トップQs
タイムライン
チャット
視点
七夕賞
日本の中央競馬の重賞競走(GIII) ウィキペディアから
Remove ads
七夕賞(たなばたしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が福島競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。
競走名の「七夕」は五節句のひとつで、7月7日の行事[3]。織姫星に女性が技芸の上達を祈れば叶えられるとされ、奈良時代から貴族社会では星祭りをしていたといわれる[3]。近世では民間にも普及し、現代でも各地で祭事が行われている[3]。
概要
1965年に4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走として創設。第1回は福島競馬場の芝1800mで施行された[4]。
1969年・1971年ならびに1975年から1979年は10月に開催されたが、施行時期が名称に合わないことから、1976年から1979年は競走名を「東北記念(とうほくきねん)」に改称して施行[4]。その後、1980年からは施行時期が夏季開催に戻されたことから「七夕賞」の名称が復活し、あわせて施行距離も芝2000mに変更した[4]。
1984年からグレード制施行により、GIII[注 1] に格付け。1995年からは混合競走に指定され外国産馬が出走可能になったほか、2002年からは特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬も出走可能になった[4]。また2006年から国際競走になり、外国馬も出走可能になった[4]。
2006年からは夏季競馬を盛り上げるために設けられたサマー2000シリーズの第1戦(2025年からは第2戦)に指定されており、夏の中距離チャンピオンを目指す馬が集結する[4]。
負担重量は1972年と1973年が別定で行われたほかは、ハンデキャップで定着している[4]。
競走条件
出走資格:サラ系3歳以上
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(2頭まで)
- 外国調教馬(優先出走)
負担重量:ハンデキャップ
賞金
2024年の1着賞金は4300万円で、以下2着1700万円、3着1100万円、4着650万円、5着430万円[2][1]。
Remove ads
歴史
要約
視点

- 1965年 - 4歳以上の馬による重賞競走として創設、福島競馬場の芝1800mで施行[4]。
- 1972年
- 負担重量を別定重量に変更。
- 前年末に発生した流行性馬インフルエンザの影響で、8月に順延。
- 1974年 - 負担重量をハンデキャップに戻す。
- 1975年 - 開催時期を7月から10月に変更[4]。
- 1976年 - 名称を「東北記念」に変更[4]。
- 1980年
- 開催時期を7月に戻す。
- 名称を「七夕賞」に戻す[4]。
- 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[4]。
- 1995年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[4]。
- 2001年
- 2002年 - 特別指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[4]。
- 2004年 - 「日本中央競馬会創立50周年記念」の副称を付けて施行[4]。
- 2006年
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[4]。
- 2011年 - 東日本大震災および福島第一原発事故の影響による福島競馬の開催中止に伴い中山競馬場で施行、出走可能頭数(フルゲート)も17頭に変更。
- 2014年 - 「JRA60周年記念」の副称を付けて施行[4]。
- 2018年 - 「福島競馬場開設100周年記念」の副称を付けて施行[6]。
- 2020年 - COVID-19の流行により「無観客競馬」として実施。
- 2021年 - 福島県沖地震の影響による福島競馬場の来場者エリアの復旧に時間を要するため、「無観客競馬」として実施[7]。
歴代優勝馬
コース種別を記載していない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
競走名は第12回から第15回が「東北記念」、ほかは「七夕賞」[4]。
Remove ads
その他
福島競馬場馬場内広場ターフビジョン裏の「ローズガーデン」(2013年春造成)は七夕賞にちなんで「天の川」を模してデザインされた[8]。
レース名にちなみ枠連の7-7が買われる傾向があるが、実際にこのような結果になったのはグレード制導入後、第22回の1度のみ[9]。
脚注・出典
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads