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マーセル・オズナ
ドミニカ共和国の野球選手 (1990 - ) ウィキペディアから
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マーセル・オズナ・アイデルフォンゾ(Marcell Ozuna Idelfonso,[注釈 1] 1990年11月12日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ特別区出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。愛称はザ・ビッグ・ベアー(The Big Bear)[4]。
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経歴
要約
視点
プロ入りとマーリンズ時代
2008年2月15日にフロリダ・マーリンズ(現:マイアミ・マーリンズ)と契約を結んだ[5]。契約後、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・マーリンズでプロデビュー[6]。
2009年からはアメリカ本土に渡り、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプレーした[6]。
2010年はA級グリーンズボロ・グラスホッパーズでプレーした[6]。
2013年はA+級ジュピター・ハンマーヘッズに4試合出場した後、AA級ジャクソンビル・サンズに昇格した。4月30日にジャンカルロ・スタントンの故障者リスト入りに伴ってメジャーに初昇格を果たした[7]。同日のニューヨーク・メッツ戦で、ジェレミー・ヘフナーからメジャー初安打を放った。最終的に70試合に出場して打率.265、3本塁打、32打点という打撃成績に加え、盗塁を5つ決めた[6]。マイナーリーグでは、2010年から2012年に3年連続で20本塁打以上を放った[6]。

(2014年6月6日)
2014年は、中堅手のレギュラーに定着して153試合に出場。出場試合数を超える164三振を喫したが、全て前年を上回る打率.269、23本塁打、85打点を記録した[6]。
2015年も、中堅のレギュラーとして開幕を迎えたが、本塁打がなかなか出ない試合が続いた。さらに、インターリーグ辺りから失速し始めると、2割8分台あった打率が2割3分台まで低下。7月にはマイナー降格されるなど、打撃不振に陥った。約1カ月以上も昇格されずに、AAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで33試合に出場し[6]、メジャー再昇格を果たすと最終的に打率は.259まで巻き返したが、本塁打は10本止まりだった[6]。

(2016年4月11日)
2016年は4月こそ低調だったものの、5月に月間打率.416と調子を上げ、前半戦で打率.307、17本塁打を記録した。また選手間投票によって自身初のオールスターゲームに選出された。最終的には148試合に出場し、打率.266、23本塁打、76打点だった[6]。
2017年は昨年まで左翼手だったクリスチャン・イエリッチとポジションをスイッチするかのように左翼へコンバートされると、開幕から好調で、4月16日には自身初となるプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞した。2年連続でオールスターゲームに選出された。後半戦も調子は落ちず、9月14日にもプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを獲得した。159試合に出場し、打率.312、37本塁打、124打点と全ての項目で自己最高を記録し、自身初となる「3割・30本塁打・100打点」を達成した。オフに自身初となるシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞した。
カージナルス時代
2017年12月14日にマグネウリス・シエラ、サンディ・アルカンタラ、ザック・ガレン、ダニエル・カスタノとのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍した[8]。
2018年6月2日のピッツバーグ・パイレーツ戦で通算100号本塁打に到達[9]。6月17日に週間MVPを獲得した。7月30日のコロラド・ロッキーズ戦では自身初のサヨナラ本塁打を放った[10]。最終成績は148試合に出場して打率.280、23本塁打、88打点、3盗塁を記録した。

(2019年5月2日)
2019年は6月下旬に指の骨折で故障者リスト入りして、1か月以上離脱した[11]。最終的に130試合の出場で打率.241、29本塁打、89打点、12盗塁を記録した。チームが地区優勝したことで初めてポストシーズンに出場し、NLDS第4戦では2本塁打を放った。オフにカージナルスから1年1780万ドルのクオリファイング・オファーを提示されたが、拒否してFAとなった[12]。
ブレーブス時代
2020年1月21日にアトランタ・ブレーブスと1800万ドルの1年契約を結んだ[13]。背番号は「20」。
同年はCOVID-19の影響で60試合の短縮シーズンとなる中で全試合に出場。ナ・リーグでは史上初の指名打者制が導入され、65%にあたる39試合に指名打者として出場。外野の守備に就いたのは左翼19試合、右翼2試合だけだったが、フレディ・フリーマンとともに強力打線を牽引し、本塁打王と打点王の二冠となる18本塁打、56打点を記録しただけでなく、打率.338、出塁率.431、長打率.636はいずれも自己ベストを更新した。打率は首位打者のフアン・ソトとは1分3厘差の3位で三冠王を逃した。指名打者として出場した39試合では、打率.362、14本塁打、40打点を記録。ネルソン・クルーズ(OPS.997)、フランミル・レイエス(同.800)、ミゲル・カブレラ(同.743)など、他の指名打者の数字を大きく上回る活躍だった。ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)ではロサンゼルス・ドジャースを3勝1敗と追い込みながら、その後3連敗してシリーズ敗退した[14]。 オフに自身2度目のシルバースラッガー賞を受賞し、ナ・リーグ史上初の指名打者部門での受賞者となった。また、MVP投票では自己最高の6位だった[15]。12月9日にオールMLBチームのファーストチーム指名打者に初選出された[16]。12月11日にはエドガー・マルティネス賞を受賞した[17]。こちらもナ・リーグ史上初の受賞者となった。オフにFAとなった。
2021年2月5日にブレーブスと4年総額6500万ドルで再契約した[18]。オプションとして2025年は球団側が選択権を有する。しかし、シーズン途中の5月に家庭内暴力で逮捕され、制限リスト入りした。
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選手としての特徴
打撃面では、長打力が持ち味。そのパワーは「モンスター・パワー」と評される[19]。パワーは広角に飛距離を出すレベルを誇り、満塁の場面にも強い[19]。
強肩が持ち味であり、「バズーカ・アーム」と評されるほどの実力を備える[19]。2017年オフにMLB.comのアナリストであるマイク・ペトリエロが、オズーナはMLB最高の左翼手だと述べた[20]。その理由として平均91mph(146 km/h)の強肩を挙げている。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別打撃成績所属リーグ内順位
- -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)
ポストシーズン打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字は当該ポジションでリーグ最高
- 各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞
タイトル
表彰
- シルバースラッガー賞:2回
- エドガー・マルティネス賞:1回(2020年)※ナ・リーグ史上初受賞
- ゴールドグラブ賞(外野手部門):1回(2017年)
- プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:3回(2017年4月10日 - 16日、9月8日 - 14日、2018年9月3日 - 9日)
- オールMLBチーム[21]
- ファーストチーム指名打者:1回(2020年)
記録
- MLBオールスターゲーム選出:3回(2016年、2017年、2024年)
背番号
- 48(2013年)
- 13(2014年 - 2017年)
- 23(2018年 - 2019年)
- 20(2020年 - )
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脚注
関連項目
外部リンク
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