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山陽バス
兵庫県神戸市垂水区を中心に運行しているバス事業者。山陽電気鉄道の連結子会社。 ウィキペディアから
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山陽バス株式会社(さんようバスかぶしきがいしゃ)は、兵庫県神戸市垂水区を中心とした西神戸エリアで運行する事業者で、山陽電気鉄道の100%出資子会社である。本社は神戸市垂水区清水が丘二丁目10番22号。
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沿革
- 2004年6月1日 - 株式会社神戸山陽バスとして設立[2]。本社及び本社営業所は神戸市垂水区多聞町868番地の12(現・小束山営業所)に置かれた。
- 2005年1月27日 - 山陽電気鉄道から移管された高速バス3路線(神戸 - 阿波池田・井川線、学園都市 - 徳島線、垂水 - 三宮線の一部の便)と、一部移管された貸切バス事業で営業開始[3]。
- 2006年3月15日 - 貸切バス事業すべてを山陽電気鉄道から移管[4]。
- 2007年
- 2011年3月1日 - 山陽電気鉄道から残る一般バス路線などを継承、商号を山陽バス株式会社に変更。本社を神戸市垂水区清水が丘二丁目10番22号(旧・山陽電気鉄道自動車営業本部垂水営業所)に移転。
- 2016年5月1日 - バス事業を開始[注 1]してから80周年を迎える。
- 2017年4月15日 - ICOCAバス定期券を発売[5]。
- 2020年3月27日 - 公式キャラクター「垂水しみず」デビューを発表[6]。
- 2021年3月16日 - 交通系ICカードの全国相互利用に対応[7]。
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営業所所在地
- 垂水営業所[注 2]
- 神戸市垂水区清水が丘2丁目10番22号
- 小束山営業所
- 神戸市垂水区多聞町868番地の12
概要
山陽電気鉄道自動車営業本部(通称:山陽バス)から移管された高速バス路線の運行と、貸切バス(山陽電気鉄道から貸切用車両を使用した貸切バス事業を移管)の営業を行なう神戸山陽バスとして設立された。
2011年3月1日に山陽電気鉄道のバス事業を全て引き継ぎ、社名を山陽バスに改称した[8]。これにより、近畿地方の私鉄系のバス会社は全て分社化された。
シンボルマークは山陽バス発足当時は親会社である山陽電気鉄道の現シンボルマークが使用されていたが、2013年10月1日より2つの半円でSの字をかたどった山陽バス独自のシンボルマークが制定された。 これは緑が山、青が海、黄色が山陽バスの路線バスを表している。[9]
広島県でバス事業を行っている「さんようバス株式会社」とは無関係である(親会社は旅客船会社の山陽商船であるが、山陽電鉄グループとは無関係である)。岡山県にも過去に同名の山陽バスと称するバス会社(山陽運輸倉庫〈2016年、日の出運輸に事業譲渡〉の傘下。1999年路線バス事業廃止、2001年貸切バス事業廃止と会社解散)が存在していたが、こちらも無関係である。
一般路線バスは、神戸市垂水区のほぼ全域と須磨区、西区の一部、明石市を営業エリアとしている。営業エリアが広いため、旧来から利用者は多い。また、2006年10月1日から明石市交通部が二見地区で運行していた路線の移譲を受け、新たに二見線として運行を開始、さらに2009年2月21日からは明石市都心部にて循環型の路線バスを運行、2012年3月17日明石市交通部廃止に伴い直前まで運行していた路線を神姫バスと当社に移管され、当社では路線通称明石線として運行する。 神戸市バスと競合の末、陸上交通事業調整法に基づき戦時買収された神明自動車(神戸バス)が前身であり、神戸市に買収されず取り残された部分が山陽電気鉄道に吸収合併され、同社のバス事業として継承された。従って、今日まで神戸市バスとの棲み分けがなされている。なお、狭隘路線が多かったため、近年まで車掌が乗務していた。すべての路線がワンマン化されたのは1997年5月3日からである[10]。
バス車両
要約
視点
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一般路線車両は、多くがいすゞ製であり、夜間高速用の車両(西日本車体工業ボディ)を除き2006年ごろまですべての車両を純正車体で導入していたが、近年では三菱ふそう車や西工車体での日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)車、明石市のコミュニティバスや明石市交通部から移籍してきた車両では日野車なども導入している。他に坂道の多い地理的背景からエンジンの出力が高い車両が多いことも特筆されよう。また、使用路線ごとに社番[注 4](舞子線:1000番台、名谷線:2000番台、垂水線:3000番台、中型車両:4000番台)が定められているが、車両不足及び多客時対応などで他線区で使用されることも多々ある。なお2011年9月1日より実質一般路線共通とも捉えられる5000番台の社番と、車番末尾に「A」「B」「F」「H」「I」「M」「S」「T」「U」「V」のアルファベット記号[注 5]を持つ車両の導入が開始され、以降旧来の車番をもつ車両は導入されなくなった。
2012年5月より、当年3月16日に廃止になった明石市バスからの移籍車両[注 6]が導入され、車番は先述通り5000番台で自社導入車両と連番となっている。導入時は名谷線で運用され、後に舞子・明石両線で運用されていたが、2020年10月までに全車山陽バスでの営業運転を引退した。なお排ガス規制エリア内で事業を行っている関係上、近年では車両の延命を図るため排ガス浄化装置(DPF)を搭載した車両も存在し、当初は特定輸送用に転用された一般車でのみ改造が施工されていたが、最近では一般路線に供される車両や高速路線車にも行われるようになっていた。これらは2017年をもって全廃された。
これまでは排ガス規制の関係上12,3年で運用離脱し、新車と入れ替えられていたが、先述のように車両の延命を図るため排ガス浄化装置(DPF)を搭載されている仕様で15年以上営業運行を続けている車両もあった[注 7]が、2017年にKL- 以降の車両に統一された。
一般乗合路線の運行離脱後、他社への移籍車両については、長野県のアルピコ交通や北海道の北海道中央バスなどに多数の車両が移籍している[注 8]。また一部の車両は、近隣企業の特定輸送用に転用されている。
行き先表示は、1984年から2000年前半まで導入された車両は全車方向幕式で、前、側面、後部すべて同じ内容の表示であった。
1977年頃までの方向幕は、当時の11系統を例に□垂水東口⇔木工センターと表示されていた。
車両のバリアフリー化としては1997年、4000番台のワンステップバス導入を皮切りに、続いて2000年にノンステップバス導入が開始され、2016年10月末で全車完了した。それに伴い1999年を最後に従来のツーステップバスの導入を終了した[注 9]。 2000年後半以降導入の車両からLED表示に変わり、側面の行き先表示の下部に経由バス停が表記されるようになり、一部を除く1995年以降に導入された車両に更新工事と併せてLED表示機に換装された。
側面表示機上段は始発停留所の場合[注 10]、「 このバスは、○系統 ○○ 経由 ○○ 行です。」と文字が流れる。なお側面に表示されているバス停を出発後、車内放送が流されると、該当する停留所名の表示が消える仕組みになっている[注 11]。
後部の行き先表示は、ドア開時、「 乗降中」「(行き先)」が交互に表示され、ドアが閉まり発車する時は後部は、「 バスが出ます・ご協力ください」と3秒程度表示され、行き先の表示に変わる。
特に後部の行き先表示では横2列で文字が表示できない。そのため5系統の表示を例に挙げると、 5 掖済会・上高丸 垂水駅 または、 5 上高丸・掖済会 名谷駅 の様に省略されて表示されている。
2020年3月頃より、行先表示の更新が行われ、側面表示機では一部の系統で始発バス停名の表示が無くなり、経由バス停と終点のみの表示に変更されている。また、前面と後部の行先表記も一部の系統で変更されている。
高速路線車両ではその大半が、山陽電気鉄道から引き継いだ車両であり、いすゞ自動車製や三菱ふそう製が主であるが、神戸山陽バス時代には日野自動車製も導入されており、分社後も引き続き日野、いすゞ、三菱ふそう製の車両を導入している。社番は7000番台となっており、シティバス立川からの移籍車も存在する[注 12]。塗装は山陽電気鉄道から引き継いだグリーンの塗装になっており、基本的に貸切車、路線車問わずこの塗装である。またヴィッセル神戸のデザインになった車両があり、主にヴィッセル神戸のチームバスとして利用されている。また貸切車は8000番台の社番が付与され、一部の車両は専門学校の送迎用に特別の塗装になったものもある。
かつての路線車は濃緑と白のツートーンに塗られていたが、1984年より現在の黄色基調の塗装に変更された。これは、当時のいすゞのカタログに掲載されていた車両の塗装をそのまま流用したとされている。2016年には創業80周年を記念して、6000系電車と同じ塗装の特別仕様車が走っている。
車番について
- 各番台とも新車導入からおよそ10年で施工される車両の延命を図る中間更新工事や車体の再塗装などにより、車番末尾にアルファベット記号を持つ車両が存在している[注 13]。
- 2011年から現在まで、5000番台の車両の導入が続いているが、2023年末に車番が6000番代の車両が新たに導入され、1000~3000番台の車両は2010年を最後に導入されなくなっている。
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定期券
- 山陽バスでは4種類の定期券がある。
- ICOCA定期券も併せて発売されている。
- 山陽バスで発行されたICOCA定期券で、表示区間外の路線、他社のバス、鉄道を利用した場合は、ICカードと認識され料金が差し引かれる。他社のバスや鉄道で発行されたICOCA定期券を使用するにはチャージする必要がある。
- 2021年末で連絡定期券を除く磁気式定期券の発売が終了。
エリア1定期券
- エリア1定期券とは、垂水線・名谷線共通定期券の総称である。
- この定期券は、垂水線と名谷線の路線で使用可能であるが、神戸市バス担当の15・57・59系統では使用できない。また東垂水線(57系統)は垂水東口-千鳥が丘下の区間のみ、塩屋北町線(30系統)では垂水東口-美山台の区間のみ使用可能。
- 59系統と2015年開業の6系統は垂水駅-細道下の区間のみ使用可能。
- 舞子線では、名谷線と重複している垂水警察署前・舞子高校前-学園都市駅前の区間、および垂水線と重複している垂水駅-星陵高校前の区間内の山陽バスに限り使用可能である。
- この定期券で2023年3月末までは、48系統を利用した場合、星陵高校前⇔舞子高校前の区間は、舞子線のエリアになるため、エリア1の磁気式定期券は無効になるが、ICOCA定期券を使用していれば、運転士に乗車停留所を申告してICリーダーにタッチする必要があった。2023年4月からは48・59系統が、2025年4月から7系統が全線でエリア1定期券が利用可能になる。
15系統定期券
- 15系統定期券とは、山陽バス15系統・特15系統及びS15系統、神戸市バス15系統専用定期券である。路線の重複している他系統の山陽バス及び神戸市バスでは使用できない。
48・171系統定期券
- 48・171系統定期券とは、山陽バス48系統及び神戸市バス171系統専用の定期券である。
- 路線の重複している51系統は星陵高校前以北、53系統は舞子高校前以北、121系統は液済会病院前以北、56系統は小束山6丁目以北、161系統は舞多聞口以北のみの区間で使用可能である。但し、一部重複している5・11・14系統では使用できない。
53系統定期券
- 53系統定期券とは、舞子線・朝霧線共通定期券の総称である。
- 2012年3月31日までは、系統ごとに定期券が発行されていたが、2012年4月1日から53系統に統一されるようになった。
- 48・51・54・59・171系統では山陽バスエリア1定期券に干渉しない一部の区間のみ使用可能である。
- 朝霧駅を発着する神戸市バス単独路線の58系統でも使用できるが、55系統と同様に伊川谷高校前まで有効である。
- 明石線60・62系統では「朝霧駅」⇔「明舞北センター」の区間内、65・66系統は「明舞センター」⇔「明舞北センター」の区間のみ有効。
環境(エコ)定期券制度
- 環境(エコ)定期券制度とは、地球温暖化防止のためにマイカー利用を控え、公共交通機関の利用を呼びかける目的で導入された、土曜・日曜・祝日、盆休み、年末年始にバスを利用した時に適用される割引制度である。制度は通勤定期券にのみ適用され、通学定期券及び福祉乗車証等では適用されない。また高速路線や明石市コミュニティバスはこの制度は適用されない。
- 下車時、運転士に「エコ定期です。家族○人です。」と申告して定期券を提示すると家族分の料金は、大人100円、子供50円[注 20][注 21]となる。
- 舞子線など神戸市バスとの共用路線でも適用される。なお、地下鉄を含む神戸市交通局の「エコファミリー制度」(大人1人につき、小学生以下の子供2名は無料になる制度)と混同されやすいが山陽バスでは2016年4月より「特15系統」と2017年4月から神戸市バスとの共用路線である57系統、2021年4月よりS15系統、2023年5月から15系統(奥畑経由)も「エコファミリー制度」が適用されるようになった。
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バスカード・ICカード乗車券
山陽バスカード
- 2004年4月3日より、「山陽バスカード」が導入され、「1000円」「2000円」「4000円」「こども用1000円」「昼間専用1000円」「昼間専用2000円」の設定がある。このカードは、神戸市バスの路線のうち、垂水区内の路線(50 - 59・121・161・171系統)と名谷駅を発着している路線(15・70・73・74・76 - 79・83・84・120系統)でも使用できる。なお高速路線と明石市Tacoバス、神姫バスでは使用できない。
- 山陽バスでは神戸市バスカードも使用できるが、交通局発行の「昼間専用4000円」バスカードとバス・地下鉄共通の「NEW Uラインカード」は使用できない。過去に明石市交通部が発行していた「のり鯛カード」は朝霧駅を発着する路線(50・52・55系統)と明石線・二見線で2013年3月31日まで使用することができた。
- 2021年6月30日をもって発売を終了し、2022年3月31日に利用終了。
ICカード乗車券
- 山陽バスの親会社である山陽電気鉄道の路線に導入されていたPiTaPaが、2009年4月1日より一般バス路線にも導入された(明石市コミュニティバス「Tacoバス」は除く)。これに伴いPiTaPa利用者を対象に事前登録不要の「利用額割引」(月間利用額1000円超過の場合割引対象)、および事前登録を必要とする「登録型割引」(エリア1プラン・二見線プランの2種類)の2種類の割引制度が導入された。また同時に、二見線以外の路線では神戸市敬老パスをタッチすれば50円の運賃が自動的に徴収されるようになった[注 22]。
- 2021年3月15日まで全国相互利用サービスに参加しておらず、PiTaPaとICOCA以外のICカード乗車券は使用できなかったが、翌16日より全国相互利用サービスに対応し、PiTaPaとICOCA以外のICカード乗車券が使用できるようになった[11][7]。また、同年4月1日より神戸市バスと共通でICOCAによるバスポイントサービスも開始された[7]。
過去に発売された企画乗車券
- Sun! Sun! サンヨーパス
- おもに3連休などの大型連休に使用できる企画乗車券で、二見線と高速路線以外の全線の山陽バス運行便に使用でき、提携の店舗での割引等のサービスを受けることができる。
- 大人用のみ500円で、乗車券1枚につき大人1人と引率している小児(小学生以下)2人が利用できる。紙式乗車券なので定期券と同様、カードリーダーに通さずに運転士に提示する。
- なお2015年1月版を以て、販売と企画は終了した。
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現行路線
要約
視点
- 2010年までは山陽電気鉄道時代に開業した路線である。2011年以降は分社後に開業した路線である。

- 系統番号はおおむね1977年から1978年頃に付与された。
- 4・5系統の団地北-ゴルフ場にはバスが互いにすれ違えないような狭路があるため、ノンステップバスの一部・2000番台車の一部と3000番台車にライタグと呼ばれる信号発信機(右写真)が取り付けられてあり、その電波を受信し地上にある信号表示器が通行が可か否か表示する、いわゆる交互通行信号が設置されている。
- 山陽アドに記載の路線図[12]では48・59系統は垂水線と区別されているがこれは誤りである[要検証]。
- 14系統の終点及び48,51,53系統の舞子高校前停留所の付近には、名称の由来である舞子高校はなく、高校そのものは隣の「多聞東小学校前」の南側に位置する。
垂水線
垂水線は、主に垂水駅を起点に上高丸団地、清水が丘方面を結ぶ路線である。
1系統・6系統は4000番台、2・4・5・7・8系統は、2000/3000番台・5000番台の車両を中心に運行されている。
- 名谷線
- 公式サイトでは垂水線の一部としているが、便宜上名谷線とする。
- 名谷線は、主に垂水東口を起点とする、名谷駅、学園都市、つつじが丘方面を結ぶ路線である。
- 14・15・特15・S15系統は名谷駅を発着としている。
- 15・特15・S15・57系統は神戸市バスと共同運行である。
- 30系統は通称塩屋北町線としている。
- 2000/5000番台の車両を中心に運行されている。
- 11・12系統は、1969年頃にワンマン化され、1975年頃まで早朝、夜間の時間帯はツーマンで運転されていた。
- 1950年~60年代には垂水線の1系統の一部と10系統が一つの路線と運行されていた時期もあった。「神田町」⇔「五色山口」間に「郵便局前」と称するバス停[注 49]が設置されていた。[注 50]
- 1976年頃から(10系統は1996年頃?、24・30系統を除くその他の系統は開通時から)2000年頃まで、「前乗り、先払い」の料金先払い方式であった。
- 「垂水東口」バス停は1995年1月17日の阪神淡路大震災までは、現在の場所(レバンテ垂水)より、北側の狭い片側1車線の道路沿いにあった(開通時「垂水関電前」[注 51]というバス停名だった)。
- 1974年春頃に現バス停名に改称、北行きの10系統「神田町」乗り場は当時「(通称)地蔵前」と呼ばれていた。
- 経路は途中の「クラブ前」から10系統のルートに入り、「高丸」、「八幡裏」、「八幡前(このバス停は、震災後のルート変更で廃止)」を経由して運行されていた(「クラブ前」から「旧・垂水東口」は片道運行、「旧・垂水東口」から「水道橋」「野田通」を経由して元の道を北へ通っていた)。
- 「八幡前」から狭い直線道路を南下して、狭いT字路を左折して「旧・垂水東口」に到着。1980年頃から車両が長くなり、左折するのに非常に困難な状況が続いていた。
- 震災後から、現在の「野田通」「水道橋」を経由して、当時の23系統の起点「垂水鈴木橋」を仮の発着地として運行を再開した。1995年春に垂水区役所北側に乗り場が移設され(現在は降車専用)、2000年に現在の場所に変更された。
- 「神和台口」バス停は1978年頃、「向陽2丁目」バス停は1985年頃、「あみだ堂」バス停は1990年頃に設置された。
- 「クラブ前」バス停の名称由来は、当時現存していた公民館のような建物が付近にあったところから来ている。
- 乗降方式が「前乗り」だった頃、 須磨区内は神戸市バスのエリアであるため[注 52]、12-15系統は1982年頃から、「国立病院下(現・神戸医療センター下)」、「名谷駅」で乗降する場合は、神戸市バスの料金が適用されるため、乗車時、運転士に下車停留所を申告して料金を支払っていた。当時、神戸市バスでは数年ごとに値上げが実施されていたため、料金に10円-20円の差があった。
- 沿線には、神戸淡路鳴門自動車道、垂水インターチェンジ、第二神明道路、名谷インターチェンジがあり、土曜、日曜、祝日、ゴールデンウイーク、盆休み期間、年末年始は行楽地や商業施設に向かう乗用車やトラックなどで周辺道路が大渋滞になることがあり、バス運行に大幅な遅延が生じている。
15系統について
- 15系統は、当初は山陽バス単独路線であったが、1981年12月に神戸市バスと共同運行となり、数か月間、山陽は 13 名谷駅、神戸市バスは、 15 名谷駅 (北須磨高校回り) 、と表示され、2つの系統で運行されていた。
- 1982年春頃に系統番号が統一され、2000年頃までは、山陽バスが「前乗り、後ろ降り」、神戸市バスは「後ろ乗り、前降り」と乗降方式が異なっていた(当時担当していた、垂水営業所所属車は乗り間違いを防ぐため、2000年頃まで車両前部に後乗りの表示板を付けていた。)。
- 現在の行先表示は、山陽は「 15 桃山台 奥畑 名谷駅 、 15 奥畑 桃山台 青山台 (奥畑、桃山台は横2列で表示)」(方向幕の頃は 経由 の文字が縦書きで書かれていた。LED表示になってから「経由」の文字が省略されている)、神戸市バスは、「15 名谷駅 15 青山台 」 行先の下に、「 (北須磨高校回り)」[注 53]、「 (菅の台7丁目回り)」と小さく経由地が表示される。
- 2016年に、旧道「中山」、「北須磨高校前」を経由する特15系統が開業し3ルートとなる。
- 2020年10月は神戸市バスが一部の時間帯に「菅の台7丁目」を経由するルートで運行。
- 2021年4月のダイヤ改正で特15系統の一部をS15系統に変更して新道と神和台を経由するルートで運行となり、15系統は5ルートで運行され複雑化している。
- 車内放送で、神戸市バスは「このバスは、15系統、北須磨高校回り、青山台(名谷駅前)行きです。」と経由地を付けて放送されているが、山陽は2019年5月19日まで「このバスは、15系統、青山台(名谷駅)行きです。」と経由地を付けずに放送されていたが、2019年5月20日の車内放送更新で「このバスは、15系統 奥畑経由、青山台(名谷駅)行きです。」に変更された。
- なお、青山台で運用を終えた神戸市バスの車両は、山陽バスの奥畑を経由するルートを回送ルートとして、車庫(落合営業所)へ帰車している[注 54]。
舞子線
舞子線は、主に舞子駅・学園都市駅・朝霧駅を結ぶ路線である。
ほとんどの路線が神戸市バスと共同運行している。
主に1000番台と5000番台の車両を中心に運行されている。なお48系統は垂水・名谷線用の車両[注 55]、59系統の車両は日によって異なり、1日中1000・5000番台の大型車が運用される場合もあれば、4000番台の中型車のみで運行される場合もある。
なお55系統は2012年3月16日まで山陽バス、神戸市交通局、明石市交通部の全国的に珍しい3社共同運行であった(右写真)。
171系統は神戸市バス、48・191系統は山陽バスのみの運行となっている。
舞子線の神戸市バスは、1981年頃まで「前乗り、後ろ降り」の料金先払い方式であった。舞子線の山陽バスが、1986年頃に「後ろ乗り、前降り」の料金後払い方式に変わるまで、乗降方式が異なっていた。
- 48系統・171系統は神戸市バスとの共同運行であるが、神戸市バスが担当する171系統は舞子高校前を経由せず掖済会病院経由で運行されている。経由地の違いから距離も異なり、48系統の7.9kmに対して、171系統は8.2kmとなっている。
- 51・53・54系統の、一部のバス停は1975年~1980年頃にかけて、開発による地名の改称や、沿線にあった学校の移転などで、現在の名称に変更されている。
明石線
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明石線は、2012年3月16日まで、明石市バスで運行されていた朝霧駅から松が丘・明石駅方面を結んでいた路線である。
明石線と称しているが、現在は松が丘方面を循環する路線として運行されている。
- 明石市交通部時代の、朝霧線(現:60系統)と団地内線(現:63・64系統)と大蔵線(現:61系統)を引き継いだ。
なお62系統は、山陽バスへ移行の際に新設された路線である。
- 2021年3月7日まではほとんどの路線でNicoPaカードが使用できたが[注 59]、朝霧駅から明舞北センターで行路が重複する50・52・55系統では使用できなかった。尚、既に利用終了しているため現在は使用できない。
- 2012年に明石市交通部からの移譲により、約42年振りに山陽バスが明石駅へ乗り入れた。
- 明石市交通部から受け継いだ一部のノンステップバスは塗装そのままに当線区で運用されていた。[注 60]
- 運行開始当時の僅かな期間は、経由地表記が明石市交通部の表示に合わせ「明舞団地」と表記されていたが、その直後に正規の経由地である「松が丘小」に変更された。
- 便数は各路線とも1時間に1便のみで運行されているが、路線の重複している神姫バスの便が多く運行されている。
- なお各路線共、神姫バスと同じ停留所標柱を使用する。
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過去・休止中の路線
要約
視点
一般路線
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- 24・62・67・環系統は、分社後に開業して運行されていた路線である。
- 9・24・60・61・62・67は利用客の低迷などの理由による休止。
- 60・61・70・71・72系統は、元は明石市バスの路線であり、開通時期の表記は山陽バスに移管された年である。
垂水線
明石線
二見線
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二見線は、2006年9月まで明石市バスで運行されていた二見人工島方面を結ぶ路線である。
運賃はJR土山駅南口及び西二見岡の上〜人工島内各停留所間は280円で、その他の停留所間は230円。
午前と午後で人工島内のルートが変わる(午前は東側先行、午後は西側先行)。
車両は、整理券方式、いわゆる多区間対応設備を備える4000番台の垂水・二見線兼用車両と明石線から転用された5000番台の車両が使用されている。
全車ワンステップバス。
先述のSun!Sun!サンヨーパスは使用できない。
その他
また、1970年代以前に休廃止された路線は次の通り。
明石市コミュニティバス(Tacoバス)
→「Tacoバス」を参照
- 第7ルート・西江井ヶ島ルート(2020年3月末に撤退)
- JR魚住駅南口→山陽魚住駅→西江井ヶ島病院→江井ヶ島綜合市場→江井島中学校→長坂寺南→JR魚住駅南口
- 第10ルート・青葉台ルート(2019年3月末に撤退[39])
- JR魚住駅北口→長池→青葉台→守池住宅→魚住小学校→魚住市民センター→JR魚住駅北口
- 第11ルート・清水ルート(2019年3月末に撤退[39])
- JR魚住駅北口→魚住市民センター→明石ヶ丘南→魚住中学校→清水西口→浜西→魚住市民センター→JR魚住駅北口
- 第15ルート・二見ルート(2019年3月末に撤退[39])
- JR魚住駅南口→山陽魚住駅→ふれあいプラザあかし西→二見市民センター→山陽西二見駅→二見市民センター→ふれあいプラザあかし西→山陽魚住駅→JR魚住駅南口
その他
三井アウトレットモール マリンピア神戸 無料シャトルバス
- 垂水駅西口 - 三井アウトレットパーク マリンピア神戸
- 三井アウトレットパーク マリンピア神戸がチャーターする形で運行。
- 土曜・日曜・祝日、及びイベント開催時に運行。4000番台のMT車限定運用だが稀に大型車が使用されることもある。
- 以前は平日:毎時2本、土休日:毎時4本設定されていたが、2021年1月4日以降平日・土休日共に毎時2本のダイヤに減便された。
須磨桜めぐりバス
- 須磨浦公園-須磨寺公園-須磨離宮公園-妙法寺公園-須磨離宮公園-須磨寺公園-須磨浦公園 の順に運行された。
- 2012年4月と2013年4月の一部土日のみ運行で、運賃は無料だった。
- 2016年春と2017年春(4/1~4/9)の桜シーズンは、須磨浦公園-須磨寺公園-須磨離宮公園-須磨浦公園 の循環便と、須磨浦公園-須磨寺公園-須磨浦公園 のシャトル便が運行された。
高速バス路線
休止路線
- すだち90
- 垂水区内 - 三宮線
- 垂水区内より三宮へ直接アクセスする路線である。大門橋を起点とし、桃山台南口まで垂水区内を走行した後に第二神明道路・阪神高速3号神戸線経由で神戸三宮もしくは三宮東を終点としている。
- 2018年10月5日以前は舞子高校線と多聞団地線に分かれていた。
- 運転士の不足などで運営が厳しくなり2025年1月に減便ダイヤを実施。2025年3月末を以って休止[40]。
- 舞子高校線
- 2004年7月26日開業[41]。
- (清水が丘・清水が丘1丁目・舞子墓園前・)大門橋・かきつばた多聞寺・多聞台中央公園・本多聞2丁目南・本多聞中学校前・新多聞・舞子高校前・
(平日昼間時間帯の一部便のみ学園南小束台・舞多聞口・)学が丘・木工センター・東多聞・中山西口・中山(学が丘・舞子高校前行きのみ)・つつじが丘・つつじが丘2丁目・つつじが丘3丁目・桃山台3丁目・桃山台・桃山台南口 - (第二神明道路・阪神高速3号神戸線、左記道路渋滞時は山麓バイパス経由) - 神戸三宮もしくは三宮東(2020年11月24日まで神戸空港⇒海上アクセスターミナルまで運行されていた。) - 神戸空港行きは清水が丘始発の早朝1本のみであった。
- 2013年のダイヤ改正において、朝ラッシュに三宮東行きの便が設定された[注 62]。
- 2016年5月16日のダイヤ改正において、平日のみ学園南小束台・舞多聞口発着便が新設されるとともに、学園南小束台付近にパーク&ライド駐車場が開設された(2023年1月現在、学園南小束台・舞多聞口発着は廃止)。
- 神戸空港発着便(1日各1本ずつ)はいずれも、神戸空港⇒海上アクセスターミナル の順に停車。
神戸空港・三宮発は学が丘・舞子高校前・本多聞2丁目南・大門橋・舞多聞口・学園南小束台)行き。- 垂水区内のみ、及び三宮 - 神戸空港間の乗車は不可。
- 開業当初は、学が丘-三宮で、一般車両[注 63]で運行されていた。
- 多聞団地線
共同運行撤退路線
- 学園都市 - 洲本線
- 三宮 - 徳島線
- 路線愛称は すだち120
- 神姫バス三ノ宮バスターミナル(徳島行きのみ)・阪神神戸三宮・高速舞子 - 鳴門公園口(徳島行のみ停車)・高速鳴門・松茂(徳島とくとくターミナル)・徳島駅前
- 共同運行:神姫バス(愛称:ハーバーライナー)・阪神バス(愛称:サラダエクスプレス)・徳島バス(愛称:エディ)
- 2022年3月末で山陽バスの運行を休止。徳島バス、阪神バス、神姫バスの3社体制となる。
過去に運行されていた高速バス路線
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脚注
参考文献
外部リンク
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