][16]。ロッテ球団公式の認可により、2015年よりジントシオ作のロッテのチャンステーマなど、ロッテの応援歌を数多く使用する、楽天傘下入り後は2021年に一時使用停止も、2022年以降に使用再開。(なお、ジントシオはロッテ退団後の一時期楽天野球団の応援プロデューサーを務めていたが、楽天イーグルスの応援歌は使われなかった)
北海道日本ハムファイターズ
2018年2月、北海道の札幌市で北海道日本ハムファイターズと交流試合を行っている[5]。2022年には同球団のチアリーディングチーム「ファイターズガール」のパフォーマンスである「きつねダンス」を、同球団による協力で輸入した上で本球団公式チアチームの楽天ガールズが同ダンスを試合中に披露している[17]。
福岡ソフトバンクホークス
2024年2月に宮崎県宮崎市で福岡ソフトバンクホークスとの交流試合を行った[18]。
オリックス・バファローズ
2024年2月に宮崎県宮崎市でオリックス・バファローズとの交流試合を行った[19]。
読売ジャイアンツ
埼玉武蔵ヒートベアーズ
2023年8月、プロ野球独立リーグ・ベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)の埼玉武蔵ヒートベアーズに所属していた由規が本球団に移籍したことが縁で応援交流が実現し、本球団公式チアチームの楽天ガールズが同月5日の対栃木ゴールデンブレーブス戦にゲスト出演した[22]。
歴代監督
- 第一金剛時代
- La New時代
- Lamigo時代
- 洪一中(2011年 - 2019年)
- 楽天時代
チーム成績・記録
- リーグ優勝 14回
(2006年前期、2006年後期、2007年後期、2008年後期、2011年後期、2012年後期、2014年前期、2015年前期、2017年前期、2017年後期、2018年前期、2018年後期、2019年前期、2022年前)
- 年間王者 7回
(2006年、2012年、2014年、2015年、2017年、2018年、2019年)
永久欠番
- 10 ファン(2007年3月9日 - )
- 52 陳金鋒(2016年9月18日 - )
在籍選手
首脳陣
一軍
二軍
巡回
投手
捕手
内野手
外野手
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日本の球団に在籍したことのある主な選手・コーチ
第一金剛時代
- 選手
- クラウディオ・ガルバ(高力歐)
La New時代
- コーチ
- 選手
- 張誌家
- 呉偲佑
- 王溢正(代訓選手)
- 入来智
- マック鈴木(鈴木誠)
- 佐藤和宏(入団テスト受験)
- 荒川祐輔(1軍出場なし、NPB経験なし)
- 竹岡和宏(入団テスト受験)
- 三橋直樹(入団テスト受験)
- クラウディオ・ガルバ(高力歐)
- コリー・ベイリー(貝力)
- ネリオ・ロドリゲス(雷德里茲)
- ラモン・モレル(魔銳)
- クリストファー・ライト(萊特)
- マーチン・バルガス(巴克斯)
- ケニー・レイボーン(雷鵬)
- ヘクター・メルカド(猛克)
- ルイス・マルティネス(馬帝茲)
- ゲーリー・ラス(銳斯)
- マイク・ジョンソン(強森)
- トッド・ベッツ(貝茲)
- ゲイリー・バーナム・ジュニア(霸漢)
- ケニー・レイ(銳)
- スティーブ・ハモンド(悍猛)
- ダニエル・リオス(里歐斯、入団テスト受験)
Lamigo時代
- コーチ
- 選手
楽天時代
- 監督・コーチ
- 選手
- 王溢正
- 陽耀勳
- 陳冠宇
- 郭俊麟(自行培訓選手)
- 由規
- 鈴木駿輔(NPB経験なし)
- 高塩将樹(自主培訓選手、条項違反だった契約により契約破棄[23]、NPB経験なし)
- ブランドン・マン(曼恩)
- ブレイディン・ヘーゲンズ(豪勁)
- マニー・バニュエロス(霸威斯)
- ラダメス・リズ(李茲、1軍出場なし)
- アーロン・ウィルカーソン(威克神、1軍出場なし)
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その他在籍していた選手・コーチ
第一金剛時代
- 選手
- 陳峰民
- 黄龍義
- 許文雄
- エリック・マーティンズ (馬丁)
La New時代
- 監督・コーチ
- 選手
Lamigo時代
- 監督・コーチ
- 選手
楽天時代
- 監督・コーチ
- 選手
- 王躍霖
- 林泓育
- 廖健富
- 成晋
- 嚴宏鈞
- 林承飛
- 郭嚴文
- 陳俊秀
- 林立
- 詹智堯
- 曾仁和
- 陳鴻文
- 王維中(自行培訓選手)
- ジャスティン・ニコリーノ(尼寇力)
- ライアン・カーペンター(卡本特)
- リサルベルト・ボニーヤ(霸能)
- ライアン・ボリンジャー(霸林爵)
- ディロン・オーバートン(歐飛登)
- ディラン・コービー(狂威)
- ヘンリー・ソーサ(索沙)
- ブランドン・ワッデル(威達爾)
- ジョナサン・バミューデス(霸鉧徳)
- ボー・サルサー(波賽楽)
楽天桃園レディース
2022年5月20日に女子野球チーム楽天桃園レディース(繁体字:樂天桃園女子棒球隊)が発足し、記者会見が行われた。チームは楽天グループ、桃園市体育局、楽天モンキーズ、桃園市体育発展基金会の協力で成立した[24]。
脚注
外部リンク
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