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アメリカの映画作品 ウィキペディアから
『タワーリング・インフェルノ』(原題: The Towering Inferno )は、1974年のアメリカ合衆国のパニック映画。監督はジョン・ギラーミン、主演はポール・ニューマン、スティーブ・マックイーン。ワーナー・ブラザース映画と20世紀フォックス映画の共同製作・配給。日本では1975年に公開された[注 1]。
タワーリング・インフェルノ | |
---|---|
The Towering Inferno | |
本作の舞台となるタワー。 | |
監督 | ジョン・ギラーミン |
脚本 | スターリング・シリファント |
原作 |
リチャード・マーティン・スターン 『そびえたつ地獄』 トーマス・N・スコーティア&フランク・M・ロビンソン 『タワーリング・インフェルノ』 |
製作 | アーウィン・アレン |
出演者 |
スティーブ・マックイーン ポール・ニューマン フレッド・アステア |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
主題歌 |
モーリン・マクガヴァン 「We May Never Love Like This Again(愛のテーマ)」 |
撮影 | フレッド・J・コーネカンプ |
編集 |
カール・クレス ハロルド・F・クレス |
製作会社 |
20世紀フォックス映画 ワーナー・ブラザース映画 アーウィン・アレン・プロダクションズ |
配給 |
20世紀フォックス映画 ワーナー・ブラザース映画 ワーナー・ブラザース映画=20世紀フォックス映画 |
公開 |
1974年12月14日 1975年6月28日 |
上映時間 | 165分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $14,000,000[1] |
興行収入 |
$116,000,000[1] 62.2億円[要出典] |
配給収入 | 36億4000万円[2] |
超高層ビル火災を描いた映画。本作品は1970年代中盤期のいわゆる「パニック映画ブーム」の中でも最高傑作と評されている[要出典]。1974年度のアカデミー賞で撮影賞、編集賞、歌曲賞を受賞。
地上550メートル・138階、サンフランシスコにそびえ立つ世界最大の超高層ビルが、その落成式の日に地下の発電機の故障から火災を発し、やがて数百人の生命を飲み込む炎の地獄と化して燃え上がる。その大惨事を中心に、直面した人々のドラマを描く映画である。
製作は、1972年のパニック映画『ポセイドン・アドベンチャー』をヒットさせたアーウィン・アレン、監督はジョン・ギラーミン、音楽はジョン・ウィリアムズである。出演は、スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマンを中心に、ウィリアム・ホールデン、フレッド・アステア、フェイ・ダナウェイ、ジェニファー・ジョーンズ、ロバート・ワグナー、リチャード・チェンバレン、ロバート・ヴォーン、O・J・シンプソンなど豪華な顔ぶれで、世界的に大ヒットしたことから、経営難であった20世紀フォックスを立て直した存在となった。
題名の「タワーリング・インフェルノ」とは、日本語では「そびえ立つ地獄」という意味である。原作はリチャード・マーティン・スターンの小説『そびえたつ地獄(原題:The Tower)』とトーマス・N・スコーティアとフランク・M・ロビンソンの共著による小説『タワーリング・インフェルノ(原題:The Glass Inferno)』の2作品であり、それらをスターリング・シリファントが1本のシナリオにまとめた。
21世紀の現在においては、メジャー映画会社同士の合作は珍しくもないが、その先鞭を付けた作品といえる。マックイーンとニューマンの2人を含めて数多くの有名俳優が出演した本作は、『ポセイドン・アドベンチャー』『大地震』に続くパニック映画の極めつけの作品として、公開以前から話題となっていた。
1975年6月28日から、東京では丸の内ピカデリー・パンテオンなど6館、その他全国72館でロードショー公開されて、その後全国117館に拡大されて、当時は初めてと言われた全国拡大興行を展開した。このうち8大都市23館でのオープニング成績は2日間で計入場者数20万3,225名、都内6館の初日・2日目の成績は興行収入が前年大ヒットの『エクソシスト』の153パーセントと言われて、全国の配給収入が公開7週間で24億円、最終的には37億2,500万円を記録して、『ゴッドファーザー』『エクソシスト』を破り洋画ヒット作の最高を記録した[3]。
アメリカ・サンフランシスコの新名所、138階建のグラスタワーが落成式を迎えた。ビルの設計者はダグ・ロバーツ(ポール・ニューマン)。社長はジェームズ(ジム)・ダンカン(ウィリアム・ホールデン)である。ロバーツはこの仕事を最後に、婚約者のスーザン(フェイ・ダナウェイ)と砂漠で生活をするために退職を志願しているが、社長はそれを引き留め続けている。
最上階の会場に300名の来賓を招いた落成式が始まる頃、ビル地下室の発電機が故障したため、主任技師らは予備の発電機を始動させた。実はこの時、予備の発電機を動かしたことで小さな火花が走り配線に移ると同時に、81階にある物置室の配電盤のヒューズが火を発し、燃えながら床に落ちた絶縁体の破片が、マットをくすぶらせ始めた。
スーザンと将来に向けて話し合っていたロバーツのもとに、電気系統の異常の連絡が入る。報告を受けたロバーツは、ウィル・ギディング(ノーマン・バートン)とともに、電気系統を点検する。配線工事が自分の設計通りに行われておらずひどい手抜きであり、配線の規格も設計したものより細いことに気付き憤然となった。ダンカンの娘パティ(スーザン・ブレイクリー)の夫で、ビル建設の責任者のロジャー・シモンズ(リチャード・チェンバレン)が、予算を減らすために行った電気系統工事の手抜きと配線の規格落ちが原因となり、81階の物置室でボヤ火災が発生していたのである。ロバーツはロジャーに工事の手抜きを責めたが、ロジャーは建築法の規定範囲内で問題ないと突っぱねた。ロジャーは、経費の切り詰めを義父のオーナーから迫られて、高層ビルでは大きな規格の配線でないと熱が生じることに配慮せず、電気配線で手抜きをしたのであった。
その後、50階にある中央保安室の保安係主任ハリー・ジャーニガン(O・J・シンプソン)は、災害探知装置を監視していたが、警報装置が作動していないのに、異常な反応があったのに気が付く。そして、ビル内のどこかで火災が発生しているのではと考え81階へ向かう。
落成式には、ゲイリー・パーカー上院議員(ロバート・ヴォーン)、ロバート・ラムジー市長(ジャック・コリンズ)、市長夫人(シーラ・マシューズ)などをはじめとする各界の要人や、ビルの80階より上の住居部分の住人である、株専門の詐欺師だったハーリー・クレイボーン(フレッド・アステア)や、富豪の未亡人のリゾレット・ミュラー(ジェニファー・ジョーンズ)も招かれ、最上階のプロムナードホールへ集まっていた。ハーリーとリゾレットは、お互いに惹かれていく。
81階の物置室は火の海となり、煙が充満して室外に煙が流れ出していた。その煙をみた警備員が扉を不用意に開けたため、火が一気に広がり、扉を開けた警備員を助けようとしたウィル・ギディングズは、火に包まれ重傷を負った。81階へ到着したジャーニガンと、ロバーツは、火災の状況をみてダンカンに電話し、ただちに式典を中止してビルからの退去を要請したが、ダンカンは、既に出動していた消防隊により鎮火出来ると頑強に信じて応じようとはしなかった。
やがて消防隊が到着した。チーフのマイケル・オハラハン(スティーブ・マックイーン)は、現場の状況を見て火事の酷さを悟り、ただちに79階に司令センターを設置するとともに、消火ホースだけでは81階の火災は抑えられないとして、138階のプロムナードホールへ行き、ダンカンに300人の客の緊急避難を命じた。最初は社運を賭けたパーティへの影響を考え同意しなかったダンカンであったが、しぶしぶ承知。「ボヤが発生したため念のためパーティー会場を1階に移す」と招待客に説明した。当初は室内のエレベーターで下に降りるように案内。
だがオハラハンは、81階の火事の状況から、ビル内部のエレベーターがその階を通過する時にショートで停止して扉が開くのではと考え、ダンカンに内部エレベーターの使用停止を進言。ダンカン社長が展望エレベーターを使うよう招待客に説明している最中に、室内エレベーターが到着してしまい人々が殺到し降下していった。オハラハンが恐れていたとおり、エレベーターは81階で自動的に扉が開き、火が中に入っていってしまった。再び最上階に上がっていったエレベーターの扉が開くと、火に包まれた男が出てきて倒れた。招待客らがパニックに陥る中、ハーリーは、身動きしなくなった男に着ていたタキシードをかけた。
リゾレットは、絵画の教え子の母親であり友人のオルブライト夫人が聴覚障害であり、彼女とその息子のフィリップ、娘のアンジェラが階下に取り残されていることを危惧しドアをたたいて子どもたちを呼び続ける。ロバーツやジャーニガンの助けもあって、幸い夫人らは間一髪炎から逃れる事が出来た。オルブライト夫人を1階に避難させるジャーニガンに続こうとしたロバーツたちだが、すでに階下は火の海と判断したロバーツは、リゾレット、フィリップ、アンジェラの三人を連れ最上階のプロムナードルームを目指す。
また、広報部長のダン・ビグロー(ロバート・ワグナー)はパーティ会場へは行かず、自分のオフィスで秘書のローリー(スーザン・フラネリー)と密会をしていたが、電話回線を切らせていたことが原因で、彼等の部屋は火に囲まれていた。
プロムナードルームでは、ダンカン社長、スーザン、パティや、パーカー上院議員など招待客がひたすら救出を待つが、火の勢いがおさまることはなく徐々に彼らのもとへと迫っていく。
なお、出演者のうち3名が、アーウィン・アレン製作の『ポセイドン・アドベンチャー』にも出演している。括弧内は『ポセイドン・アドベンチャー』での役。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |||
---|---|---|---|---|---|
フジテレビ版 | 日本テレビ版 | TBS版 | BSジャパン版 | ||
マイケル・オハラハン | スティーブ・マックイーン | 宮部昭夫 | 内海賢二 | 小山力也 | |
ダグ・ロバーツ | ポール・ニューマン | 川合伸旺 | 井上孝雄 | 堀勝之祐 | てらそままさき |
ジェームズ・ダンカン | ウィリアム・ホールデン | 近藤洋介 | 小林修 | 佐々木勝彦 | |
スーザン・フランクリン | フェイ・ダナウェイ | 平井道子 | 田島令子 | 池田昌子 | 山像かおり |
ゲイリー・パーカー | ロバート・ヴォーン | 小林恭治 | 矢島正明 | 安原義人 | 森田順平 |
ダン・ビグロー | ロバート・ワグナー | 城達也 | 谷口節 | 木下浩之 | |
ロジャー・シモンズ | リチャード・チェンバレン | 野沢那智 | 石丸博也 | 中尾隆聖 | 横堀悦夫 |
ハリー・ジャーニガン | O・J・シンプソン | 小川真司 | 麦人 | 千田光男 | 藤真秀 |
ハーリー・クレイボーン | フレッド・アステア | 中村正 | 岩崎ひろし | ||
リゾレット・ミュラー | ジェニファー・ジョーンズ | 新村礼子 | 香椎くに子 | 大西多摩恵 | |
パティ・シモンズ | スーザン・ブレイクリー | 杉山佳寿子 | 勝生真沙子 | 井上喜久子 | |
ローリー | スーザン・フラネリー | 小沢左生子 | 沢田敏子 | 弘中くみ子 | 藤本喜久子 |
ポーラ・ラムジー | シーラ・マシューズ | 中村紀子子 | 片岡富枝 | 竹口安芸子 | 新田万紀子 |
ウィル・ギディングズ | ノーマン・バートン | 阪脩 | 村松康雄 | 塚田正昭 | 魚建 |
ロバート・ラムジー | ジャック・コリンズ | 宮川洋一 | 大久保正信 | 加藤正之 | 楠見尚己 |
カピー | ドン・ゴードン | 青野武 | 平林尚三 | 津田英三 | 板取政明 |
スコット消防士 | フェルトン・ペリー | 笹岡繁蔵 | 玄田哲章 | 広瀬正志 | 丸山壮史 |
カルロス | グレゴリー・シエラ | 蟹江栄司 | 小島敏彦 | 星野充昭 | 牛山茂 |
マーク・パワーズ消防士 | アーニー・F・オルサッティ | 谷口節 | 堀内賢雄 | 長島真祐 | |
消防署副署長#1 | ダブニー・コールマン | 塚田正昭 | 石森達幸 | ||
フレイカー | ノーマン・グラボウスキー | 上田敏也 | 加藤正之 | 小島敏彦 | 浦山迅 |
キャラハン | ジョン・クロウフォード | 緑川稔 | 長堀芳夫 | 島香裕 | |
ウェス | エリック・L・ネルソン | 玄田哲章 | 西村知道 | 梅津秀行 | |
ティム | ポール・コミ | 広瀬正志 | 谷口節 | 星野充昭 | |
ジャック | ジョージ・ウォレス | 村松康雄 | |||
ジョンソン | オラン・ソウル | 清川元夢 | 大久保正信 | 広瀬正志 | |
アンジェラ・オルブライト | カリーナ・ガワー | 福原香織 | |||
フィリップ・オルブライト | マイク・ルッキンランド | 鈴木一輝 | 美名 | ||
若い消防士 | スコット・ニューマン | 堀川亮 | |||
秘書ジャネット | ジェニファー・ローズ | 高島雅羅 | |||
制御室警備員ビル | ウィリアム・トレイラー | 平林尚三 | 伊井篤史 | ||
その他 | N/A | 三好由里子 難波克弘 宮下勝 石丸博也 鈴木れい子 柳沢紀男 中村秀利 山本敏之 林一子 葵京子 藤城裕士 菊地紘子 | 山田礼子 | 佐々木優子 | ふくまつ進紗 佐々木睦 水野ゆふ 桂一雅 丸山雪野 寸石和弘 竹内絢子 |
ナレーション | 城達也 | 矢島正明 | |||
日本語版スタッフ | |||||
演出 | 小林守夫 | 佐藤敏夫 | 山田悦司 | 高橋剛 | |
翻訳 | 岡田壯平(字幕翻訳) | 飯嶋永昭 | 木原たけし | 飯嶋永昭 | |
効果 | 赤塚不二夫 PAG | 遠藤尭雄 桜井俊哉 | |||
調整 | 前田仁信 | 堀内勉 | 小野敦志 | ||
製作 | 東北新社 | ブロードメディア | |||
配給 | ワーナー・ブラザース テレビジョン | ||||
解説 | 高島忠夫 | 堀貞一郎 | |||
初回放送 | 1979年4月6日・13日 ゴールデン洋画劇場[注 2] (21:00 - 22:54) | 1984年12月5日 水曜ロードショー[注 3] (21:02 - 23:24) | 1989年1月24日 火曜ロードショー[4] (20:00 - 21:54) | 2013年2月5日 火曜ロードショー☆[5] (21:00 - 23:54) | |
正味 | 本編ノーカット | 約120分 | 約94分 | 本編ノーカット | |
テレビ局(系列) | 番組名 | 放送日時 | 吹替版 |
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フジテレビ系列 | ゴールデン洋画劇場 | 1979年4月6日・13日 21:00 - 22:54 | フジテレビ版 |
1980年1月4日 19:30 - 22:54 | |||
1982年1月16日・23日 21:02 - 22:54 | |||
日本テレビ系列 | 水曜ロードショー | 1984年12月5日 21:02 - 23:24 | 日本テレビ版 |
テレビ朝日系列 | 日曜洋画劇場 | 1986年8月24日 21:02 - 23:24 | |
TBS系列 | 火曜ロードショー | 1989年1月24日 20:00 - 21:54 | TBS版 |
テレビ東京系列 | 木曜洋画劇場 | 1992年7月30日 21:00 - 22:54 | |
テレビ朝日系列 | 日曜洋画劇場 | 1994年12月4日 21:02 - 23:24 | 日本テレビ版 |
BSジャパン | 火曜ロードショー☆ | 2013年2月5日 21:00 - 23:54 | BSジャパン版 |
シネマクラッシュ 金曜名画座 スペシャル | 2013年6月7日 18:30 - 21:54 | ||
テレビ東京 | 午後のロードショー | 2013年12月17・18日 13:25 - 15:25 | |
2017年2月21日 12:55 - 15:55 | |||
BS-TBS | 火曜デラックス | 2017年3月7日 21:00 - 23:54 | |
2017年8月19日 14:30 - 17:24 | |||
BS朝日 | 金曜ストーリー | 2017年12月8日 19:00 - 21:54 | |
2018年5月19日 13:00 - 15:54 | |||
テレビ東京 | 午後のロードショー | 2019年12月18日 12:40 - 15:40 | |
NHK BSプレミアム | プレミアムシネマ | 2022年1月31日 13:00 - 15:49 | 字幕版 |
主としてワーナーの映画に出演していたスティーブ・マックイーンと、主として20世紀フォックスの映画に出演していたポール・ニューマンの顔合わせが実現した。なお、本作以前に、1956年の『傷だらけの栄光』でポール・ニューマンが主演、スティーブ・マックイーンが端役として一応の共演はしている。マックイーンはニューマンと同じ量のセリフを要求した。高層ビルの設計者役のニューマンは映画冒頭から登場するが、消防士役のマックイーンは40分を過ぎたあたりから登場している。
オープニング・クレジットでマックイーン、ニューマンのどちらの名が最初に表示されるか注目されたが、画面の左下にマックイーン、右上にニューマンの名が配された。欧米の書式では先に読む左側のマックイーンが一見すると上位になるが、文字が配置される「縦位置」ではニューマンの方が高くなっており、結局はどちらが優位か分かりにくい表示になっている。この奇妙な配置は共に主役を務める二大スターに優劣をつけず名前を出すための苦肉の策である。他に映画タイトル前のクレジットで登場するのはホールデン、ダナウェイのみとなっている。日本ではパンフレットのキャスト欄やテレビ欄などでは大半がマックイーンを先頭においている。
以下、冒頭で主要助演としてタイトルされる人数が多く、アステア、ブレークリー、チェンバレン、ジョーンズ、シンプソン、ヴォーン、ワグナーの順に独立に、フランネリー、マシューズ、バートン、コリンズ、ゴードン、ペリー、シエラ、オルサッティ、コールマンがまとめて表示されるなどキャストの豪華さを伺わせている。
主題歌はモーリン・マクガヴァンの「We May Never Love Like This Again(愛のテーマ)」で初登場10位内を記録。劇中でもマクガヴァンはカメオ出演して、主題歌を披露している。1975年の日本公開時に中沢厚子、上月晃、尾崎紀世彦による日本語詞によるカバー曲も発売された。
Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「タワーリングな(猛烈に長い)上映時間を完全に正当化できるほど一貫して魅力的なわけではないが、『タワーリング・インフェルノ』は災害を題材としてうまく使った壮大なスペクタクル映画である。」であり、33件の評論のうち高評価は70%にあたる23件で、平均点は10点満点中6.6点となっている[8]。 Metacriticによれば、11件の評論のうち、高評価は9件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中69点となっている[9]。
賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
第47回アカデミー賞 | 撮影賞 | フレッド・コーネカンプ ジョセフ・バイロック |
受賞 |
編集賞 | カール・クレス ハロルド・F・クレス |
受賞 | |
歌曲賞 | 「愛のテーマ」 アル・カシャ ジョエル・ハーシュホーン |
受賞 | |
作品賞 | アーウィン・アレン | ノミネート | |
助演男優賞 | フレッド・アステア | ノミネート | |
美術賞 | ウィリアム・クレバー ウォード・プレストン ラファエル・ブレトン |
ノミネート | |
作曲賞 | ジョン・ウィリアムズ | ノミネート | |
録音賞 | セオドア・ソダーバーグ ハーマン・ルイス |
ノミネート | |
第29回英国アカデミー賞 | 作曲賞 | ジョン・ウィリアムズ | 受賞 |
助演男優賞 | フレッド・アステア | 受賞 | |
第32回ゴールデングローブ賞 | 助演男優賞 | フレッド・アステア | 受賞 |
新人女優賞 | スーザン・フラネリー | 受賞 | |
助演女優賞 | ジェニファー・ジョーンズ | ノミネート | |
脚本賞 | スターリング・シリファント | ノミネート | |
主題歌賞 | 「愛のテーマ」 アル・カシャ ジョエル・ハーシュホーン |
ノミネート |
2001年4月1日にアメリカのFilm Score Monthly レーベルから3000枚限定でサウンドトラックCDがリリースされている。
日本では両者とも、炎の出ているビルと、映画とほぼ同じTHE TOWERING INFERNOのロゴをあしらった表紙の四六版で出版された。裏表紙は映画のパンフレットなどでも使用されているグラスタワーが火に包まれているイラストが、二作共に描かれている(上記のISBNは文庫版のものである)。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
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