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2021年の北海道日本ハムファイターズ
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2021年の北海道日本ハムファイターズでは、2021年シーズンについての北海道日本ハムファイターズの動向をまとめる。
このシーズンの北海道日本ハムファイターズは、栗山英樹監督の10年目のシーズンである。チームスローガンは「01karat~イチカラ~」。
開幕前
前年、2年連続の5位に終わったチームは中日・DeNAで長年コーチを務めた上田佳範が一軍外野守備走塁コーチに就任するなど、配置転換を含め一軍首脳陣を4名入れ替えた体制で栗山英樹監督10年目のシーズンに臨んだ[1]。
長年チームの先発ローテーションを支えていた有原航平がポスティングでテキサス・レンジャーズへ移籍[2]。さらに、昨季固定できなかったクローザーに先発候補であった杉浦稔大を抜擢[3]。新戦力としてドラフト1位ルーキー伊藤大海、2月にトレードで獲得した池田隆英の2名が開幕ローテーションに入ったものの[4][5]、昨季チーム最多タイの8勝を挙げたドリュー・バーヘイゲンの来日が開幕に間に合わなかった[6]。
リリーフでは前年の開幕守護神であった秋吉亮が開幕二軍スタート、昨季チーム最多タイの21ホールドを挙げた玉井大翔は右肘手術の影響で出遅れ[7]開幕こそ一軍で迎えたが、開幕セットアッパーは3月16日に支配下登録されたばかりの長谷川凌汰が務めた[8]。また、野手では主砲の中田翔が春季キャンプから打撃の状態が上がらず[9]、オープン戦では主力の西川遥輝と渡邉諒も打撃が奮わず、チームは投打に不安を抱えた状態で開幕を迎えた。
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開幕後
要約
視点
リードオフマンの西川遥輝が出塁率こそ高いものの開幕から打率の低さに苦しみ[10]、打線の中軸を担う中田翔・大田泰示・渡邉諒も不振に陥り、開幕10戦目にしてようやくチーム初本塁打が出るなど[11]得点力不足が響き、チームは開幕3戦目から引き分けを挟んで7連敗[12]。4月末にはセットアッパーの宮西尚生が9登板で2敗・防御率10.57と不調で登録抹消[13]、抑えの杉浦稔大も12登板で7セーブながら被本塁打4・防御率4.63と安定感を欠き登録抹消[14]と試合終盤の逃げ切りにも苦労し、チームは開幕から最下位を独走した。追い討ちをかけるようにチーム内で新型コロナウイルスの集団感染が発生し[15]、5月終了時点で借金が11まで膨らんだが[16]、エース上沢直之・ドラフト1位ルーキー伊藤大海を中心に、河野竜生・堀瑞輝・B.ロドリゲス・杉浦と勝ちパターンも確立され、投手陣が奮闘。チームは7月を5勝3敗1分、前半戦を借金12の最下位で終えた[17]。
東京五輪によるレギュラーシーズン中断期間ではエキシビションマッチが開催されたが、8月4日の試合前に中田のチームメイト1名に対する暴力行為が判明。同11日に事実の公表と無期限出場停止処分の発表[18]、後半戦開幕後の8月20日に中田を巨人へ無償トレードで放出すると共に処分が解除された[19]一連の騒動は世間で大きな話題となった。騒動に伴い、4月に球団公式Twitterで公開された動画内に差別的発言があった問題も取り沙汰され、球団社長が謝罪文を公開する事態に発展した[20]。
中田の放出に加え、西川・大田・渡邉が不振から抜け出せず、後半戦は4番を務めた近藤健介が自身初めてかつチームで唯一2桁本塁打を記録する活躍で一人気を吐いた[21]。主力野手の不振で淺間大基・髙濱祐仁・野村佑希といった若手野手と来日3年目の王柏融が多くの出場機会を得たが、125通りのオーダーを組むなど[22]シーズンを通して得点力不足や二遊間・捕手の不安定に悩まされ、10月15日のオリックス戦に敗れ、3年連続Bクラスが確定[23]。翌16日には10年間チームの指揮を執ってきた栗山英樹監督が今シーズン限りで退任することが発表された[24]。
その一方で、投手陣は年間を通して安定した。 先発陣では、定期的に中7日、8日空けるなどして起用し、規定投球回に到達した上沢・伊藤・加藤貴之の活躍に加え[25]、前半戦不調だったドリュー・バーヘイゲンが後半戦防御率1.65と復調。[26]リリーフでは、宮西も後半戦に入り復調[27]。B.ロドリゲスと井口和朋も奮闘し、抑えの杉浦はリーグ3位の28セーブ、セットアッパーの堀はリーグトップの39ホールドを記録[28]。後半戦も投手陣が奮闘し、10月19日、5位西武との直接対決に勝利し、ついに今季初めて最下位を脱出[29]。 その後、再び最下位に転落したものの、142試合目で5位へ浮上し[30]、シーズンおよび栗山監督の最終戦となった10月30日のロッテ戦に勝利してレギュラーシーズン5位が確定した[31]。
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チーム成績
レギュラーシーズン
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | オリックス・バファローズ | 70 | 55 | 18 | .560 | 優勝 |
2位 | 千葉ロッテマリーンズ | 67 | 57 | 19 | .540 | 2.5 |
3位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 66 | 62 | 15 | .516 | 5.5 |
4位 | 福岡ソフトバンクホークス | 60 | 62 | 21 | .492 | 8.5 |
5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 55 | 68 | 20 | .447 | 14.0 |
6位 | 埼玉西武ライオンズ | 55 | 70 | 18 | .440 | 15.0 |
セ・パ交流戦
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | オリックス・バファローズ | 12 | 5 | 1 | .706 | 優勝 |
2位 | 阪神タイガース | 11 | 7 | 0 | .611 | 1.5 |
3位 | 横浜DeNAベイスターズ | 9 | 6 | 3 | .600 | 2.0 |
4位 | 中日ドラゴンズ | 9 | 7 | 2 | .563 | 2.5 |
5位 | 東京ヤクルトスワローズ | 10 | 8 | 0 | .556 | 2.5 |
6位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 9 | 8 | 1 | .529 | 3.0 |
7位 | 埼玉西武ライオンズ | 7 | 7 | 4 | .500 | 3.5 |
8位 | 千葉ロッテマリーンズ | 8 | 9 | 1 | .471 | 4.0 |
9位 | 読売ジャイアンツ | 7 | 8 | 3 | .467 | 4.0 |
10位 | 北海道日本ハムファイターズ | 7 | 11 | 0 | .389 | 5.5 |
11位 | 福岡ソフトバンクホークス | 5 | 9 | 4 | .357 | 5.5 |
12位 | 広島東洋カープ | 3 | 12 | 3 | .200 | 8.0 |
記録
- 3連戦で計4安打:8月13日 - 15日、対福岡ソフトバンクホークス15 - 17回戦(福岡PayPayドーム)、1安打・3安打・0安打 ※NPB史上ワースト記録[33]
入団・退団
シーズン開幕前
シーズン開幕後
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
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マイナビオールスターゲーム2021選出選手
→詳細は「2021年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
代表選出選手
東京オリンピック
- 日本代表
選手・スタッフ
- 背番号変更
- 宮田輝星 111→69(8月支配下登録)
- 守備位置変更
- 姫野優也 外野手→投手(6月変更)
個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(143イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
野手成績
- 色付きは規定打席(443打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
タイトル
表彰
達成記録
記録
- 4月21日 - 伊藤大海が新人タイ記録となる23イニング連続奪三振[41]。
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試合結果
要約
視点
7月19日から8月12日まで、2020年東京オリンピック開催により公式戦が中断された[42]。
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ドラフト指名選手
→詳細は「2021年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
脚注
関連項目
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