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遊☆戯☆王 (アニメ第1作)
1998年に放送された日本のテレビアニメ ウィキペディアから
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『遊☆戯☆王』(ゆうぎおう)は、高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』の最初のアニメ化作品。1998年4月4日から10月10日まで、全27話がテレビ朝日系列で放送された。制作は東映動画→東映アニメーション(放送終盤の時期に商号変更)。
1999年に劇場公開された映画作品についても本項で述べる。
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概要
『遊☆戯☆王』のテレビアニメ第1作。原作の「学園編」から「TRPG編」までを題材とし、原作の初期に見られた様々な手段による「闇のゲーム」がメインの要素として展開された。登場するゲームは『デュエルモンスターズ(原作のマジック&ウィザーズに該当する。)』が断続的に登場した他、『ハイパーヨーヨー』や『デジモン』など当時流行していた作品や商品のパロディが登場する回も存在した。進展調整のためのオリジナル展開などが多く行われており、中には原作とはまったく異なるストーリーに改変された回もある。
本作の次回予告は次週放送分の予告だけでなく、2、3週後の放送分(つまり次週以降の)予定を紹介するといったアニメとしては珍しい形式で行われていた。
また、本作はのちにテレビ東京系列他で放送された『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』及び後続の作品とはストーリーや設定上の繋がりはなく、「決闘者の王国編」[1]以降を題材としており、キャストや一部の登場人物のキャラクターデザインなどの一部設定も異なっている。
本作から、劇中のカードバトルゲーム「マジック&ウィザーズ」の名称がアニメ版独自名称の「デュエルモンスターズ」に改変されているが、カード裏面のデザインは原作や商品版とは異なる[2]。その他、カードバトルの細部におけるルールやダメージ計算など作りが大雑把な部分も見られるが、それがかえって本作独自の持ち味となっている。
映像ソフトは放送当時にVHSで発売されたのみで、2025年現在すでに廃盤となっており、DVD / Blu-rayなどで再発売される予定はなく、さらにネット配信も含めた再放送も全く行われておらず、現在では視聴が困難な作品となっている[3]。
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登場人物・声の出演
→登場人物については「遊☆戯☆王の登場人物」を、アニメオリジナルについては「遊☆戯☆王の登場人物 (アニメオリジナル)」を参照
主題歌
- オープニングテーマ「渇いた叫び」
- 作詞・作曲 - 小松未歩 / 編曲 - 小澤正澄 / 歌 - FIELD OF VIEW (日本コロムビア)
- 3話まではCDとは異なるバージョンが使用されている。
- エンディングテーマ「明日もし君が壊れても」
- 作詞 - 坂井泉水 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - WANDS / 歌 - WANDS (B-Gram RECORDS)
スタッフ
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)、渡辺哲也(電通)、西沢信孝(東映動画)
- 原作:高橋和希(集英社「ジャンプコミックス」刊)
- 脚本:井上敏樹、小林靖子、金巻兼一、千葉克彦
- 製作担当:本間修
- 音楽:BMF (Being MUSIC FACTORY INC.)
- キャラクターデザイン:荒木伸吾、姫野美智
- 美術デザイン:中村光毅、坂木功治
- 色彩設計:塚田劭
- シリーズディレクター:角銅博之
- 動画:かぐら、ワイズガイ、メルヘン社
- デジタル色彩:かぐら、ピーコック
- デジタル合成:東映化学デジタルタック
- 編集:麻生芳弘
- オンライン編集:TOVIC
- 連載:週刊少年ジャンプ、Vジャンプ、てれびくん
- 制作協力:電通
- 製作:テレビ朝日、東映
各話リスト
要約
視点
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ネット局
出典は個別に提示されているものを除き、1998年9月中旬 - 10月上旬時点のものとする[5]。
熊本県など、遊☆戯☆王のアニメシリーズはこれ以外放送されていない地域もいくつか存在する。
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劇場版「遊☆戯☆王」
要約
視点
1999年3月6日公開。東映が製作した劇場版『遊☆戯☆王』の第1作でテレビ朝日開局40周年記念作品。
テレビシリーズ放送終了の翌年に公開され、時系列も最終話以降であり、スタッフ・キャストともテレビ版と同じとなっている。一方で、テレビシリーズがデジタル彩色を採用した制作方式を行ったのに対し[8]、本作はシリーズ唯一となるセル画方式での制作となっている。
30分の短編で絵柄は原作の設定に近づき、後の『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』に近いシャープなものとなっているのが特徴[9]となっている。
遊戯と海馬のデュエルを見守る遊戯の仲間は城之内とゲストキャラの翔吾のみで杏子と本田とミホは序盤とエピローグのみの登場。また、杏子はデュエルモンスターズセンターでのバイト姿も描かれている。
その他、劇中では決闘者の王国編以降に登場するデュエリストのデータ描写やダイナソー竜崎が海馬の対戦相手として登場するなど、『デュエルモンスターズ』に先駆けて決闘者の王国編初出の要素が小ネタとして描かれた。
劇場版『デジモンアドベンチャー』『ドクタースランプ アラレのびっくりバーン』と同時上映された。
あらすじ
遊戯の知り合いの少年・青山翔吾は、「青眼の白龍」と対を成す、ドラゴン族のレアカード「真紅眼の黒竜」を入手するが、デュエルに負けることを恐れ、デュエルを拒むようになっていた。
一方、海馬はレアカードを手に入れるべく、デュエルモンスターズセンターをオープンし、様々なデュエリストのデータを集めていき、レアカードを賭けた、デュエルモンスターズ大会を開催。 自分と唯一引き分けたライバルの遊戯やレッドアイズを持つ翔吾にも招待状を送るが参加を拒む翔吾は海馬の部下たちにレッドアイズを奪われてしまう。
遊戯はレッドアイズ奪還と翔吾に戦う勇気を取り戻させるべく、大会に出場し、海馬とのデュエルに挑む。 海馬は「邪悪なる鎖」を使い、ブルーアイズ3体を連結・強化し、闇遊戯を追い詰めていくが、闇遊戯のデッキには城之内の手で取り戻されていたレッドアイズが組み込まれていた。 そのことを知った翔吾は闇遊戯と城之内に後押しされ、レッドアイズに戦うように叫ぶ。 それに応えた闇遊戯はレッドアイズを「メテオ・ブラック・ドラゴン」に進化させ、ブルーアイズに勝利。 大会は遊戯の優勝で幕を閉じ、デュエリストの勇気を取り戻した翔吾はレッドアイズと共にデュエルを楽しむのだった。
劇場版スタッフ
主題歌
オープニングテーマは、テレビ版で3話まで使用されたバージョンが使用されている。
- オープニングテーマ『渇いた叫び』(歌:FIELD OF VIEW)
- エンディングテーマ『明日もし君が壊れても』(歌:WANDS)
コミック
『劇場&TVアニメ「遊☆戯☆王」スーパー・コンプリートブック』が集英社より発売されている。
内容は本作劇場版のフィルムコミックにTVシリーズの各回のストーリー紹介とその回の闇のゲームが紹介されている。その他高橋和希によるモンスター制作過程の様子や、本作のメインキャラクター役声優へのインタビュー、アニメ登場カードの紹介などがされている。なお、劇場版では海馬の髪は茶髪であったので映画のフィルムコミックの部分では茶髪海馬しか登場しないが、ストーリー紹介でわずかながらTV版での緑髪の海馬を確認できる。
- 1999年5月発売 ISBN 4-08-782765-8[10]
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関連項目
- テレビ朝日系アニメ
- 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
- 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS - 本作劇場版以来、東映が配給元となった映画。製作体制などはすべて『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』以降の作品に準拠。設定は原作のものとなる。2016年4月23日公開。
脚注・出典
外部リンク
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