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ブラックムーン

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ブラックムーン
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ブラックムーン(欧字名:Black Moon2012年5月2日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は、2018年京都金杯GIII)。

概要 ブラックムーン, 欧字表記 ...
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経歴

要約
視点

出生の背景、幼駒時代

母のロイヤルアタックは、2001年に生産されたジェネラス産駒である[3]。現役時代は金沢競馬に所属し、北日本新聞杯で優勝[4]日本海ダービーでは2着となるなど[5]、6戦4勝という成績を残して引退[3]繁殖牝馬となる。初年度から3年連続で、繋養先のタバタファームが生産したスターリングローズ[6]を種付けするなど、5年間で2頭の牡馬(どちらもスターリングローズ産駒)を競走馬として生産[7]。6年目の種付けではアドマイヤムーンが選ばれ、2012年5月2日、ロイヤルアタックの2012(後のブラックムーン)が誕生する。

牧場では順調に育ち、おとなしく手のかからない子であったという[6]。育成が施されたのち、栗東トレーニングセンター所属の西浦勝一厩舎の下で調教が行われる。

「黒い」に由来する「ブラックムーン」と命名された[8]

競走馬時代

2015年2月8日京都競馬場新馬戦(芝1600メートル)に浜中俊が騎乗し、単勝オッズ15.0倍の5番人気でデビュー。勝利したヴェネトと同じ走破時計だったがハナ差及ばず2着[9]。しかし2週間後、同条件である未勝利戦で勝ち上がる。

500万円以下は3歳の秋3戦目で勝利し、続いて臨んだドンカスターカップ(1000万円以下)でも勝利し[10]、連勝で1600万円以下へ昇級。1600万円以下ではすべて着順掲示板に収まる(5着以内の)走りを見せ、4歳の春、2016年3月の中山競馬場、スピカステークスにてエアアンセムとアタマの差で勝利し[11]、オープンクラスへ昇級した。

続いて、オープン競走初めての出走となる六甲ステークスで勝利したダノンリバティ、2着のテイエムイナズマと同じ走破時計で入線したものの3着[12]。オープンクラスで新たに賞金を加算することができずに降級してしまう。しかし降級初戦、9月の西宮ステークスで改めて1600万円以下を勝利し[13]、再びオープンクラスに返り咲いた。

再昇級後初戦は、重賞初出走となる富士ステークスGIII)に参戦し、ヤングマンパワーに0.4秒離された6着に敗れる。引き続き、同条件のキャピタルステークス(OP)では、最後の直線で大外に転じ、六甲ステークスで先着を許したダノンリバティとテイエムイナズマを差し切り[14]、2着テイエムイナズマに3馬身差をつけて勝利、オープン競走初勝利となった。それから米子ステークスを阪神1600メートルのコースレコードを10年ぶりに更新する1分31秒9で勝利したり[15][16]中京記念GIII)で3着となるなど、マイル重賞に定期的に参戦。5歳の秋には、マイルチャンピオンシップGI)で単勝17番人気の評価で初GI出走を果たした(6着)[17]

2018年、6歳の初戦には2年連続出走となる京都金杯GIII)に武豊が初めて騎乗し、単勝オッズ6.4倍の4番人気の支持で出走。馬群が縦長となる中[18]、最後方から進み、他よりも早く追い上げを始め[18]、最終コーナーにて先行勢を視界にとらえると、最後の直線進入し、馬群の一番外側から差し切り、内側から伸びたクルーガーに4分の3馬身の差をつけて勝利、24戦目で重賞初制覇を果たした。武豊は前年のエアスピネルでの制覇に続いて京都金杯連覇、並びにデビューの年(1987年)から、32年連続重賞勝利を樹立した[19]。武は、「今年もブラックの年にしたい[20]」と前年の有馬記念第62回有馬記念)で勝利し、引退となったキタサン「ブラック」になぞらえて発言した[18]

以降、獲得した賞金でもって安田記念天皇賞(秋)マイルチャンピオンシップと積極的にGI出走をこなしたが、すべて2ケタ着順での敗退[21]。1年以上の休養を挟んで、リステッド競走、マイルのローカル重賞への出走を続けるが下位での敗退が続いており、京都金杯以来の新たな勝利には至っていない[21]

西浦勝一調教師の定年に伴い、2021年3月より辻野泰之厩舎へ転厩となった[22]

2021年7月のプロキオンステークス(16番人気15着)以降、障害競走に転向。転向2戦目となる9月20日の中山1Rの障害3歳以上未勝利戦で障害競走初勝利、京都金杯以来となる3年8か月ぶりの勝利を飾った。

2022年3月3日付けでJRAの競走馬登録を抹消され、高知競馬に移籍[23] 。C2に編入され、移籍後2戦目となる4月9日のファイナルレースで移籍後初勝利を飾った。その後の4戦はいずれも着外に終わり、同年7月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消された[2]

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競走成績

要約
視点

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく[21]

さらに見る 競走日, 競馬場 ...
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
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血統表

ブラックムーン血統(血統表の出典)[§ 1]

アドマイヤムーン
2003 鹿毛
父の父
*エンドスウィープ
End Sweep
1991 鹿毛
*フォーティナイナー Mr.Prospector
File
Broom Dance Dance Spell
Witching Hour
父の母
マイケイティーズ
1998 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ケイティーズファースト Kris
Katies

ロイヤルアタック
2001 栗毛
*ジェネラス
Generous
1988 栗毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
Doff the Derby Master Derby
Foreseer
母の母
ヌーベルマリエ
1990 栗毛
*リヴリア Riverman
Dahlia
*プケコ Tom Rolfe
Swamp Nurse
5代内の近親交配 Tom Rolfe 5×4、Northern Dancer 5×5 [§ 2]
出典

脚注

外部リンク

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