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NARグランプリ
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NARグランプリ(エヌエーアールグランプリ)は、地方競馬での活躍をたたえるために、地方競馬全国協会(NAR)が1990年度より設けている年間表彰制度である。
概要
地方競馬全国協会(NAR・地全協)はその創設時より各ブロックごとに当該年度の競馬の発展に貢献した人物を表彰する制度を設けていた[注 1][1]。また、馬に対しては1954年(昭和29年)に競馬専門紙『競週ニュース』『競馬週報』を発行していた啓衆社が『公営日本一』という賞を立ち上げたが、1972年(昭和47年)の競馬週報廃刊と共に打ち切られ、以後暫く途絶えていた。
→詳細は「ケイシュウNEWS § 「競週ニュース」から「ケイシュウNEWS」へ」、および「公営日本一 § 概要」を参照
本賞はそれらの系譜を統合し、地方競馬としては初めて全国の地方競馬団体を統一的に表彰する賞である[注 2]。
第1回NARグランプリの表彰式は1991年2月にマスコミ関係者や文化人、そしてなにより全国の地方競馬場の代表らを集めて行われたが[2]、一方で地全協内部のみでの選考であること、また年度代表馬は獲得賞金額のみでの選出であったことなどが当初から問題とされていた[2]。1994年の表彰より後述のような各地区の推薦・選定委員会による合議・投票制へと改革がはかられ[3]、以後は人馬共に部門構成の変遷がありつつも現在まで続いている[注 3][1]。
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歴代年度代表馬・最優秀騎手・最優秀調教師
- 1990〜1993年はサラブレッドのみを掲載した。同時期に別途選出されていたアラブ年度代表馬はNARグランプリアラブ最優秀馬、ばんえい年度代表馬についてはNARグランプリばんえい最優秀馬をそれぞれ参照。
- 最優秀調教師賞、最優秀騎手賞は2008年限りで廃止。
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競走馬に関する表彰
要約
視点
NARグランプリの馬(競走馬)部門の選考は各地区の担当記者からの推薦ならびに広域交流競走の優勝馬などを候補馬とし、その候補馬の中から優秀馬選定委員会によって選ばれる[4]。優秀馬選定委員会は、地方競馬全国協会理事長が指名した学識経験者、評論家、日刊紙・専門紙記者、関係団体職員などから構成される[4]。
歴史
- 1990年から1993年まではサラブレッド系、アラブ系、ばんえいの3部門の表彰であった。
- 1994年から改められサラブレッド系、アラブ系のそれぞれに対して3歳、4歳、5歳以上[注 4]の3部門とばんえいの各部門で最優秀馬を選出しその中から年度代表馬を選出することとなった。併せて特別表彰馬としての表彰も設けられた。
- 1999年から新たに最優秀牝馬と最優秀短距離馬の部門を追加。
- 2003年からアラブ系競走馬の縮小によりアラブ系が2歳、3歳、4歳以上の3部門からアラブ系として1部門に統合された。
- 2004年からは芝コースでの競走で優れた成績を収めた競走馬を表彰する最優秀ターフ馬が新たに設けられた。同年はホッカイドウ競馬在籍の身ながらクラシック戦線など中央競馬での活躍が目立ったコスモバルクが受賞した。
- 2008年よりダート競走格付け委員会が解散したことに伴い、ダートグレード競走最優秀馬に代わる表彰としてダートグレード競走特別賞を創設。
- 2010年より、アラブ系競走馬の表彰部門が廃止(過去3年連続該当馬なし)され、2歳、3歳、4歳以上の最優秀馬の部門名に「サラブレッド」が付されなくなる[5]。
- 2011年からは2歳、3歳、4歳以上最優秀馬の部門が牡馬と牝馬に分離された。これに伴い最優秀牝馬は廃止となった。
部門一覧
2020年現在も存在しているもののみを挙げる[5]。
特別表彰馬
従来より設けられていたNARグランプリ特別功労賞から分離し、地方競馬の発展に特別の功績があった競走馬を称えるため1995年に創設された[3]。なお、同賞時代にはオグリキャップが競走馬として唯一の受賞を果たしている。
歴代受賞馬
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人物に関する表彰
要約
視点
人部門として、現在は所属地区に関係なく選出している。1990年から2003年までは各地区から優秀調教師賞、優秀騎手賞を選出しその中からそれぞれ1名を最優秀調教師賞、最優秀騎手賞を選出していたが現在は地区ごとの優秀調教師、優秀騎手の選出は行っていない。最優秀騎手賞は1990年から船橋の石崎隆之が受賞し続けていたが2003年に大井の的場文男が初めて受賞し、石崎の最優秀騎手賞の連続受賞は13でストップした。2009年からは最優秀調教師賞、最優秀騎手賞を、最優秀勝利回数調教師賞・最優秀勝利回数騎手賞、最優秀賞金収得調教師賞・最優秀賞金収得騎手賞、最優秀勝率調教師賞・最優秀勝率騎手賞に改めるとともに、グレード競走や国際競走での顕著な成績を讃える殊勲調教師賞・殊勲騎手賞が新設された[6]。
部門一覧
2024年現在も存在しているもののみを挙げる。
調教師に関する表彰
2008年までは最優秀調教師賞のみだったが、2009年からはこれが廃止となり、最優秀勝利回数調教師賞、最優秀賞金収得調教師賞、最優秀勝率調教師賞、殊勲調教師賞の4部門となった。
歴代受賞調教師
騎手に関する表彰
2008年までは最優秀騎手賞のみだったが、2009年からはこれが廃止となり、最優秀勝利回数騎手賞、最優秀賞金収得騎手賞、最優秀勝率騎手賞、殊勲騎手賞の4部門となった。
歴代受賞騎手
特別賞
NARグランプリでは、第1回より地方競馬の発展に貢献した人馬を表彰する制度としてNARグランプリ特別功労賞が設けられていた[7]。1995年より人物に関しては特別賞と改称され[3]、現在まで続いている。
歴代受賞者
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NARグランプリに関する主な記録
年度代表馬受賞回数
脚注
関連項目
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