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苫小牧駅
北海道苫小牧市にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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苫小牧駅(とまこまいえき)は、北海道苫小牧市表町6丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。駅番号はH18。電報略号はトマ。事務管理コードは▲130325[3][4]。全ての旅客列車が停車する。

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概要
苫小牧市の代表駅。室蘭本線を所属線としており[1]、当駅を起点とする日高本線を加えた2路線が乗り入れている。また隣の沼ノ端駅を線路名称上の起点とする千歳線の列車も全て室蘭本線経由で当駅まで乗り入れているため、事実上3路線の接続駅となっている。
室蘭本線は当駅で運転系統が分かれており、特急列車の運行についても当駅から室蘭方面・千歳線が一体的に運用される形となっている。室蘭本線岩見沢方面は非電化区間が含まれており、普通列車のみのローカル線となっている。
JR北海道のICカード「Kitaca」札幌・旭川エリアの南端にあたる。当駅から隣りの沼ノ端駅を経由して千歳線方面がエリアとなり、その他の方面へは利用ができない。
歴史

- 1892年(明治25年)8月1日:北海道炭礦鉄道の駅として開業[1]。一般駅[1]。
- 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化(鉄道国有法)により、官設鉄道に移管[1]。
- 1908年(明治41年)8月14日:王子製紙専用鉄道[注釈 1]の王子軽便鉄道(通称・山線)が当駅を挟んで工場 - 支笏湖畔の自社発電所建設地(千歳郡烏柵舞)間運行開始[5]。
- 1909年(明治42年)
- 1911年(明治44年)7月:皇太子(後の大正天皇)行啓を機に、駅舎改築(2代目)[7][8]。跨線橋設置[8]。
- 1913年(大正 2年)10月1日:苫小牧軽便鉄道(通称・浜線)が佐瑠太駅(現・富川駅)まで開業[9]。当駅表、現・苫小牧市表町4丁目2付近[注釈 2]に浜線苫小牧駅開設[10]。
- 1922年(大正11年):王子軽便鉄道が一般客を受け入れ開始。当駅裏室蘭寄りに山線苫小牧駅開設。
- 1927年(昭和 2年)
- 1929年(昭和 4年)12月9日:苫小牧 - 佐瑠太間の軌間1,067 mm改軌工事が竣工、直通運転開始。これに伴い、構内を整理(8、9番線、留置3番線を増設。3番線を上り本線から日高線着発線に、4番線を下り本線から上り本線に変更。下り本線を6番線とし、6・7番線間に第2ホームを新設、跨線橋を延長[13])。浜線苫小牧駅廃止。
- 苗穂工場苫小牧派出所廃止[11]。
- 1934年(昭和 9年)10月1日:北海道鉄道 (2代)札幌線(後の千歳線)が当駅へ4往復乗り入れ[11]。
- 1936年(昭和11年)7月:北海道での陸軍特別大演習を機に駅舎改築(3代目)[13][注釈 3]。
- 1950年(昭和25年)2月10日:苫小牧客貨車区設置[11]。
- 1951年(昭和26年)8月31日:王子軽便鉄道廃止。
- 1954年(昭和29年):構内拡張、駅前広場整備[14]。
- 1954年(昭和29年)8月10日:昭和天皇、香淳皇后が苫小牧市に行幸。登別駅発 - 苫小牧着、苫小牧駅発 - 夕張駅着のお召し列車が運転[15]。
- 1962年(昭和37年)12月1日
- 1963年(昭和38年)
- 1965年(昭和40年)10月1日:苫小牧操車場から雑貨埠頭までの公共臨港線(西埠頭臨港鉄道)が運用開始[16][18]。
- 1968年(昭和43年)12月3日:苫小牧操車場を介して新苫小牧駅-石油埠頭駅間の苫小牧港開発株式会社線開業。
- 1969年(昭和44年)11月1日:追分機関区苫小牧支区を苫小牧機関区に格上げ[11]。
- 1972年(昭和47年)10月:苫小牧東部大規模工業基地開発に伴う、掘り込み水路新設に支障するため、北海道知事から国鉄北海道総局に日高本線の付け替え要請。これにより検討された付け替え路線の案では室蘭本線と別れる沼ノ端駅の手前で現在線と別れ、沼ノ端駅を経由して大きく北に迂回し、浜厚真駅の先で現在線と合流するものが検討されていたが[19]、苫東地区の開発縮小により未成に終わった。
- 1980年(昭和55年)10月:オイル着発線完成。
- 1982年(昭和57年)
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[1][12]。
- 1988年(昭和63年)11月20日:石炭埠頭公共臨港線が最後の荷受。三井鉱山芦別炭砿からの石炭車10輌をもって廃止[14]。
- 1991年(平成 3年)11月4日:JR貨物の駅が移転、着発線荷役方式を導入。
- 1992年(平成 4年)3月:オイル着発線廃止。
- 1999年(平成11年)12月8日:自動改札機導入[20]。
- 2001年(平成13年)3月31日:苫小牧港開発株式会社線が全線廃止。
- 2008年(平成20年)10月25日:自動改札機にて「Kitaca」導入。
- 2011年(平成23年)3月12日:貨物駅を苫小牧貨物駅に改称[JR北 1][21]。
- 2016年(平成28年)3月28日:「苫小牧エスタ」閉店[JR北 2][新聞 2]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和 2年)2月8日:特急「スーパー北斗」の車掌が駅に置き去りにされる椿事が発生。この車掌はタクシーを使って同列車を錦岡駅まで追跡し、列車に遅れが生じた[新聞 5]。
- 2代目駅舎(1916年)
- 3代目駅舎と1952年当時の駅長
- 3代目駅舎平面図(1952年)
- 構内配線図(1952年)
- 空中通路撤去前の南口
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駅構造
島式ホーム2面4線を有する橋上駅。乗降用ホームは1番線から4番線の順に並んでおり、最も南側が1番線である。4番線の北側には苫小牧運転所に繋がる側線がある。駅構内からは王子製紙専用線が分岐しており、本線南側に沿って西へ進み、王子製紙苫小牧工場へ至る路線でコンテナ輸送に使用されている。
終日社員配置駅。みどりの窓口、自動券売機・話せる券売機[2]・自動改札機を設置している。改札口は駅の北口・南口を結ぶ自由通路に面している。Kitacaは札幌・小樽・新千歳空港方面のみ利用可能であり、室蘭・追分・鵡川方面では利用できない。構内には北海道キヨスクによるセブン-イレブン北海道ST苫小牧店がある[22]。
のりば
主に以下の通りに発着するが、一部例外もある。
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
- 特急列車は2・3番線に発着する。
- 改札口・みどりの窓口(2022年6月)
- 改札全景(2025年3月)
- 1・2番線ホーム(2022年6月)
- 3・4番線ホーム(2022年6月)
- 自由通路(2022年6月)
- 自動券売機と話せる券売機(2022年6月)
その他
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」[JR北 4]については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
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駅弁
- 北海道汐彩弁当
- ほっきめし
- サーモン寿司
- えぞずし
駅周辺
苫小牧市の中心市街地であり活性化が課題になっている。苫小牧駅前には1977年(昭和52年)11月に商業施設サンプラザが開業し、2006年(平成18年)3月に苫小牧駅前プラザエガオに改称したが、経営悪化により2014年(平成26年)8月に営業を終了した[新聞 6]。
このほか王子製紙苫小牧工場が至近距離に立地している。
2011年(平成23年)に市が「CAP(まちなか再生総合プロジェクト)」を立ち上げて抜本的な解決を目指している[24]。
苫小牧市役所、苫小牧市総合体育館、苫小牧市民文化公園(出光カルチャーパーク)、苫小牧市緑ヶ丘公園などの最寄駅であり、苫小牧市白鳥アリーナ(白鳥王子アイスアリーナ)や苫小牧警察署は南口から徒歩約10分、苫小牧市民会館は南口から徒歩約15分、苫小牧市科学センターは南口から徒歩約20分、苫小牧西港フェリーターミナルは車で約10分に位置している。
南口
北口
- MEGAドン・キホーテ苫小牧店(苫小牧駅とペデストリアンデッキで直結)
- マルハン苫小牧駅前店
- ベガスベガス苫小牧店
- 苫小牧信用金庫北央出張所
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バス路線
苫小牧駅前(南口)
かつては駅前には苫小牧市営バスのバスターミナルがあり、苫小牧市営バスの路線を引き継いだ道南バスも利用していたものの、2015年10月31日をもって利用を終了。現在は4か所の乗り場に分かれている[25][26]。苫小牧市営バス#バスターミナル(苫小牧駅前)を参照。
駅北口
隣の駅
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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