ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (遊撃手)
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ローリングス・ゴールドグラブ賞(Rawlings Gold Glove Award)は、MLBの選手表彰のひとつ。1957 年、グラブメーカーのローリングス社が表彰を始める。守備の優れた選手をナショナルリーグ・アメリカンリーグの各リーグから、各ポジション1人ずつ計9人各チームの監督・コーチの投票によって選出される。自分のチームの選手に投票できない[1]。初年度の1957年のみ各ポジション両リーグから1人ずつの選出、1958年以後は両リーグ各1人(外野は3人)の選出となった。
「オズの魔法使い」と呼ばれたオジー・スミスは、遊撃手として最多の13度の受賞。1980年から13年連続での受賞だった[2]。次点でオマー・ビスケルの11度が続く。ビスケルはアメリカンリーグで9度受賞したのち、ナショナルリーグでも2度受賞している[3]。アメリカ野球殿堂表彰者では、スミス、ルイス・アパリシオ、アーニー・バンクス、ロビン・ヨーント、バリー・ラーキン、カル・リプケン・ジュニア、アラン・トランメル、デレク・ジーターの8名が受賞している[2][4][5][6][7][8][9][10]。
ビスケルは2000年にゴールドグラブ賞受賞者として最少の失策3、守備率 .995のMLB記録を打ち立てた[3]。また、J.P.クロフォードも2020年に年間60試合の短縮シーズンであったが失策3を記録し、ゴールドグラブ賞を受賞した。ナショナルリーグ記録は、1999年のレイ・オルドニェスが記録した失策4、守備率.994である。遊撃手ゴールドグラブ賞受賞者の刺殺記録はルイス・アパリシオの305回(1960年)で[4]、アメリカンリーグはデーブ・コンセプシオン(1976年)とスミス(1983年)の304回が最多となっている[2][11]。最多補殺記録はスミスの621回(1980年)[2]、最多併殺記録はジーン・アレー(英語版)の128回(1966年)である[12]。