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ひとりでできるもん!
日本のテレビ教育番組 ウィキペディアから
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『ひとりでできるもん!』は、NHK教育テレビジョンで1991年4月1日から2006年3月31日まで放送された、幼児から小学校中学年向けの料理をメインとした教育番組。
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テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
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概要
1990年11月4日にパイロット版を放送。1991年4月1日からシリーズ化し、ドラマ仕立ての内容で2年ごと(第1シリーズのみ3年)に主人公を変えながら放映された。当初は小学生の視聴者向けに、実際に小学生が料理をすることで簡単な料理を教える番組だったが、1998年度から2001年度の2シリーズは基本的な家事全般に範囲を拡大した。しかし、2002年度以降は料理専門に戻った。
テレビ番組で小さな子供に包丁や火を使わせること自体がタブーだったこの時代にあって、小学生向けの料理番組という意表を突いた新しいジャンルを切り開いた番組である[1]。単に調理方法を指導するだけではなく、ミュージカル仕立てで料理方法を紹介したり、当時はまだ珍しいCGを使ったRPG風のゲームコーナーで料理や食品に対する簡単なクイズを出題するなど、子供の興味を引くような工夫が随所にあったのが、注目度を向上させた理由である。
すでに一般家庭に普及し売り上げが鈍化していた電子レンジが、この番組の影響で売り上げを伸ばすこととなり、1993年初めには小学生による調理を意識した操作ボタンが少ない簡単操作に特化した電子レンジの新商品が発売され人気を博した[2]。
音楽は第3シリーズを除き、ほとんどの楽曲を池毅が制作しており、最終的に800曲以上を番組に提供した。
放送ライブラリーでは1991年4月1日[3]、1992年4月6日[4]、2000年10月9日[5]の各放送分が公開されている。
2023年5月12日に「Eテレタイムマシン」にて第1シリーズがアンコール放送された[6]。
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放送時間
特記以外は月曜 - 金曜に放送。
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各期
要約
視点
1991年 - 1993年度(第1シリーズ)
夕日が丘小学校[7]2年生の水沢舞ちゃん(演:平田実音)が、親に買ってもらった携帯ゲーム機で公園で遊んでいた。するとゲームの中にオジャ魔、ヤジャ魔というキャラクターが現れ、「うーん、まいったまいった。舞ちゃん、降参じゃりー」と話しかけられる。
驚いた舞ちゃんが自宅に帰ると、お母さんは編集の仕事で不在。オジャ魔とヤジャ魔が「お腹空いたー」と言うので、舞ちゃんがお料理を作ってあげることに。
しかし、料理中の舞ちゃんをあの手この手で困らせるオジャ魔、ヤジャ魔。そこに料理のことなら何でも知っているクッキングが現れ、舞ちゃんに料理の仕方を教えてあげることになる。
番組中では、オジャ魔、ヤジャ魔が食材をゲームの世界に持って行ってしまうので、クッキングから教えてもらった魔法の呪文「アイ マイ ミー マイル[8]」を唱えゲーム内に入り、食材を取り返しに行く。「オジャマ ヤジャマノ イジワルゲーム」はファミコンタッチで、アクションとクイズを合わせた内容となっている。
このシリーズは唯一、3年間放送された。当初は舞ちゃん単独での出演だったが、1992年2月からは弟の文(通称「文ちゃん」)が登場[1]。1992年4月からはゲームも舞ちゃんが悪魔大王から勇者を救出する「クッキング伝説」に変更。番組タイトルも『新・ひとりでできるもん!』(しん・ - )となりリニューアルするも[注 1]、翌年には再び『ひとりで-』にタイトルが戻された[1]。視聴率が10%を超える[注 2]など教育テレビとしては異例なまでの人気を集め[11]、その後のシリーズ化に繋がった。このシリーズは各メディアでも取り上げられ、テキストやビデオ、CDが多く発売され、3年間務めた。『ひとりでできるもん!』のテキストはその後月刊化された。
番組は月 - 木曜日放送分までが通常回で[注 3]、金曜日放送分が前半に「舞ちゃん通信[注 4]」、後半に「今週のおさらい[注 5]」という編成であった。放送枠が土曜日まで拡大された1993年度は金曜日放送分が全編「今週のおさらい」となり、土曜日放送分は前半に「舞ちゃん通信」、後半は「舞・ヒットソング[注 6]」となった。
1993年12月25日には、同じ教育テレビで放送されている『天才てれびくん』とのコラボレーションが実現し、東京ディズニーランド開業10周年を記念した特別番組『ミッキー&舞ちゃんの夢と魔法のクリスマス』が放送された[注 7]。また、同年に行われた第44回NHK紅白歌合戦の企画『1993ステージショー』にも、須山彩、山口美沙と共にゲスト出演した。
登場人物(第1シリーズ)
- 水沢舞(平田実音)
- 主人公。夕日が丘小学校に通う少女[7]。
- 水沢文(松村泰一郎)
- まいちゃんの弟。愛称は「ぶんちゃん」[4]。実際の弟ではなく、まいちゃんの悪魔大王との対決でのゲームクリアのプレゼントの魔法による現実の世界の過去改変で登場。1992年2月27日 - 1993年度に出演。
- クッキング(声:川久保潔)
- 魔法のゲームの世界の住人。料理に詳しいコックさんで料理の王様であるが仮の姿であり、正体はバニラ宮殿に住むらくえんかいの王様。まいちゃんに料理の作り方を優しく教えてくれるアニメキャラクター。夏休みのキャンプ編では本人役で出演した回もあった。
- 魔法のゲームの世界の住人。リボンをつけているのがリボン、髪を束ねているのがヘアー、眼鏡をかけているのがソックス。アニメキャラクター。
- オジャ魔(声:野沢雅子)
- 魔法のゲームの世界の住人。悪魔大王の手下。「…じゃーん」が口癖。一人称は「俺」。CGキャラクター。
- ヤジャ魔(声:深雪さなえ)
- 魔法のゲームの世界の住人。悪魔大王の手下。「…じゃりー」が口癖。一人称は「僕ちん」。CGキャラクター。
- 悪魔大王(声:糸博)
- オジャ魔とヤジャ魔のボス。悪魔大王の魔法で文が登場するきっかけになった。らくえんかいの勇者の8名を連行している。
- ゆうた(上村裕樹)
- 1992年度に出演。
- チンカイトウ
- 1993年度に出演。
1994年 - 1995年度(第2シリーズ)
クッキング以外のレギュラーとサブキャラクターが一新。男の子と女の子2人の主役として、天野天ちゃん(坂田慎一郎)と女の子・葉月恋ちゃん(山岸里紗)が登場。当初はこの二人が異なる平行世界におり、ゲーム機のような画面を通してでしか関わることはなかった。
取り上げるジャンルも料理に限らず、掃除・洗濯やアウトドアなどに拡大していった。1994年度の本放送は夕方のみで、朝の放送枠では第1シリーズの1993年度放送分を再放送していた。
坂田は後に1996年度同じ教育テレビの『天才てれびくん』でてれび戦士として1年間出演。本番組でのエピソードを語った。
登場人物(第2シリーズ)
- 天野天(坂田慎一郎)
- 男の子の主人公[1]。
- 葉月恋(山岸里紗)
- 女の子の主人公[1]。
- メイキング→クッキング(声:川久保潔)
- 前シリーズに引き続き登場。アニメキャラクター。
- トーキング
- クッキングの友達でアウトドア専門家。実写キャラクター。
- キッチン(声:兼子由利子)
- CGキャラクター
- 猫の三人組。眼鏡をかけているのがアン、帽子を被っているのがポポ、太っているのがタマ。アニメキャラクター。
1996年 - 1997年度(第3シリーズ)
糸山雄大、石田比奈子の2人が本名で出演した[12]。キャラクターのアニメやCG表現を廃し、シリーズで初めて着ぐるみのドランが登場。当シリーズのみ音楽制作を藤田大土が担当した。また、それまでのシリーズでは1年ごとにオープニング曲が一新していたが、このシリーズから2年間同じ曲に統一されるようになった。パオネット(パソコン)を開くときに使う合言葉は「クリックオーン!」。
敬老の日にスペシャルとして、霞ヶ浦のお年寄りや子どもたちと出演者やドランが交流する『ひとりでできるもん!〜教えておじいちゃん、話しておばあちゃん』や、群馬県の野反湖を訪ね、山村暮らしを体験し秋の味覚を味わう『ひとりでできるもん!〜とびっきりの秋!おいしぞ楽しいぞ』も放送された。
登場人物(第3シリーズ)
- 男の子の主人公[1]。
- 女の子の主人公[1]。
- パオで地球にやってきたドラゴン。着ぐるみキャラクター。「びっくりぎょーてんギョギョテンテン」が口癖。雄大と比奈子に料理を教える。
- その正体は宇宙人。かつて住んでいた故郷の星が悪者に滅ぼされてしまい、その際に左の角が折れてしまう。パオで星から脱出し、長い年月をかけて地球に来る。明るい性格だが前述の過去もあり、根はさみしがり屋。
1998年 - 1999年度(第4シリーズ)
主人公は一人に戻り、2代目まいちゃんを秋田きよ美が務め、その際料理を教える舞お姉ちゃん役には1991年度-1993年度(第1シリーズ)の主人公だった初代舞ちゃんの平田実音が再登場し、4年ぶりにレギュラーとして復帰した。この年から基本的な家事全般を教える番組になった[15]。音楽制作に第1、2シリーズを担当した池毅が復帰した。
番組はアメリカで生まれ育ったまいちゃんが単身帰国し日本で生活することになり(経緯は不明)、料理以外の家事等をCGキャラクターのコロンに教えてもらう形式になった。料理コーナーはまいちゃんが身に付けている特殊なペンダントを光らせ、それを通じてキッチンを模した異空間(CG映像)へ呼び出し、モニターに映る初代舞ちゃんと共演した。この時、初代舞ちゃんは2代目まいちゃんを「チーまいちゃん」と呼んでいた。2年目の夏ロケは沖縄・竹富島で行われた。
登場人物(第4シリーズ)
- 「コドモドコ」と言うホームページにいた。卵から亀やカエルのような手足が生えた姿をしている。一人になりがちなまいちゃんに一人でやることの楽しさを教えていく。CGキャラクター。
- まいちゃんのおばの大学生。まいちゃんと一緒に暮らしている。愛称は「トモ姉」[15]。
- 横道太一(玄應太雅)
- 大林リエ(大沢理恵)
- まいちゃんの同級生。
2000年 - 2001年度(第5シリーズ)
小学一年生の今田まい(3代目まいちゃん:伊倉愛美、以下まいちゃん)が自宅に帰ると、お母さんはお仕事で不在中。まいちゃんが「また仕事かあ。一人でつまんないなあ」と冷蔵庫のホワイトボードに描かれていたプリンの絵に目、鼻、口、手などを描き足して(落書きして)いると、その落書きが表に飛び出してきた。その落書きは自分を「由緒正しい落書き“エノーラ ケンノビッチⅢせい(世)”」と言うが、まいちゃんは「じゃあ、“エノケン”ね」と簡略化してしまう。エノケンは「まいちゃん、一緒に遊ぼうよ」とタンタタタウンにまいちゃんを誘う。まいちゃんのタンタタタウンに行く時のかけ声は「タンタタタウンへチックタック」で、やるキッチンに行く時は「やる気まんまんやるキッチン!」と音楽に乗せて踊りながら叫ぶ。
番組は、基本的に月曜日から金曜日までの5回の放送で同じ主題を扱う。また、2週連続で同じ内容が放送される。主に番組の流れは日常→エノケン登場→まいちゃんがタンタタタウンに向かい料理以外のことに挑戦。ほんきーハウスが腹が減るので、まいちゃんが“やるキッチン”に向かい料理を作る。なお、やるキッチンに向かうと自動的に衣装が変わる。やるキッチンにはカマドーラという見習いシェフがいて、毎回シェフを呼び、モニターに映るシェフとともにまいちゃんに料理の仕方を教える。シェフは、ラン・ハンジュク(笹本玲奈)、サンデー・パッフェー(安藤聖)、マダム・すととん(酒井ゆきえ)、フランソワーズ・あらドーモ(犬山イヌコ)、サラディーナ(池澤春菜)の5人が週替わりで出演、シェフごとに得意とする料理は異なる。また、料理怪人さしすせそ(大倉孝二)や料理怪人べんとうべん(IKKAN)といった料理怪人と対決したこともある。1年目の夏のロケはベトナム。チンちゃんという同世代の女の子に出会い生活をともにした[5]。2年目の夏のロケは京都の太秦。時代劇に挑戦した。
伊倉はまいちゃんとして同じ教育テレビの『みんなの広場だ!わんパーク』に2度ゲスト出演し、番組MCの平田実音(ミーオ)と共演した。
伊倉は後に2004年から同じ教育テレビの『天才てれびくん』でてれび戦士として2006年度まで3年間出演。本番組でのネタやパロディが何度か使用された。
登場人物 (第5シリーズ)
- 主人公[1]。小学1年生の少女。
- 本名は「エノーラ・ケンノビッチIII世」。元はまいちゃんが描いたプリンの落書き。まいちゃんを舞台であるタンタタタウンへ連れて行く。一人称は「おいら」。CGキャラクター。
- やるキッチンにいるかまどのような姿をしたアシスタントシェフ。一人称は「わい」で、関西弁を話す。料理が得意らしいが、「口は出しても手は出さん」が口癖で、料理を頼まれる度に体のいい言葉で逃げている。まいちゃんが料理で失敗すると「ラードマカ!」の呪文で時間を戻す。CGキャラクター。
- ほんきーハウス(声:平野俊隆)
- タンタタタウンにある意思を持った家。お腹が減ると「はらぺこコール」を鳴らし、まいちゃんに料理を注文する。CGキャラクター。
- ほんきーハウスの疫病神で、「ジャージャーコンビ」と呼ばれる悪役キャラ。幾度も子分をけしかけたりして悪事を行うが、毎回まいちゃんに返り討ちに遭う。CGキャラクター。
- ラン・ハンジュク(笹本玲奈)
- スペシャルシェフの一人。卵料理と中華料理に詳しい。
- マダム・すととん(酒井ゆきえ)
- スペシャルシェフの一人。三ツ星シェフで、「デリーシャス」が口癖。
- サンデー・パッフェー(安藤聖)
- スペシャルシェフの一人。デザートに詳しく、「ハッピー」が口癖。普段はタンタタビーチにあるデザートの専門店「サンデーパーラー」にいる。母はサタデー・パッフェー、祖母はフライデー・パッフェー。
- フランソワーズ・あらドーモ(犬山犬子)
- スペシャルシェフの一人。フランス帰りで、「あらドーモ」が口癖。2000年度のみ出演。
- サラディーナ(池澤春菜)
- スペシャルシェフの一人。料理の女神。2000年度のみ出演。
- みわ(瓜田あすみ)
- あきら(鳥井千寛)
- まいちゃんの同級生。
2002年 - 2003年度(どきドキキッチン)
2002年度から番組タイトルが『ひとりでできるもん! どきドキキッチン』と改め、初めて番組名にサブタイトルが付けられた。同時に、番組ロゴを一新。また、それまでのシリーズでは1年ごとにオープニング映像が一新していたが、このシリーズから2年間同じオープニング映像に統一された(次のシリーズも同様)。また、エンディング曲が新設された[注 8]。
再び男の子と女の子の兄妹コンビ主演になる。番組は放送開始当初のほぼ料理のみの内容のスタイルに戻し、各地の幼稚園を回って行われるクッキングクイズコーナー「クックのはてな?デリバリー」や主人公がロケに出て料理に関する様々なことに挑戦するコーナー(2003年度のみ)が放送された。家事を教えるコーナーは本編とは独立したミニコーナー「キラリンガールズのきれいんぐタイム」として継続し、2002年度のみ放送された。その年をもって家事のコーナーは廃止され、2003年度からはほぼ料理全般の番組となった。このシリーズより耳が不自由な人向けの字幕放送を開始[注 9]。
兄妹の春野ゆう太(鈴木湧太)、春野ゆうか(小代優華)は公園で遊んだ最中に謎の商人に出会う。その商人は小さなキッチンセットを売っていたが、近くにいた犬にセットにいたカバの人形をうっかり奪われてしまう。2人は犬を捕まえ、カバの人形を取り返してくれたお礼にキッチンセットを無料でもらった。2人は家に帰りキッチンセットで遊ぼうとしたが、そのセットの中に謎の呪文と挿絵が書かれた紙切れを見つける。その紙に書かれた呪文を読んだ途端に2人は小さくなりキッチンセットの中に入ってしまう。2人はキッチンセットの世界にいたクック店長とナナに「ここのレストランを手伝ってほしい」と頼まれ、料理に挑戦することになった。
レストランの客は多数存在し、その多くが専用ソングと共に登場する。1年目の夏ロケはイタリア・ピエモンテ州、2年目の夏ロケは北海道で行われた。
これまで毎月発売されてきた番組テキストはこのシリーズをもって廃止され、次シリーズでは大幅な改変が行われる。
登場人物(どきドキキッチン)
- 春野ゆう太(鈴木湧太)
- 主人公の兄、愛称は「ゆう太くん」[1]。
- 春野ゆうか(小代優華)
- 主人公の妹、愛称は「ゆうかちゃん」[1]。
- クック店長(声:平野俊隆)
- ナナ(声:東さおり)
- どきドキキッチンのレジ係のミツバチ。お客のうわさ話をするのが趣味で、お姫さまとは仲が悪い。妹に「ミミ」がいる。CGキャラクター。
- オープニングと本編ではキャラクターデザインが異なっている。
- ダ・ヨーン(声:柴本浩行)
- どきドキキッチンのアシスタントシェフ。びっくり箱の姿をしている。CGキャラクター。
- アヤ(赤)、アリー(黄)、アレサ(青)の3人組。「キラリンガールズのきれいんぐタイム」に登場する他、本作の主題歌も担当。CGキャラクター。
2004年 - 2005年度(どこでもクッキング)
2004年度から番組タイトルが『ひとりでできるもん! どこでもクッキング』に改題され、番組が大幅にリニューアルされた[1]。『からだであそぼ』の放送開始に伴い、放送時間を15分から10分に縮小[1]。
このシリーズではレギュラー子役が廃止され、隔週で出演する大人のレギュラー調理師の「アジー・クマ(森野熊八)」(クマさん)と「味々エダモト(枝元なほみ)」(エダモン)が、「みぃる」「ゴッチ」と共に「みぃる号」に乗って全国各地を回り、その町でオーディションによって選ばれた子供たちと料理をするという内容で[1]、オープニングにはCGも使われている。
オーディションは各地で4人子供が選ばれ、月曜日から木曜日にかけて日替わりで料理に挑戦する。子供は基本的に毎回1人だが、稀にきょうだい2人で参加するケースもある。金曜日は月-木の料理をダイジェストで振り返った後、アジー・クマやエダモンが単独で料理を作る。長期休養期間は、総集編として5日間全てこの形式で行われたこともある。
日本テレビ系列で放送されていた『モグモグGOMBO』と同じような形式で一般視聴者の子供に料理指導をする構成は、地域の名所・名物や郷土料理の紹介、実際に調理師と料理を作ることで調理体験から食育に繋がった。また、このシリーズのエンディングテーマ「SAYいっぱいを、ありがとう」(歌:Paix2)は金曜日のみ(総集編や特別編成の週は、毎日)使用された。
当シリーズは2年間放送されたが、47都道府県のうち岩手県、宮城県、茨城県、福井県、三重県、奈良県、大阪府、兵庫県、鳥取県、広島県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県の17府県でのロケは行われず、西日本でのロケは少なかった。
2006年3月をもって、『ひとりでできるもん!』シリーズは15年の歴史に幕を下ろした。
登場人物(どこでもクッキング)
- みぃる(声・操演:神崎ちろ)
- 子供達の料理の夢から誕生した、着ぐるみキャラクター。実際の年齢と性別は不明だが、精神年齢は10歳で一人称は「僕」。タメ口を駆使しながら子供達と触れ合う。
- ゴッチ(声:宗矢樹頼)
- みぃるの相棒でツッコミ役。ノリノリのDJ風の口調で話す。調理器具をかき集めたような姿をしているがこう見てもハイテク。子供達のプロフィールや料理データなどを紹介する。
- 隔週で出演。番組内での共演はなかった。
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スタッフ
- 1991年 -
- 作 - 星みつる[3][4]、佐藤牧子、岡崎由紀子
- 音楽 - 池毅[3][4](第3期のみ藤田大土)
- 料理指導 - 坂本廣子、平本ふく子
- アニメーション - 矢沢則夫[3]、狭山太郎[4]
- CG - 町田保[3][4]、田中光昭
- テレビゲーム - デジタルエフェクツ
- 制作協力 - NHKソフトウェア、81プロデュース
- 1998年 -
- 家事監修 - 阿部絢子、杉井明美、三井悠示
- 料理監修 - 舘野鏡子
- 脚本 - 星みつる[15]
- メインアニメーター - 川内裕司、籏禮直喜、末武更織
- 撮影監督 - 杉井秀幸(長野県立須坂園芸高等学校)
- CGディレクター - 赤坂朋弘、田中光昭
- 音楽 - 池毅
- 音楽制作 - 日本コロムビア
- 振付 - T-ASADA
- 2000年 -
- 家事監修 - 阿部絢子
- 料理監修 - 舘野鏡子
- 脚本 - 星みつる[5]、カメ田マスオ
- アートディレクション - 伊神彰宏[5]
- メインアニメーター - 旗禮直喜、末武更織
- CGディレクター - 小川栄規、田中光昭
- 音楽 - 池毅[5]
- 音楽制作 - 日本コロムビア
- 振付 - T-ASADA
- 2002年 -
- 家事監修 - 阿部絢子
- 料理監修 - 高城順子、藤井恵
- 脚本 - 星みつる、かめだますを、野口智子
- アートディレクション - 伊神彰宏
- 音楽 - 池毅
- 音楽制作 - 日本コロムビア
- 振付 - 鈴木智絵
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主題歌
OP = オープニング主題歌、ED = エンディング主題歌
「どきドキキッチン」のOPは、主題歌の歌詞を忠実に再現したものだった。
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放送リスト
第1シリーズ
第2シリーズ
第3シリーズ
第4シリーズ
第5シリーズ
どきドキキッチン
どこでもクッキング
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関連商品
- CD・VHS・DVDの発売元は日本コロムビア(2002年10月から番組終了まではコロムビアミュージックエンタテインメント)。
CD
シングル
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アルバム
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VHS
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DVD
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ゲーム
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シリーズ終了後
2006年4月からは後継番組として『味楽る!ミミカ』が放送開始。この番組は『ひとりでできるもん!』とほぼ同じスタッフによる子供向け食育番組だったものの、ほとんどが止め絵アニメで、大きく内容が異なった。番組は3年間放送され、1年目は子役がスタジオで料理する形式だったが、2・3年目は料理の作り方の紹介だけになり、視聴者によるクッキングのコーナーが追加された。
その後も『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』→『すすめ!キッチン戦隊クックルン』→『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』と、本番組の内容を一部踏襲した子供向け料理番組は現在も放送されている。
2009年5月6日には『ETV50 もう一度みたい教育テレビ こどもスペシャル』で、第1シリーズの第1回が字幕放送を実施のうえで再放送された。
『Eテレタイムマシン』では、2023年5月12日から6月9日まで第1シリーズの第1回 - 第4回・第6回 - 第9回が放送[注 14]された[注 15]。2024年4月3日から4月24日まで第1シリーズの2年目(弟の文が登場する回)を放送した。
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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