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下妻市

茨城県の市 ウィキペディアから

下妻市map
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下妻市(しもつまし)は、茨城県西部の県西地域に位置する。東京都心から約60km圏にある田園都市である[1]

概要 しもつまし 下妻市, 国 ...
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2021年(令和3年)撮影の下妻市中心部周辺の空中写真。市街地北西の湖は砂沼。西側に見える河川は鬼怒川である。
同年5月4日撮影の12枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

常陸国真壁郡筑波郡千葉県より移管された旧下総国結城郡(旧豊田郡・旧岡田郡)で構成される。1954年(昭和29年)市制施行。

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地理

要約
視点

市東部に小貝川、西部に鬼怒川が流れ、中央部に砂沼がある[1]

気候

さらに見る 下妻(1991年 - 2020年)の気候, 月 ...

隣接している市町村

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市勢

2005年国勢調査速報値によれば人口は36,889人。2006年1月1日結城郡千代川村を編入合併し、2005年国勢調査の時点で両市村を合わせた人口は46,427人とされる。

人口

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下妻市と全国の年齢別人口分布(2005年) 下妻市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 下妻市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
下妻市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 35,512人
1975年(昭和50年) 37,361人
1980年(昭和55年) 39,337人
1985年(昭和60年) 41,506人
1990年(平成2年) 42,704人
1995年(平成7年) 45,466人
2000年(平成12年) 46,544人
2005年(平成17年) 46,435人
2010年(平成22年) 44,987人
2015年(平成27年) 43,293人
2020年(令和2年) 42,521人
総務省統計局 国勢調査より
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地名の由来

935年承平5年)の『和名抄』に「しもつま」として記されているのが、史料初見とされている。現在の市名「下妻」と書き記すようになったのは、おおむね鎌倉時代以降といわれている。

歴史

年表

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旧下妻市役所(2008年)

行政区域変遷

  • 変遷の年表
さらに見る 下妻市市域の変遷(年表), 年 ...
  • 変遷表
さらに見る 下妻市市域の変遷表(※細かい境界の変遷は省略), 1868年 以前 ...
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行政

  • 市長菊池博2018年4月14日就任、2期目)
  • 歴代市長
    初代:澤部元信[注釈 1](1954年 - 1955年)
    2代:横瀬花兄七(1955年 - 1959年)
    3代:澤部元信(1959年- 1963年)
    4代:中山繁(1963年- 1967年)
    5代:加藤俊介(1967年 - 1981年)
    6代:鳩貝充(1981年 - 1988年)
    7代:横島良市(1988年 - 1995年)
    8代:山中博(1995年 - 2002年)
    9代:小倉敏雄(2002年 - 2010年)
    10代:稲葉本治(2010年 - 2018年)
市庁舎
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千代川庁舎(旧千代川村役場)
  • 本庁舎・第二庁舎
  • 千代川庁舎

議会

市議会

  • 定数:18人
  • 議長:須藤豊次
  • 副議長:宇梶浩太

県議会

  • 選挙区:下妻市選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日
  • 投票日:2022年12月11日
  • 当日有権者数:34,157人
  • 投票率:46.00%
さらに見る 候補者名, 当落 ...

衆議院

さらに見る 当落, 候補者名 ...

産業

  • 平成27年の国勢調査では第2次産業と第3次産業の就業者割合が全体の9割以上となっている[1]
  • 茨城県の銘柄豚「ローズポーク」の産地の1つである[9]

交通

鉄道

バス

道路

東西と南北に2本の国道が交差して走り、鉄道が南北に通っている。路線バスにより、つくば市・土浦市方面と結ばれている。

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地域

郵便 

市内の集配業務は全て下妻郵便局が受け持っている。

  • 下妻郵便局(集配局)
  • 大形郵便局
  • 上妻郵便局
  • 下妻砂沼郵便局
  • 大宝郵便局
  • 高道祖(たかさい)郵便局
  • 千代川郵便局
  • 若柳簡易郵便局(2021年1月1日廃止[10])

学校

  • 小学校
    • 市立下妻小学校
    • 市立大宝小学校
    • 市立騰波ノ江小学校
    • 市立上妻小学校
    • 市立総上小学校
    • 市立豊加美小学校
    • 市立高道祖小学校
    • 市立宗道小学校
    • 市立大形小学校

電気

かつて下妻町には電燈会社があった。才賀藤吉が1912年(明治45年)2月に事業許可を受け[11]、8月に下妻電気を設立[12]。1913年(大正2年)11月事業開始、供給区域は真壁郡下妻村、関本町上妻村大宝村、結城郡豊加美村宗道村玉村総上村石下町。発電所は持たず下野電力より受電した[13]。1922年(大正11年)茨城電力に合併された[14]

コミュニティ

ウェブ上に、下妻市周辺地域のコミュニティ活性化を目的としたコミュニティサイトが開設されている。

ナンバープレート

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

マスコットキャラ

シモンちゃん

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下妻駅前に設置された看板に描かれたシモンちゃん

下妻市の公式サイトに描かれている、オオムラサキ萌え擬人化したキャラクター。株式会社ヘレナメディアリサーチ制作。

新聞のインタビューで「ページのお堅いイメージを払拭して作っただけであり、性別も決めていない」とされている[22]

総務部情報政策課の管理下におかれているため「市のマスコットキャラクター」というよりも「下妻市公式サイトでの案内キャラクター」である。これまで公式グッズ等の販売は2008年10月に催された「しもつま砂沼フェスティバル」においてグッズ(マグカップ、ミニタオル、キーホルダー)付きのチケットが販売され、2009年10月より下妻駅構内に設置された観光案内所にてストラップが、茨城国体に合わせ受注生産でシモンちゃんが胸にあしらわれたポロシャツが販売されたことがあった。現在は「道の駅しもつま」でキャラクター入りの手ぬぐいが販売されている。

2011年6月16日には、江戸時代街道「下妻街道」の基点となっていた場所で、下妻と縁のある東京都足立区千住北千住駅近くに、シモンちゃんにちなんで名づけられた下妻市特産品アンテナショップ「シモンちゃんの家」が開店し、看板にシモンちゃんが描かれた(現在は閉店)。

2015年には市内の原動機付自転車のナンバープレートの図柄に期間限定で採用された[23]ほか、2017年から市内を走るコミュニティバスのラッピングマスコットにもなっている。[24]

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著名な出身者

ゆかりの人物

知名度と市名の選定

  • 映画『下妻物語』(深田恭子土屋アンナ主演、2004年5月29日公開)の舞台となっている。更にこの年、茨城県立下妻第二高等学校野球部が第86回全国高等学校野球選手権大会に初出場を決め、当市出身の柔道選手の塚田真希2004年アテネオリンピックに出場して金メダルを獲得したことにより、下妻の名称が全国に知られるようになって、この名称への愛着が強くなったといった市民意識の変化などによって市名の再考を促す動きが大きくなったことで[25]、以下のように広域合併案が白紙になった。
    • 平成の大合併において最初、当市と八千代町千代川村石下町法定合併協議会を設置し、「既存市町村名を使わない」ことを確認した上で2005年3月の新設合併を目指して協議が進められ、2004年5月頃には新市名称として「きぬ」「常総」「常総きぬ」の三点の候補に絞り込み、同年9月下旬には当時設置されていた隣の水海道市伊奈町谷和原村の法定合併協議会[注釈 2]が新市名称に「常総市」を決めたためにこれを除外し、他の二択という状況になっていた。しかし上記にあるような事情により、市民から「下妻市の名を残して欲しい」という陳情を集めた署名が1万人以上集まって提出されたことを受け、同年10月18日の協議会の第12回会合において、既存市町村名も候補に加えるように動議が提出された[25][26]。しかしこれに他の3町村の委員らが反発、同年11月22日の第14回会合において当市が脱会する意思を表したことで協議会の解散が決定した[27]。その後翌2005年1月に改めて当市と千代川村との合併協議会が設置され[26]、新市名にも下妻の名を継承した上で翌2006年1月1日の合併で決着した。

脚注

関連項目

外部リンク

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