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刑事くん

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刑事くん』(けいじくん)は、1971年から1976年にかけて、TBSの「ブラザー劇場」(毎週月曜日19:30 - 20:00)で放送されていた、TBS、東映制作の刑事ドラマである。撮影は主に東映東京撮影所で行われた[1]

概要 刑事くん, ジャンル ...

内容

桜木健一・主演版(第1部から3部まで)

柔道一直線』で一躍スターダムにのし上がった桜木健一が熱血漢の新米刑事を演じたコメディタッチの刑事ドラマとしてスタート。プロデューサーが『刑事コロンボ』のヒットに目を付け、桜木で刑事ものをと企画したことがきっかけだった[2]。しかし桜木は1971年当時23歳と若かったことから、新米刑事ものにし、それらしくタイトルに「くん」を付けることになった[2]

殉職した父の無念を胸に、晴れて父と同じ刑事になった主人公・三神鉄男(桜木)が、人々を信じ様々な現実に直面しながらも事件解決にあたり、成長していく様を描いた熱血根性物。

第1部の毎回のオープニングは、鉄男が「母さ~~~ん!」と辞令を握りしめて走り、家(美容室)の入口を開けて「母さん!辞令だ!刑事になったよ!」と叫ぶというものである。第2部からは鉄男が「母さん、行って来ます!」と話しかけるというものである。

星正人・主演版(第4部)

主人公の刑事が三神から勝山剛(星正人)に変更。現代的な優しさを持つ勝山が様々な事件を解決していく。

第4部での毎回のオープニングは、(三郎)「兄ちゃん!頑張れよ!」(剛)「任しとけ!」という掛け合いである。

桜木は第1話および第17話に出演している。

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各部構成

出演

第1部

  • 三神鉄男(城南署刑事課所属。最終話で退職):桜木健一
  • 大丸四郎(同僚刑事。三神と同期):仲雅美(30話まで)
  • 板垣一彦(同僚刑事。三神の後輩):立花直樹(30話~)
  • 土居刑事(先輩刑事):山口暁
  • 島崎刑事(先輩刑事):守屋俊志
  • 姫野千代(婦警):森桃江
  • 時村重蔵(係長。「バカモン!」が口癖。):名古屋章
  • 三神はる(鉄男の母。「ハル美容室」を経営):風見章子
  • 三神次郎(鉄男の弟):三浦康晴
  • 立花太郎(三神家の近所で「立花豆腐店」を経営):牟田悌三
  • 立花美和子(太郎の娘。鉄男の幼なじみ):津山登志子
  • 本間ルミ(「ハル美容室」の美容師):本沢佳子
  • 三神茂(鉄男の父。城南署刑事課所属の刑事だったが5年前に拳銃で撃たれ殉職):三島耕[5]

第2部

  • 三神鉄男(第1話で城南署刑事課刑事に復職。):桜木健一
  • 吉本真琴(婦警):中山麻理
  • 宗方惇司(同僚刑事):三浦友和
  • 島崎刑事:守屋俊志
  • 時村重蔵:名古屋章
  • 三神はる:風見章子
  • 三神次郎:山崎亮一
  • 水野あゆみ(「ハル美容室」の美容師):三笠すみれ
  • 篠田都(「篠田生花店」店員):関かおり
  • 川島(三神の友人のトラック運転手。オープニングのみ出演):篠田三郎[6]

第3部

  • 三神鉄男:桜木健一
  • 風間義勝(同僚刑事):宮内洋
  • 島崎刑事:守屋俊志
  • 林妙子(婦警):新井春美
  • 時村重蔵:名古屋章
  • 三神はる:風見章子
  • 三神次郎:佐野伸寿
  • 夏川友里(「ハル美容室」の美容師):小川順子

第4部

  • 勝山剛(城南署刑事課所属):星正人
  • 白石香織(剛のガールフレンド):浅野ゆう子[1]
  • 風間義勝:宮内洋
  • 島崎刑事:守屋俊志
  • 林妙子:新井春美
  • 勝山三郎(剛の弟):西川和孝
  • 時村重蔵:名古屋章

主題歌・サウンドトラック

『刑事くん(第1シリーズ) ミュージックファイル』(2008年1月26日発売 品番:CDSOL-1206/7)
  • 第2部【刑事くん】作詞:佐々木守 作曲:鈴木邦彦 編曲:高田弘 歌:桜木健一(東京レコード
    • ウルトラヴァイヴ×ミュージックファイルシリーズ
『刑事くん(第2シリーズ) ミュージックファイル』(2008年1月26日発売 品番:CDSOL-1208)
  • 第3部【星を追う】作詞:長坂秀佳 作曲/編曲:菊池俊輔 歌:桜木健一
    • ウルトラヴァイヴ×ミュージックファイルシリーズ
『刑事くん(第3シリーズ) ミュージックファイル』(2008年5月17日発売 品番:CDSOL-1209)
『刑事くん(第4シリーズ) ミュージックファイル』(2008年5月17日発売 品番:CDSOL-1210)
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スタッフ

  • 企画:平山亨、斎藤頼照(東映)、橋本洋二(TBS映画部)
  • 音楽:菊池俊輔
  • 撮影:瀬尾脩、高岩震、小林武治、加藤弘章、林七郎、高梨昇、吉田重業、村上俊郎、東光一、山本矩雄、相原義晴
  • 照明:酒井信雄、山本辰雄、鈴木勝政、森沢淑明、川崎保之丞、銀屋謙蔵、城田昌貞、大町博信
  • 記録:川村澪子、中町真弓、小貫繁子、藤山久美子、中野正子、宮瀬淳子、浅附明子、今村治子、大坂聡子、吉田清子、森美禮、木村雪江、島田はる、中町真理、波多野かずえ、高橋千津子、山内康代、原益子、佐々木禮子
  • 助監督:大櫛敬介、山崎充朗、植田泰治、神野智、小菅宣生、館野彰、北村成一、小林義明、長谷巌、倉橋隆志、杉野清史、蓑輪雅雄、清水徳三、堀長文、荒川洋、片桐康夫、崔洋一
  • 美術:真川豊、北郷久典、安井丸男、兼子元昭、川村晴通、阿部三郎
  • 装置建込:協和美建
  • 装飾:大晃商会、高橋三雄
  • 衣裳:東京衣裳、ヴァンジャケット
  • 美粧:入江プロ
  • 美容:タカラベルモント
  • 現像:東映化学
  • 擬斗:渡辺安章(ワールド・アクション)、高橋一俊、池田力也、岡田勝(大野剣友会)、西本良治郎(ジャパンアクションクラブ)、東龍明ほか
  • 仕上制作:映広音響
  • 効果:原田千昭
  • 監修:小森谷喜重
  • 演技事務:山崎一夫、川田信一、吉田武彦、大場勇
  • 制作事務:末永和雄
  • 進行:阿部洋士、末永和雄、原田良彦、飯田康之、小沢享昌、中村泰明、市倉正男、黒木勝利、三瓶稔彦、大山勝利、小迫進、林実
  • 制作担当:池之上雄一
  • 予告ナレーション:村越伊知郎(第1部31話 - )
  • 協力:東都観光バス、藤久観光ホテル(第1部19話)、和歌山県白浜観光協会(第1部28・29話)、レストラン富士(第2部2話)京葉航空K.K、東京航空K.K.(第2部35話)
  • 制作:TBS、東映
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放映リスト

要約
視点

第1部

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第2部

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第3部

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第4部

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その他

  • 第4部になって主演が桜木健一から星正人に交替した理由について東映側は、当時(1976年)桜木がすでに28歳になったことで「もう刑事“くん”と言える年じゃない」として、もう一度警察学校を出たての新米刑事と言う最初の設定に戻るために新人の星(当時22歳)を起用したと話している[7]
  • 第1部の第12話(1971年11月22日放送)にゲスト出演した萩原健一は、これをきっかけに新人刑事が主役の企画を自ら各所に持ち込み、『太陽にほえろ!』のスタッフの目に留まって同作が実現したとも言われている[2]
  • ベストフィールドより第1部がDVDとして発売されている。

ネット配信

  • YouTube「東映シアターオンライン」の「据置枠」で、2023年3月1日から第1作第1・2話が常時無料配信されている。

出典

前後番組

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