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2018年のSUPER GT

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2018年SUPER GTは、2018年4月7日8日岡山国際サーキットで開幕し、同年11月10日11日ツインリンクもてぎで閉幕した全8戦のシリーズである。

2018年のSUPER GT
前年: 2017 翌年: 2019
サポートシリーズ
FIA-F4選手権

前年からの主な変更点

要約
視点

レース日程

2018年のレース日程は鈴鹿1000kmが前年で終了したことや、タイ ラウンドの開催時期が移動することに伴い、大幅に変更が加えられている[1][2]

鈴鹿1000kmが前年で終了し、同年から「サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース」(鈴鹿10h)としてSUPER GTとは別の大会として開催されるため[3]鈴鹿サーキットでの開催は5月下旬に300kmレースとして開催されることになった。また、鈴鹿1000kmに変わる長距離耐久戦として、富士スピードウェイでの8月の第5戦を500マイル(約804km)にレース距離を変更する[4][5]。これにより富士での開催は第2戦の500kmレースと共に長距離戦で構成される。なお、鈴鹿10hはGTアソシエイション(GTA)の協力の下、JAF-GT・FIA-GT3いずれのGT300クラス車両も出場可能だが、同レース出場によるSUPER GTとしての特別ポイントの加算はない[6]

また、タイ ラウンドはこれまでの10月から6月末に変更となる。これはチャーン・インターナショナル・サーキットで10月にMotoGPタイグランプリが開催されるのに伴う変更で、6月の海外開催は2015年以来となる[7]

これらの変更に合わせる形で、前年は5月下旬だったオートポリスでの開催は10月の第7戦に、同じく7月だったスポーツランドSUGOでの開催は9月の第6戦に、それぞれ変更されている。このうち第7戦については、FIA 世界耐久選手権(WEC)2018-2019スーパーシーズンの日程変更で第4戦富士ラウンドの開催日程が重なり、当初予定から1週繰り上がる形で変更されたものの、F1世界選手権に参戦しているフェルナンド・アロンソのトヨタでのWEC参戦が決定し、今度はWEC第4戦富士ラウンドとF1アメリカGPの日程が競合することになった事からWEC側が再変更、それに合わせる形でSUPER GTも日程の再調整を行い、最終的に第7戦を当初予定の10月20日・21日に開催することになった[8][9]

レギュレーション

  • GT500クラスのウェイトハンデに用いる燃料流量リストリクターの流量制限が変更され、51〜67kgが91.8kg/h、68〜84kgが88.6kg/h、85〜100kgが85.5kg/hと、いずれも流量が少なくなり、より厳しい流量制限が課せられることになった[10]
  • JAF-GT300のターボ装着車について、エアリストリクター径を拡大する代わりに最大過給圧を制限する規制が導入された[11]
  • FIA-GT3車両においてエボリューションモデルがリリースされた場合、その車両の旧モデルはエボリューションモデル リリース後2年間使用可能となる[12]
  • 参加車両にはエアコンの搭載が推奨されているが、これに加え、エアコン未搭載車両に対しては、GTAが指定する競技会においてクールスーツシステムの搭載と使用が義務づけられる[12]
  • GT300クラスの参戦台数増加に伴い、同クラスのノックアウト予選Q1において、A組とB組に分けて実施する場合の規定が定められた。組み分けの有無は大会開催前にGTAから発表を行う。組み分けは前大会のチーム順位に基づいて、奇数順位をA組、偶数順位をB組に分け(開幕戦など順位が決まっていない場合はこれまでの成績からGTAが考慮して決定)、A組のQ1(10分間)を実施後5分間のインターバルを挟み、B組のQ1(10分間)を実施し、各組上位7台計14台(組み分けが無いときと同じ台数)がQ2に進出できる。また、Q2に関してはクラスの別や組み分けの有無関係無しに、両クラスとも前年の12分間から10分間に時間短縮される[10]
  • 決勝スタートにおいて、レースの安全性と公平性を確保するため、スタート隊列の厳格化が定められた。フォーメーションラップの後半からコースサイドに2列縦隊形成を指示するグリッドボードを掲示、レーススタート合図が出るまではポールポジション車両の先導で80〜90km/hで走行し、加減速は禁止される。また、レーススタート合図はレーススタート時(GT500クラスの開始時)のみだったものが、GT300クラスの開始時にもグリーンライトの再点灯や国旗の振動提示などスタート合図が再度出される。ストレート上では両クラスともに2列縦隊を形成したまま、各車が発進したグリッドの枠からはみ出さないように進むすることも規定されている[10]
  • タイヤ交換において、決勝レーススタート後にタイヤを2本以上交換する場合、「マーキングタイヤ以外のドライタイヤであっても構わない」という文言が追加された[12]
  • ピット作業時の燃料補給中に認められる作業として、「窓拭きおよびウインドフィルム剥がし」が追加された[12]
  • レースクイーンの登録年齢が満20歳以上の者と定められた。やむを得ず未成年者や年少者を登録する場合は労働基準法を順守した上で登録エントラントが全責任を持つとしているほか、15歳以下の児童の登録は不可能としている[12]

マシン

GT300クラス

エントラント

GT500クラス

GT300クラス

  • CARGUY Racingはレギュラードライバーとして横溝直輝を起用、セカンドドライバーはチーム代表の木村武史アフィック・ヤジドの2人が、チームディレクターとサポートドライバーをケイ・コッツォリーノが務める[13]
  • ホンダアクセス道上龍率いるドラゴが共同で「Modulo Drago CORSE」を発足し、GT300クラスに参戦する。2016年シーズン限りでGT500クラスから撤退して以来の参戦で、ドライバーは5年ぶりのGT参戦となる道上と前年の全日本F3選手権ランキング5位の大津弘樹、監督はチョン・ヨンフンが務める[22]
  • 岡山トヨペットの社内チーム「K-tunes Racing」がLM corsaと共に新たに参戦、新田守男中山雄一をドライバーに起用し、監督は影山正彦が務める[15]。一方LM corsaのメインである60号車は前年までレギュラードライバーだった飯田章が監督となり、ドライバーは吉本大樹とFIA-F4で2年連続チャンピオンの宮田莉朋の組み合わせとなった[23]
  • PACIFIC with GULF RACINGはドライバーを久保凜太郎石川京侍に変更している[24]
  • つちやエンジニアリング松井孝允と新加入の坪井翔、第3ドライバーとして近藤翼を据える体勢となった[25]。また、カラーリングも一新されHOPPYカラーとなる[26]
  • D'station Racing藤井誠暢スヴェン・ミューラーのコンビを継続、ミューラーはポルシェのファクトリードライバーとしては初のSUPER GTフル参戦となる。また、ゼッケンナンバーも前年の33からBMW Team Studieが使用していた7に変更となった[27]
  • aprの31号車は前年サードでGT500に参戦していた平手晃平が移り、嵯峨宏紀とコンビを組む[16]
  • Audi Team Hitotsuyamaリチャード・ライアンと新加入の富田竜一郎、第3ドライバーとして篠原拓朗を据える体勢となった[28]
  • アップガレージは前年までのRACING PROJECT BANDOHとの共同参戦から自社単独参戦に変更、ドライバーは中山友貴小林崇志のコンビとなる[29]
  • 前年まで参戦していたBMW Team StudieはSUPER GTから撤退しブランパンGTシリーズ・アジアへの参戦を表明した。この事について代表の鈴木康昭は自身のブログで「BMW M6の市販車の生産の終了で同車両のセールスプロモーションとしての役割を終えた」「新たにBMW M4 GT4が投入されるが、現在SUPER GTとしてはカテゴリーに当てはまらない」「BMW Motorsportから日本の10倍以上BMW車が売れる中国でのレース参戦を促されていた」「ブランパンGTシリーズ・アジアが急激に伸びており、GT4の参戦増加が見込め、日本でも富士と鈴鹿で開催される」と言ったことを理由として挙げている[30]
  • 東名スポーツは、柳田真孝が新たに加わる[31]
  • Team TAISANは前年までのSARDとの共同参戦から自社単独参戦に変更、山田真之亮川端伸太朗がドライバーを務めるほか、スーパーバイザーに中野信治が就任する[32]
  • JLOCは長年同チームのレギュラードライバーを務めていた織戸学細川慎弥がチームから離脱し、新たにランボルギーニファクトリードライバーのマルコ・マペッリを起用する[33]
  • Arnage Racingは2015年までのドライバーである加納政樹安岡秀徒が復帰[18]、富士戦での第3ドライバーとして坂本祐也を起用する[34]
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エントリーリスト

GT500クラス

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GT300クラス

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スケジュール及び勝者

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ポイントランキング

要約
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ドライバー部門

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チーム部門

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脚注

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