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柳葉敏郎

日本の俳優、歌手、タレント (1961-) ウィキペディアから

柳葉敏郎
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柳葉 敏郎(やなぎば としろう、1961年1月3日 - )は、日本俳優歌手。愛称は、ギバちゃん[1]秋田県仙北郡西仙北町(現・大仙市)出身。融合事務所所属。

概要 やなぎば としろう 柳葉 敏郎, 生年月日 ...
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略歴

要約
視点

映画館の看板絵師をしていた父と、小学校の教員だった母の間に長男として生まれる。母の証言によれば、父が稼ぎを全く渡さなかったため[注 1]、母は子供たちを連れて仙北郡刈和野町(現在の大仙市)にある自身の実家に戻ったという。母は自身の母と弟夫婦に敏郎の養育を託し、生活費を稼ぐために仕事に勤しむ生活を送った。一方、別居して一人暮らしになった父は38歳の時に脳溢血で急逝。父には敏郎の実母と結婚する前に2年ほどで経済的な理由によって別れざるを得なかった前妻がおり、その間には敏郎の姉に当たる娘がいたことが後になって判明する[注 2]

その後、母の再婚により継父の姓である柳葉姓となる。秋田県立角館高等学校に入学するため、角館町(現在の仙北市)で下宿を始める。卒業後、大学受験に失敗し浪人中の18歳の頃に日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』へ応募し、1979年9月23日放送のテレビ予選に出場。しかし、合格ラインである300点に達せず(173点)、挑戦者全員(本人を含めて5人)が落選だったため、司会者の萩本欽一から「バンザイ、無しよ!」の洗礼を受けた放送。

これをきっかけに上京し、劇団ひまわりに入団。柳葉の発言によると上京の夢はあったが、芸能人になろうとは思っていなかったとのこと[2]。しかし、高校の同級生に柳葉のライバルがおり、その同級生が上京したため、勝負するには同じ東京で一旗あげなければならないと考え芸能界入りした模様。その後、渋谷のディスコ仲間達でNHK前の路上で寸劇をしていた「劇男零心会」に加わる。その後、「劇男一世風靡」を結成。劇男一世風靡のメンバーの中から結成された「一世風靡セピア」のメンバーとして歌手デビューし、当時の若者の代表格的存在となる。

1983年9月に放送開始したバラエティ番組欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子』に「良川先生」としてレギュラー出演[注 3]。この際、萩本欽一がオーディション終了後「オーディション終わって何の予定もない寂しい奴にいいことあったっていいじゃない。だから一番早く帰宅した人を採用する」と決め、関係者にオーディション参加者の家に電話を掛けさせたところ、最初につながったのが柳葉だったというエピソードがある。

しかし、長年語られてきたこのエピソードは間違いであることが『週刊アサヒ芸能』での萩本の連載により判明した。萩本はよくオーディションの後に「誰かを呼び戻せ」と言うことが多かったため、それを危惧したスタッフがオーディション参加者の中から5名をスタジオ内に待機させていた。しかし、スタッフの予想に反し萩本が「1時間後に家に電話して、一番早く出た奴を採用する」と言い出したため、スタッフが待機者5名の中から柳葉を選び、「電話をかけて最初に出たのが柳葉」ということにしたという。

これはスタッフと柳葉の間での秘密で、萩本も真相を知らなかった。しかし、この事に長年違和感を感じていた萩本が30年経って当時のディレクターに質問したところ、「もう時効なので話します」と打ち明けてくれたという。

萩本は「真相は違っても、スタッフの中から選ばれたのは彼の持っている運だ」と感じたとともに、「柳葉は最後までずっとスタッフとの約束を守り、僕に真相を言わなかった。本当に男らしい」と語っている[3]

1988年以降は多くのトレンディドラマに出演。その後、1997年から放送された『踊る大捜査線』シリーズの室井慎次役は一番の当たり役となり[4]2005年に主演を務めた派生映画『容疑者 室井慎次』はヒット作となった。

1997年に妻と結婚。娘と息子がいる。独身の頃から子供は教育環境の良い田舎で育てる考えを抱いており、2006年に娘が小学校入学前に、故郷である秋田(旧仙北郡西仙北町刈和野)に移住した。現在は仕事のたびに秋田から東京や大阪といった現場に出かけているが、都内にもマンションを持っており、いわば二拠点生活を送っている。

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人物

一世風靡セピア時代
一世風靡のメンバーだった頃の愛称はジョニー。また『ハッピーバースデー!』で共に司会を務めた、友人で先輩である陣内孝則が「陣内ボス」と呼ばれることに対して、柳葉は「柳葉リーダー」と呼ばれていた。
劇団ひまわりに在籍していた時から、ジョニーと呼ばれている。
外見
髪型は基本的に短髪。デビュー当時からほとんど変わらない髪形を維持している。スタイル的にはドラマ出演のために前髪をオールバック(室井慎次)にしたり、下ろしたりしている。
髭がなかなか生えない。そのため『容疑者 室井慎次』ではプロピアを使用した。
性格
基本的に明るくほがらかな性格で、子供っぽいともいえるほどのはしゃぎぶりを発揮することもある。
俳優業
テレビドラマに多く出演し、トレンディドラマからシリアスものまで幅広くこなす。室井の役柄は演じた柳葉の本来の姿と180度違うキャラクターであり、本人もかなりきつかったと言っている。
人気の範囲はかつてはお茶の間層・主婦層に限定されていたが、俳優としての実力が認知され始めるにつれて青年層・邦画ファンに人気が出始める。その後、トレンディドラマに出演するようになってからは20代女性層の認知も多くなり、20代 - 60代と広範囲に受け入れられるようになる。また、『踊る大捜査線』でのブレイクにより今まで柳葉を知らなかった子供層からの認知も上がっている。
『踊る大捜査線』でのイメージを買われて、警視庁東京湾岸警察署の一日警察署長を務めた(2013年)。
趣味・特技
出身地が秋田である関係からスキーが特技である。ファンクラブ主催の柳葉敏郎参加イベントでは柳葉がファンにスキー指導する企画もあった。腹筋と腕立て伏せは連続で100回行えるほど筋力がある。
プロ野球では読売ジャイアンツファンである。また、中日ドラゴンズ荒木雅博山井大介森野将彦福岡ソフトバンクホークスコーチ清水将海とも親交がある。
地元に本拠地を置く社会人野球クラブチーム大曲ベースボールクラブのアドバイザーをしているほか、自身も刈和野新和会の選手として、全県500歳野球大会への出場経験がある。
1996年のF1ワールドチャンピオンであるデイモン・ヒルのファンである。
馬主としても活動しており、これまでにユウサンポリッシュ(スーパーホーネットの母)などを所有している。
交友関係
すてきな片想い』で共演した中山美穂と、『君の瞳をタイホする!』で共演していた浅野ゆう子の誕生日にも100本のバラを送った。『心はロンリー気持ちは「…」IV』『男女7人秋物語』で共演した明石家さんまとも仲がよい。
一世風靡メンバー武野功雄の結婚式に出席したときは、三沢光晴が下品な内容の祝辞を延々と述べたり、天龍源一郎が武野の父親の頭を振りまわすなどした[5]ことに激怒し、にらみ合いとなった[6]
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出演

テレビドラマ

映画

配信ドラマ

オリジナルビデオ

  • プロミスリング 〜鹿島アントラーズ物語〜(1993年) - CAN DESIGN OFFICE

舞台

  • 「40」(作:樫田正剛/演出:松田秀知)(銀座博品館劇場 2002年6月5日〜9日)
  • 明治座2月公演「江戸の花嫁」(原案:君塚良一/演出:萩本欽一)(2003年2月2日〜25日)
  • 「50」(演出・柳葉敏郎、原案・平賀雅臣、脚本・わかぎゑふ)(銀座博品館劇場 2011年4月28日〜5月1日)

バラエティ

音楽番組

  • 輝き続ける中島みゆき(2021年3月7日、BSフジ[29]

ラジオ番組

CM

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ディスコグラフィ

シングル

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アルバム

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映像作品

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タイアップ一覧

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脚注

外部リンク

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