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第91回東京箱根間往復大学駅伝競走
2015年の箱根駅伝 ウィキペディアから
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第91回東京箱根間往復大学駅伝競走(だい91かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)は、2015年(平成27年)1月2日から1月3日まで開催された91回目の東京箱根間往復大学駅伝競走である。第90回大会の上位10校(シード校)と、2014年10月に行われた予選会通過校10校に加え、オープン参加の関東学生連合チームを合わせた全21チームが参加して行われた。
実施日程
区間
各区間の詳細などは東京箱根間往復大学駅伝競走#コースの特徴を参照して頂きたい。
総距離 217.1km
- 往路 (107.5km)
- 復路 (109.6km)
- 第6区 (20.8km) 箱根町芦ノ湖駐車場入口 - 小田原
- 第7区 (21.3km) 小田原 - 平塚
- 第8区 (21.4km) 平塚 - 戸塚
- 第9区 (23.1km) 戸塚 - 鶴見
- 第10区 (23.0km) 鶴見 - 日本橋 - 大手町・読売新聞東京本社前
- (注) 第5区、第6区内の「函嶺洞門」通行禁止によりバイパスを競走路として使用するため、走行コースが変更された。第1区、第2区、第3区、第8区、第9区、第10区については、競走路の再計測に伴い距離表示が変更となった。
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変更点
- 今大会からシード校10校、予選会通過校10校のほかに関東学生連合チームがオープン参加となり、全21チームで行われた。関東学生連合は前身の関東学連選抜から2年ぶり11回目の結成となった。関東学生連合のオープン参加での出場は、前身の関東学連選抜でオープン参加した第82回大会以来9大会ぶりとなった。
- 今大会から区間の変更、区間距離表示の変更が行われている。
- 第5区、第6区内の「函嶺洞門」が通行禁止となったことにより、新たに設置されたバイパスを競走路として使用することになった。このため、「走行コースが明らかに変更されることとなる」として、第5区・第6区の区間記録、往路記録・復路記録・総合記録の歴代記録は参考記録扱いとなり今大会の記録が新規の記録となる[1]。第5区と往路の距離、第6区と復路の距離はそれぞれ約20メートルずつ延長されることとなった[2]。前述の競争路の再計測により、距離表示では5区が200メートル、総距離が800メートルそれぞれ短縮された。
- 第1区、第2区、第3区、第8区、第9区、第10区については、競走路の再計測に伴い距離表示が変更されている。走行コースに変更はないので当該区間の歴代記録は有効とされている[3]。
- 今大会から協賛社として新たに大手警備会社のセコムが加わることとなった。
- 定点での給水回数が変更され、各区間2回(10kmと15km地点、第4区は10kmと14.4km地点)、第5区は3回(9.5km、18kmと22km地点)となった(変更前は各区間15km地点の1回、第5区は9.5kmと18km地点の2回)。第1区、第6区は変更前と同様に定点給水なし。
- 変更前は任意の2回認められていた監督による任意の給水は、運営管理車から道路上への下車が道路交通法に抵触するおそれがあり、また神奈川県警察から要請されたこともあり、今大会から禁止された。
参加大学
要約
視点
第90回大会の上位10校(シード校)と予選会通過校10校の計20校に、オープン参加の関東学生連合チームを加えた全21チームが参加した。
- ※ナンバーカードの数字はNo.1-No.10が前年順位、No.11-No.20が予選会順位の順。
出場選手
第91回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間エントリー
- 当日エントリー変更
区間エントリー一覧
- ●は駅伝主将を表す。
- 名前末尾の(括弧内の数字)は学年を表す。
- 色付きは当日メンバー変更を表す (交替出場した選手/登録を外れた選手) 。
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概要
要約
視点
前哨戦の全日本大学駅伝を制した駒大が優勝候補筆頭に挙げられ、前回覇者の東洋大、全日本2位の明大、全日本3位の青学大、5区・6区に強みを持つ早大が対抗馬と言われた。
ダークホースの呼び声もあった山梨学大は、前回2区途中棄権からのリベンジを期すエノック・オムワンバが右アキレス腱炎で当日エントリー変更され、上位進出に暗雲が立ち込める。
往路
1区
最初の1kmは2分55秒とやや早いペースの滑り出しとなり、東洋大・田口雅也や関東学生連合・浅岡満憲(東農大)が集団を引っ張るなか、5.3kmで山梨学大・田代一馬が最初に集団から遅れ始める。7.3kmから田口が更にペースを上げると集団から脱落していく選手が目立ち始め、田口と共に先頭集団を引っ張っていた浅岡も遅れた。
13人の先頭集団は一時牽制状態となったが、15kmから青学大・久保田和真が仕掛けると集団は大きくばらけ、先頭争いは田口、久保田、駒大・中村匠吾、明大・横手健に絞られる。
16.5kmで中村が一旦集団から遅れたものの、六郷橋の手前で再び集団に追いつく。しかし六郷橋の中間点から田口がペースを上げると中村は再び後退。田口は六郷橋の下りでロングスパートをかけて横手と久保田を引き離したが、先に後退した中村がこのスパートに反応し、横手と久保田をかわして単独2位に浮上する。
その後横手と久保田も追いつき19.2kmで4人が横一線となったが、19.7kmで今度は中村がスパート。久保田が食らいつくも、中村は20.4kmで再スパートを掛けて久保田を突き放し、1時間02分00秒の好タイムで鶴見中継所をトップでタスキリレー。駒大の1区区間賞は第79回大会以来12年ぶり。久保田が1秒差の2位、横手は7秒差の3位、田口は12秒差の4位で続いた。
トップの駒大から13位創価大まで46秒差の混戦となったが、真っ先に遅れた田代は巻き返すことができず、山梨学大は3分38秒差の最後尾からスタートすることになった。
2区
第88回大会以来3年ぶりに留学生が走らない2区。
東洋大・服部勇馬が2km手前で明大・大六野秀畝、3.2kmで青学大・一色恭志をかわすと、5.3kmで駒大・村山謙太に追いつき先頭に並ぶ。しかし服部にかわされた大六野と一色も、村山謙太・服部と10秒ほどの差をキープしたまま併走。後方では、大東大・早大・中央学大・神奈川大・中大・東海大による5位集団が形成され、さらに後方からは1分51秒差の16位でタスキを受けた城西大・村山紘太が服部以上のハイペースで追い上げる。
併走を始めてからペースが上がらない先頭2人に対し、大六野と一色がじわじわと差を詰め、権太坂の定点で先頭集団と3位集団の差は6秒まで縮まる。4人の先頭集団になるかと思われたが、権太坂を越えた15.4kmの下りで村山謙太がスパートをかけ、一時は服部に9秒の差をつける。しかし18kmから服部が差を詰め、19.1kmで村山謙太の後ろにつくと一気にスパートをかけて単独先頭に立ち、区間賞の走りで戸塚中継所をトップでタスキリレー。
服部に離された村山謙太は中継所手前300mで一色に追いつかれたものの、2秒差の2位で一色と並んでタスキを繋いだ。大六野も粘って19秒差の4位につける。
5位集団からは、前回区間賞を獲得した早大・高田康暉が20kmを過ぎてスパートを掛け、単独5位に浮上。村山紘太は服部に次ぐ区間2位で8人を抜き、16位から8位にジャンプアップ。オムワンバが欠場した山梨学大は、1区を予定していた佐藤孝哉が急遽2区を務めたが、区間18位の苦しい走りでトップと7分04秒差の最後尾でタスキを渡した。
3区
タスキを受けてわずか100mで駒大・中谷圭佑がスパート。東洋大・上村和生は後ろについたが、青学大・渡邉利典は離され2人の併走となる。その後ろでは4位の明大・有村優樹が中谷以上のハイペースで突っ込み、4.6kmで渡邉に並ぶ。
先頭争いは8.2kmで中谷が仕掛けて単独トップに立つと徐々に差を広げていき、3位争いは6.1kmで有村が渡邉を引き離し単独3位に浮上した。
中谷は区間賞の走りで、駒大が第80回大会以来11年ぶりに平塚中継所をトップでタスキリレー。有村は12km手前で上村を突き放して2位に浮上し、18秒差でタスキリレー。上村は18.5kmで渡邉にもかわされて52秒差の4位に後退した。
後方では、11位でタスキを受けた中央学大・塩谷桂大が6.2kmで5人を抜いて6位に浮上。山梨学大の主将・井上大仁は区間3位の力走で最後尾から18番手に浮上した。
4区
駒大のルーキー・工藤有生は区間新記録ペースの走りを見せるが、49秒差の3位でタスキを受けた青学大のルーキー・田村和希が工藤を上回るペースで突っ込み東洋大・櫻岡駿を突き放すと、11.8kmで2位の明大・松井智靖に追いつく。しかし松井も粘り、激しく2位を争う。
工藤はこれまでの区間記録を3秒更新する54分31秒の区間新記録で、第80回大会以来11年ぶりに小田原中継所をトップでタスキリレー。2位争いは最後まで接戦となり、ラストスパートで田村がわずかに先行し46秒差でタスキリレー。田村は工藤の記録をさらに3秒上回る54分28秒の区間新記録を樹立し区間賞を獲得した。トップ駒大から3位明大までわずか47秒、4位東洋大も1分36秒という僅差で5区山上りがスタートした。
5区
青学大・神野大地がスタートから猛烈な勢いで先頭の駒大・馬場翔大を追い、9.6kmの大平台の定点でその差は10秒に縮まる。神野は10.15kmで馬場に追いつくと、10.45kmで一気にペースを上げて単独先頭に浮上し、更にその差を広げていく。神野はコース変更で参考記録となった柏原竜二(東洋大)の区間記録を上回る快走で区間賞を獲得。青学大が初の往路優勝を果たした。
一方、馬場は低体温症も相まって徐々に失速し、山下りに入っても全くペースが上がらず、20.35kmで明大・文元慧にかわされると、21.9kmでは足の痙攣で立ち止まってしまう。再び走り始めたがさらにペースは落ち、ゴール手前500mで東洋大・五郎谷俊にもかわされる。
トップと4分59秒差で明大が64年ぶりとなる往路2位でフィニッシュし、東洋大が6分49秒差の3位。馬場はその後もなんとか走り続け、最後の直線では二度三度と地面に手をつき立ち止まったものの、無事にゴールまで辿り着いた。駒大はトップと7分25秒差の4位となった。優勝候補の一角とされた早大は主将の山本修平が区間10位と振るわず、9分04秒差の6位に沈んだ。
後方では、19番手でタスキを受けた日大のダニエル・ムイバ・キトニーが、神野に次ぐ区間2位・7人抜きの好走で12位に浮上。シード権争いは、7位東海大から11位拓大まで1分41秒の間にひしめく混戦となった。
往路優勝した青学大から10分以上の差がついた8位城西大から20位創価大と、13番目にゴールした関東学生連合の14チームが復路一斉スタートとなったが、このチーム数は第70回大会の16チームに次いで史上2番目に多いものとなった。
復路
6区
前回は6区区間18位と力を発揮できなかった青学大・村井駿は、序盤を抑えめに入り徐々にペースを上げて後続との差を広げていく。終盤は足の痙攣でややペースを落としたものの、前回の自身の記録を2分30秒も上回る区間2位の力走でトップでタスキリレー。2位明大との差は5分42秒に広がった。
3位争いは、駒大・西澤佳洋が中継所手前で東洋大・高橋尚弥をかわし、7分35秒差の3位に浮上。6位でスタートした早大・三浦雅裕は芦之湯の定点で5位に浮上すると、今大会唯一の58分台で走り切り区間賞を獲得した。
一斉スタート組からは、日体大・秋山清仁が抜け出して6番手でタスキリレー。シード権争いは、11位でスタートした拓大・大島千幸が区間最下位のブレーキで13位に後退。11位に日大、12位に山梨学大が浮上し、10位大東大と2分以内の差で追う形となった。見た目の順番では大東大が16番手、日大が14番手、山梨学大が7番手。
7区
青学大・小椋裕介が区間記録にあと8秒と迫る7区歴代3位の好タイムで区間賞を獲得し、後続との差をさらに広げた。
後方では、駒大・西山雄介と東洋大・服部弾馬が激しく3位を争う中、2位を走る明大のルーキー・末次慶太との差が徐々に縮まっていき、19.6kmで西山が単独2位に浮上。3位に東洋大、明大は4位に後退した。
シード権争いは大東大が10位をキープし、山梨学大が1分03秒差の11位に、順大が1分14秒差の12位に浮上。日大は13位に後退したが、大東大とは2分差の位置で粘る。見た目の順番では大東大が18番手、山梨学大が11番手、順大が7番手、日大が16番手。
8区
青学大・高橋宗司が区間賞を獲得し、2位駒大との差を8分35秒に広げてタスキリレー。4位を走っていた明大・牟田祐樹は中継所手前で早大・安井雄一にかわされ5位に後退した。
シード権争いは、11位の山梨学大・谷原先嘉が区間4位の力走で8番目にタスキリレーし、10位大東大との差をわずか16秒まで縮めた。一方12位を走っていた順大は、1年生の栃木渡が17.4km付近で転倒し1分ほどうずくまるアクシデントもあり区間15位。大東大と2分30秒の差がつく苦しい展開となった。13位の日大は1年生の町井宏行が区間16位と振るわず、大東大と3分以上離されてしまった。見た目の順番では大東大が16番手、山梨学大が8番手、順大が11番手、日大が18番手。
戸塚中継所では、拓大と関東学生連合が繰り上げスタートとなった。
9区
青学大・藤川拓也が区間記録にあと3秒と迫る9区歴代2位の激走で、7区・8区に続き3区間連続の区間賞を獲得。2位駒大とは9分56秒の大差がつき、総合優勝を確実なものとした。
8区で5位に後退した明大は、木村慎が4kmで早大・柳利幸に追いつくと、13kmに及ぶ併走の末17km手前で柳を引き離して4位に浮上。さらに20.3kmで東洋大・寺内將人もかわして3位に浮上した。5秒差で4位東洋大、さらに26秒離れて5位早大が続いた。
シード権争いは、16番手・総合10位でスタートした大東大の主将・池田紀保が序盤をハイペースで突っ込み、権太坂の定点で8番手・総合11位でスタートした山梨学大・阿部竜巳との差を50秒まで広げるが、その後は池田のペースが落ち、横浜駅前でその差は再び16秒に縮まる。しかしここから池田が粘りの走りで逆転を阻止し、大東大が14番手・総合10位でタスキリレー。大東大と11位山梨学大の差は52秒。12位順大は大東大との差が2分43秒に広がり、シード権争いは大東大と山梨学大の2校に絞られたかに思えた。
鶴見中継所では、日大・神奈川大・創価大・拓大・関東学生連合が繰り上げスタートとなった。日大は村越直希が区間10位と粘りの走りを見せるも、24秒届かなかった。一方前回鶴見で繰り上げスタートとなった國學院大は、廣川倖暉が区間5位の快走を見せ、トップと19分18秒差で無事にタスキを繋いだ。
10区
青学大はアンカーの安藤悠哉も区間2位の快走を見せ、初の総合優勝を成し遂げた。総合タイムは10時間49分27秒で、史上初めて10時間50分を切る総合新記録となった。
駒大は2位をキープしたが、総合優勝した青学大とは10分50秒の大差がついた。1位と2位の差が10分以上開いたのは第64回大会(1位順大、2位大東大 17分09秒差)以来27年ぶり。東洋大は11km過ぎに明大をかわし3位でフィニッシュした。
9番手・総合9位でタスキを受けた城西大・寺田博英が安藤を2秒抑え区間賞を獲得。7番手・総合7位まで順位を押し上げた。
シード権争いは、8番手・総合8位でスタートした中大・多田要がウォーミングアップ中に左膝を負傷するアクシデントに見舞われ序盤から全くペースが上がらず、11位山梨学大との2分32秒差があっという間に縮まっていき、新八ツ山橋の定点で11位に転落する。一方の山梨学大は兼子侑大が区間3位の好走で6番目にフィニッシュ。大東大をかわして総合9位に滑り込み、逆転でシード権を獲得した。山梨学大は2区を予定していたオムワンバを故障で欠き、最後尾からのスタートになったが3区以降巻き返し、大学史上初めて留学生起用なしでのシード権獲得となった。
大東大も植木章文が区間11位でまとめ、総合10位に踏みとどまり2年連続のシード権を獲得した。10位大東大と11位帝京大の差は2分15秒だった。多田はトップから29分57秒遅れて完走したものの、中大は総合19位まで転落し3年ぶりのシード権獲得を逃した。
シード権返り咲きは、東海大が4年ぶり、城西大と山梨学大が3年ぶり、中央学大が2年ぶりに獲得。一方、帝京大と日体大が3年ぶり、日大と拓大が2年ぶりにシード権を失った。
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成績
要約
視点
完全優勝(総合・往路・復路の全部門優勝)
- 青山学院大学 - 大学初。大会史上40回目
- 総合成績での10時間49分台の記録は大会史上初。
- 往路成績での5時間23分台の記録は大会史上初。
- 復路成績での5時間25分29秒の記録は、90回大会の参考記録を上回る最速記録。
金栗四三杯(最優秀選手)
神野大地(青山学院大学、第5区 = 区間賞) - 青山学院大学からの選出は初。
総合成績
往路成績
復路成績
区間賞
区間記録
区間記録一覧
- 太字は区間1位。( )の記録は参考記録。色つきは区間新記録。
その他の記録
出場校数
- 20大学(21チーム)
当日エントリー変更
- 変更件数 全区間合計 53件
- 往路 23件/復路 30件
記録の最少差
総合記録の最少差
- 0分00秒(同タイム、繰り上げスタートにより着順が順位を表さないため、順位決定は区間上位者数の多少による。)
- 日本体育大学(11時間18分24秒 = 総合15位) - 区間最上位=4位(6区)
- 拓殖大学(11時間18分24秒 = 総合16位) - 区間最上位=8位(1区、5区)
- - 第89回(総合4位と5位)以来、2度目。
- - 区間上位者数の多少による総合順位決定は初。
往路記録の最少差
- 0分00秒(同タイム、順位決定は着順による)
- 順天堂大学(5時間39分18秒 = 往路15位)
- 帝京大学(5時間39分18秒 = 往路16位)
- - 第80回(往路11位=2校)、第83回(往路9位と10位)、第85回(往路7位と8位)、第89回(往路6位と7位)以来。
繰り上げスタート
- 復路一斉スタート校数:13大学(14チーム)
- 城西大学(3年連続)
- 大東文化大学(86回大会以来、5年ぶり)
- 中央大学(4年連続)
- 拓殖大学(88回大会以来、3年ぶり)
- 日本大学(89回大会以来、2年ぶり)
- 山梨学院大学(2年連続)
- 神奈川大学(4年連続)
- 順天堂大学(2年連続)
- 帝京大学(2年連続)
- 日本体育大学(88回大会以来、3年ぶり)
- 上武大学(6年連続)
- 國學院大學(4年連続)
- 創価大学(初)
- 関東学生連合チーム(OP)
- 繰上げスタート区間:計2区間 (復路一斉スタートを除く)
- 第9区(2年連続)
- 第10区(2年連続)
- 繰上げスタート校数:4大学(5チーム) (復路一斉スタートを除く)
- 日本大学 - 10区 (87回大会 10区以来、4年ぶり)
- 神奈川大学 - 10区 (90回大会 10区以来、2年連続)
- 創価大学 - 10区 (初)
- 拓殖大学 - 9区、10区 (60回大会 9区、10区以来、31年ぶり)
- 関東学生連合チーム(OP) - 9区、10区
- 繰上げスタート延べ走者数:7走者 (復路一斉スタートを除く)
- 第9区:1大学(2チーム): 拓殖大学、関東学生連合チーム(OP)
第10区:4大学(5チーム): 日本大学、神奈川大学、創価大学、拓殖大学、関東学生連合チーム(OP)
ごぼう抜き(4人抜き以上)
- 復路第6区以降では一斉スタートが生じているため、復路6区以降の各区は「見た目の通過順位」による
「見た目の通過順位」
中継所を通過した時点の各校の通過順位(いわゆる「見た目の通過順位」)及び通過時刻
見た目の通過順位
- 上下段に分かれている場合は繰り上げスタートを表す。
上段は前区間走者の到着時の順序及び時刻、下段は繰り上げスタート時の順序及び時刻を表す。 - 繰り上げスタート及び復路一斉スタートについては「*」で示している。
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予選会
要約
視点
- 予選会:2014年10月18日 9時35分スタート
概要
第91回箱根駅伝予選会は2014年10月18日、陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を経て国営昭和記念公園内をゴールとする全長20kmのコースで行われた。
前回13校に拡げられた予選通過枠は、今大会では10校に戻り、この予選会上位10校を目指し48校(大学院・大学校含む)、エントリー全642人のうち、各校10~12名の計561人が出場した。レースは各校上位10人の合計タイムで争われ順位を決定した。
その結果、上位10校となった神奈川大学、國學院大學、東海大学、山梨学院大学、中央学院大学、上武大学、中央大学、順天堂大学、城西大学、創価大学が本大会出場を決めた。創価大学は本大会初出場。前回大会で途中棄権となった山梨学院大学を含む、その他の9校は前年に続いての出場となる。一方、前回11位以下となり予選会からの参加となった法政大学、東京農業大学、専修大学、国士舘大学の4校が連続出場を逃した。
レースは参加した48大学のうち47チームが10人以上完走となった。埼玉大学は出走した10人のうち完走が9人(10km関門での時間制限により1人失格=途中棄権扱い)だったため記録なしとなった。
予選1位の神奈川大学の合計タイムは10時間07分11秒、埼玉大学を除く完走47チーム中47位となった上智大学は11時間59分45秒の記録だった。個人別成績では上位10人が1時間以内の成績を記録した。個人成績1位の村山紘太(城西大)の成績は日本人最速記録となる58分26秒、最後の完走ランナーの成績は1時間19分26秒の記録だった。出走した561人のうち完走560人、途中棄権1人(前出)だった。
予選不通過校の個人成績上位選手から選考される関東学生連合チームには、予選会11位以下となった各校の学内1位の選手を中心に計16人が選出された。連合チームには、予選会最下位(記録なし)となった埼玉大学からも個人成績171位の選手が選出されている。
変更点
- 前回大会は90回記念大会による出場校数増加のため、予選通過校数は13チームだったが、今大会の予選通過校数は10チームである。
なお、今大会から関東学生連合チームを再度編成することにより、本大会出場チーム総数はシード校10校を合わせた21チームとなっている。 - 給水地点は5km地点、11km地点、16km地点の各付近とする(前回大会予選会では5km地点、10km地点、15km地点)。
出場資格
「第91回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 要項」[5]および「競技注意事項」[6]における出場資格は以下のとおりである。
- 1)平成26年度関東学生陸上競技連盟男子登録者で、本予選会並びに箱根駅伝本大会出場回数が通算4回未満である者に限る。
ただし、別個加盟の大学院の競技者は、学部での出場回数に関係なく新たに4回まで出場できる。 - 2)1校1チームとする。ただし、エントリーは10名以上14名以下とし出場人数は10名以上12名以下とする。
- 3)平成25年1月1日(火)より申込み期日前日(平成26年10月1日)までに各校エントリー者全員が5000m 16分30秒以内もしくは10000m 34分以内の公認記録を有していること。ただし、トラックでの記録に限る。
順位決定方法
「第91回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 要項」における順位決定方法は以下の方法で行われる。
各校上位10名の合計タイムにより13校を選ぶ。
- 1)競技成績での上位10名の合計タイムが少ない大学を上位とする。
- 2)1)で同タイムの場合には上位10名の合計順位が少ない大学を上位とする。
- 3)2)によって順位が決定しない場合には、各校最上位選手の順位が上位の大学を上位とする。
- 4)1)の基準で10位に複数校が並んだ場合には、2)及び3)より順位を決定する。
- 完走者が10名に満たないチームは、チーム記録については記録なしとなるが個人記録については公認として認められる。
注意点
「第91回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 要項」および「競技注意事項」による注意事項(抜粋)
- レースは1時間20分を以て終了となる。
- 以下に該当する場合、当該選手については予選会の競技は中止となる。
- スタート後38分を経過しても10km地点に到達していない場合
- 先頭走者が国営昭和記念公園内の最終周回(18.2km地点付近)に入った時点で合流点(13.4km地点付近)に到達していない場合
予選会エントリー校
今大会の予選会には48大学(大学院、大学校を含む)がエントリーしている。
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- 登録選手数はエントリー時の人数(最大14名)。予選会に実際に出場できるのは12名まで。
- 大学No.について
No.1-13:第90回箱根駅伝の順位順、
No.14-44:第90回箱根駅伝予選会の順位順、
No.45-48:第90回箱根駅伝予選会に不参加だった大学
エントリー選手リスト
- 大学別エントリー選手リスト
- スタートリスト
- 欠場者リスト
予選会競走成績
- 大学名の横に(数字)とあるのは出走選手数を表す。その他は出走選手数12名の学校である。
- 予選会不通過校所属選手の個人上位記録
- 予選会個人全記録
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メディアによる中継
本大会
- テレビ
- ラジオ
- インターネット
- ニコニコ生放送(大会映像の放送ではなく、テレビ映像を実況する企画として配信)
- 2015年1月2日 7:00配信開始
- MC:三ツ岡海(ラケーテ)・宇野けんたろう(げんき〜ず)・まさ(キマジメ)
- ニコニコ生放送(大会映像の放送ではなく、テレビ映像を実況する企画として配信)
予選会
- テレビ
- 2014年10月18日(土)9:25 - 11:25(日本テレビ)
- 2014年10月18日(土)14:00 - 16:00(BS日テレ、録画)
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参考文献
脚注
外部リンク
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