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ハイウェイオアシス
日本の高速道路にあるサービスエリア・パーキングエリアに付随する都市公園・地域振興施設等の呼称 ウィキペディアから
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ハイウェイオアシスとは、日本の高速道路上にある一部のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)に連結されている、道路区域外の都市公園・地域振興施設などの呼称である。施設の形態は多岐にわたり、その地域の特色を生かした文化施設を中心に、レクリエーション機能、ショッピングモール、都市公園などを備えたレジャーゾーンとなっており、高速道路の料金所を出ることなく、それら施設を利用できることが大きな特徴である[1]。HWO[2]またはHOと略記される[3]。

概要
高速道路沿いにあり、SAやPAと一般道路沿いにある休憩施設である道の駅を合わせたような施設で、休憩・情報・観光・レジャー施設の機能をあわせ持つ[4]。体験参加型のアトラクション、アスレチック広場などのアウトドアレジャーやスポーツ、遊園地などのアミューズメント、地域の味覚や物産を購入できる飲食店や売店があるレクリエーション施設というのが特徴である[4]。従来のSAやPAとは異なり、高速道路だけでなく、一般道路からもアクセスすることができるため「道の駅」となっているハイウェイオアシスもあり、高速道路を使わない人でも利用は可能となっている[4]。
2022年時点で、28か所に設置されている。また、ETCを利用したスマートICが設置されている場所がある。こうしたものはドイツのアウトバーンにもあり、大規模なスーパーマーケットなどが設置されている場所もある。
なお、「ハイウエイ・オアシス」は日本道路公団が区分39「有料道路の提供」で登録を行っている登録商標(商標登録第3053336号)であったが、日本道路公団の民営化に伴い2021年時点ではNEXCO3社(東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路)の共同商標、2022年以降はNEXCO3者に加えて首都高速道路と本州四国連絡高速道路が加わった[5]5者の共同商標となっている[注釈 1][9]。
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設置経緯
ハイウェイオアシスという呼称は、旧建設省(現在の国土交通省)の事業名に由来する。ハイウェイオアシスの構想理念は、高速自動車国道のサービスエリア・パーキングエリアに、都市公園内の駐車場を袋小路的に連結し(連結費用は折半)、高速道路とレジャー施設が一体となって地域活性化とサービス向上を図るものである[1]。当初の名称は「フリーウェイオアシス」であったが[10]、1987年(昭和62年)8月10日に現在のハイウェイオアシスに名称を変更した[10]。1990年(平成2年)に北陸自動車道の徳光PA(石川県松任市、現在の白山市)にできたハイウェイオアシスが日本初で[2][10][11]、これ以降全国各地で建設されていった[1]。
この事業の一応の効果をみて、サービスエリア・パーキングエリアを活用した地域拠点整備事業が制度化された。高速道路全般に対象をひろげ、また地域振興事業・施設の連結も可能となった。決定的な違いは、高速道路管理上支障がないと判断される場合には、外部からの人の利用が認められた点である。この制度はハイウェイオアシスの趣旨の枠を超えて、一般道路の道の駅との一体整備などにも活用された。
1998年、高速自動車国道法が改正され、高速自動車国道活用施設については、整備計画と無関係に、かつ連結料を徴収して連結出来るようになった。また、活用施設の利用が専らの目的である限り、連絡路が二次機能的に一般道路などへ連結する場合も想定しており(開放型とよばれる)、実際に秋田自動車道の西仙北SAからの連絡路上には西仙北ICが設置されていた。この西仙北ICが夜間閉鎖されるのは、活用施設利用のための設置という建前からである。[要出典]こうした試みは、のちのスマートインターチェンジ構想につながった[注釈 2]。
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ハイウェイオアシスの一覧
要約
視点
北から列挙。通常のインターチェンジが設置されているサービスエリア・パーキングエリアには○、スマートインターチェンジが設置されているサービスエリア・パーキングエリアには☆を付記。
以下の施設はハイウェイオアシスとして認定されていないが、同等の機能を持っていることから「疑似ハイウェイオアシス」として扱われる。
脚注
参考文献
関連項目
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