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緒方恵美

日本の女性声優、歌手 (1965-) ウィキペディアから

緒方恵美
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緒方 恵美(おがた めぐみ、1965年昭和40年〉6月6日[2][3] - )は、日本声優女優歌手作詞などのクレジットには主に「em:óu」(エムオゥ)という名義を使用している[3]東京都千代田区出身[3]Breathe Arts代表[5]

概要 おがた めぐみ緒方 恵美, プロフィール ...
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経歴

要約
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所属事務所は青二プロダクション[10]→日音アーティスト→スペースクラフトプロデュースホーリーピークフリーJTBエンタテインメント→フリー(ネヴァーランド・アーツと業務提携)→Breathe Arts〈2019年2月より〉

両親・祖母・2人の弟の6人家族として育ち、生家は秋葉原(千代田区外神田中央通り沿い)にあった[11](詳しくは後述)。音楽が得意な両親の影響を受けて3歳の頃からピアノを始め、バレエ日舞も習っていた[12][13][14]。その時はそれほど女の子らしいということはなく、弟2人と体を動かして、遊ぶほうが好きであった[15]。ある時、遊んで手を骨折してしまい、骨がくっつきかけたころで再び同じ場所を折ってしまい、入院することになった[15]。ベッドから動けないため、それまで興味がなかった本を読むようになった[15]。今度は活字オタクになり、小学校高学年の頃には週に10冊くらい読んでいたため、読書量はかなり多いほうだと語る[15]

千代田区立芳林小学校(現・昌平小学校)を経て、桐朋女子中学校に進学、同高等学校卒業[11]。小学校時代の学芸会などでは後ろの踊り要員だったが、小学6年生の時の学芸会で、おばあさんの巫女役を他の女の子が嫌がっていたため、仕方なく緒方が「私がやります」と手を挙げていた[12][15]。その役だけ予言のシーンで長台詞があり、「ただ一生懸命読むだけでは面白くないな」、「どうせやるなら」とそれまでの読書経験を生かして、セリフに抑揚をつけたりして、自分で色々考えて演じていた[12][15]。その頃、男の子の友人は多かったが、クラスの女王様的女の子グループと折り合いが悪く、一部の女の子とあまり仲良くなかった[12][15]。しかし学芸会の後、その女の子たちの母たちが緒方のことを「お芝居がうまい」、「すごいね」とほめてくれて、その女の子たちに突然「友達になろうよ」と握手を求めて仲良くなれた[12][15]。このことは、演技の原点になっているのかもしれないという[15]。中学時代は当初は「演劇部に入ろうかな」とも思っていたが、校庭を見ていたところハンドボール部のシュートがかっこよかった[12]。それで入りかけた時に、隣でしていいいたバスケ部の先輩からいきなりスカウトされた[12]。その時に「求められるのなら入ろうかな」と、半年少しぐらいはハンドボール部とバスケットボール部を2つ掛け持ちしていたが、途中からハンドボールに専念していた[12]。中学時代に腰のケガが原因で、高校時代からは「何か別のことをやろう」と思ったという[9]。学生時代に洋楽を愛するようになり、耳コピーから作詞作曲、弾き語りアルバイトなどアマチュア音楽活動を続ける。その傍ら、密かに役者業に憧れを抱いていたことから、高校時代から本格的に役者の道を志す(詳しくは後述)。

その後東海大学海洋学部海洋資源学科[16]に進学するも1年で中退し[17]、東京声専音楽学校(後の昭和音楽芸術学院[注 1])のミュージカル科[16]に入り直す。同校卒業後、劇団「ネヴァーランド・ミュージカル・コミュニティ」に所属し[2][11]、ミュージカル女優として劇団公演の傍ら、商業ミュージカルなどに出演[18]。中学時代に痛めていた腰の再発で、「ついに踊るのはもう無理だ」という事態になり、それが歳を経るごとに悪化して来てしまったという[9][18][15]。劇団解散後、当時のプロデューサーに「君は少年役で舞台に立ったときに、とても華がある。声優をしてみるのはどうか」と声をかけられ、それを機に声の世界へ[18][15]

24歳で声優養成所の青二塾に第12期生として入塾すると才能を評価されて、その後青二プロダクションへの所属が決まる[2][11]笠原留美新山志保石川英郎阪口大助山田真一は、青二の同期である[19]。この間に最初の結婚・離婚を経験[11]

その後、『幽☆遊☆白書』のオーディションで「宝塚の男役のような華やかな声質で、男子高校生の演技ができるなら、男性でも女性でも構いません」という話が来て、緒方も事務所も「どうせダメだろう」と思い受けていたところ、合格して[15]、1992年、『幽☆遊☆白書』の蔵馬役で声優デビューし[8]、1995年には『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公・碇シンジ役に抜擢[2]。同時期に起きた第3次声優ブームを追い風にラジオ番組や声優雑誌などへのメディア露出が相次ぎ、一躍人気声優の仲間入りを果たす[11][20]。1994年には、第17回アニメグランプリ「声優部門賞」を受賞[21][22]。この回は男性キャラ部門・蔵馬、女性キャラ部門・天王はるかを始め、全部門が緒方の関係作品関連で埋まった。

インターネットラジオ番組に早期から着目し、最初のラジオ「秘密のハ・ナ・ゾ・ノ」から「漢組」シリーズは2001年から8年もの長期にわたり継続した。

2004年4月1日に13歳年下で一級建築士の男性と再婚[23]し、その後二人で購入したマンションで現在(2022年)も暮らしている[11]

2009年に演劇集団キャラメルボックスの女優坂口理恵と女優兼劇作家の真柴あずきとの3人で、演劇ユニットARMs(あーむす)を結成[24]

2013年に、第7回声優アワード「高橋和枝賞」を受賞[25]

2017年2月22日、会員向けに先行してバースデーライブ開催の案内を発表。4月8日より、声優デビュー25周年企画を発表。第1弾「ライブ」、第2弾「クラウドファンディングによる国内と海外での同時にCD販売」、第3弾、第4弾と予定での企画を公開。専用サイトを公開。

2019年2月1日に新たに声優事務所Breathe Artsを設立し代表に就任[26]、同時に完全無料の私塾「Team BareboAt」も開設[11]

2021年12月、緒方恵美主催によるフェスイベント「Precious Anime & Game Songs Festival」2022年3月の開催に伴い、クラウドファンディングを実施[27][28][29][30]。同年12月31日、『第72回NHK紅白歌合戦』の「カラフル特別企画 〜明日への勇気をくれる歌〜」の中で、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジとして白組司会の大泉洋の名前や「逃げちゃダメだ」など、紅白特別仕様の台詞を入れる演出がなされた[31]

2022年に声優デビュー30周年を迎えた[11]。同年3月5日、第16回声優アワードにて「主演女優賞」を受賞[32]

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生い立ち

要約
視点

子供時代の家族と生家

父親は東宝に在籍し、宝塚の指揮者やトロンボーン演奏、越路吹雪がいた頃のミュージカル音楽監督などを務め[17][33]、母親は声楽といった音楽一家で育つ[34]。家にはいつも音楽が流れていて、フルートヴァイオリンチェロといった楽器も数十種類あった[35]

秋葉原にあった生家は、細い5階建てのビルとその裏の2階建ての一軒家を連絡通路で繋いで暮らしていた。緒方家は100年続く家業として、日本酒の酒度を測る計器を扱う会社を経営しており、ビル内は会社用スペースと居住スペースが混在していた。その後父が心臓を患い楽器が吹けなくなったため家業を継ぐと同時に、妻と共にビルの1階で喫茶店を経営した[11]

10代の頃

昔は美しい人がなる職業だと思っていたため、数学の教師になりたかったという[12][36]

小学6年生の頃に学芸会の演劇で初めて舞台に立つと周りから演技を褒められ、演じることの楽しさを知った[11]。また、その後映画館で『宇宙戦艦ヤマト』と『銀河鉄道999』[注 2]を鑑賞し、購入したパンフレットを熟読したことで声優という職業の存在を知る[11]

中学ではハンドボール部に入部し、試合のない土日は両親の喫茶店でアルバイトを始めた。高校進学後、芸能事務所の養成所の入所試験に応募したところ合格し、2か月ほどでドラマ舞台の仕事の話を貰えるようになった[12][15]。しかし、通っていた高校の規則で在学中の芸能活動は禁止だったことが判明し、芸能活動を断念し程なく退所[15][33]。この挫折経験が元で本格的に役者の道を志し、高校で友人たちと演劇サークルを立ち上げ、芝居の面白さに嵌っていった[11][33]

サークルを始めて2年目の時に、顧問の先生に「お前たちみんな受験なんだから芝居やめろ。顧問も辞める」と告げられてしまった[33]。顧問がいないと緒方のいた学校は活動が許可されないのため、すごく困り、皆で「どうしたら芝居ができるだろうか」と真剣に考えていた[33]。緒方たちは芝居がしたく受験もして先生に顧問を続けてもらうために、続けたい人全員が今までのテストの個人平均点を全ての教科で10点上げたら顧問を引き続きしてもらえるよう交渉していた[33]。その時、顧問の先生が「そこまでいうのならやってみろ」と約束してもらえた[33]。芝居をするために勉強しなければならなく皆はすごく勉強していた[33]。その結果、見事に約束を勝ち取り芝居を続けることができたという[33]。2008年のインタビューによると、その先生は、学校で緒方たちのことを「自分のしたいことを行動に表してやった先輩たちがいるぞ」と話すことがあるようだった[33]。その話に影響されて「後輩で同じことを求めてきたヤツがいるぞ」と後でその先生に伺ったりしていたという[33]

「高校卒業したらプロの役者になろう」と考えたが父の反対に遭い、大学に通いながら演劇活動をすることを決める[11][33][17]。前述の芸能事務所の養成所のオーディションも内緒で受けていたという[33]。猛反対されていたため、養成所のレッスン料などは緒方自身でしていた[33]。中学時代からはお小遣いをもらっていなかったことから、その頃からアルバイトをしていた[33]。当時の得意科目が理数系だったため、地学と数学で受験できる大学を探した結果、東海大学海洋学部が当てはまったため、受験し合格[11][17]。しかし入学間際になり同学部のキャンパスが静岡県沼津市にあると知り、急遽現地の学生寮を契約し入学後から暮らし始めた[11]

ミュージカル女優から声優の道に

しかし大学生活を送る中で「やっぱり東京で芝居がしたい。ここにいてはダメだ」との思いに駆られ、親に無断で大学を中退。実家に戻るも父親に叱咤され家を追い出されたため、アルバイトで貯めていた資金で世田谷区南烏山千歳烏山駅辺り)のアパートに下宿し、困窮生活を送った[注 3]

その後窮状を見かねた祖母が間に入ったことで、両親から「オペラを学ぶのならいい」との許可を得て、東京声専音楽学校(後の昭和音楽芸術学院)に通うことが決まった。しかしここでも緒方は親に内密で、オペラではなく新設されたミュージカル科に願書を提出。入学後は南烏山のアパートを引っ越した後、アルバイトを掛け持ちしながらミュージカル女優を目指した[11]

声優デビュー直後はレギュラー番組が1、2本だったため、空き日を演技や発声などのトレーニングに活用できた。しかし約半年後、声優専門雑誌が次々と創刊され、第3次声優ブームが起きたことで緒方を取り巻く状況が一変する。この頃を境に月10本以上のレギュラーの仕事を抱えるようになった[注 4][注 5]

青二塾入塾以降の私生活

青二塾に通い始めた頃、心臓を患う父の容態が悪化し、当時の恋人にそのことを話したところ、「お父さんのためにも近い内に結婚しよう」とプロポーズを受け、急遽結婚が決まった。緒方の花嫁姿を見た父は、「唯一の親孝行をしてくれた」と喜び、後日他界した[11]

その後、主婦業の傍ら青二塾へ通ったが、卒業後はオーディションや仕事上の予定が増えたことで家庭に割く時間が削られるようになった。やがて『幽☆遊☆白書』のオーディションで初めて役を得るも、そのことで今後の声優活動がより多忙になると分かり、夫と話し合い半年後に離婚した[11]

離婚後は、実家にほど近い文京区根津のアパートで一人暮らしを始めた。1998年に事務所を退所してフリーになり、豊島区椎名町駅付近に2DKのマンションと個人事務所を借り再出発するも心労が重なり、2000年に休業[11]

しかし程なくして実家が多額の借金を抱えていることを知り[注 6]実家を支援するため、自身のマンションと個人事務所を解約し、休業を切り上げて声優活動を再開せざるを得なくなった。実家の借金やビルなどの問題は、(2022年の)数年前に片が付いたとのこと[注 7]

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特色

要約
視点

少年役が多く、声優業界で初めて高校生以上の男子に声を当てた女性声優でもある[37]。緒方自身の引き出しが全然足らないことから、2008年時点でも勉強して、引き出しを広げる努力をし続けているという[38]。演技の中の空気感のような何もないものを自分の声や体だけで表現しなければならない時に、経験から生まれる地に足のついた想像力があるのとないのではリアリティーが違うことから剣の達人役が来たら道場に通い、馬を手足のように操る女の子の役が来た時は乗馬を習いに行くという[38]。役幅の広さもそのあたりに秘密があるかもしれないという[38]

男性の声からお姫様の声まで何でも演じているが、気持ちがその役にならないとその声はできないという[38]。間や空気感といったそういう部分がないと深い芝居にはならないことからセリフを口にしている時よりセリフを口にしていない時間の方を大事にしているという[38]

『新世紀エヴァンゲリオン』関連

1995年秋頃、庵野秀明から直々に指名を受けて『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役に選ばれる。シンジ役では14歳の少年が抱える内面の揺らぎを繊細に演じ、緒方にとって名実ともに代表作となった[11]。当時、『新世紀エヴァンゲリオン』のオーディションの話が来た時、当初は事務所のほうで断っていたようで、当時の緒方は週に9本のレギュラー作品と3本のラジオ番組を抱えていたため、スケジュール的に厳しかったと語る[15]。しかし『美少女戦士セーラームーン』の打ち上げに参加していたところ、庵野秀明がやってきて「どうしてオーディションを受けてくれないんですか?」、「1次オーディションでは思うような人が見つからなかったので、よかったら受けてもらえませんか」と直接、声をかけてくれた[15]。それがきっかけで碇シンジ役に抜擢されたという[15]

『新世紀エヴァンゲリオン』については「完結後月日が経っても、まだ冷静に観られない」と語っている。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』では、(第6の使徒による加粒子ビームにより)高温のL.C.L.で煮られ台本5ページ分にわたって絶叫するシーンを収録した翌日、喉に違和感を覚えて検査したところ、声帯を痛めたのではなく実際に気管が高温になり軽い火傷をした状態になっていた、というエピソードがある[39]

2021年公開の完結作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を踏まえて、その後の心境として以下のように語っている。「連続アニメの放送から25年以上に渡り碇シンジという少年を演じたが、私の声優人生においてもやはり『エヴァ』の存在は大きかった。長年シンジ役を演じる上で、自分の中には“14歳の魂を失ってはいけない”という呪縛のような強い責務があった。でもシリーズが完結したことで“14歳の魂”は私の中でどうやら血肉化してしまい、もはや失われるようなものではなくなったようです。振り返って見れば、『エヴァ』の碇シンジを演じるために声優になったといっても過言ではない。碇シンジを演じたからこそ、ここまで声優を続けて来られたのだと思います」[11]

その他の作品のエピソード

幽☆遊☆白書』の蔵馬役で声優デビューするまで緒方としては舞台をずっとしており、少年役もお金をもらう仕事としてこなしてきたため、わりと簡単に考えていた部分があった[15]。しかし、舞台やミュージカルと違い、台本をくれてから本番までの時間が非常に短く、稽古がないのにも慣れておらず、何より問題だったのは声質だった[15]。『幽☆遊☆白書』のオーディションでは緒方自身の声を聞いて蔵馬役に選んでくれた話で、男性声優の中に混ざるとバランスが悪かったようだった[15]。声優業界的にも第2次性徴期以降の少年の声を女性声優が演じるというケースはほぼなく、初の試みに近い部分があったため、後で「声を聴いたときの違和感も大きかった」と聞いた[15]。音響監督から「もう少し何とかしてきてもらえる?」と言われていたが、無理に作ったような声を出すのも嫌で、声帯の専門家を紹介して、改めて詳しく調べていた[15]。緒方の声帯は日本人女性にしては長いため、「〝体全体の楽器としての機能〟を高めて声帯のすべてを使えるようにすれば、男性並みの声が出せるかもしれない」とのこと、その後はとにかく体を鍛えようと、週に5、6日はジムに通っていた[15]。そのうちにだんだん腰の据わった声が出るようになり、自然と声が低くなっていったという[15]

『幽☆遊☆白書』では、蔵馬役に選んでくれたスタッフから「高校生の男子役を女性声優が演じるのは、初めてじゃないか」と言われた[11]。放映前、女性声優が同役を演じることを知った原作ファンから「どうして蔵馬役が女性なんだ?」との否定的な投書もあった。しかし、放送開始後の同作キャストによる初イベントの頃には、緒方が登壇した途端とんでもない量の黄色い声が上がるようになっていた[注 8]

前述のとおり、緒方は『幽☆遊☆白書』の蔵馬役で声優デビューしたこともあり、所属していた事務所も「それだけに集中させよう」という理由で半年ぐらい緒方に他の仕事を一切入れなかった[2]。デビューの頃は蔵馬役と同じくレギュラーとして出演していた『ツヨシしっかりしなさい』の静雄役だけに絞っており、その2人役しか演じていなかったという[2]

魔法騎士レイアース』の第1章でエメロード姫を演じたことについては、オファーを貰うまでは男役が続いていたため、どうしたらいいのか悩んで必死に演技していたとのことである。「最初にオファーを受けた時、マネージャーが『うちの緒方に姫の役を?』と電話で聞き返し、事務所内がざわついた」「第1話の試写会でエンドロールに緒方の名前が出た瞬間、会場から驚きの声が上がった」などのエピソードを後に本人が明かしている。また、エメロード姫の「助けて……」というセリフに対して、海役の吉田小南美やフェリオ役の山崎たくみから「お前を助けられるヤツはいない!」などと、愛のあるイジりを入れられたこともあった[37]

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人物

演劇・ミュージカル時代にはずいぶんトレーニングをしていたが、2008年時点ではトレーニングらしいトレーニングはしておらず、ジムに行くくらいである[18]。一方、これも生活の一部で、特別に何かをやっているという感覚ではないという[18]

ダンスレッスンにもよく参加しており、色々なジャンルのものを楽しんでしている[18]。踊りでプロになろうとかは思わないが、楽しんででき、「自然とトレーニングになっているのではないか」と語る[18]

レッスンや練習の中での「つらいな」、「逃げたいな」と思う部分を乗り越えていたものはよくわからず、苦労をしないできたというわけでもなかった[38][40]。2008年時点でも「仕事を辞めたい」と思うことはあり、「自分は役者に向いてないな」と思うことはあるという[40]。それを乗り越えさせてくれた分岐点は「役者になりたい」と思っていたことから、「今にいたるまでの間に数限りなくあった」といい、当初の分岐点は「役者でメシを食えるようになりたい」と思ったことだという[40]。「多分、辛いことは山のようにあった」と語るが、「役者になりたい」という思いのほうがはるかに強かったため、自然に乗り越えてきたのではないかと語る[40]

食事は、一人暮らしだと野菜を取らなくなってしまいがちのため、毎週自宅に無農薬野菜を宅配してもらうなどして気を遣っている[41]。外食をするにしても、ジャンルにこだわったりはしないが、何の素材を食べるかは慎重になるため、コストパフォーマンスにより、食べる相手により、「その中でどういうところだったら満足感が得られるか」ということを考えているという[41]

緒方にとって演技の基本は、「普段の私についている“仮面”や“鎧”を捨てていくというもの。感情を演じるためには、それまでの年齢や経験で身についた仮面や鎧を自在に捨てられるかどうかが大切」と語っている[20]

幕末医師蘭学者であった緒方洪庵分家の子孫にあたる。過去には祖先に倣い医師を目指すよう家族に勧められていたという[42]

連続ドラマは欠かさず視聴している程で、視聴する番組数は1クール(3か月)辺り10作品以上にも上るという[43]

2013年6月13日ブログ更新にて、『わんおふ -one off-』作品をきっかけに「大型自動二輪免許、取得致しました!!」とブログに記載する[44]。その後に、バイクで竹原(広島県)まで行って来たよと紹介する[45][46][47][48]

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音楽活動

要約
視点

前述の通り、早くからアマチュアとして音楽活動を行っており、弾き語りのバイトでは自作の曲も披露していた[49]。実家がクラシック一家で、歌といえばオペラ歌手と考えていたことから、「音楽でプロになろうとは思わなかった」[49]が、声優として売れたことから、本格的にプロとしての活動を開始。

当初は声優として、声優ファンを意識し、アニメ作品のキャラクターソングの延長上として歌っており、作曲よりも歌に専念すべきと考えていた[49]

しかし、2000年のランティス移籍後、社長の井上俊次の勧めで、作詞・作曲も自ら手がけるシンガーソングライターとしての本格的な音楽活動に移行する[49]

移籍後、しばらくはまだポップス寄りの曲を作っていたが、井上のバックアップが転機となり、次第にロック志向、バンド志向の強い活動を行うようになる[50]

2000年代にはバンに乗ってバンドで回るような活動も行っていたが[49]、のちに「もっと自由にやっていいんだ」と考えるようになった。2012年1月25日リリースの『Rebuild』は、「デビューアルバムのような気持ちだった」と述べている[注 9]

現在では、一部の作曲とほぼ全ての作詞を手掛け、国内外で精力的なライブを行っている。

2016年10月27日、「脱法ロック」[51]でニコニコ動画デビュー。即日28万再生を超え、カテゴリ別デイリー1位、同時にニコニコ動画総合デイリー1位に。

2017年1月25日リリースのオリジナルアルバム『real/dummy』では、人間が装着するタイプのダミーヘッドマイクである、リアルダミーヘッドマイクの開発に携わっている佐藤純之介の協力のもと、緒方自身がリアルダミーヘッドマイクを装着して一発録りを行う(日本では初)など[52]、実験的な曲作りを行っている。

声優デビュー25周年企画

  • 第1弾、バースデーライブ「BIRTHDAY LIVE 2017 オレフェス!!!!!!〜外の人大集合〜」(2017年6月6日開催)
  • 第2弾、クラウドファンディング「国内&海外にCDを届けたい。〜出演アニソンカバーアルバム『アニメグ。25th』」。アメリカでは、クラウドファンディングの(miraimode[53])を活用する。海外はTokyo Otaku Mode Shopから10月頃一般販売予定。
  • 第3弾、ARMs、2年ぶり活動再開。ARMs PRESENTS「愛すべき娘たち」を2017年9月2日、3日で両日2回まわしにて開催。
  • 第4弾、アルバム「アニメグ。 25th」にて国内ライブツアー。
  • 第5弾、セルフカバー・ベストアルバム「EARLY OGATA BEST」2018年5月30日発売。
    • 特番『文化放送モバイルplus presents生放送!緒方恵美の銀河にほえろ!2018-なまー』(6月20日、文化放送超!A&G+)
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出演

要約
視点

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
2025年

劇場アニメ

1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1999年
2000年
2002年
2005年
2007年
2009年
2012年
2014年
2019年
2020年
2021年
2023年

OVA

1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2003年
2005年
2006年
2010年
2011年
2012年
2014年
2015年
2017年
2018年
  • 幽☆遊☆白書(蔵馬

Webアニメ

ゲーム

1993年
1994年
1995年
  • 聖夜物語(聖母レナ、教皇ヴェルメッサ)
  • 闘神伝(1995年 - 1998年、トレーシー) - 7作品
  • 美少女戦士セーラームーンS(セーラーウラヌス)
  • 美少女戦士セーラームーンS くるっくりん(セーラーウラヌス)
  • 美少女戦士セーラームーンSuperS ふわふわパニック(セーラーウラヌス)
  • バトルタイクーン(パチェット)
  • 魔法騎士レイアース(エメロード姫)※セガサターン
  • 幽☆遊☆白書FINAL 〜魔界最強列伝〜(蔵馬、妖狐)
1996年
1997年
1998年
1999年
  • 新世紀エヴァンゲリオン碇シンジ
  • ストリートファイターEX2 PLUS(七瀬)
  • Dancing Blade かってに桃天使II 〜Tears of Eden〜(主人公
  • メルティランサー The 3rd Planet(メルビナ・マクガーレン
2000年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
  • アイログ(結川透)
  • 神撃のバハムートグリームニル[130]
  • ダンガンロンパ1・2 Reload(苗木誠狛枝凪斗
2014年
2015年
  • Angel Beats! -1st beat-(直井文人[137]
  • 超銀河船団(ウカイ・アヤカ[138]、バーレス[139]
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2024年
2025年

アダルトゲーム

ドラマCD・その他CD

デジタルコミック

オーディオブック

吹き替え

特撮・実写

ラジオ

※はインターネット配信

ラジオCD

  • 恋チョコラジオ 緒方恵美のショッケン乱YO!!
    • ラジオCDだいいちだん!セット
    • ラジオCDだいにだん!セット
    • ラジオCDだいさんだん!
  • 緒方恵美と妖精の国。ラジオCD Vol.1

CM

ナレーション・朗読・ドラマ

  • コロンブスのゆで卵(TBS)
  • トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜(2006年9月6日放送分。碇シンジ役)
  • 日本怪談百物語NHK総合、2009年8月15日放送分)
  • 【期間限定】DIR EN GREY - Music Clip Collection Blu-ray & DVD『Average Sorrow』30秒CM(2015年4月1日@YouTube)
  • NHKスペシャル 私たちのこれから(2015年7月11日 - 、ハッシュ役)
  • 逃げるは恥だが役に立つ 最終回放送直前ダイジェスト(TBS、2016年12月18日放送分[189][190]
  • NHKドキュメンタリー クレイジーズ 世界を変える物語「ココ・シャネル」(NHK総合、2018年4月30日放送分[191]
  • 平成ネット史(仮)(2019年1月2日 - 3日、NHK Eテレ[192]
  • 声優×怪談(第1夜)「赤の怪談」[193](2019年8月14日)
  • 声優×怪談(第2夜)「黒の怪談」[193](2019年8月15日)
  • MIU404(TBS、2020年6月26日 - 9月4日、公式キャラクター・ポリまる役)[194] - AIアプリ・記者会見などで声を担当[195]
  • ねこ自慢BS-TBS、MCねこ・エースくん/ピース 2021年4月 - )
  • 恋はDeepに 第6話(日本テレビ、2021年5月19日、海洋生物役)
  • 100分で世界を応援しよう! Let's cheer for the world!(NHKBS1、2021年8月24日放送分)
  • ハナシティ 〜10代がなんでも話せる街〜(NHK Eテレ、2021年9月11日・18日放送分、ペリカン役)
  • Qさま!! 3時間SP「今年最後の学力王No.1決定戦」(テレビ朝日、2021年12月20日放送分)
  • クイズプレゼンバラエティーQさま!! 〜3時間SP〜(テレビ朝日、2022年2月14日放送分)
  • 目撃にっぽん「0円 からあげ巡礼」(NHK総合、2022年2月20日放送分)
  • 不思議体験ファイル 信じてください!!(カンテレ・フジテレビ系列、2022年3月29日・2023年9月26日放送分)
  • 17才の帝国(NHK総合、2022年5月7日 - 6月4日) - ソロン 役(声の出演)
  • 酷ドライブ〜険しすぎて美しい国道の旅〜(BSフジ、2023年8月15日放送分)
  • 9ボーダー 第2話(TBS、2024年4月26日、平松琴子役[196]

テレビ出演

※はインターネット配信

アナウンス

プロデュース

  • Precious Anime & Game Song Festival(2022年3月27日音楽フェス)

舞台

  • 劇団岸野組「森の石松外伝〜妖刀奇譚 総司と石松〜」 (2004年11月7日 - 14日、本多劇場) - 沖田総司 役
  • ARMs presents「天ノ星ハ昔ノ光」(2009年9月 - ) - 青山月見ル君想フ 他
  • ARMs presents「愛すべき娘たち」 原作・よしながふみ(2010年9月 - 、代官山晴れたら空に豆まいて 他) - 大橋健 役 他
  • ARMs presents「不思議な少年」 原作・山下和美(2011年9月22日 - 25日) - 青山月見ル君想フ・少年 役
  • ARMs presents「ファイアボール・ブルース〜近田ひさ子の憂鬱〜」 原作・桐野夏生(2014年4月26日 - 30日) - 青山月見ル君想フ・火渡抄子 役
  • 朗読劇「ラヴ・レターズ」(2014年8月1日、PARCO劇場) - メリッサ 役
  • ARMs presents「ピエタ」 原作・浅田次郎(2015年9月3日 - 6日、中野MOMO) - 李英 役
  • LAL STORY 「神楽坂怪奇譚 棲」(2018年11月23日・2020年8月17日) - 泉鏡花 役
  • VOICARION 「女王がいた客室」(2020年3月3日) - マイカ 役
  • VOICARION 「信長の犬」(2020年9月8日) - 野口多門 役
  • 朗読劇「世界から猫が消えたなら」(2022年6月25日・30日、シアター1010) - 悪魔 役・僕 役[200]
  • VOICARION 「拾弐人目の服部半蔵」(2022年11月5・6日博多座&12月3・4日 新歌舞伎座) - 沖田総司 役
  • ソロリーディングプロジェクト第一弾「HALF MOON2023」(2023年1月14日、代官山晴れたら空に豆まいて)
  • 森の音楽家クラムベリー外伝 魔法少女育成計画unripe duet(2023年1月28・29日、草月ホール) - クラムベリー 役
  • ソロリーディングプロジェクト第二弾「機龍警察 沙弥」(2023年2月11日、代官山晴れたら空に豆まいて)
  • 朗読劇タチヨミ-第十巻-10周年記念公演 grateful〜感謝、観劇、雨のち…sunshine〜(2023年2月8・9・11日、サンシャイン劇場)
  • 15 Minutes Made in本多劇場(2023年2月22日 - 26日、本多劇場)
  • ソロリーディングプロジェクト第三弾「ラブ・レター」(2023年3月11日、代官山晴れたら空に豆まいて)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇不思議な少年」公開オーディション(2023年9月9日、宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-4)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公演(2023年9月9・10日、宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-4)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公開オーディション(2023年11月4日、長野INDIA live the SKY)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公演(2023年11月4・5日、長野INDIA live the SKY)
  • 朗読劇「世界から猫が消えたなら」(2023年12月13日・15日、こくみん共済 coop ホール〈全労済ホール〉 / スペース・ゼロ) - 悪魔 役・僕 役
  • VOICARION 「スプーンの盾」(2023年12月17・18・21日、シアタークリエ) - タレーラン 役・カレーム 役
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公開オーディション(2024年1月13日、大阪THE LIVE HOUSE soma)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公演(2024年1月13・14日、大阪THE LIVE HOUSE soma)
  • ラヴ・レターズ〜2024 New Year Special〜(2024年1月19日、PARCO劇場) - メリッサ 役[201]
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公開オーディション(2024年3月2日、F.A.D YOKOHAMA)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公演(2024年3月2・3日、F.A.D YOKOHAMA)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇「不思議な少年」公演(2024年5月2・3日、代官山 晴れたら空に豆まいて)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇 「銀河旋律-The Stardust Melody-」公開オーディション(2024年11月3日、名古屋ライオンシアター)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇 「銀河旋律-The Stardust Melody-」公演(2024年11月3日、名古屋ライオンシアター)
  • TBA Lab. PRODUCE朗読劇 「銀河旋律-The Stardust Melody-」公演(2024年11月7・8日、代官山晴れたら空に豆まいて)
  • VOICARION 「スプーンの盾」(2025年1月8・9・11・15・16・23・28・29・30日、シアタークリエ) - タレーラン 役・カレーム 役・ナポレオン 役
  • 「平家物語 -胡蝶の被斬-」(2025年3月14日 - 17日、新国立劇場[202] - 長男 重盛 役
  • TBA presents「囁きの花束 2025 -healing reading live-」(2025年5月2日・3日代官山晴れたら空に豆まいて)
  • カタシロ~Relive vol.2~(2025年8月23日)-患者役

その他

  • 浅間火山博物館(ぴっかり君)[203]
  • スズム 1stアルバム「八日目、雨が止む前に。」宣伝動画(2015年2月 - / 謎の少年役)
  • 監督不行届(第参話 エンドカード)
  • ABE-GIG in 日本武道館(2015年10月2日 / 謎の少年役)
  • 2016年10月27日、タイトル「【歌ってみた】脱法ロック【緒方恵美】」[204](ニコニコ動画:ランティス)
  • 2016年11月11日、タイトル「【緒方恵美】オオカミ少年隊のテーマ【Neru】【りゅうせー】」(ニコニコ動画:ランティス)
  • ベネッセ「こどもちゃれんじすてっぷ」(2020年4月号 - / マスコットAIロボット ネンチュウ役)
  • 花王ハミング涼感テクノロジー』「#冬なのに暑いぞ問題」Titterキャンペーン(2020年、投稿コメント代読)
  • Clock over ORQUESTA(2021年 - 、朱鷺燈零士(少年)[205]
  • COCORO VOICE ウォーターオーブン「ヘルシオ」(2021年10月 - )
  • COCORO VOICE 「ホットクック」(2022年5月 - )
  • おはスタ(2022年10月、ジャーニー)
  • 声優パソコン Type:YOU Character No.11 イサゴ・キーゼル Model.(2024年9月)
  • 色彩検定協会「教えて!色彩先生」シリーズ(2024年、金臣[206]
  • COCORO VOICE 空気清浄機(2024年11月 - )
  • COCORO VOICE 洗濯機(2024年11月 - )
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ディスコグラフィ

シングル

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配信限定シングル

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アルバム

オリジナル・アルバム

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ミニ・アルバム

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ベスト・アルバム

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ライブ・アルバム

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歌手参加作品

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キャラクターソング

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その他参加作品

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提供曲

  • ELISAコントレイル」(2016年、作詞)
  • テレビアニメ『魔法少女 俺』キャラクターソング(2018年、作詞)
    • エンディングテーマ「硝子の銀河」(コーラスとしても参加)
    • 挿入歌「ぶっちゃけ少女じゃない」「ハチミツフラッシュ-変わるわね-」「愛・衝撃!」「要注意狂女騎士」
    • その他「恋のシャウト・イズ・ナンバーワン!」「ファンシー☆ファンキー☆ブルース」「改造人間哀歌」
  • テレビアニメ『サークレット・プリンセス』エンディングテーマ「Circle-Lets Friends!」(2019年、作詞)
  • テレビアニメ「ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる」エンディングテーマ「セレンディピティ」(2025年、作詞・歌)
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書籍

  • 自伝エッセイ『再生(仮)』(2021年4月28日、KADOKAWA)[209]
  • 勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方(2023年3月31日、角川書店 著:緒方恵美、angela、石川智晶、内田彩、川村ゆみ、高橋洋子、中川翔子、堀江美都子、Lia)

脚注

外部リンク

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