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ウインクリューガー
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ウインクリューガーとは、日本の競走馬・種牡馬である。タイキシャトルの産駒として初の重賞勝利、そしてGI勝利をもたらした。近親にディープインパクトがいる。当歳時のセレクトセールで2700万円で落札された市場取引馬である。
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戦績
2002年秋の京都競馬でデビュー。この新馬戦を勝利した後、オープンの萩ステークスに挑戦したが、4着に敗れる。翌2003年の白梅賞では、後のクラシック2冠馬ネオユニヴァースと0.1秒差の好勝負をするが、斜行により5着降着となった。この戦いが評価され、次走のこぶし賞では1番人気に押されたが、11着と惨敗した。
次の500万下競走が、同馬にとっての2勝目となる。そして次走、アーリントンカップで重賞初挑戦。7番人気だったが勝利で飾る。これがタイキシャトル産駒にとって初の重賞勝利となった。
続く毎日杯では2000mの距離が合わず8着に敗れ、迎えたNHKマイルカップは9番人気。レースでは2番手を追走し、最後は追い上げるエイシンツルギザンを振り切って勝利。タイキシャトル産駒として初のGI制覇を達成した。
だが夏の休養を明けるとその栄光から一転、惨敗続きとなる。2004年の3月には、22日に地方・高知競馬の黒船賞に出走し、中5日で高松宮記念に出走するというショック療法的なローテーションを行ったりもしたが、復活の兆しは見えなかった。
2005年2月の阪急杯では、主に先行だったこれまでのスタイルと異なり、後方からの競馬を見せる。結果、NHKマイルカップ以来、10戦ぶりの複勝圏となる3着に好走。上がり3ハロン33秒8はメンバー中最速、同馬にとっても過去最速の速さであった。しかし、続く高松宮記念では、同馬のGI出走で過去最高の5番人気に推されたものの、10着と惨敗した。
2005年の末から2006年の初めにかけては、12月25日の2005ファイナルステークス、1月5日の京都金杯、1月14日の淀短距離ステークスと、中1週以下のレース間隔で2戦続けて出走するというローテーションも経験したが、結果は出なかった。そして5月の都大路ステークス以降、レースから遠ざかっていたが、9月に障害試験を受験し、これに合格する。今度は障害で活動するかと見られた矢先、短期放牧先で腸捻転を発症、手術を行い、長期休養となる。
その後、2007年のダービー卿チャレンジトロフィーで復帰。復帰初戦は9着に敗れる。続いての谷川岳ステークスは13着に、連闘で出走した都大路ステークスでは果敢に逃げたものの、12着に敗れた。ここに至って陣営は、前年に断念した障害転向の道を選択。7月7日に障害未勝利戦に出走すると、2着に6馬身差をつける圧勝を収めた。これは2003年NHKマイルカップ以来、4年2ヶ月ぶりの勝利となった。その後、阪神ジャンプステークスに出走。スタートから先頭で逃げるものの、最後まで粘りきれず4着に敗れる。このレース中のアクシデントにより左前屈腱炎を発症。全治9ヶ月の診断が下されたため、現役を引退することとなり、11月20日付けで競走馬登録を抹消された[1]。
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競走成績
要約
視点
以下の内容はnetkeiba.comの情報[2]に基づく。
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種牡馬入り後
近親にディープインパクトがいるなど、牝系に多くの活躍馬がいる血統背景が評価され、2008年シーズンより日高スタリオンステーションにて種牡馬として繋養・供用されていた。
種付け料は初年度から現在まで20万円(出生条件、牝馬無料)で、2008年に15頭、2009年に7頭の繁殖牝馬を集めている[3]。産駒は2011年にデビューした。エバーローズ(牝馬、母クレバーピーチ)が12月25日の中山競馬2歳新馬戦で勝利し、JRA初勝利を挙げた。
しかし2015年末で日高スタリオンが閉鎖されたため、福島県南相馬市の個人に譲渡され、2015年12月20日より福島県南相馬市西町ホースパークで繋養されている[4]。去勢されたのち、同市の伝統行事である相馬野馬追に参加すべく調教を受けている[5]。2016年に引退名馬繋養展示事業の対象となった。
エピソード
2010年にJRAが企画した、過去のNHKマイルCの勝ち馬から選ぶ東京スマイルプレミアムのメモリアルホース決定アンケートでは、エルコンドルパサー、クロフネなどの名立たる名馬達を押しのけ、最終的にメモリアルホースに選ばれたタイキフォーチュンに次ぐ95000票余りの支持を受けた。しかし一部ファンの多重投票の疑いもあり[6]、次週のアンケートから投票ページに「同一の方による複数の投票と思われるものについては、無効とさせていただく場合がある」という注釈がついた。
血統表
ウインクリューガーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ヘイロー系 |
[§ 2] | ||
父 *タイキシャトル Taiki Shuttle 1994 栗毛 |
父の父 Devil's Bag1981 鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Ballade | Herbager | |||
Miss Swapsco | ||||
父の母 *ウェルシュマフィンWelsh Muffin 1987 鹿毛 |
Caerleon | Nijinsky | ||
Foreseer | ||||
Muffitys | Thatch | |||
Contrail | ||||
母 *インヴァイト Invite 1986 鹿毛 |
Be My Guest 1974 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
What a Treat | Tudor Minstrel | |||
Rare Treat | ||||
母の母 Burghclere1977 鹿毛 |
Busted | Crepello | ||
Sans le Sou | ||||
Highclere | Queen's Hussar | |||
Highlight | ||||
母系(F-No.) | 2号族(FN:2-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer5×3=15.63% Almahmoud5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
|
- 姪に2006年マーメイドステークス勝ち馬のソリッドプラチナムがいる。
※ハイクレア一族の項目も参照。
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脚注
関連項目
外部リンク
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